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第二十四章 暴走を止めろ
第四百十七話 依頼完了
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「4つ目の条件に、率直な疑問があるのですが」
「なんでしょう?」
「1人の人間から2人も3人も子供を作って、ラミア族の皆さんとしては特に問題無いと言う認識で良いのでしょうか」
人間の子沢山とも違うし、王族や貴族にある一夫多妻制の子孫確保とも違う気がしたのだ。
既にアヤとエレノアの2人が自分の子を宿しているし、多様性と言う言葉を使うのが正しいのかは分からないが、他の男性との子を作った方が種族としては良いように思えるのだ。
「特に問題はありませんよ。流石に10人とかになると考える必要があるかもしれませんが、3人目でしたら特段我々は気になりませんね」
「そうですか…」
依頼内容は3点で対価は4点、金品の渡しが無くともラミア族側に利益があると踏んでいるのだろうか。
契約を交わした時点で条件が生きると言う事は魔法陣が完成していなくても条件の内容を利用出来る訳で、延々と先延ばしされても契約状問題は無いがそこは互いの信頼関係と言ったところか。
そう考えるとラミア族としても利が多いと判断出来るのかもしれない。
考えた末に、イズミはその条件で了承した。
「分かりました、それでお願いします」
「…あれ?アタイの払う対価は?」
イズミがグラテミアから渡された紙を眼鏡を掛けて確認していると、ベリアが思い出したかのようにグラテミアに尋ねた。
「そうですね…リコが1人前になるまで、偶に特訓相手をして頂くとか。お時間の都合が良い時に、冒険者ギルドに出しているラミア族の依頼を受けて頂くとかですかね。ベリアさんはイズミ様の旅のパートナーですので、金品を頂くのは少々気が引けますし」
「かなり破格に思えるけど」
「実際問題、ベリアさん用の転移魔法の方が難易度がかなり低いので。イズミ様用の方が大変なんですよ、完全な魔法陣になるまで年単位での組み上げになるかもしれません。それに、ベリアさんは現時点で既にAランク冒険者ですから、下手にラミア族の依頼を優先させる契約をさせるとギルドから直接抗議が来ますし」
「あぁ、そんな問題もあるのか」
ベリアは自分への対価が軽い理由に納得したのか、あっさりと条件を受け入れた。
グラテミアと話し終えたイズミは、リコ達が休憩から戻って来る前にベリアが冒険者ギルドで受けた依頼の内容を改めて確認する。
「オブリビアに集合するのは何日後とかは、もう決まってるのか?」
「明日ギルドで教会の責任者とギルド長とで日程調整をするって話だから、アタイも顔を出す予定。ダンジョン調査用の魔道具の申請は済んでるみたいだけど、それを調査隊が受け取って移動するのも踏まえると…現地集合でも多分約1ヶ月後とかだな」
「割と先になるんだな」
「魔道具を持ち出す時には事前にメンテナンスが必要だからな。魔力切れで使えなかったら現地で苦労するし、壊れてたら話にならないだろ。時間が必要になる」
「そりゃそうだな」
「デカいギルド拠点間じゃないと、調査用魔道具を転送魔法で近場まで送れないし」
人や物を動かすには金と時間と労力がかかるものなのだ、気の向くままに動いている自分とは違う。
そんな事を思いつつ、中庭に戻ってきたリコ達を迎える。
午後はカーネリアが魔法練習をするとの事なので練習用リボルバーを用意していると、リコがやって来て遊んで欲しいとせがんできた。
近くにいたガーベラに顔を向けると、午後の魔法練習に相手をして欲しいのだそうだ。
これはベリアも一緒にとの事だった。
イズミは練習用リボルバーをトレットに渡し、簡単な操作方法を説明する。
「トレットさん、使い方は単純です。この突起部分と凹んでいる部分を使って狙いをつけ、この指で引き金に触れて引きります」
「こうですか?カーネリア、試しに攻撃するわね」
ポスンと音を立ててリボルバーから魔法弾が飛び出し、カーネリアに命中する。
「あ…ちょこっとだけ痛いような」
カーネリアのリアクションを見たトレットは同意するように頷くと、再びイズミの説明を聞く。
「ポスッと撃って引き金から指を離すと、引き金が元の位置に戻ります。そしたら、もう一度引き金を引けば撃てます。操作はこれだけです」
「え、これだけ?魔力の込め方とかは」
「それはご心配なく、魔力が減ってきたら使用者の魔力を自動で吸収しますので。魔力が尽きるまで何度も使えますよ」
「あら、それは便利ですね」
