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イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が、俺
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学業もおろそかにしない上に結構なイケメン、身内の贔屓目でもけっこうなチート野郎だ。
小さい頃からこの兄貴の後ろ姿を追いかけて、俺も当たり前のように、小中とバスケをやってきた。バスケ部で部長をしていた兄貴を意識しちゃって、みんなから『部長は燈真がいい』なんて推されたのもあり、二年三年と副部長と部長を歴任した。
といっても俺は兄貴とは性格も見た目も全然違う。精神的にはタフだけど体格が華奢な母さんにそっくりで、バスケ部の中では背も低い方だった。プレイスタイルも長身を生かして繰り出すシュートでばしばし得点決める兄貴に比べたら華やかさにかける。だけど、チームを助けるアシストや献身的なプレイに命かけてたつもりだ。
うちの代のバスケ部は気も荒い奴も多かったから、キャプテンとしてみんなをまとめるのは骨が折れたけど、バスケも、チームメイトも大好きだったからみんなの世話をやくのも嫌いじゃなかった。嫌いじゃなかったんだけどなあ。
だけどいつからか、これは俺が俺自身で選んできた道なのかなって思い始めたんだ。
「あれ、見て見て」
「サッカー部の!」
急に女子の話し声が一段と高く大きくなった。水筒を煽っている時に視界の端、教室の入り口にすらりとした長身の男がいた。
きょろっとうちの教室を見渡して俺を見つけてちょいぺこって挨拶してる。
「北門? お前、どうして? ぎゃっ、冷てぇ!」
思いがけない来客に驚いて、手元が狂った。麦茶がごぼぼっと口の端から溢れて顎まで流れてきてしまった。慌てて口元を手の甲で拭って立ち上がる。
うちの学校は最上階とその次の階が一年生、三年生は一階に全クラスある。だからここは二年だけの階だ。
俺が一年生の時なんて恐ろしくてこの階に立ち止まったことなんてなかったぞ。
だけど北門はクラスメイトの隣からこっちを見て、落ち着き払った状態で人待ち顔してる。
やっぱこれ、俺に逢いに来てるよな。何の用だろう。
「おーい。燈真。お客さんだぞ」
俺がなかなか来ないもんだから、出入口付近の友達に呼ばれてしまった。
後輩が訪ねてくれるなんて気恥ずかしい。俺はちょっと頬を緩めながら、片手を上げる挨拶を返して立ち上がる。
「なになに?! どうしてうちのクラス来てるの?」
きゃあきゃあと弾けるような歓声が女子の間から沸き起こる。まるでアイドルでも見つけたファンの集団みたいだ。
いつも5.6人で弁当を食べている女子グループから、誰にでも馴れ馴れしく話しかけてくる子が猫みたいに飛び出した。机の間を器用に通りながらわざわざ俺のところまでやってくる。
小さい頃からこの兄貴の後ろ姿を追いかけて、俺も当たり前のように、小中とバスケをやってきた。バスケ部で部長をしていた兄貴を意識しちゃって、みんなから『部長は燈真がいい』なんて推されたのもあり、二年三年と副部長と部長を歴任した。
といっても俺は兄貴とは性格も見た目も全然違う。精神的にはタフだけど体格が華奢な母さんにそっくりで、バスケ部の中では背も低い方だった。プレイスタイルも長身を生かして繰り出すシュートでばしばし得点決める兄貴に比べたら華やかさにかける。だけど、チームを助けるアシストや献身的なプレイに命かけてたつもりだ。
うちの代のバスケ部は気も荒い奴も多かったから、キャプテンとしてみんなをまとめるのは骨が折れたけど、バスケも、チームメイトも大好きだったからみんなの世話をやくのも嫌いじゃなかった。嫌いじゃなかったんだけどなあ。
だけどいつからか、これは俺が俺自身で選んできた道なのかなって思い始めたんだ。
「あれ、見て見て」
「サッカー部の!」
急に女子の話し声が一段と高く大きくなった。水筒を煽っている時に視界の端、教室の入り口にすらりとした長身の男がいた。
きょろっとうちの教室を見渡して俺を見つけてちょいぺこって挨拶してる。
「北門? お前、どうして? ぎゃっ、冷てぇ!」
思いがけない来客に驚いて、手元が狂った。麦茶がごぼぼっと口の端から溢れて顎まで流れてきてしまった。慌てて口元を手の甲で拭って立ち上がる。
うちの学校は最上階とその次の階が一年生、三年生は一階に全クラスある。だからここは二年だけの階だ。
俺が一年生の時なんて恐ろしくてこの階に立ち止まったことなんてなかったぞ。
だけど北門はクラスメイトの隣からこっちを見て、落ち着き払った状態で人待ち顔してる。
やっぱこれ、俺に逢いに来てるよな。何の用だろう。
「おーい。燈真。お客さんだぞ」
俺がなかなか来ないもんだから、出入口付近の友達に呼ばれてしまった。
後輩が訪ねてくれるなんて気恥ずかしい。俺はちょっと頬を緩めながら、片手を上げる挨拶を返して立ち上がる。
「なになに?! どうしてうちのクラス来てるの?」
きゃあきゃあと弾けるような歓声が女子の間から沸き起こる。まるでアイドルでも見つけたファンの集団みたいだ。
いつも5.6人で弁当を食べている女子グループから、誰にでも馴れ馴れしく話しかけてくる子が猫みたいに飛び出した。机の間を器用に通りながらわざわざ俺のところまでやってくる。
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