合成師

盾乃あに

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マスコミ

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 いつもの『居酒屋麦わら猫』に入る。
 人は満員でよく予約取れたな。
 2階のボックス席でツネが待っていた。
「よぉ!やっと来たな!」
「いやいや、俺らが待ってたんだよ!」
「だぞ?」
 と言いながら腕まくりをしているツネもさっき到着したみたいだ。
「とりあえず生6つね」
 と注文して。あとはタッチパネルだ。
 色々頼んで待っていると生6つが先に来るので、
「「「カンパーイ」」」
 とグラスを合わせて一気に流し込む。
「ぷはぁ、で?どうなんだ?『氷剣姫』とは」
「クハァ、どうって別に?30階層までは行ったが?」
「ダッハァ、そう言う事じゃないと思うぞ?」
 3人とも生を半分くらい一気に飲んだな。
「一番女っ気があるのがルカなんだからな」
「あのなぁ、あんなお嬢様とは付き合えないって」
「そうか?金はあるしいいんじゃねーか?」
「そう言う問題じゃねーよ」
 と話しながら飲み会は進む。

「で!すげぇの!マジありがとう」
「はいはい、マー坊バク宙したり遊んでたもんな」
「はぁ、覚醒したやつはいいよな」
「年1くらいは見てるのか?」
 とステータスを確認してるのか聞くと、
「ん?そりゃ見てるよ、『鑑定』が欲しいしな?」
 別にそれなら鑑定眼鏡もあるし、そこまで必要じゃないだろ。
 まぁ、話は盛り上がり、また今度という事で店から出る。
 タクシーに乗せて帰らせると俺は次のタクシーを待ってから、中野まで帰る。
 
 マンションの前まで行ってもらい、ふと後ろを見るとミズノがいた。
「あ?だいぶ勝ったみたいだな?」
「そ、そんな事ないです!」
 ハハッ、焦ってるな。
「ここで待ってるってことは見逃したんだろ?ザコいなぁ」
「ば、バカにして!わ、私だってあんなに出なかったら」
「やっぱり大勝ちしてんじゃねーか、じゃーな!」
「クッソー」
 と勝負に勝ったな。

 部屋まで戻ってふらつきながら、ソファーに座ってテレビをつける。
「こいつこんな時間まで頑張るんだな」
 テレビにはカグヤが出ていてコメンテーターをやっている。

 翌日はゆっくりする。
 テレビをつけると菓子パンを食べながらコーヒーを飲む。
 『閻魔』が出ていて愛内のデスサイズが話題になっている。
 何故か俺が特殊ジョブの大物にされていてオーダーで作ってもらったと喋る愛内。
「だぁ!やめれよな!」
 しかも渡航歴がないので日本人という事がバレてるし。

 テレビを消して、
「はぁ、クラクラするな」
 とこめかみを抑える。

 もういい、とりあえずダンジョンに行って憂さ晴らしをしよう。
 ということで外に出るとやっぱりいるミズノ。もう関わるとキレそうなので無視し、車で星3派出所に駐める。
 すると、マスコミやらが大勢いる?
「あ、いた!貴方ですよね!『氷剣姫』とパーティー組んだのは」
 と一斉に囲まれ、写真を撮られ、質問攻めにあう。

「どうやってパーティーに入り込んだんですか?」
「やっぱりお金ですか?」
 と失礼な質問もある。

「……あの、」
 喋ると黙るので、一言。
「一般市民にこの仕方はあなた方にとっての正義なのですか?」
「「「……」」」
 黙り込み少しマイクを下ろすが、
「そんなことはどうでもいい、『氷剣姫』との関係を聞いてるんだ」
 と1人が喋ると同調してくるほかの人間。
「分かった、それが答えだな?」
 俺は真っ直ぐ歩き出す。
「う、あ、うあぁ」
 と俺の前にいた人間が逃げ出す。
「あ、馬鹿!前に行け前!」
 とやはり1人が言うので流石にカチンときて、そいつを睨みそいつの前に行く。
「あ?」
「い、い、いや、あの」
「集団じゃ無いと何も出来ないのか?」
「お、俺じゃ無い」
「は?」
「す、す、いませんでした」
 と尻餅をついて謝る馬鹿野郎は無視する。
 俺はそのまま派出所に入って、着替えて受付に行くと、
「少々お待ちください」
 と言われる。とことん間の悪い奴だな。
「いやぁ、ひっ!」
「あ?お前なんか呼んでねぇ」
 とギルマスに向かって言う。
「す、すいません、う、受付してあげて」
 と受付を促す。
 そのままダンジョンの30階層に1人で入る。

「ウオラァー!!」
『ゴェェッ!』
 と31階層のモンスター、オーガの顔面を瞬歩を使い殴り飛ばす!
 チッ、硬いから拳がイカれたな。
 剣を抜き、刺して魔力を目一杯送ると雷で黒焦げになり消えるオーガ。
「ふぅ、少し落ち着いたな」
 とハイポーションを飲むと拳が癒される。
 ドロップを拾うと、また走って剣で斬りつけ雷を使い倒して行く。
 くまなく走り回りモンスターを倒してドロップを拾って行くと木の影に宝箱を発見する。
「ほぉ、悪いことばっかりじゃ無いな」

 罠がある様で慎重に解除して宝箱を開けると、中には木の実が一つ入っていた。
『オーバーナッツ』……限界突破をする。
 
「お!これが限界突破の秘密かよ!」
 とりあえずマジックバッグに入れておく。
 それからも自分のレベル上げを行って行く。
 ステータス

ーーー
 里見瑠夏サトミルカ  33歳
 レベル95     ジョブ 合成師 
 スキル 合成LvMAX    鑑定 加工 調合 チェック 選択 作成 紫電一閃
 ユニーク 追加効果 
ーーーーーー
 武器……ステータス(力、素速さ、防御、知力、幸運)+3、+5、+10、+15属性(火、水、風、土、雷、氷、聖、)
 防具……ステータス(力、素速さ、防御、知力、幸運)+3、+5、+10、+15、耐性(火、水、風、土、雷、氷、聖、)、俊足、瞬歩、硬化、腕力、剛力、フィット、防汚、軽量化、
 動具……収納(小、中、大、特大)、属性(火、水、風、土、雷、氷、聖、)、結界(小、中、大)、帰還、爆破、麻痺、索敵、鑑定、
ーーー
 ふぅ、今日はここまででいいだろ。スッキリした気分で時計を見ると18時だ。
 30階層に戻りモノリスを使い出口に出るとダンジョンから出る。

 
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