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イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が、俺
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「北門、あのな……」
「おーい。始めるよ。君たちうちのグループに入って。雨が振る前にちゃっちゃとはじめよう」
商店街の人たちが俺たちを手招きしてくれる。
「ごめん……、怒ったりしてないよ。後でちゃんと話そう」
せっかく仲良くなれたのに、俺たちの間に謎ばかりじゃ良くない。
「行こ」
「うん」
俺は心なしか背を丸めた北門の手を引いて、呼んでくれた人たちの輪の中へと入っていった。
清掃活動は二人一組。軍手をはめて大きめのゴミ袋を持った北門と、借り物のゴミ取りトングを持った俺は商店街に並行してある国道沿いの大通りの担当になった。
ごみごみした路地よりゴミは少ないかと思ったけど、昨日の夜に風雨が強かったせいか、街路樹から散って落ちた葉っぱが路上にへばりついて滑りやすくなっていた。それを根気よくトングではがして捨てる。排水溝の前にたまった葉っぱもまとめて捨てる。
北門は街路樹の下に落ちていたペットボトルやレジ袋を手で拾っていた。
二人して黙々と作業していたから、「働き者で感心だねえ」なんて声がかかる。ちらり、と北門をみた。
(今日、こいつの笑った顔、見てないな……)
俺を見るとすぐはにかむ、あの笑顔が見えない。ずきっと胸が痛んだ。
(他人がどう言おうと、噂が真実だったとしても、今のこいつを見てやるのが大切なんじゃないのか? 俺だって……。俺自身で考えて求めて探し出したことでみんなに認められたかったから、バスケを辞めて別の道を模索してるんじゃないのか。それってつまりは今の自分を評価してもらいたいって思ったからじゃないのか。こいつだって、同じだとしたら?)
雨は三十分も経たずに落ちてきて、瞬く間に雨脚が強くなった。
俺たちはレインコートどころか傘もさしていない。すぐにTシャツに雨の染みが走る。
「すいません。これだけ持っててもらってもいいですか?」
「ああ、濡れちゃうものね」
スマホだけ死守したくて、鞄を下げたお姉さんに頼んで二人分持ってもらった。隣のグループにいた人が駆け寄ってきた。
「今日はもう中止だってさ」
引き上げの連絡を受けて、みんなで集合場所に向かってとぼとぼと歩き出した。北門はグループで集めたゴミをまとめたものを、一挙に引き受けて歩いてくれている。
俺は、なんか色々申し訳ない気持ちが大きくなってたから。北門に向かって手を差しだした。
「袋、重くなっただろ。持つの代わるぞ」
「大丈夫です。俺の方が力があるし」
(なんでこっち見ないんだよ)
「おーい。始めるよ。君たちうちのグループに入って。雨が振る前にちゃっちゃとはじめよう」
商店街の人たちが俺たちを手招きしてくれる。
「ごめん……、怒ったりしてないよ。後でちゃんと話そう」
せっかく仲良くなれたのに、俺たちの間に謎ばかりじゃ良くない。
「行こ」
「うん」
俺は心なしか背を丸めた北門の手を引いて、呼んでくれた人たちの輪の中へと入っていった。
清掃活動は二人一組。軍手をはめて大きめのゴミ袋を持った北門と、借り物のゴミ取りトングを持った俺は商店街に並行してある国道沿いの大通りの担当になった。
ごみごみした路地よりゴミは少ないかと思ったけど、昨日の夜に風雨が強かったせいか、街路樹から散って落ちた葉っぱが路上にへばりついて滑りやすくなっていた。それを根気よくトングではがして捨てる。排水溝の前にたまった葉っぱもまとめて捨てる。
北門は街路樹の下に落ちていたペットボトルやレジ袋を手で拾っていた。
二人して黙々と作業していたから、「働き者で感心だねえ」なんて声がかかる。ちらり、と北門をみた。
(今日、こいつの笑った顔、見てないな……)
俺を見るとすぐはにかむ、あの笑顔が見えない。ずきっと胸が痛んだ。
(他人がどう言おうと、噂が真実だったとしても、今のこいつを見てやるのが大切なんじゃないのか? 俺だって……。俺自身で考えて求めて探し出したことでみんなに認められたかったから、バスケを辞めて別の道を模索してるんじゃないのか。それってつまりは今の自分を評価してもらいたいって思ったからじゃないのか。こいつだって、同じだとしたら?)
雨は三十分も経たずに落ちてきて、瞬く間に雨脚が強くなった。
俺たちはレインコートどころか傘もさしていない。すぐにTシャツに雨の染みが走る。
「すいません。これだけ持っててもらってもいいですか?」
「ああ、濡れちゃうものね」
スマホだけ死守したくて、鞄を下げたお姉さんに頼んで二人分持ってもらった。隣のグループにいた人が駆け寄ってきた。
「今日はもう中止だってさ」
引き上げの連絡を受けて、みんなで集合場所に向かってとぼとぼと歩き出した。北門はグループで集めたゴミをまとめたものを、一挙に引き受けて歩いてくれている。
俺は、なんか色々申し訳ない気持ちが大きくなってたから。北門に向かって手を差しだした。
「袋、重くなっただろ。持つの代わるぞ」
「大丈夫です。俺の方が力があるし」
(なんでこっち見ないんだよ)
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