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バージョンアップ
しおりを挟む『ステータスオープン』
ーーー
河地夜人 32歳
ジョブ ガチャ師LvMAX 鑑定士LvMAX 錬金術師Lv19 シーフLvMAX ローグLvMAX チェイサーLv9 彫金師Lv16 魔導士Lv15 魔法鍛治士LvMAX 商人LvMAX 旅人LvMAX 召喚師Lv18
レベル77
STR 480(+50)
DEF 430(+50)
INT 450(+50)
DEX 520 (+50)
AGI 570(+50)
LUK 110
スキル 『ガチャver.1.0.2』『詳細鑑定』『錬金術』『上級短剣術』『罠探知』『罠解除』『鍵開け』『気配探知』『ダブル』『ハイディング』『一撃』『一撃死』『宝探知』『ウィークアタック』『影魔法』『追跡』『投擲』『ダブルアタック』『投擲』『全耐性』『八大魔法』『回復魔法』『彫金』『フィット魔法』『宝石加工』『魔石加工』『ネット通販』『魔法鍛治』『魔剣作成』『聖剣作成』『付与魔法』『インベントリ』『生活魔法』『マッピング』『召喚』
SP 77
ーーー
ガチャがなんかバージョンアップしてるな。
やはり回し続けることには意味があるんだな。
しかし覚醒のポーションを使うと再覚醒か、ジョブが一つ増えるのか、新しいジョブになるのか、俺が使って召喚師が消えたらまずいからな。
如月に連絡しとくか、あとはエマだな。
あいつに話して大丈夫か?
鑑定ゴーグルの作り方を話しても良いが出来ればいいけどな。
とりあえず如月だな。
「もしもし、如月?」
『はい!お疲れ様ですね』
「おう。明日来れる?」
『はい!何かまた変わったものですか?』
「そうだな、まぁ、どう捌くかは如月次第だな」
『そうきましたか、わかりました!明日必ず行きますので!』
「よろしくな!」
とこれで如月はいいとして、
次はエマだな。
「はーい!」
『Hello?どうしたの?』
「鑑定ゴーグルは作れるようになったか?」
『まだよ、上級ポーションは作れるわよ!』
「素材を教えたら作れないかね?」
『あ、それは知りたいわ!』
「ならメールしとくからできたら教えてな!」
『OK!thank you』
とこちらもいいな!
ミライに言ってエマにメールを作ってもらう。
「はい、これであちらにメールがいきました!」
「ありがとう!」
自室に戻って、
『にゃんにゃ?たのしそうにゃ?』
「おう!ガチャが進化したからな!」
『にゃ!本当かにゃ!』
『ガチャ』を呼び出して、
『ガチャガチャ』
11連だ。
赤は1、黄が2、青が5、紫が1、銀が0、金が1、虹が1だ。
赤は上級ポーション。
黄が、
・ミノキシジル茸×100
・覚醒の実×100
「オォォォォォ!!覚醒の実100個かよ!」
青が、
・黒牛鬼革のレザーアーマー
・エアファルコンのコイル
・黒鬼のレザーアーマー
・ユニコーンスピア
・星藍のハルバード
紫が、
・風の扇子(嵐付与)
金が、
・スキルボール『火魔法』
虹が、
・ドラゴンハート
おぉっと、こんなものいらないけど素材なんだろうな。インベントリにしまっておく。
にしても覚醒の実がこれだけあってもオリハルコンが足りないぞ?
鉄から作っていくにしても時間がかかるし。100個分も作るとなるとどれくらい必要なんだよ。
「でも作ればみんなに届くんだよな。あー。エマがやってくれないかなぁ」
とりあえずオリハルコンのインゴットはあるから作ってみるか。
持っていたオリハルコンのインゴット10個と覚醒の実を錬金すると少し小さな覚醒のモノリスができたな。
うん、無理だ。
手持ちサイズと少し小さい覚醒のモノリス、二つ持ってるが、これはインベントリだな。
翌日は朝からヤトベースで待っていた。
「おはようございます!」
「おはよー。さて、本題に入ろうか」
如月が元気よく入ってくる。
「はい!何ができたんです?」
「再覚醒のポーション200本」
特製練金釜があれば倍作れるからな。
「か、覚醒の?もしかして?」
「覚醒のモノリスと違って再覚醒だぞ?」
「再覚醒?使い切りですか!それはどうしたものやら」
「覚醒で自分のジョブに嘆いた奴が欲しがると思うが、保証が無い」
「と言うことは」
「使ったことがない」
「えぇー!それはどうしましょうかね」
「『プライド』で誰かいないの?」
「聞いてみますけどどうでしょうか?」
と混乱している様子の如月。
「あと鑑定ゴーグル200!」
特製練金釜で作ったから倍だ。
「え、え?えー!!まじですか!」
「うん」
とその場にダンボールに入った鑑定ゴーグルを出す。
「鑑定ゴーグルが一つ80万として…」
と金勘定している如月だが、再覚醒ポーションはどうするだろうか?
「再覚醒ポーションは一本15万で買いますが取り敢えず一本だけで」
「了解。鑑定ゴーグルは?」
「それはもう買い取ります!」
誰に売るんだろう?
「できるだけ上級者に売ってくれよ?」
「それはもう、海外からも欲しがってる人が多いので」
それなら大丈夫そうだな。
あとは『覚醒のモノリス』を作るかどうかだな。
「『覚醒のモノリス』の素材が手に入った。どうすればいいと思う?」
「そ、それは、作れるなら作ったほうがいいと思います」
「だよな。100個分あるんだが」
「…そうですね、私の意見としては作った方がいいと思います。それだけ需要がありますから」
「そうだな。鉄屑を集めてくれないか?スクラップでいい」
「わかりました。手配します」
「よし、呼んだのはそれだけかな」
「はい!では『鑑定ゴーグル』と『覚醒のポーション』の代金を」
俺は冒険者証を渡す。
如月は『プライド』に向かった。
あとは返事を待つか、いや、オリハルコンを作っておくか。
いらない武器防具を練金釜に入れて錬金していく、オリハルコンになるまで錬金したら取り出し、また必要のない武器を入れて錬金する。
特製練金釜なんで倍にはなるが、あまりにも時間がかかるな。
結局『覚醒のモノリス』二個分にしかならなかった。これなら防具か武器を作った方がいいな。
昼になると如月から電話があった。
『再覚醒のポーションは別のジョブに変わりました、やはり自分の思ったのと違った人じゃないと意味ないみたいです』
「と言うことは元のジョブは消えるんだな?」
『はい、ランダムのようで、これならスキルボールの方がいいでしょうか?』
「そうだな、分かったありがとう」
『帰りに鉄屑を持っていきますね』
「了解」
上手いこと行かないもんだな。
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