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家完成
しおりを挟む一週間経った、世界中でスタンピートは1日に2回ほど起きている。
俺はできるだけ多くのポーションを作り、薬草の買取も強化されている
そしてついに工場兼家が出来上がった。
「おおー!ついに出来上がったな!」
「おめでとうございます」
「ありがとう!ミライとメグミも住んでくれ」
「はい!ありがとうございます」
一国一城の主人としてこれからやっていく。
一応四方には結界石を埋め込んである。
スタンピートが起きてもここは守られればいいなぁと言う期待を込めた。
『プライド』にも結界石を渡しておいた。
スタンピートが起こったらどうなるかわからないが一応保険として置いておく。
建物の二階左が俺の部屋だ。
とりあえず中を見ると2DKで前よりも広くなった気がする。
アパートを過ぎ奥に行くと俺の店の様な感じだ。
武器なんかを飾る部分なんかもあるし練金釜も設置した。後はポーションの保管庫がある。インベントリにいれてあるが、ここにある分は何かあったときに使えばいい。
『にゃっ!キャットウォークがあるにゃ!』
「あぁ、せっかくだからつけてもらったよ」
猫専用出入り口も作ってもらったからな。
工場だったからとにかく天井が高い。
そして工場部分が広いのでここで試し斬りなんかもできるだろ?
武器なんかを出して行き並べるがまだスカスカだな。
『ガチャ』でもやっておくか。
とりあえず110連だ。
赤が7、青が72、紫が26、銀が2、金が2、虹が1だ。
赤はポーション系が7個。
青は、武具だな。
紫がアクセサリーで、
銀が薬、
金が、
・オリハルコンのインゴット30個
・マジックバッグ(大)
虹が、
・魔法鍛治の本。
よし!これはこれでいいな!銀は早速飲んでしまう。
青カプセルが武器防具なので飾っていくとようやく半分くらい埋まってきたな。
これで少しずつ付与して行ったりすればいいか。
工場の端には転移陣を置いてある。
「ふんふふーん!」
『ごきげんにゃね!』
「まあね!これで俺の工場ができたんだからな!」
「河地様、如月様がお越しになってますよ」
「おー!入れてくれ!」
如月が入ってくると、
「しつれいしおぉーー!!」
入ってくるなり感動している。
「こ、これからはここに来て買って行きます!凄い!素晴らしい!」
と如月は見て回る。
「だろ?ここなら好きなことができるからな!」
「いいですね!ここが店ならどんなに凄いことか!」
「まぁ、店は『プライド』に任せるよ。ここは工場だから作っておくところだからな」
「凄いですねー」
と言いながらショーケースを凝視している。
「ここから好きなの選んで『プライド』に飾ればいいさ」
「はい!」
「ポーションもここで受け渡しするか?」
「そうですね!そっちの方が早そうです」
と俺が『プライド』に行かなくても良くなったな。
「魔石はインベントリにいれてあるので、いる時に言ってください」
「あぁ、持ってきたらその分もらうからいいぞ」
作製台にコーヒーを置く。
作製台用の椅子はないから立って眺めながら飲む。
「いただきます」
「おう」
「絶景ですね!」
「そうか?まだ半分しか埋まってないからな」
「それでもこの広さですからね!」
まぁ、工場の3分の2は俺の仕事部屋だからな。
ポーション部屋に行きポーションを渡して、魔石を受け取り、如月の飾りたい武器を渡して金をカードに入れる。
「いやぁ、いつまででも居たいですが仕事があるので帰りますね」
「おう!またな!」
「はい、ありがとうございました」
と言って如月と別れる。
ミライとメグミも下に降りてきてこの場所を気に入ったらしい。
ヤトベースだな!
鍛治の本を椅子に座って読む。
魔法鍛治のことが色々と書いてあり勉強になるな。
やりながら覚えていく。
これもバイブル確定だな。
オリハルコンのインゴットで防具を作っていく。
嫌味な金ピカじゃないからな!これはこれでかっこいいな!
耐寒とフィットを付与して出来上がりだ。
これも飾っておく。
昔見た漫画の様な出来栄えだ!これはかっこいい!
一人唸りながらもう夜になっていたので部屋に戻る。
『やっと帰ってきたにゃ!』
「いやぁ、楽しくてな!」
『そうにゃらいいけど、にゃんか食わせろ!』
「はいよ!ウーバーでいいか?」
『いいにゃ!』
と今日は中華な気分だったのでウーバーで頼むと、ミライが持ってくる。
「ありがとう、これお金とミライ達の分ね」
「ありがとうございます!」
「部屋の方はどうだい?」
「一人で暮らすには大きすぎですが、快適ですね」
「なら良かった!」
と別れて俺はテンと一緒にビールを開けて飲みながらテレビをつける。
バラエティ番組を見ていると速報で今度はハワイ諸島のダンジョンがスタンピートだ。
「ほんとにやばいかもなぁ」
他の国だとやはり他人事だ。
だが明日は我が身で構えておかないとな。
さて明日も頑張るかぁ。
と歯を磨いてベッドに行くとテンがまだ寒いらしく布団に入ってくる。
まぁ、いいかとそのまま眠りについた。
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