操作方法を理解したトレットはカーネリアと転移魔法の練習を始めたので、イズミはベリアと共にリコの魔法練習の手伝いを始める。
「なんでしょう?」
「1人の人間から2人も3人も子供を作って、ラミア族の皆さんとしては特に問題無いと言う認識で良いのでしょうか」
人間の子沢山とも違うし、王族や貴族にある一夫多妻制の子孫確保とも違う気がしたのだ。
既にアヤとエレノアの2人が自分の子を宿しているし、多様性と言う言葉を使うのが正しいのかは分からないが、他の男性との子を作った方が種族としては良いように思えるのだ。
「特に問題はありませんよ。流石に10人とかになると考える必要があるかもしれませんが、3人目でしたら特段我々は気になりませんね」
「そうですか…」
依頼内容は3点で対価は4点、金品の渡しが無くともラミア族側に利益があると踏んでいるのだろうか。
契約を交わした時点で条件が生きると言う事は魔法陣が完成していなくても条件の内容を利用出来る訳で、延々と先延ばしされても契約状問題は無いがそこは互いの信頼関係と言ったところか。
そう考えるとラミア族としても利が多いと判断出来るのかもしれない。
考えた末に、イズミはその条件で了承した。
「分かりました、それでお願いします」
「…あれ?アタイの払う対価は?」
イズミがグラテミアから渡された紙を眼鏡を掛けて確認していると、ベリアが思い出したかのようにグラテミアに尋ねた。
「そうですね…リコが1人前になるまで、偶に特訓相手をして頂くとか。お時間の都合が良い時に、冒険者ギルドに出しているラミア族の依頼を受けて頂くとかですかね。ベリアさんはイズミ様の旅のパートナーですので、金品を頂くのは少々気が引けますし」
「かなり破格に思えるけど」
「実際問題、ベリアさん用の転移魔法の方が難易度がかなり低いので。イズミ様用の方が大変なんですよ、完全な魔法陣になるまで年単位での組み上げになるかもしれません。それに、ベリアさんは現時点で既にAランク冒険者ですから、下手にラミア族の依頼を優先させる契約をさせるとギルドから直接抗議が来ますし」
「あぁ、そんな問題もあるのか」
ベリアは自分への対価が軽い理由に納得したのか、あっさりと条件を受け入れた。
グラテミアと話し終えたイズミは、リコ達が休憩から戻って来る前にベリアが冒険者ギルドで受けた依頼の内容を改めて確認する。
「オブリビアに集合するのは何日後とかは、もう決まってるのか?」
「明日ギルドで教会の責任者とギルド長とで日程調整をするって話だから、アタイも顔を出す予定。ダンジョン調査用の魔道具の申請は済んでるみたいだけど、それを調査隊が受け取って移動するのも踏まえると…現地集合でも多分約1ヶ月後とかだな」
「割と先になるんだな」
「魔道具を持ち出す時には事前にメンテナンスが必要だからな。魔力切れで使えなかったら現地で苦労するし、壊れてたら話にならないだろ。時間が必要になる」
「そりゃそうだな」
「デカいギルド拠点間じゃないと、調査用魔道具を転送魔法で近場まで送れないし」
人や物を動かすには金と時間と労力がかかるものなのだ、気の向くままに動いている自分とは違う。
そんな事を思いつつ、中庭に戻ってきたリコ達を迎える。
午後はカーネリアが魔法練習をするとの事なので練習用リボルバーを用意していると、リコがやって来て遊んで欲しいとせがんできた。
近くにいたガーベラに顔を向けると、午後の魔法練習に相手をして欲しいのだそうだ。
これはベリアも一緒にとの事だった。
イズミは練習用リボルバーをトレットに渡し、簡単な操作方法を説明する。
「トレットさん、使い方は単純です。この突起部分と凹んでいる部分を使って狙いをつけ、この指で引き金に触れて引きります」
「こうですか?カーネリア、試しに攻撃するわね」
ポスンと音を立ててリボルバーから魔法弾が飛び出し、カーネリアに命中する。
「あ…ちょこっとだけ痛いような」
カーネリアのリアクションを見たトレットは同意するように頷くと、再びイズミの説明を聞く。
「ポスッと撃って引き金から指を離すと、引き金が元の位置に戻ります。そしたら、もう一度引き金を引けば撃てます。操作はこれだけです」
「え、これだけ?魔力の込め方とかは」
「それはご心配なく、魔力が減ってきたら使用者の魔力を自動で吸収しますので。魔力が尽きるまで何度も使えますよ」
「あら、それは便利ですね」
操作方法を理解したトレットはカーネリアと転移魔法の練習を始めたので、イズミはベリアと共にリコの魔法練習の手伝いを始める。
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