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エピローグ
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「青ブロックは応援団のクォリティーが高くて、得点稼ぎそうだから、ブロック対抗リレーで巻き返さないとだろうな。最後の砦だからな! 燈真も気合入れていけよ!」
「分かったって」
「ほんとかあ?」
肩を揺さぶられたあと、後ろから伸し掛かられた。スキンシップ大目でなんだよなあ、こいつ。俺はそれでも懲りずにちらっと隣のブロックを見てしまう。
(わ、こっち見てる)
唯はでかいし、イケメンのオーラもすごいが、目力も凄い。この距離でも視線をビシバシ感じる。
うーん。手を振りたいけど今、敵ブロックの奴に手を振れる雰囲気じゃないなあ。
(ごめんなあ、唯。ゴミ拾いしながら喋れるといいな)
運動部員みたいに色んな競技に駆り出されるわけでもなく、応援団の頑張りに触発されながら俺も大声で応援を送り続けた。
晴天に恵まれ風も適度に吹く過ごしやすい気候の中、滞りなく演目が過ぎていった。応援合戦からあとは最後まで得点が表示されなくなる。
赤ブロックは青ブロックに次いで僅差で2位だ。
「赤ブロファイトおおお!」
ブロック対抗の応援合戦はダンス対決もあるから、応援団長以下、学年のダンスリーダーをしていたクラスメイトの女子もみんな気合十分だ。
「赤ブロ頑張れ!」
俺も応援する声に力が入る。赤ブロックの女子は巻髪をツインテールやポニーテールにくくってて、頭に揃いの小さな王冠のカチューシャをつけている。
不思議の国のアリスの赤の女王がコンセプトのダンスをするから、そのイメージなんだそうだ。
体操着の上に赤いひらひら長いドレスみたいなスカートを着る。
俺は覚えられないような振付を、クラスメイトの男子も体操着の上にトランプのマークを張り付けて、頑張ってこなしていた。
最近付き合いだしたっていう彼女とのカップルダンスなんてお互いちょっと恥ずかしそうなのが絶妙に可愛くて、周りから別の歓声が上がって盛り上がりまくった。
そうこうしているうちに、俺の出番であるクライマックスのブロック対抗リレーの順番が回ってきた。
だけどその直前に直前の各団長が壇上に乗って行うマイクパフォーマンスで事件が起こった。
「俺はあ! さっきの騎馬戦でぇ! 降りるときに足をひねって負傷してしまったあ!!!」
「えーーー!」
あたり一面に絶叫が響き渡る。
「まじか、団長……」
俺も隣の友達と顔を見合わせた。
「ブロック対抗リレーどうすんだろ。一発逆転狙いたいのに」
「副団長が俺の代わりにリレーを走ることになった!」
副団長が手招きすると、副団長の女子の先輩が隣に駆け寄ってきた。
「私、一応中学では陸上部だったけど……。プレッシャー凄くてきついけど頑張ります」
泣きそうな声で皆にぺこりと頭を下げた。今年はたまたま四人の団長は全て男子、応援団のダンスリーダーは全部女子だった。このダンスリーダーが副団長だ。
団長は全員運動部の男子で、しかも団長だけトラックを二周丸々走るのだ。赤ブロックはかなり不利になる。
「だが、俺から一つ願いがある! ダンスに全力投球してくれた副団長が二周回るのは流石に辛いと思う。最後にもう一周回る、アンカーを交代させて欲しい。先生、他のブロックの団長たち、それでもいいか?」
どうしたものかと、ざわざわと動揺が広がる。
「分かったって」
「ほんとかあ?」
肩を揺さぶられたあと、後ろから伸し掛かられた。スキンシップ大目でなんだよなあ、こいつ。俺はそれでも懲りずにちらっと隣のブロックを見てしまう。
(わ、こっち見てる)
唯はでかいし、イケメンのオーラもすごいが、目力も凄い。この距離でも視線をビシバシ感じる。
うーん。手を振りたいけど今、敵ブロックの奴に手を振れる雰囲気じゃないなあ。
(ごめんなあ、唯。ゴミ拾いしながら喋れるといいな)
運動部員みたいに色んな競技に駆り出されるわけでもなく、応援団の頑張りに触発されながら俺も大声で応援を送り続けた。
晴天に恵まれ風も適度に吹く過ごしやすい気候の中、滞りなく演目が過ぎていった。応援合戦からあとは最後まで得点が表示されなくなる。
赤ブロックは青ブロックに次いで僅差で2位だ。
「赤ブロファイトおおお!」
ブロック対抗の応援合戦はダンス対決もあるから、応援団長以下、学年のダンスリーダーをしていたクラスメイトの女子もみんな気合十分だ。
「赤ブロ頑張れ!」
俺も応援する声に力が入る。赤ブロックの女子は巻髪をツインテールやポニーテールにくくってて、頭に揃いの小さな王冠のカチューシャをつけている。
不思議の国のアリスの赤の女王がコンセプトのダンスをするから、そのイメージなんだそうだ。
体操着の上に赤いひらひら長いドレスみたいなスカートを着る。
俺は覚えられないような振付を、クラスメイトの男子も体操着の上にトランプのマークを張り付けて、頑張ってこなしていた。
最近付き合いだしたっていう彼女とのカップルダンスなんてお互いちょっと恥ずかしそうなのが絶妙に可愛くて、周りから別の歓声が上がって盛り上がりまくった。
そうこうしているうちに、俺の出番であるクライマックスのブロック対抗リレーの順番が回ってきた。
だけどその直前に直前の各団長が壇上に乗って行うマイクパフォーマンスで事件が起こった。
「俺はあ! さっきの騎馬戦でぇ! 降りるときに足をひねって負傷してしまったあ!!!」
「えーーー!」
あたり一面に絶叫が響き渡る。
「まじか、団長……」
俺も隣の友達と顔を見合わせた。
「ブロック対抗リレーどうすんだろ。一発逆転狙いたいのに」
「副団長が俺の代わりにリレーを走ることになった!」
副団長が手招きすると、副団長の女子の先輩が隣に駆け寄ってきた。
「私、一応中学では陸上部だったけど……。プレッシャー凄くてきついけど頑張ります」
泣きそうな声で皆にぺこりと頭を下げた。今年はたまたま四人の団長は全て男子、応援団のダンスリーダーは全部女子だった。このダンスリーダーが副団長だ。
団長は全員運動部の男子で、しかも団長だけトラックを二周丸々走るのだ。赤ブロックはかなり不利になる。
「だが、俺から一つ願いがある! ダンスに全力投球してくれた副団長が二周回るのは流石に辛いと思う。最後にもう一周回る、アンカーを交代させて欲しい。先生、他のブロックの団長たち、それでもいいか?」
どうしたものかと、ざわざわと動揺が広がる。
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