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ダガー
しおりを挟む「よし、次はマー坊だな」
スマホを取り出し、マー坊に電話をかけるが出ないので、多分ダンジョンに行っているのだろう。
まぁ時間もあるし、また折り返し電話が来るのを待つか。
とりあえずこの前駐めたパーキングに駐車して、純喫茶『アン』でオムライスを食べる。
昼飯を食ってなかったのですごく美味しい。
この喫茶店は長くいれるな。客も少なめだし。
まだかなーとスマホをいじっていたらスマホが鳴るので反射で取ってしまった。
「よぉ、何の用だった?」
「マー坊か、この前のミドリって子にダガーが出来たと伝えてくれるか?」
「ちょっと待ってな」
一緒らしく後ろで喋っている。
「はい、変わりました!」
「おぉ、ミドリか、ダガー出来たぞ!2本分」
「ありがとうございます。で、属性は?」
「属性付き、火と風だ」
嬉しいのか、ためてから。
「今どこです?」
「この前の喫茶店にいるよ」
「すぐ向かいます!」
と電話を切られてしまった。
また、30分ほど待つ、
ドアが開いてミドリとマー坊が入って来た。
「お待たせしました、ダガーは?」
「そう急かすなよ、はい」
と鞘に入ったダガーを2本マジックバックから取り出す。
「ん?……ま、まぁ、いいか、『鑑定』」
と『鑑定』してニヤニヤしているミドリは、
「1本2億でどうでしょう?」
「おぉ、話が分かるね。マー坊に感謝してくれよ?」
本当は一億3000万位を想定していたのだが、さすがお嬢様。
「はい、世界に1本ですからね!ありがとうございます」
とダガーを見ている。
マー坊はアイスコーヒーを頼んでこちらを向くと、
「ありがとな!俺の剣もそうだがミドリのダガーまで」
「マー坊のパーティーだろ?まぁ売れればそれでいいしな」
「あ!やっぱりマジックバッグだ!」
と勝手に『鑑定』した様だな。
「おいおい、勝手に『鑑定』はルール違反だぞ?」
「すいません、どうしても気になって」
「マジックバッグ?」
とマー坊は知らないみたいだな。
「そ、それは売り物じゃ?」
「いくらで買う?さすがに出回ってないぞ?」
「ですよね、さすがに手に入れるのは我慢します。少し触っても?」
とミドリが言うのでバッグを外して渡す。
「す、凄い!中が見えない!あっ!分かる」
と大はしゃぎの中、マー坊に説明すると、
「は、はぁ、凄い物なんだな」
ミドリが返してくれるので腰に着ける。
「いつか手に入れます!」
「そん時は多少なら値引きするよ」
「はい!ありがとうございます」
ミドリはこの価値が分かっている様だ。
「あ、ミドリは税理士を知らないか?信用できる人がいいんだが」
さすがに稼いでるので税金が心配だ。
「紹介しますね。番号交換しときましょう」
スマホの番号を交換する。
「じゃあ、話がついたらここに連絡しますね」
「頼むよ、ありがとう」
「いいえ、こんないい物を売ってくださり、ありがとうございます」
ミドリはやはり最初よりも少し緊張している様だ。
その後はこの前と同じく車でギルドに行き、金を振り込んでもらう。
「はい、これでこの属性ダガーは私の物ですね!」
「そうだな、こちらこそいい商売が出来たよ」
「はい!ありがとうございます」
マー坊も肩身が狭いなんて言わないだろうな。
駐車場まで見送りに来てくれ、窓を開けて、
「それじゃあまたな!」
「おぅ、連絡するわ!」
「あ、私も連絡しますので」
と言って手を挙げて発進する。
「ふぅ。今日も稼いだな!だけどちょっとあの店長には注意だな」
と車を運転しながら『tortie』の店長はさすがにこちらの事を分かってなさすぎるから、売りに行くのは控えよう。
まぁ、ダンジョンでレベル上げもしないといけないし、まだ今週は引っ越しが残ってるからな。
家に帰ると、ゆっくりとビールを飲みながら、雑誌を見ながら探索者の記事を読む。
有名な探索者が、やはり武器、生産職のレベル上げが大事見たいで、鍛治職の付与が重要だと言っている。
何本売ったっけ?
とりあえず俺も知識を入れないといけないな。
高レベルになるほど武器、防具に付いてる付与が大事で、少しの差でモンスターを討伐出来るかどうかが重要になって来ているそうだ。
やはり安く売り過ぎだな。
ツネもいくらで売ってるのかは把握してるだろうから今度聞いておくか。
「ふぅ、まぁ、レベル上げをして『合成師』として何が出来るかだな」
俺の今のレベルが、
「ステータス」
ーーー
里見瑠夏 32歳
レベル39 ジョブ 合成師
スキル 合成 鑑定 加工 調合
ユニーク 追加効果
ーーー
あとレベル1で40の大台か、だがこのままだと何が付くかわからないのは面倒だな。
俺だけのユニーク、『追加効果』が選べればいいんだが。
まぁ色々と検証するしかないか。
翌日は、ゆっくり起きる。
「ふあぁ、、、昨日雑誌を見過ぎたな」
目がしぱしぱするので、シャワーを浴びてスッキリする。
とりあえず家具、家電を見に行くか。
車で大型ショッピングモールに来た。
電気屋で寸法を言ってドラム型洗濯機と冷蔵庫、テレビはあまりデカ過ぎず55型と合わせてテレビ台。あと、シーリングライト、エアコンも一室しかついてなかったから2台。とりあえずそれだけ買って、中野に配達と設置を入居日にしてもらう。
まぁ、こんだけ買ったんだから文句は無いだろう。
あとは家具でベッド、ソファーセット、テーブルをお願いする。これも入居日に届く。
「ふぅ、買い物もそれなりに体力がいるんだな」
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