合成師

盾乃あに

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引っ越し

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 あっという間に引っ越しだ。
 朝から鍵を受け取り、電気・水道は連絡してすぐ使える様にしてあるし、ネットも回線は朝から開通工事。
 どんどん運ばれ入ってくる荷物に取り付け作業と、俺は指示をするだけで電化製品関係は昼には終わり、昼から家具が届く。

「ふぅ、慌ただしいな」
 と、部屋を見て回る。
 色々と買い足すものがあり、それをメモしながら家具が到着するのを待つ。

 とりあえずベッドとソファー、テーブルの設置が終わり、業者が帰ると、ソファーに座る。
「はぁ、あとは細々したものを買いに行くか」
 
 元のアパートは全て業者に任せ、全て捨てて掃除までしてもらうようにした。

 車でショッピングモールに行く。
 必要な物を買って回ると結構な量だな。
 車に積んでマンションに戻って9階まで運ぶ。
 まぁ、でかい物は寝具くらいで、あとはマジックバッグに入れてあるので一回で済んだ。
 あらかた設置を済ます。
「よし、今日はここまで!」
 ようやく引っ越しが終わって、ゆっくりとビールを飲みながら部屋の外を見る。
「まさか俺がこんなところに住むなんてな」
 ちょっと前の無職になったあの絶望感からの大逆転だから、覚醒したことに感謝だな。

 さぁ、やる事は終わったし、明日はこの辺の散策だな。
 と気分良く飲んで寝る。

 翌日はゆっくり起きると、ソファーに座りニュースを見る。
「は?まじか」
 『tortie』が出ていて、探索者に今人気急上昇!と話している。
 海外では『golden eagle』と言う人気クランが属性武器を買ったと報じている。
 その額なんと12億円。
「はぁ、最低だな」
 『tortie』は一流ブランドになったが、このニュースを見てどう言う対応をしてくるかだな。
 まぁ、いくらで売ろうと俺から離れた時点で関係ないのだが、あまりにも搾取しすぎだろ?

 まぁ、責めてもツネがいるし、あまり大事にはしたくないから連絡あるまで放置だな。

 切り替えて、朝飯を食いに外に出かける。
 マックを食べながら外を見る。
 中野は人が結構いるんだな。まぁ、中野ブロードウェイなんかもあるし、色々見て回るか。

 と散歩がてら近くを見て回る。
 財布もずいぶんと使ってるから新しく買ったり、服なんかも新しく買う。
 まぁ、気に入った服ばかり着るから持ってる服が少ないのもあって、冬物を買いマジックバッグに入れる。
 あとシルバーの指輪は『合成』の為にシンプルなのをいくつか買っておく。

 探索者用の道具屋も近くにあり、ポーションを少し買っておく。
 
 ぐるりと周り、大体把握したので家に帰る。
 早速、指輪を『合成』してみるとやはりできる様で、風属性の指輪が出来た。
 これで俺も魔法が使えるかもしれないな。

 と昼になったので、こっちのダンジョンがどうなってるのか気になり、星2のダンジョンがあるギルド派出所に車で向かう。
 駐車場に車を停めて派出所に入るとそれなりに人がいて、『前衛探してます』などの紙を持っている子もいるな。
 多分星2辺りからパーティーを組むのが普通なんだろう。
 俺はとりあえずソロで行ってみることにする。
 
 更衣室で着替えて受付をする。ダンジョンの中に入ると、ここもフィールド型で草原になっている。モンスターはシルバーファングと言う狼だ。
「ネットで見たけど案外小柄だな」
 単体で行動するようで一匹が目の前にいる。
『グルルルル』
「ほら、かかって来いよ」
『ガァァ』
 と直線的なので避けざまに斬るとすぐにドロップに変わる。毛皮と魔石だな。
「ふぅ、スピードはあるけどこんなもんなら」
 レベルが上がっているのと武器に付与がされているので身体能力も上がってるし怖くないな。
 
 このまま1階層でレベル上げだな。

「オラァ」
 と斬りつけドロップに変わるシルバーファング。もう結構毛皮も溜まってきたが、
「ステータス」
ーーー
 里見瑠夏サトミルカ  32歳
 レベル46     ジョブ 合成師 
 スキル 合成 鑑定 加工 調合 チェック new
 ユニーク 追加効果 
ーーー
「なんだ『チェック』って?」
 とりあえず2階層に降りる階段も見つけたしいい頃合いだから帰るか。
 帰りもシルバーファングを倒しながら帰る。

 ようやく出口で、外に出る。
 受付で帰還のチェックと、魔石を売る。
「はい、シルバーファングの魔石が、126個で5万400円ですね。ギルドカードに入れますか?」
「お願いします」
 と魔石一個400円だが、そこそこ金になったな。
 更衣室のロッカーで着替えて出ると、まだパーティーメンバーを探してるようだ。
「大変だな」
 と車に乗り込んで家に帰る。

 とりあえず『チェック』ってのがなんなのかだが、上着を脱いでハンガーにかけ、ビールを開けて合成部屋に行く。
 シルバーファングの毛皮も『加工』すると、ウィンドが現れて『加工』後の品質や『追加効果』が現れる。
「これが『チェック』か、便利だな!」
 『追加効果』まで分かるのは良いな!
 『加工』では追加効果は無しだから、とりあえず全部加工するか。
 シルバーファングは確定でドロップするのが毛皮と魔石のようなので全部で126枚の毛皮の『加工』をビールを飲みながらちまちまやって行く。

「ふぅ、結構な量だな」
 そりゃ、毛皮をドロップするのは良いけど、これじゃあ捨てて行く奴もいるだろうな。
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