ガチャから始まる錬金ライフ

あに

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ネット通販

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 ネット通販を押すと画面が広がり投入口がある。
「おぉ、凄いな、と言うか品揃えが」
 異世界のものばかりだな!
 上薬草が1万リル?リルが必要なのか?
 試しに一万円札を投入口に入れてみると返って来てしまう。
「くそ!これもまた魔石かな?」
 魔石を投入すると1000リルが入った。
 高すぎるだろ!
 だが、魔石さえあれば買えるのはいいな!

 魔道具やその他のものもそれなりに買うためには、こりゃ魔石を貯めないといけないな。

 『ガチャ』といい『ネット通販』といい魔石を使うもんだな。

「んじゃ次は練金釜を出してみるか」
 俺はデスクの置いてある部屋に行きビールを置いてから練金釜を出す。
「でかっ!でかいよこれ?洗濯機くらいじゃないか?」
 まぁ、部屋の真ん中で出したからいいけどリビングにあったら引くな。

 仕方ない…この部屋は作業部屋にしよう。
 ビールを飲みながらミネラルウォーターを入れていく。聖水に錬金して普通の蜂蜜を一本と上薬草を入れ錬金する。
 光輝くと中にはたくさんの上級ポーションがあった。
「…50本か!やっぱり土鍋より効率はいいな!」
 マジックバッグにいれていき、次はいらないだろう防具や武器を入れて行く。

「やっぱ、彫金だけど銀がいいかな?」
 銀のインゴットに錬金すれば、5本のインゴットに変わる。

「よし!これで錬金も彫金もできるな!彫金の道具も買わないといけないか」
 デスクに座りビールを流し込みながらネットで彫金道具を注文する。

「さて、インゴットもマジックバッグにって、柔らかい?」
 彫金のスキルだろうか?インゴットが柔らかくて粘土みたいだな。
 まぁ、マジックバッグに入れておいて道具が揃ったら何か作ろう!

 これで俺ってばダンジョンいかなくても金に困らないかな?

 リビングに戻ってビールを新しく開けると、テレビを見る。

 青蘭達が出ていて次の目標を話していた。
「次は前回リタイヤしたが、また島の99階層を目指したいな」
「それは天上島の事ですか?」
 天上島とは島が浮いているのでそう名付けられた、ヘリで行くらしいがとても難しいダンジョンだそうだ。
「そうだ」
「「「ええー!やだ!」」」
「あはは、パーティーの皆様はこう言ってますけど」
「まぁ、そこは話し合いで」
「ちょっと!僕はいかないからね!」
「私もちょっと遠慮したいですわ」
 とテレビで言い合っている。

「あはは、青蘭は変わらないなぁ」
 S級冒険者なのにこうやってテレビに出てるのが凄いよな。
 ほかのS級冒険者も出ればいいのにな。

「明日も『プライド』にいくか」
 他の冒険者達もポーションを待ってるだろうしな!

 今のうちに低級ポーションを作りだめしとくか。

 翌日、
 『プライド』にいくと朝から行列ができていた。
「あ!河地様!おはようございます!」
「おはよ、どうしたの?」
「あはは、昨日テレビで青蘭さんがここのことを言ってしまったので」
「あぁ!言ってたね!品揃えがいいとか!」
「あはは、それで今日はどんなご用件で?」
「あぁ、低級ポーションを卸しに来たんだけど」
 如月は嬉しそうに微笑むと、
「では裏口から」
 と列を飛ばして裏口から中に入る。
 いつものカウンターで低級ポーションを50本置くと笑顔で電卓を叩く。
 
「上級ポーションはどうする?」
「今お待ちいただいてる方が3名いますね」
「じゃあ5本でいいかな?」
「はい!ありがとうございます!」

「後は武器だけど属性武器はどうする?」
「では二つほど買わせていただいてよろしいでしょうか?」
 分かったと武器を並べて行くと、
「こ、こんなに沢山の属性武器が!!で、ではこちらの剣とこちらの短刀を買わせていただいてよろしいでしょうか?」
「いいよ、あとスキルボールはいるかな?」
「え、えぇ!!?スキルボールですか!」
「剣術とシーフがあるけど」
 侍はまた今度だな。
「はい!買わせていただきます!」
「鑑定でわかるよな?」
「はい!たしかに剣術とシーフでございます!」
 大事に箱に入れている。
「あ、その箱何個かくれないかな?」
「どうぞどうぞ」
 と、五つくれたのでスキルボールの侍をそこに入れておく。

「今日はお客様の目が飛び出るほどの品揃えになりました!ありがとうございます!」
「いや、また必要になったら電話してね!」
「はい!ありがとうございます」
 と裏口から出る。
そこから『プライド』の開店を見守ると、続々と中に入っていき、みんなポーションは買って行くようだな。
 お!剣が売れたようだな。
 満足そうに帰って行く冒険者を見てこちらも嬉しくなるな!

 それから家に帰ってまた低級ポーションを作ったら150本できた。
 だが薬草が足りなくなってしまったな。

 カレンに連絡すると、待ってましたとばかりに電話が来る。
「もしもしどうしたんだよ」
『私だって冒険者ですから!そりゃ、大学に行く友達ばかり当てにはできないの!しかも一週間も休みなんて』
「あはは、そりゃそうだな、明日あたり潜るか?」
『はい!それじゃあ明日は8時からで!』
「そんな早くて大丈夫か?」
『早くいかないと最近冒険者が多いんですからね?』
 そうなのか、
『だから8時でも遅いくらいよ?』
「まぁ、8時でいいじゃないか、それより冒険者増えてるのか?」
『そりゃ、『ブルーオーシャン』の復活劇をみてじゃないかな?』
 まぁ、酷い怪我だとは知ってたけどな。

「そうか、憧れるのかな?」
『憧れるに決まってるわよ!だってあれだけの怪我を回復させてだからね!』
 まぁ、上級ポーションのおかげだけどね。
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