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限界突破
しおりを挟む「ん、んん…ここは?」
相変わらずのベッドの上だな?そういえばなんとかベッドまできて気を失ったんだったな。
『起きたのかにゃ!?』
「おう。生きてるぞー」
『ふざけてる場合じゃないにゃ!心配したにゃ!』
「ふぅ。動けるかな、ヨッと」
布団から起き上がると体はいつものままだな。
「よし、なんとか…トイレが先だな」
と言ってトイレに籠る。
「ふぅ。って、そこで待つなよ」
『またなんかあったら困るにゃ』
ドアを開けた先にテンがいた。
「どれくらい寝てたんだ?」
『一日ってとこかにゃ?何したにゃ?』
「レベルアップ薬を飲んで限界が来たから限界突破薬を飲んだんだよ」
『ヤトは勝手になんでもやりすぎにゃ!ちょっとは相談するにゃ!』
「悪い悪い、まぁ、一日だからなんとかなったな」
『はぁ、で?レベルの限界は突破したのかにゃ?』
「ん?」
『ステータスオープン』
ーーー
河地夜人 32歳
ジョブ ガチャ師LvMAX 鑑定士LvMAX 錬金術師Lv35 シーフLvMAX ローグLvMAX チェイサーLvMAX シャドウチェイサーLv3 彫金師LvMAX 魔導士LvMAX エレメンタルメイジLv2 魔法鍛治士LvMAX 商人LvMAX 旅人LvMAX 召喚師LvMAX
レベル100 限界突破
STR 1000(+50)
DEF 1000(+50)
INT 1000(+50)
DEX 1000(+50)
AGI 1000(+50)
LUK 130
スキル 『ガチャver.2.0.1』『詳細鑑定』『錬金術』『上級短剣術』『罠探知』『罠解除』『鍵開け』『気配探知』『ダブル』『ハイディング』『一撃』『一撃死』『宝探知』『ウィークアタック』『影魔法』『追跡』『投擲』『ダブルアタック』『投擲』『シャドウステップ』『全耐性』『八大魔法』『精霊魔法』『回復魔法』『彫金』『フィット魔法』『宝石加工』『魔石加工』『ネット通販』『魔法鍛治』『魔剣作成』『聖剣作成』『付与魔法』『インベントリ』『生活魔法』『マッピング』『召喚』『ステルスキル』『アイスエイジ』『生命回帰』
SP 1000
ーーー
うお!レベル100に上がったらステータス1000になってるし、『生命回帰』ってなんだ?
あとSPも1000になってるな。
『その驚きようにゃ、レベル100になってるのにゃ?仙人クラスになってるにゃ』
「仙人クラス?俺は仙人になったのか?」
『そうにゃね。歳も取らなくなって人間やめてるにゃ』
「げっ!マジかよ?」
『だからちゃんとニャーに聞けばよかったんにゃ!』
「うー…これからはそうするよ」
『もう遅いにゃ」
「だな。しょうがないな!ビールでも飲むか!」
『にゃ!諦めはやっ!!』
「クヨクヨしてても始まらないしな!」
と冷蔵庫にビールを取りに行きテンと乾杯する。
「カァーッやっぱうめぇな!」
『プハっ、呑気なやつにゃ』
「んで、テンさん、『生命回帰』ってなんだ?」
『『不老不死』は分かるにゃ?まぁ、そう言うことにゃ』
「まじかぁ。んじゃあとSP1000で何取ろうかな?」
『にゃ?SPがそんなにあるのかにゃ!』
「だな、増えた」
『はぁ、よく考えて使うにゃ』
ステータスのSPをタップすると取れるスキルが並ぶが多すぎるな。
スクロールしていくと、
ジョブはもちろん技スキルなんかも取り放題だな。
スクロールのラストは『神気』だった。
1000SPで取れるもののようだな。
まぁ、取らないけどな。
「なぁ、錬金術師で仙人の上のクラスってなんなんだ?」
『人間のクラスにゃ!仙人の上は神にゃ』
「まじかよ、そこまでは行きたくないな」
『だからニャーの知ってる錬金術師も仙人でやめてるみたいにゃ』
「へぇ、錬金術師に知り合いがいるのか?魔王も知ってるし顔が広いな!」
『たまたまにゃ、魔王はネオと勝手に連れてかれて仲良くなったにゃ!錬金術師はニャーの昔からの友達にゃ』
「そうか、なら呼ぼうぜ?」
とソファーの上でビールを飲むテンに言うと、
『そうにゃね、でも名付けはダメにゃ。仙人クラスに名付けるとやばいにゃ』
「そうか、なんて呼べばいい?」
『そうにゃね、師匠でいいにゃか?』
師匠か、いいね!
「いいぞ!一度返還するか?」
『そうにゃ。ちゃんと話してからにするにゃ』
「んじゃ返還」
『にゃ!まだ飲んでる…!』
と返還の魔法陣に吸い込まれていった。
あぁ、別に召喚しなくても転移で連れてくればいいか!
『転移』
『んにゃ!?ビックリしたにゃ!』
「お、悪い悪い、いや、名付けしなくてもいいのなら転移でいいかな?ってさ」
『そうにゃね!それでいくにゃ!』
と魔人国を歩いていると、
「おい!召喚野郎!さっさと仕事しろ!」
「へーい!いまやりまっ!?ご、ご主人様!!」
「ん、グラムか、久しぶりだな!」
そこには魔王の卵だったグラムがいた!
「親方ぁ!ご主人様が来たからいっちょ行ってくるわ!」
「は!?お前また仕事サボる気だろ!」
「ここにいるのがご主人様だ!」
「うお!本当に人間がいるな」
と親方と言われた奴は俺を見てビックリするが、
「ならなんでここに召喚士がいるんだよ?」
「そうですよ?なんでですか?」
「テンの知り合いを『転移』で連れていく事になったからこっちにきたんだ」
「そう言うわけだから!」
「けっ!わかったよ!」
と強面の親方に別れを告げてグラムもついてくる。
『にゃんでお前がついてくるにゃ?』
「いいじゃないっすか!同じ召喚仲間でしょ?」
『はぁ、にゃんでも召喚は、だめだにゃ』
「そんなこと言わないでくださいっす!俺もやる時はやるっすから!」
とやる気満々のグラムだが、まぁ、戦うことはないから安心してくれればいいかな?
街を歩いてハズレの方にくる。
ボロ屋に入っていくと怪しい雰囲気の店が一軒。
「テンにゃ!ガーナはいるかにゃ?」
「はいよ!なんだい?あんたは召喚されたんじゃやいのかい?」
妖艶な女の人がそこに座っていた。
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