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3チーム
しおりを挟む「なんだかんだで後のチームも来るのは時間の問題でしょ?」
「そうだろうな、ヤトがいるからな」
「『グリード』と『黄金騎士』ね」
「会ったことは?」
「『グリード』には一回あるかな?変な奴らだったよ」
と青蘭が言う。
『グリード』に『黄金騎士』かぁ、なんか大変そうだな。
「それよりヤトは今日は大盤振る舞いだったな」
「流石に3チームきたらとりあえず出すもんだしとかないとな」
「ありがたいことだ」
とダイモンがやってくる。
「ダイモンは素材サンキューな!ほんと助かったよ!」
「おう!あのゴーグルは宝の鑑定にも役立ったからな!」
「私達も素材なら取ってくるわよ?」
「ならこれを渡しとくよ」
「なーに?このゴーグル?」
「鑑定ゴーグルって言って、鑑定できるよ?」
「あ!ほんとだわ!これでもう一度見てくる!」
と黒木はカウンターに飛んでった。
「俺らもやろうか?」
と烏真がいうので、
「そうか?ならよろしく頼むよ!」
鑑定ゴーグルを渡すと燕が受け取り、黒木と一緒に回ってる。
「あはは、まぁ、いいか!」
「悪いな、うちのが」
と烏真が言う。まぁ、鑑定できない人間はやっぱり見てみたいもんだろ?
「気にしてないよ。でもようやく落ち着いてきたな」
シホとカリナもやってきて『ブルーオーシャン』が揃うと、
「今回もいい買い物ができたよ!ありがとう!ここにいると邪魔になるから帰るよ!また連絡する!」
「おう!またな!みんな」
とサヤも合流してほっぺにキスをして帰っていった。
藍良とルイ、ミオが来て後は白鳥だけか。
「ねぇ!番号交換しよ!」
「あぁ、いいよ」
「よし!」
と藍良と交換ついでにみんなと交換する。
「みんな何してんの?」
「やっときた!何やってたの?」
「ん?あ!これってまだないかな?」
「あぁ、内包の指輪か、何個欲しいんだ?」
「10個!属性は別々で!」
「注文が多いな、待ってろ」
と部屋に入って炎法の指輪や雷法の指輪をつくると10の指輪を渡す。
「やりぃ!会計してくるね!」
「軽いなぁ」
「まぁ、あれがリーダーだけどね」
「でも今回は本当にいいのが手に入ったからね」
「あの指輪、絶対手に入れる」
と燕が燃えていた。
会計が終わると、
「よし!帰ろうか!じゃあね!川地夜人!」
「あぁ、またな」
「連絡するわね!」
と藍良が手を振って帰って行った。
ラストにようやく『黒い宝石』桜田零士、兵藤源《ヒョウドウゲン》、臼井奏《ウスイカナデ》、岩井國男《イワイクニオ》、が現れて、
「今日来て良かったよ!」
「なんだよ!俺のにも属性つけろってんだ!」
岩井が持ってるのは属性付き短剣が二つだ。
「ハハッ!ついてるのに変なこと言うなよな」
「ちっ!まだつけれると思ったのに!」
「欲張るなよ?お前の悪い癖だ」
とゲンが岩井に言う。
「さぁ!帰るわよ!」
「「「「おう」」」」
「またね!ヤト!」
「またな!」
とやっと帰って行った3チーム。
如月達は残った武器や防具、アクセサリーを計算している。
「全部買い取らなくてもいいぞ?」
「いえ!こんないいものは買い取ります!」
と値付けをしながら小一時間、部屋に置いてきた練金釜なんかを回収してソファーでテンと話をする。
『にゃんだか目が回る感じだったにゃ』
「な!テンになにも言ってこなかったのはビックリしたな」
『にゃ!にゃーを餌にするつもりだったのかにゃ!』
「そんなことないよ」
と笑いながら外を見ている。
それにしてもほんとに使いきれないくらいの額になってるんだろうな…どうにかしないとな。
それに『覚醒のモノリス』…
「覚醒屋でもするかね?」
『覚醒屋かにゃ?』
警備を厳重にして一回10万くらいでやればみんなやるんじゃないかな?
「よし!そうしよう!」
『にゃ!にゃんだかわからにゃいけど』
「『おーー!」』
如月が終わったのは夜の7時ごろだった。
「遅くなってすみません、ここにサインをお願いします」
「うお、こんなになったのか!分かった」
とサインをする。
「今日はもう終わりか?」
「はい、あとは整理して片付けなんで社員がやります」
「なら飯でも行こうか?居酒屋でも」
「はぁ、いいですね。ほっとします」
億が飛び交う戦場から居酒屋みたいな庶民の味方にいくわけだからホッとするよな!
今日はタクシーで帰ると言う如月と一緒に居酒屋に入ると、
「「「「「カンパーイ」」」」」
「「「「「クッハァー」」」」」
と5人でビールを流し込む。
串の盛り合わせや軟骨の唐揚げ、湯豆腐など食べたいものを頼んで飲んで、
「あー、やっぱり私は庶民です」
「俺もだ!安心する」
『ニャーもこう言うのが好きにゃよ!』
と3人で話すと、
「ですです!今日のは本当に引きましたから!」
「S級が3チーム集まったのなんかはじめてですよ」
とミライとメグミが言う。
そらそうだろ、俺らも初めてだったんだしな。
だいぶ飲んでから、
「覚醒屋ですか!いい考えですね!」
「だろ?警備を厳重にしてれば何とかなるだろ?」
「ですね!『覚醒のモノリス』は盗難防止をしっかりすればいいですし」
「よし、明日…いや明後日から頑張るぞ!!」
「私達もお手伝いしますね!国家安全保障局にも連絡入れますので」
「おう、そっちの方もよろしくな」
と楽しく夜は更けていく。
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