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第2章 幼年編
723 グラシア動乱⑩
しおりを挟む【 ここまでのあらすじ 】
ついにグラシアに到着したアレクたちサカスからの救援隊。
グラシア市内は想像を遥かに上回る惨状にあった。圧倒的な暴力に晒させて、その瞳からは光が失われた民衆も多々。
それでも。
騎士団、冒険者を始め未だ諦めていない者もいた。
4年10傑風魔法士キャロルの実家は嵐が去った痕だった。
今、グラシアに残るのは好むと好まざるに関わらず、グラシアに残ると言う選択肢を選んだ者たち。そんなすべての人々の不安を抱えたまま最後の夜はやってくる。
今宵、グラシア史上最大の危機が訪れようとしていた。
―――――――――――
【 キャロルside 】
「ヨンテ!ヨンテ起きて!」
箱の中には安らかな寝息を立てている弟がいた。
「だめだキャロル。起こさない方がいい。起きれば激痛だぞ」
「ヨ、ヨンテは双子の弟なの‥‥
ジュンクは?」
必死になって辺りを見渡すキャロル。しかし辺りは瓦礫以外何もない様……。
「他には誰も見つからないよキャロルさん」
鼻のいいトールが言う。
「キャロル、この子のしてる同じ首飾り‥‥これもそうか?」
ハンスが足下から拾いあげたもの。それは青い陶器のペンダント。実父デイ・イレブン、実母デイ・ヨンミ、双子弟、兄ヨンテ、弟ジュンクが揃って首から下げるもの。もちろんキャロルもふだんから身につけているもの。
「これってまさか‥‥」
咄嗟に浮かぶのは、最悪の予想。それは義父も実父も多くを語らない現デイ家成り立ちの話……。
「キャロルさん、とにかくセーラさんのところへ急ごう」
「え、ええ」
弟ヨンテを優しく抱え上げたトール。ハンスを先頭に足速に教会に向かうのであった。
―――――――――――
【 グラシア教会内side 】
教会もまた乱雑さと凄惨の極みにあった。机、長椅子をバリケードにしてブッシュウルフの侵入を防ぐ細工。そこにはふだんなら祭祀に使われる女神像の木像でさえもバリケードの一部と化していた。
(すごく臭うにゃ)
猫仮面(セーラ)とセロの前に教会に着いていたシナモンは、思わず顔を顰めていた。教会は普段の堅牢な石造が効果を発揮していた。
石造が外壁となってバリケード以外からのブッシュウルフの侵入を防げていたのだ。教会特有の高い空間もまた上手くブッシュウルフの跳躍からの侵入を防いていた。
(でもこのままじゃ今夜には正面から突破されるにゃ。あとはセーラの魔力がどこまで尽きるかにかかっているにゃ)
武闘祭のセーラが発現する圧倒的な聖魔法の聖壁の威力は十二分に知ってはいるシナモンである。そんなシナモンにも堅牢さを保ったまま聖壁を1晩持続することの難しさ‥‥友人ゆえにセーラの心身を案じるシナモンである。
(ウチがなんとしてもセーラを守るにゃ‥‥)
ひとときの休息。解放されたバリケードを抜けて教会内に入るシナモン。もちろん私服姿はどこからみても1グラシア市民だった。
教会内ではお年寄りが声をかけてきた。
「あんたも家族をやられたかい」
こくこく
「わしらも残ったのは年寄りばかりじゃよ」
「‥‥」
「猫のお嬢ちゃん、ここは年寄りと子どもばかりじゃからの、もし行ける余所のほうが安全だよ」
「そうじゃよ。昨夜は運良く冒険者様もおいでになって守ってくれたがね、それでも‥‥かなりの数が居なくなったわ」
こくこく
コクコク
こくこく
それは獣人のシナモンだからこそわかりうる周囲に漂う血の臭い……。
「今夜はさらに厳しいじゃろう」
「「そうじゃの‥‥」」
「神父様とシスター、モンク僧はいないのかにゃ?」
「昨日の朝早くにサカスへ旅立たれたよ」
「そんにゃ!?」
「仕方ないんだよ。誰もが自分の生命が大切だからの。それは神父様も同じじゃろうて」
「‥‥」
「「あっ!猫のお姉ちゃんだ」」
シナモンに人懐っこく近寄ってきたのは人族、犬族の幼児たち。
「この子たちは教会近くの浮浪児さ」
天真爛漫。来たるべく惨状から目を伏せるためなのか、シナモンに戯れつく幼児たち。
「ここには、ほれ、まだ女神様もおられる」
祭壇の上には女神像があった、
