イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした

天埜鳩愛

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イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が、俺

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「改めまして。委員長になった2年7組の南澤燈真みなみざわとうまです。これから一年間よろしくお願いします。早速だけど、一か月後、5月の二週目の土曜日に駅前商店街主催の清掃活動があります。なるべく大勢参加して欲しいって深谷先生から伝言受けてきてます」

 声はしっかり教室の後ろまで届いたようだ。後ろの方の奴もスマホから一瞬目線を上げた。だけど校外活動まであるって知らなかったのだろう。何かめんどくさそうってオーラが漏れまくってる。

 あからさまにそうツンツンした空気感出すなよと思いつつ、俺は気にせぬそぶりで説明をつらつら続けた。

「例年、商店街の春と秋の二回の祭りに、うちの高校の部活が、舞台発表やブース出店で参加してます。そのお礼も込めて駅前商店街ぴかぴか大作戦に奇数月に年6回、部員たちと一緒に美化委員会も清掃活動に参加してます」
「そんなん、その部活の人だけ、やればいいんじゃないっすか?」

 さっそく手も挙げずに不遜な顔で文句タラタラ言ってきた奴がいる。下級生かどうかは雰囲気で分かる。こいつは一年生。

(早速めんどくさい奴発見)

 だがいちいち一年生にオラついてもしょうがない。そういうのだせぇから。俺は笑顔は崩さず、丁寧な説明を心掛けた。

「美化委員会の受け持ちは年六回中の二回だけ、残りは祭りに参加している部が受け持ってくれてます。美化委員は基本的に、校内行事の後の清掃をそれぞれの実行委員と一緒に手伝ってやるぐらいで、体育祭や文化祭、球技大会の実行委員会に比べたら活動内容自体緩いと思うけど。準備期間とかないから、その日に行けばその場で終わるし」

 人の前に出て喋るのは中学の時に部長をしてたから割と得意な方だ。ぺらぺら淀みなく説明をしたら、発言してきたやつがすぐにばつが悪そうな顔をして黙った。
 それを見届け、俺は先生に渡された年間日程のプリントを前列の人に手早く配って歩く。手元にプリントが結構余っていた。この感じ、来なかった奴もだいぶ多そうだ。まあ、うちのクラスの奴もだけどな。

「商店街の清掃活動、5月に参加できない人は9月か、部の受け持ち日とか二回以上は必ず参加してください」

 するとまたさっき発言したやつが、なんかまた聞こえよがしにぶつぶつ言っている。

「こんなんわざわざ集まんないでプリントくれるだけでいいのに。今日も部活にいったやつとか出てないし、どうせ清掃活動も来ないんじゃね? そんなん不公平だろ」
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