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ダンジョン攻略2
しおりを挟むダンジョン30階層、ボス部屋。
扉を開けると大王イカだな。
「ファイアピラー」
「サイクロン」
とカレンとモクレンの合成魔法で焼かれるイカは香ばしく美味そうだな。
『ニャーが噛み付いてやるにゃ!』
「お腹壊すから辞めなさい」
とテンを止めて見守ると、触手を伸ばして攻撃してくる。
カエデとシオンが止めているが、なかなか力強いようだな!
「ウオオォォ!!」
ゼロが背後から切り裂くとカエデも触手を斬り裂き、本体へと攻撃する。
「うらぁ!!」
まぁ、勝ったな。
俺は素材を集めていく。
ミライやメグミも手伝ってくれるので後ろでドンぱちやってるが、気にしない。
ようやく倒し切ったようだが、
「あはは、カエデは墨をかけられたのか!」
「わ、笑うな!」
「まぁ、次の階層でテントを張ろうか」
「おう!お願いするよ!」
カエデはタオルである程度墨を落としている間に、宝箱を開けるとアダマンタイト製の三又の槍。
「まぁ、これも素材だな」
と素材を集めてから次の階層に行く。
セーフティーゾーンに入るとテントを出して、軽く拭いたカエデがシャワールームに入っていく。
テント(大)は8人入っても楽々なので、思い思いに過ごせるのがいいな。
ゆっくり休んでからまたダンジョンを進む。
やはり海が近いだけあって潮の香りがするな。
途中、テンが暴走して敵を倒していた。
『ニャーも動きたいにゃ!』
「じゃあ、テンちゃんも私達の仲間ね!」
と肩にテンを乗せると嬉しそうに歩き出すカレン。
俺とミライ、メグミは見てるだけで素材回収をしている。
ダンジョン40階層のボス部屋、
扉を開けるとマーマンだらけだ、ファイターやシャーマンなど多種多様だな。
ここは俺らも参戦する。
でもマーマンなのでそこまで苦戦もせず、カレンとモクレンの魔法にカエデやシオンが加わればなんとでもなるな。
最後にマーマンキングをカエデが倒して、ドロップを拾う。
宝箱には罠があり俺が開けると、
「マジックボックスと種が3つ、騎士と鑑定士と火魔法師だな」
「へぇ、スキルボールが作れるの?」
「あぁ、そうだな。マジックボックスはテントに入れとけばどうだ?」
「おぉ、そうしよう!」
とモクレンがマジックバッグにいれる。
素材集めも光水晶や反転きのこなどがあり、素材が集まるな!!
41階層からは素材があちこちにあるので取りながらゆっくりと進んで行く。
「お!蟠桃の木か!ラッキーだな!」
『ニャーが上の方取ってくるにゃ』
とテンが蟠桃を取ってきてくれる。
「ありがとう、下の方は俺が取れるからな」
ダンジョン内なのでそんなに大きくないが、実がなっているので残さず取る。
48階層でまたテントを出して今日はもうダンジョンを終わる。
「こんな階層に初めてきましたよ」
「そうか、ミライ達はまだレベルが適正でないからな」
「それでも皆さんのおかげで上がってますよ?」
「まぁ、パーティーメンバーってことで別に気にする必要ないだろ、それに素材集めにも助かってるからな」
2人にも鑑定ゴーグルをつけてもらっている。
それにしてもここはマーマンが多くて楽だな。足ひれつけた人間みたいに陸では足が遅すぎるからな。
翌朝は早くから起きて50階層への準備をしている。
「よし!みんなあとちょっとだけど気を抜かないでね!」
「「「「おう」」」」
「特にヤトは気を抜きすぎだからね」
「おう!」
だって俺いらないだろ?
順調に進み、50階層の扉を開くとでっかいヒトデだ!触手に毒でもあるのか?とても気味の悪い色をしている。
魔法で攻撃した後カエデが向かっていく、触手を斬って回るが、触ったら毒にかかったようだ。
「解毒剤だ!ったく、遠距離から狙え!」
「はい!」
と魔法で攻撃していると、立ち上がるヒトデは全長10mはありそうだな。
「くそっ!フレイムバースト!!」
立ち上がった人手の真ん中に魔法をぶち込むと穴が空いて人手が光になっていく。
もう、最後の手段だったのかもな。
ドロップは星型の魔石、普通の魔石、皮だ。
宝箱は罠があって俺が開けると、
「水龍の弓か、アーシャだな。あとは…おぉ!メザメの葉が10枚もあるな!!」
「やった!私の弓!」
アーシャが喜んでいるので良かったが、メザメの葉は再覚醒のポーションに使う素材だからな!
と喜んだ後は一通り見て素材を集めていく。
「おいおい、こんなとこに『覚醒のモノリス』があるなんてな」
「なにそれ?」
「まだ、職業に目覚めてない人が触ると職業が覚醒するんだよ」
「「「「えぇーー!!」」」」
「これは持って帰るが、どこに置こうかまた考えないとな」
持て余すのに持って帰るのはちょっと気が重いな。
俺たちは10階層に戻りギルドまで帰ると星型の魔石を提出してB級に上がった。
「へぇ、金色のカードになるんだな」
「その上がプラチナ、ブラックになるわよ」
ほぅ、金でも別にいいな。
『ニャーも欲しいにゃ!』
「ダメだろ?これは人間なもんなんだって」
『ニャー…』
と寂しそうだからあとで好きなカードでも買ってやるか。
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