ガチャから始まる錬金ライフ

あに

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紅刃の剣

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 まったりと錬金術をしながら生きていく。
 そんな生活に慣れてしまったのでカレンからの誘いが…正直やだな。
「みんなで行ってこいって」
「なんでよ!元リーダー!それにこれを攻略したらS級なのよ!」
「俺はS級に興味はないぞ?」
「もう!分からずや!!」
 と逃げて行かれた。
『ニャーんで行ってやらないにゃ?』
「俺は錬金術でもう食っていけるからな」
「それとこれとは違うんじゃ?」
「まぁ、それでもいつかはな」
『そのいつかは今じゃにゃくてもいいにゃ』
 テンの言うとおりかもしれない。
「はぁ、分かったよ、謝ってくる」

 カレンの部屋に行く。
「カレン、俺が悪かった。行くから顔を見せてくれ」
「ほんと?いくの?」
「あぁ、でもS級になったらやめるぞ?」
「…分かった」
「よし、仲直りだな」
「うん、次は北海道の旭川にある常盤公園よ!」
「はぁ、また作り溜めしないといけないな」
 と俺はヤトベースに入る。
「北海道よ?ウニにイクラにカニ!海産物を食べ尽くすわよ!」
「わかったよ、俺にはその前にやることあるから日にちくれよな?」
「はいはーい、明後日にチケットとっとくね」
 と言って戻っていった。
 一日しかないじゃないか。

「はぁ、今回はミライ達も行きたいだろうが、またここをみててもらわないとな」
 ポーションを作りながらそういうと、
『ニャーは行くにゃ!海鮮祭りにゃ!」
「わ、私だって行きたいです!」
「我もじゃ!」
「「「ん?!」」」
「我も行くのじゃ!」
「じゃあ、一旦返還するぞ?」
「分かってるのじゃ!」
 と胸を張っている。
 こう見ると中学生くらいなんだが魔王なんだよなぁ。

「よし!『ガチャ』の時間だな」
 ちょうどミライはメグミと買い出しだしな。
 今回は多めに220連、
 赤が12、黄が36、青が120、紫が46、銀が3、金が1、虹が2だ。
 赤は最上級ポーションと上級ポーション。
 黄が、ミノキシジル茸や光水晶など、
 青が、
・天空の剣(天空シリーズ)(シリーズ装備で全ステータス50UP)
・ヒュドラの剣
・海龍の矛
・列空の双剣
・ヒュドラの鎧
・海龍のレザーアーマー
・天空のコイル(天空シリーズ)
・天空の手甲(天空シリーズ)
・天空のグリーブ(天空シリーズ)
・天空の兜(天空シリーズ)
 などで、これで、天空シリーズは揃ったみたいだな。
 これで売りに出せるよな。

 紫が、
・オートガードの指輪
・炎法のリング
・ギャンブルダイス
・薔薇の腕輪(毒属性)(鞭に変化可能)
・光琳のネックレス
・追尾の指輪
 などだ。
 銀が、
・INT錠(+30)
・DEF錠(+30)
・STR錠(+30)
 と普通だった。飲んでおこう。

 金が、
・スキルボール『武士』
 スキルボールも溜まってきているな。
 虹が、
・世界樹の葉
・霊砂
 ん?これは素材かな?取っておこう。

「あー疲れたのじゃ」
『まだあるにゃ!頑張るにゃ!』
「そうですよ!その後が楽しいんですから」
 と頑張ってカプセルを開けてくれている。
 やっぱり多かったかな。
『よし!最後にゃ!』
「みんなお疲れ!ビールだ」
「「「やったぁ!!」」」
「「「ングングングングップハー」」」
「美味いのじゃ!」
『仕事の後の一杯は格別にゃ』
「美味しいですね!」
「そうだな」

「ただいま帰りました、えっ?」
 ミライとメグミが帰ってきて目が点になっている。
「今度は北海道らしいからその前に作っておいた」
「あ、あぁ…」
 まぁ、そうなるよな。
「メグミがインベントリに入れてミライが並べてくれ」
「「はい!」」
「あ、天空シリーズは合わせてくれな!」
「「はい」」
 忙しく動いてるミライとメグミを見ていると俺も何かしないといけないと思い、魔法鍛治をやってみる。
 そこまで凝ったものは作らずに属性が付いただけのようなものを何本が作っていると、
『にゃにやってんにゃ!ミライ達がまだ作るから慌ててるにゃ!ヤトはゆっくりしておけばいいにゃ!』
 テンがやってきて怒られてしまった。

 そういうつもりはなかったんだがな。 

 まぁいいか、如月にも電話で明後日から北海道にいくと言って連絡しておく。
「今度は北海道ですか?いいですね」
「一緒に行くか?」
「やめときますよ、『プライド』もあるので」
「だな、土産を楽しみにしといてくれ」
「はい」
 ということで明後日からは北海道だな。

 翌日は『テン』と一緒に食材なんかを調達しに行く。
 どーせ、今度のダンジョンも飯は必要だからな。あっちで買うのも勿体無いしな。

『ニャーはこれとこれと』
「遠足じゃないんだからな」
『似たようなもんにゃ』
「まぁ、そっか」
 と欲しいものを買っていく。
 インベントリにもはいっているからこれで十分だろ。

 午後になるとカエデが剣をメンテに来た。
「アレだけ言ったのにちゃんとメンテしておけって」
「ごめん、自分でやるとこうなっちまうんだよ」まぁやったあとはあるからやってやるけど。
「アタッカーなんだからしっかりしろよ?」
「うん、悪いな」
「もっかい教えるからな?」
「はい!」
 やらせながら教える。
 ようやくコツを掴んだときには剣はダメになっていた。
 仕方がないので新しく作ってやる。
 紅刃の剣だ。
「特別だからな」
「おう!ありがとう」
 これでメンテはできるだらう。
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