「「今宵は皆で最期を迎えようかの」」
「「それがええ」」
「「そうじゃの」」
こくこく
コクコク
こくこく
コクコク
祭壇の上で手を組む女神像の真下。皆が自然と1つところに集まっていた。その数500人ほど。
(昨日は1,000人はいたにゃ‥‥)
シナモンの鼻にはその数を超える血の臭いが充満する教会内だった。
―――――――――――
【 セーラ、セロside 】
セーラとセロの2人も程なくグラシア教会に着いた。
「セロはグラシア教会には来たことがありますか?」
「ああ、何度かな。グラシア教会はヴィヨルド有数の教会だからモンク僧も5、6人は‥‥‥‥たぶんみんな逃げたか」
「哀しいことですね」
「俺もすぐに戻るからな。セーラ、シナモンと2人で大丈夫か?」
「みんな同じでしょう。危険に変わりはありませんよ」
「そりゃそうだ。じゃあ無事に今夜を過ごして明日からまたしゅーがくりょこうを楽しもうぜ」
「ええセロ」
バリケードで固められた教会の出入口には鉄の錆びたような、異様な臭いが充満していた。
「行くぞセーラ?」
「お願いします」
途端。棍に祭祀用の鈴を取り付けたセロが威風堂々と先導する。
シャン シャン シャン‥‥
1歩棍を突いては祭壇に向かう堂々の先払い。それは女神教の正式な祭祀。モンク僧の作法。
先導のセロの後に。
一切の穢れを感じさせないセーラが続く。
「「聖女様‥‥」」
「「そうじゃ!聖女様じゃ!」」
500の避難民が無言で左右に道を開ける。
ちょうどこのタイミングで入ってきたハンス、トール、シナモンが後方から2人の入場を見守る。
「す、すごい‥‥」
「2人とも‥‥すごいね‥‥」
「あ、あれ、僕‥‥」
「ト、トール。俺もなぜか涙が出てきたよ‥‥」
「う、うん。私も‥‥」
それはハンスとトール、キャロルの3人が思わず感嘆するほどの堂々たる入場だった。
「「「聖女様!」」」
「皆さん、明日の朝まで祈りましょう。女神様のお救いがきっとありますよ」
「「「せ、聖女様‥‥」」」
「「「う、うう‥‥」」」
感涙が広がる教会内だった。
「セ,猫仮面。弟なの!」
トールが抱えたキャロルの弟は安らかな寝息を立てていた。
「ヨンテの足は治る?」
無言のまま、弟ヨンテの千切れた足首に手を翳すセーラ。
ヨンテの寝顔に苦痛に歪むものはなくなるのだった。
「当座の痛みはとりましたよキャロル」
「ありがとう猫仮面。それでヨンテの足首は‥‥」
首を左右に振る猫仮面(セーラ)。
「残念ですが12点鍾過ぎてます。エリクサーでも治癒魔法でも欠損した部位は遅くても10点鍾まで。それはキャロルも知ってますね」
「そ、そんな‥‥‥‥」
「残念ですが間に合いません。ごめんなさいキャロル」
「ううん。仕方ないわ。痛みだけでもなくなって良かった。ありがとう‥‥う、うう‥‥」
「「「キャロル‥‥」」」
「今は‥‥私たち全員が生き残らなきゃ」
「そ、そうよね」
「どうしますかキャロル。弟さんの横で見守りますか?」
「‥‥」
「私たち10傑は誰もキャロルの決断に異を唱えることはしませんよ」
「ええ。わかってる‥‥」
「でも‥‥私も行くわ」
「はい。弟さんは私のそばで。ちゃんと見守りますからね」
「お願いセーラ」
こくこく
コクコク
「猫仮面、弟をヨンテをお願い」
「はい。お任せください」
こくこく
コクコク
「じゃああとはセーラに任せて俺らも行こうぜ。俺らにもやれることがまだあるはずだ」
「うん。そうだねハンス君」
「俺も行くよセーラ」
「はい。セロも女神様のご加護がありますように。ハンスもトールにもキャロルにも女神様のご加護がありますように」
こくこく
コクコク
こくこく
コクコク
こくこく
コクコク
セーラ、セロ、キャロル、ハンス、トール。少し離れてシナモンが互いに目配せをする。そこには言葉を交わさなくても相通じる、仲間の確固たる信頼があった。
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夕暮れが近づいていた。城壁回りにはいつのまにかブッシュウルフが集まりだしていた。
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