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イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が、俺
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実は方向音痴、初めての街、初めての店とかかなり緊張するから、北門がついて来たの内心かなりありがたい。多分俺なら大通り選びながら大周りでいきそうな道も、北門はこんな路地入るのってとこもするする歩いてく。頼もしい! お洒落っぽいカフェ、よさめな雑貨店、旨そうなパン屋。全部開店前だけど、窓越しにちらっと覗ける店内が気になりすぎる。
「あとで寄ろうね」
「うん」
きょろきょろしてたのがもろにバレてた。こういう気遣い、くすぐったいけど嬉しい。
10分ぐらい歩き進めると先輩の勤めてる店が入ったビルについた。店は一階のテナントで道路に面していたから分かりやすい。
硝子の扉を俺が先に立って開けると、北門がさっと支えて持ってくれる。
「おはようございます」
「おお、燈真! 朝早くからありがとうな」
先輩はちょっと見ない間に髪の毛がスライムみたいな明るいグリーンに変わってた。あっけらかんと笑いながらこっちに駆け寄ってきてくれた。
「今日はよろしくお願いします。こいつも一緒なんですけどいいですか?」
「いいよ。そっちの待機用の椅子に座ってて貰って、開店した後で混んで来たらちょっと外出てもらうかもだが」
「おはようございます。先輩のこと、よろしくお願いします」
後ろから北門が硬めな保護者口調で挨拶して、俺の肩にすっと手を置く。
「おお、もちろん。燈真も負けないぐらいイケメンにしてやるからな」
俺は入り口付近の施術用の椅子に案内して貰った。開店前の美容室は音楽が薄くかかっている以外、誰もいなくてしんとしてる。不思議な気分だ。
普段は美容師さんと何喋っていいのか分からなくなって緊張するけど、相手が顔見知りの先輩なら大丈夫だ。早速、先輩が俺のわさわさに茂った髪の毛に触れる。
「大分伸びたなあ。結構短くするか? 後ろもけっこう刈り上げて、眉も出す?」
「うーん。お任せでいいです」
「おお、いいねえ。じゃあ燈真が一番格好よく見える髪型、俺なりに色々研究してきたから試させてくれ」
店の玄関にはちょうど大きな姿見があって、鏡越しに見た北門はなんでだか先輩のことをでっかい目でじーっと睨んでる。
先輩がそんな北門の視線に気が付いたみたいで「ちゃんと燈真に似合う髪型にするから、俺を信用してくれ」って苦笑した。
スタイリスト一歩手前といっても、先輩もちゃんと試験に合格した美容師だ。手際よく髪を切りそろえられて、一時間足らずで俺は久々にさっぱりとした頭になった。
「あとで寄ろうね」
「うん」
きょろきょろしてたのがもろにバレてた。こういう気遣い、くすぐったいけど嬉しい。
10分ぐらい歩き進めると先輩の勤めてる店が入ったビルについた。店は一階のテナントで道路に面していたから分かりやすい。
硝子の扉を俺が先に立って開けると、北門がさっと支えて持ってくれる。
「おはようございます」
「おお、燈真! 朝早くからありがとうな」
先輩はちょっと見ない間に髪の毛がスライムみたいな明るいグリーンに変わってた。あっけらかんと笑いながらこっちに駆け寄ってきてくれた。
「今日はよろしくお願いします。こいつも一緒なんですけどいいですか?」
「いいよ。そっちの待機用の椅子に座ってて貰って、開店した後で混んで来たらちょっと外出てもらうかもだが」
「おはようございます。先輩のこと、よろしくお願いします」
後ろから北門が硬めな保護者口調で挨拶して、俺の肩にすっと手を置く。
「おお、もちろん。燈真も負けないぐらいイケメンにしてやるからな」
俺は入り口付近の施術用の椅子に案内して貰った。開店前の美容室は音楽が薄くかかっている以外、誰もいなくてしんとしてる。不思議な気分だ。
普段は美容師さんと何喋っていいのか分からなくなって緊張するけど、相手が顔見知りの先輩なら大丈夫だ。早速、先輩が俺のわさわさに茂った髪の毛に触れる。
「大分伸びたなあ。結構短くするか? 後ろもけっこう刈り上げて、眉も出す?」
「うーん。お任せでいいです」
「おお、いいねえ。じゃあ燈真が一番格好よく見える髪型、俺なりに色々研究してきたから試させてくれ」
店の玄関にはちょうど大きな姿見があって、鏡越しに見た北門はなんでだか先輩のことをでっかい目でじーっと睨んでる。
先輩がそんな北門の視線に気が付いたみたいで「ちゃんと燈真に似合う髪型にするから、俺を信用してくれ」って苦笑した。
スタイリスト一歩手前といっても、先輩もちゃんと試験に合格した美容師だ。手際よく髪を切りそろえられて、一時間足らずで俺は久々にさっぱりとした頭になった。
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