ガチャから始まる錬金ライフ

あに

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ダンジョン攻略3

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「ねぇ?いつまで待たせるの?」
「いや、わるいな、色々やってたからさ」
「それでも連絡くらいできるよね?」
「はい、すいません」
 カレンに怒られている俺は元リーダーのはずなんだけどな?
「明日は空いてるの?」
「はい!9時からなら!」
「そ、じゃあ、9時3分に集合ね」
「9時半にしてください!!」
「…分かった」
「良かったぁ」
「特別だからね!」
「はい!失礼します!」
 と電話を切ってホッとする。
 カレンの迫力がまた一段と上がっているな。

「テン、明日からまたダンジョンなー」
『そうかにゃ、頑張るにゃよ!』
「オメーもだよ」
「ニャハハハハ、分かってるにゃ」

 翌日は如月に早くきてもらいポーションなどを卸すとギルドに直行する。
 ゼロも一緒に行く。
 9時15分か、セーフ!!
「何分待たせるつもり?」
「カレン?9時半の約束だろ?」
「もう!じゃー早く着替えてきて」
 テンと二人で着替えると、
『カレンはなんだかんだ言ってまだ子供にゃ』
「いや、もう大人だろ?ほんとに」
 それよりも大人の俺が怒られるのはなーぜなーぜ?

「よし!いくぜ!」
「久しぶりのメンバーだね」
「ヤトがいなかったから」
「ほんとよ。ヤトが来ないから」
「俺も忙しいの!」
「カレン?あんまり無茶いうなよ?」
 とモクレンは俺の味方だ。
 いつものダンジョンを潜り、順調に行く。
「ヤト?また強くなってない?」
「そうか?こんなもんだろ?」
 まぁ、ステータスが上がってるからな。

 25階層のいつものところでテントを出す。
「はぁ、んじゃお土産だ」
「あー、たこ焼きにお好み焼き!」
「大阪にいってたんですか?」
「仕事でな。まぁ食えよ」
 みんながっついて食っている。
「あー、私達も行きたかったな!」
「いけるだろ?いつでも」
「うーん、東京に住んでるとなかなか行かないわよ?」
「そう言うもんかね」
 とたこ焼きを一口。
「はふはふぉ」
「あはは、ダメだよ、熱々だからね」
「…口の中やけどしたよ」
 ヒールで治す。
「で?今回は何階層まで行くつもりだ?」
「100!今回こそはダンジョンクリア」
「まじかよ。みんな行くのか?」
「俺はいいぜ!」
「まぁ、そろそろ」
「だね、ヤトがいるし」
「私もいいわよ」
 とみんなが言う。
「私はついていきますよ」
 とゼロまでいう。
『ニャーはいいにゃよ』
「あー、分かったよ。ダンジョンクリアな?」
 はぁ、誰も反対しないのもどうかと思うよ?
 まぁ、一回攻略すれば気が済むだろ。

「おら!」
「ファイヤーボール」
「シッ!」
 とみんな成長してるな。
 これなら100階層までいけるのかもな。
 普通に50階層を超えたので、またテントの中だ。
「みんな余裕だな?」
「当たり前よ?もう何十回ときてるんだし」
「最高は?」
「70階層ね」
「変わってねーじゃねーか!」
 前回行った時のまんまだろ!
「しょうがないでしょ?ゼロだと罠察知がまだうまくできないんだから!」
「ゼロも頑張ってる」
 アーシャが言う。
「そうね、ヤトが来ないからでしょ?」
「はぁ、リーダーはカレンに譲っただろ?」
 俺は元リーダーなの!
「あー!そう言うこと言うと泣くぞ!カレンが!」
「わ、悪かった!はぁ、頑張るか」
「そ、そうよ!頑張ってよね!」
 と涙目のカレンには流石に負けるな。

 70階層を突破して71階層。
 やはりダンジョンは迷宮型だが、所々に木が生えていたり朽ちている様子だな。
 罠も多く敵が少ない。
 またRPG歩きで罠を回避していく。
「解除しないの?」
「これの方が楽、何かあれば解除するさ」
 とここで蟠桃の木か!周りは罠だらけ。
 貴重な素材だから罠解除していく。
 素材の回収も終わりまた歩いていくと向こうからワニのようなモンスターが現れるが、
「ガアァァアァァァ!!!?」
 罠にハマり動けないところをプスっと蠱毒刀で刺す。
「流石にこんなことにはなるなよな?」
「分かってるわよ!さっさと進もう」
 と80階層まえでまたテントだ。
 簡易シャワーがついてるのはいいよな!
 女の子が入ってる時は俺とモクレンとゼロは外に出されるけどな。

「ヤトの召喚獣ってテンだけ?」
「試したことないな」
「テンに後で聞いてみようか?」
「だな、1匹しか召喚できなかったらテンに悪いからな」
 ようやく俺らの番になったのでモクレンが先にシャワーを浴びる。
「なぁ、テン?召喚って1匹しか召喚できないのか?」
『にゃんで?召喚は出来るけどオススメはしないにゃ』
「なんで?」
『召喚中は魔力を消費するにゃ、テンだから消費は少ないけど、魔力に余裕がないと呼んでもすぐに帰さないといけないにゃ』
 なら俺の魔力次第か。
 「詳細鑑定」
ーーー
 河地夜人 31歳9ヶ月
HP 15560/15560
MP 19870/21080
ーーー
 ちなみに
ーーー
 立花可憐タチバナカレン 19歳1ヶ月
HP 7287/7287
MP 4320/5600
ーーー

「なぁ、MP20000は多いのか?」
『にゃ?!多いにゃ!ビックリだにゃ!』
「んじゃもう1匹くらい呼ぶか」
『まぁ、どんな奴が出てくるかは貴方しだいにゃ』
「凄いですね」
 んじゃシャワー浴びてから召喚してみるか。
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