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イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が、俺
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俺としてはいつもみたいに直球を使わずに鎌をかけてみた、つもり。北門が僅かに目を見開く。
(なにか言え、お前と俺を繋ぐ、ヒントをくれ)
俺はごくりと喉を鳴らした。
「相談したいことがあったんです」
あー。はいはい。そうきたか。鮮やかに会話をそらされた。だが俺はそれ以上うまく会話を元に戻せるテクニックを知らない。
「なんだ?」
「昨日先輩のバイト先で借りた容器。返しに行きたいんですけど」
「あー。そんなん普通にDMくれればよかったじゃん」
「だって、先輩の顔が見たかったから」
「っつ!」
あああ、そういうの、まじでなんなの? 猫みたいな吊り目を細めて、にこってしてる。くううう、そういうの、女子にもやってるんじゃないのか?!お前。だからあんなにモテてるんじゃないのか?!
言ってることはしおらしい、俺を見下ろしてくる態度は全然しおらしくない。俺は昨日からこいつに振り回されっぱなしだ。
「だからって、わざわざ二年の教室に来なくてもなあ」
「……学年違うと、全然会えないだろ。せっかく仲良くなれたのに。毎日会いたい」
仲良くなれたとか、毎日会いたいとかそんなん言われると、なんかこそばゆくてふわふわする。
「会いにきちゃ、ダメなのかよ」
ちょっとだけ口を尖らせてる。あざとい、イケメン、やばい。た、畳み掛けてきた!
(な、なんだこいつ。可愛くないか?)
急なタメ語でデレている。こいつはあれか、一度懐いた相手にはとことん甘えるタイプなのか? なんとなく、俺もこいつの機嫌を取ってやりたい気分になって、よしよしって頭を撫ぜてやった。
「別に会いたきゃ、勝手に会いにくればいいだろ」
途端に昨日の小学生に負けないぐらいに素直な顔をして『やった』って頷いて来た。
ああ、何だこいつ単純何だか複雑何だかよくわからん。でも頬を少し赤くして、幸せそうなこいつの顔を見るのは悪くないと思った。
俺と会うぐらいでこんなに喜んでくれるならお安いものだ。
「カレー入ってた容器、俺に渡してくれてもいいよ。返しとくから」
「ちゃんとお礼が言いたいから、一緒に行きたい」
「そっか」
「次、先輩がバイトに行くときに、俺も一緒に行っていいですか?」
「それは構わないけど。お前部活忙しくないの?」
「うちの高校の部活って、中学の時よりずっと緩いっていうか……」
「ああ、確かに二年の半ばでもう受験の準備はじめるからってあんま活動しないやつもいるぐらいだもんなあ」
「先輩は塾行ってるんですか?」
「うちに凄腕の塾講師がいるから……。まあ、兄貴っていうんだけど。一応親父も高校教師だし」
「すごいですね」
(なにか言え、お前と俺を繋ぐ、ヒントをくれ)
俺はごくりと喉を鳴らした。
「相談したいことがあったんです」
あー。はいはい。そうきたか。鮮やかに会話をそらされた。だが俺はそれ以上うまく会話を元に戻せるテクニックを知らない。
「なんだ?」
「昨日先輩のバイト先で借りた容器。返しに行きたいんですけど」
「あー。そんなん普通にDMくれればよかったじゃん」
「だって、先輩の顔が見たかったから」
「っつ!」
あああ、そういうの、まじでなんなの? 猫みたいな吊り目を細めて、にこってしてる。くううう、そういうの、女子にもやってるんじゃないのか?!お前。だからあんなにモテてるんじゃないのか?!
言ってることはしおらしい、俺を見下ろしてくる態度は全然しおらしくない。俺は昨日からこいつに振り回されっぱなしだ。
「だからって、わざわざ二年の教室に来なくてもなあ」
「……学年違うと、全然会えないだろ。せっかく仲良くなれたのに。毎日会いたい」
仲良くなれたとか、毎日会いたいとかそんなん言われると、なんかこそばゆくてふわふわする。
「会いにきちゃ、ダメなのかよ」
ちょっとだけ口を尖らせてる。あざとい、イケメン、やばい。た、畳み掛けてきた!
(な、なんだこいつ。可愛くないか?)
急なタメ語でデレている。こいつはあれか、一度懐いた相手にはとことん甘えるタイプなのか? なんとなく、俺もこいつの機嫌を取ってやりたい気分になって、よしよしって頭を撫ぜてやった。
「別に会いたきゃ、勝手に会いにくればいいだろ」
途端に昨日の小学生に負けないぐらいに素直な顔をして『やった』って頷いて来た。
ああ、何だこいつ単純何だか複雑何だかよくわからん。でも頬を少し赤くして、幸せそうなこいつの顔を見るのは悪くないと思った。
俺と会うぐらいでこんなに喜んでくれるならお安いものだ。
「カレー入ってた容器、俺に渡してくれてもいいよ。返しとくから」
「ちゃんとお礼が言いたいから、一緒に行きたい」
「そっか」
「次、先輩がバイトに行くときに、俺も一緒に行っていいですか?」
「それは構わないけど。お前部活忙しくないの?」
「うちの高校の部活って、中学の時よりずっと緩いっていうか……」
「ああ、確かに二年の半ばでもう受験の準備はじめるからってあんま活動しないやつもいるぐらいだもんなあ」
「先輩は塾行ってるんですか?」
「うちに凄腕の塾講師がいるから……。まあ、兄貴っていうんだけど。一応親父も高校教師だし」
「すごいですね」
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