ガチャから始まる錬金ライフ

あに

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異世界

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 空飛ぶ絨毯は快適で魔力で動いてるようで思ったように動く。
 森を超えて飛ぶ魔法の絨毯。
「へぇ、もっと高く上がってみるか!」
 と高く上がれば遠くに大きな城が見えた。
 と言うことは空飛ぶ絨毯を掴んで『転移』!
 空飛ぶ絨毯も一緒に転移したのでよかった。

 空飛ぶ絨毯に乗ったまま王城に突っ込んでいく。
「王様はいるかな?」
 兵士が唖然と見ている。
 上に登っていくと、大きな扉を開けて広間のようなところの椅子から立ち上がる太った男。
「な、なんじゃお主は!」
「あんたが王様か?」
「そ、そうじゃ!我がこの国の王!ドメスト3世じゃ」
「汚れに強そうだな。…よっと」
 俺は降りるとインベントリに絨毯をいれる。
「な!ま、魔法か!」
「なぁ、提案なんだけど、奴隷を解放しないかなーと思って話し合いに来たんだけど」
 と近くに寄っていくが思ったより背が低いな。
「ならん!奴隷解放なぞ断じてならん!此奴を斬れ!斬れ!」
 と騎士がやってくるが弱くて一瞬で倒してしまう。

「そっちが先に手を出してきたんだからな?」
「だ、誰かおらぬか!」
「はい!ぬ!なにやつ?」
 とゴツい男が剣を抜くが、
「よっと!」
 蠱毒刀を刺してやれば苦しんでいる。
「ねぇ?どうするの?」
「ま、まだじゃ!マクシムよ!立て!」
「ぬががががが…」
 と力尽きて死んでしまった。

「だから奴隷をさ?」
「く、くそっ!こうなれば!うりゃあ!」
 と自分の剣で斬りかかってくる。
 片手で止めると剣を折る。
「話し合おうか?」
「は、はい」
 と言うことで奴隷を解放することとなった。

「あ、奴隷はどこかに集めてくれない?」
 と言って広場に集められる奴隷達。
 この王国だけでも数百人いるので、骨が折れるな。
 とりあえず王城と城下町の奴隷を『転移』!

 魔王城の前に出てきた。全員いるかな?
 と数えていると、
「主人!これは?」
 とツクヨが走ってくる。
「おう、奴隷解放してもらったから、これから連れて帰ってくるぞ?いいか?」
「はい!風呂の準備じゃ!あとは鍵師を呼べ!」
 手足についてる鎖は外してなかったな。
「んじゃ次な!『転移』!」

 次々と広場から連れ帰る。
 あとは地方にいる奴隷だな。
 王に地図を見せてもらい回っていくことにする。
 途中でアサシンなどがくるが片手間に倒すと王はもう何も言えなくなった。
 夜になるので一旦魔王城に戻ると、宴会が行われていた。
「あ!主人!」
『ヤトニャー!!』
 と飛びついてくるツクヨとテン。
「みんな怪我してるけどなんとか無事じゃ!」
「あぁ、ポーションを置いていくから治してやれよ」
「ありがとうなのじゃ!」
 と言ってポーションを出すと魔王の軍の奴らが持っていく。
「さぁ、飲むのじゃ!」
「俺は缶ビールでいいや!」
『にゃ!ニャーもそっちがいいにゃ!』
 とテン達にもあげてみんなで祝う。

 翌日は王国の周りの街に行く。
「…これはなんだ?」
 そこには串刺しになった汚れた奴隷が何人も息絶えていた。
「アーハッハッハッ!解放するくらいなら殺してしまえばいい!!実に簡単な答えだ!」
「…そうか」
 俺は蠱毒刀を抜いてそいつに刺す。
「あがっ!き、ぎゃあぁあぁぁぁ!!」
「領主様!貴様ぁぁ!」
 殺される覚悟があるんだろ?
 その街は血に濡れた街として有名になった。

 他の街ではどうにか奴隷を隠そうとするが、奴隷達がまだいると発言すると、渋々出してくるので腕を一本斬ってやると、喜んで出してくるようになった。
 
 こうして奴隷をすべて解放し、魔人族の王城へと集められ、ケガを治した奴隷達は人間がいかに卑劣かを喋る。

 王国も黙っておらず兵を集めてこちらに向かってきているようだった。

「我が行くのじゃ!今までは奴隷がおって手が出せなんだが、これは我らの問題じゃしの!」
 転移で連れていくと、
「このまま去れば我は追わぬ!これ以上進むつもりなら容赦はせぬ!」
 王国側も何か言っているが聞く耳が腐るな。
「我が魔王じゃ!!シャドウバースト!!」
 綺麗に並んだ兵士達がゴミのように飛んでいく。
 一発で戦意を喪失したようで這々の体で逃げ出していく。

「勝ったのじゃ!我らの勝ちじゃ!」
「人間を奴隷になんかするなよ?」
「そんな野蛮なことはしないのじゃ!」
 と涙を滲ませ笑うツクヨ。

 まぁこれで数年は大丈夫だろう。

 もう一泊してから地球に帰る。
「さて。『転移』!」
 自分の部屋に転移したので問題ないだろう。

 部屋の外に出るとミライとメグミがいて、テン達は?と聞かれるので召喚する。

『ニャー!帰ってきたにゃ!』
「我が魔王じゃー!」
「ふぅ、ただいまです」
 と3人がようやくこちらに帰ってきた。
 ツクヨもこれで心置きなくこっちを満喫できるだろう!

 よし!今日はヤトベースで焼肉でもするか!
 片側のシャッターを開け放つ。
 そっちの方にも駐車場があるのでそこでやることにする。

 肉屋に行って肉を買ってくる野菜もスーパーで買う。
 炭や道具を揃えて、
「今日は焼肉だ!」
「シオン達も呼ぶよ!」
 とカレンがみんなを呼んでいる。
 まぁ肉はたくさんあるから大丈夫だろ。

「肉追加で買ってきたよ!」
「おう!食いきれなかったら保存しとけよ!」
 カエデ達が肉を持ってきた。
「さて、これ食いたいだろ?」
 と出したのは竜の肉だ。
「なんの肉?」
「竜!」
「は?竜!?」
「そ、手に入ったからみんなで食おうぜ!」
「やったぁ!!」
 あ、如月に電話してないや。
「ミライ!」
「如月さんならもうすぐ来ますよ」
「ナイス!」
 と如月が来てから竜の肉を焼き始める。
・竜の肉…食用可、食べるとSTR、DEFに作用する。
「さて、竜の肉だ!思う存分食べてくれ!」
「「「「いっただきまーす」」」」
「美味っ!」
「柔らかいのに噛めば噛むほど旨味が」
「うん!美味いのじゃ!」
 と好評だな。
 俺も食べたが美味いとしか出てこなかったからな。
 竜の肉はすぐになくなってしまい、普通の肉を食べるが、それでもやっぱり肉は最高だな!
 みんなのステータスが気になるが上がっているだろうからまぁいいか!
 ガチャで出た肉は最高だな!
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