ガチャから始まる錬金ライフ

あに

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年越しと仕事始め

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 さすがにミライとメグミは実家に帰り、俺はテンと紅白を見て年を越している。
 おせちをつつきながらビールを飲んで2人で年越しだ。
「蕎麦食べるか?」
『食べるにゃ!』
 年越しそばも自分達で作って食う。
 まぁ。こんな年越しもいいだろう!
 まったりとした時間、テンが好きなアイドルが出て興奮して見ている。

 では、俺は『ガチャ』納めでもするかね。
 久しぶりの金の筐体をとりあえず拭いてやる。
 今年はこいつのおかげで百八十度人生が変わったからな。

 来年もいい年でありますように!

『ガチャガチャ』
 赤0、青5、紫3、銀1、金1、虹1、と今年最後のガチャはいい感じだった。
 青は、
・レザーアーマー(千年竜革)
・レザーコイル(千年竜革)
・レザーブーツ(千年竜革)
・五月雨の短剣
・妖精のランス
 お年玉には早いだろうが、これは俺に使えってことだな。妖精のランスはテンにだな。
 紫が、
・風法の指輪
・天使の涙(ピアス)(全ステータス50UP)
・身代わりのミサンガ
 これも俺に使えと言うことらしい。風法の指輪はテンの腕輪にでもすればいいか。

 銀が、
・天使の雫(全ステータス50UP)
 …飲んどくか。
 金が、
・スキルボール『ステルスキル』
 ふう、物騒だが俺にピッタリだな。

 虹が、
・限界突破薬
 まだ限界はきてないからインベントリに入れておく。
 天国で神様でも見てるのか?

『ステータスオープン』

ーーー
河地夜人カワチヤト 31歳
ジョブ ガチャ師LvMAX 鑑定士LvMAX   錬金術師Lv13   シーフLvMAX  ローグLvMAX   チェイサーLv7  彫金師Lv10   魔導士Lv11   魔法鍛治士Lv14  商人Lv5  旅人Lv3  召喚師Lv10
レベル73
STR   471(+110)
DEF   439(+110)
INT   400(+110)
DEX   465(+110)
AGI   500(+110)
LUK   151
スキル 『ガチャ』『詳細鑑定』『錬金術』『上級短剣術』『罠探知』『罠解除』『鍵開け』『気配探知』『ダブル』『ハイディング』『一撃』『一撃死』『宝探知』『ウィークアタック』『影魔法』『追跡』『投擲』『ダブルアタック』『全耐性』『八大魔法』『回復魔法』『彫金』『フィット魔法』『宝石加工』『魔石加工』『ネット通販』『魔法鍛治』『魔剣作成』『聖剣作成』『付与魔法』『インベントリ』『生活魔法』『マッピング』『召喚』『ステルスキル』
SP 73
ーーー

 うん、ピアスと雷法の指輪だけにしたからこれで済んでるけど、へたしたら最強かもしれないな。
 錬金術で作れるものは、
・耐性薬…各耐性の葉+聖水
 が増えているだけだった。

 と言うか召喚がLv10に上がってるのはテンをずっと出してるからだな。
「テン?」
『にゃんにゃ?』
「実家に帰りたいとかないのか?」
『こっちの方がニャーに合ってるからいいにゃ』
「あっそ」
 まぁ、歌って踊る猫も珍しいからいいか。

 と言って色々としてたら、
「早くにゃ!」
「ほいほい」
「0」
「「あけましておめでとうございます」にゃ」
 ふぅ、後は寝るだけ…テンが何か欲しそうにしているのでカツオのおやつをあげると、
『やった!お年玉にゃ』

 …まぁ、喜んでるからいいかな。
 で、寝ようとするとスマホにメールが届いている。
 音を消して寝ることにした。

 元日はしっかり寝たので昨日のメールに返信していく。
 みんなマメだな。

「さて、餅でも焼いて食うか」
『もちにゃ!くうにゃ!』
 磯部にして食う。
 伸びる餅に苦戦するテン、引っ掛けなきゃいいけどな。
 と、まったりとした時間は過ぎ、

「よし、三ヶ日も過ぎたし仕事始めでもしようかな!」
『よし!分かったにゃ!」
 練金釜の前でまずは低級ポーションから作っていく。
 2000本作ってインベントリに入れると今度は上級ポーション!
 と張り切って作ったがまだ『プライド』は休みなんだよなぁ。

 ちまちまと彫金をしながらアクセサリーを作ろう。
 
 そしてようやく『プライド』も開店し、ミライ達も帰ってきた。
 テンと二人で暇してたんだよ!
 ずーっと飲んでるわけにもいかないし、ゲームでも買っておけばよかったな。
 買い物リストにゲームをメモしておく。

 『プライド』に行くと、
「いらっしゃいませ。あけましておめでとうございます」
「こちらこそおめでとうございます」
「ではこちらに」
「おう!休みはどうだった?」
「はい、疲れを癒しに温泉旅館に行ってましたよ」
「へぇ、ん?だれと?」
「それは秘密です」
「だぁー!俺はテンと二人きりだったのに!」
『ニャーにか文句でもあるのかにゃ!』
 とわいわいやってると、
「おいおい、新年早々何騒いでんだ?」
「ん?荒木?九州じゃないのか?」
 『グリード』の荒木がそこにいた。
「またこっちにきたんだ、ここに来るためにな!」

「いらっしゃいませ荒木様、どのようなご用件で?」
「武器防具が欲しい!後アクセサリーだな」
「了解しました。それではこちらへ」
 と如月が連れていく。
「んー、俺はほったらかしかな?」
『ニャーと遊んでる場合じゃなかったにゃ』
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