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第2章 ヘブンスの回想
2-4 知の大魔導士
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そういうわけで、村人から珍しいお土産までもらって何日もかけて帰ってから私は師匠と再び対面することになった。
今度は風呂場で。もちろん私は浴室の外にいた。
室外の廊下から彼女に話しかけると、師匠は少し疲れた声で返事をしてくれた。
合間にチャプチャプと水音が聞こえてくる。
どうやら湯船に浸かっているようだ。温かい湯気が中から流れ出てくる。
浴室は広いため、目隠し用に衝立が立っているから、万が一私が廊下から覗き見ても彼女が直接見えないようになっている。
「はぁ。使用人から子供相手に可哀想だと苦情が入ったのよね。でも、私は弟子を取ったことがないから、弟子に何をしたらいいのか分からないのよ。だから、あなたが教えて欲しいことを私に言いなさい。ちなみに、あなたに使う時間は風呂に入っている間の五分だけよ、分かった?」
すごく面倒くさそうな声だった。これでも譲歩したのだと言わんばかりの態度だ。
ひどいのは変わらないが、それでも妥協してくれたのは、涙が出るほどありがたかった。
少なくとも、何か話す前に知らない場所に飛ばされる心配はないからだ。
「では、とある本を読んで気になった点があったので、それについて質問してもいいですか?」
「ええ、いいわよ」
期待はしていない。そんな彼女の気持ちがバレバレな返事だった。
少なくとも私は、間違って自惚れるくらいの才能はあったので、前世で相当知識も得ていた。
魔導の理論について、一番難解と言われた話題を出すと、彼女は明らかに声色を変えた。
「へー、あの知の大魔導士と呼ばれるカイハーンのマナの運動理論について、他人と語り合える日がくるとは思わなかったわ」
思わず息をのんだ。
今は亡き大魔導士の名を引き合いに出されたとき、私は自分自身を彼女に見いだされた気がしたからだ。
私の前世の中は、マルク・カイハーン。かつては大魔導士の称号を贈られ、人々から敬われた存在だった。
だからこそ、私は自分は一番魔導の才能があると信じて疑わなかった。
誰にも教えてない私の過去を彼女はたった数回の会話で気づいた。
私の理論は、公表した当時、残念ながら誰にも完全に理解されなかった。
でも、彼女は読んで理解しただけではなく、私の会話ですぐに名前を出せるほど熟知していた。
頭を殴られたような衝撃だった。
心がただ震える。彼女との奇跡の出会いに私はひたすら感謝していた。
ザブンと音を立てて湯船から慌てて出て、バスローブを羽織りながら浴室から出てきた彼女の顔を今でも覚えている。
あのときの表情は、とても嬉しそうに輝いていた。
「来なさい。続けましょう」
それから彼女は私を試すように様々な話題を出していった。
負けたくない。その一心でこれでもかと言わんばかりに食いついた。
気が付けば時間がかなり過ぎて、使用人が用意してくれた食事すらも片手間にとりながら、ひたすら彼女と話し続けていた。
「師匠、もう寝ましょう。さすがに疲れました」
「ええー、もっと付き合ってよ! 今夜は寝かさないわよ」
結局、根を上げたのは私だったが、彼女の残念そうな顔を見れただけで、気持ちはすごく晴れやかだった。
どちらが子どもなのか、よく分からない人だった。
「そういえば、名前はなんていうの?」
彼女に改めて名前を聞かれたのは、だいぶあとになってからだ。
どうやら彼女は王宮から弟子の書類が届いていたはずなのに、ちゃんと読んでいなかったらしい。
彼女にだけは、本当の自分の名前を呼んでほしくて、前世の名前であるマルクと教えた。
それから彼女の研究にも巻き込まれていった。
何時間も語り合い、時間を忘れるほど、彼女と時を過ごした。
私は師匠ほど魔力や魔導の技術にセンスはなくとも、理論については彼女に引けを取らなかった。
「マルクは賢いわね」
時にはそんな風に彼女を感心させるほどの意見を述べて、彼女の研究に貢献したこともあった。
その研究の成果だって、師匠一人の手柄にもできたはずなのに、彼女は当然といった感じで、二人の共同論文として研究を発表してくれた。
彼女が孤児院に寄付していたのは、貧しい子供時代に見知らぬ通行人から施しを受けたからだった。
彼女が村人——特に老人に親切に貢献したのは、彼女自身が偶然通りがかった老婆に拾われて魔導士になったからだった。
非情と思われた彼女は、受けた恩を忘れない義理堅い人だった。
その彼女のおかげで私自身も認められ、充実した生活を送っていた。
たまに彼女のズボラさ――特に寝ぎたなさに忍耐強い私でも本気で腹を立てることもあったが、私生活では彼女の苦手な部分を支えて、大魔導士の弟子として、誇りを持っていた。
でも、それは私が数日外出している間に全て失われた。
訃報を聞いて帰ってきたとき、彼女は変わり果てた姿になっていた。
殺しても死なないような人だったのに。
最期は突然で、あっけなかった。
彼女の部屋に転がっていた酒瓶と、記憶よりも荒れた室内。
そして彼女が転倒して打ち付けた四角い木製の置物。角が尖った箇所についた染みのような黒い血痕。
自分がいない間に起きた出来事は、まるで現実ではないようだった。
でも、彼女が亡くなったあと、今まで当たり前のように存在していた彼女が私の日常からいきなり居なくなった。
彼女が使っていた寝室、彼女が普段いた書斎。
彼女がいるはずの場所に彼女がいない。
本当の私を見つけてくれた彼女が、これから一生、永遠に。
そう認識した途端、呼吸の仕方を忘れるくらい喪失感を覚えたのだ。
知識を切磋琢磨するような刺激ある輝かしい日々を失くして、私はそれがいかに大切だったのか思い知った。
それでようやく彼女に対する深い想いに気づいた。
いや、違う。本当はずっと前から彼女に惹かれていた。
前世の私の理論を彼女は目を輝かせて嬉しそうに語っていた。その姿を見たときから、恐らくずっと。
自分の理論を理解してくれる誰かと出会いたいと願っていた。
彼女は、そんな私が切望していた存在そのものだったから。
それなのに、変に矜持が高かった私は、頑なに認めようとしなかった。
何もかも彼女に敵わなかったから、惚れたらもっと負けだと思っていた。
自分が子どもだから、全く相手にされないと不安だった。
本当につまらない拘りと理由のせいで。
こんな子どもの私でも、彼女に告白していたら、今と状況が違っただろうか。
いつまでも彼女の死を認められなかった。
いつしか縋るように心の底から願っていた。
彼女が自分のように生まれ変わって欲しいと。
また出会って、彼女の側にいたいと。それが今までの私の心の支えだった。
でも、彼女は私と同じ気持ちではなかったらしい。
私が彼女の言葉を信じなかったとは言え、彼女に別々の道を歩むと選択された事実が、今でもかなり私の胸を抉っている。
彼女らしいと言えば、彼女らしいのだが。
絶望を感じるほどの懐かしさに思わず涙が出そうになった。
でも、このまま落ち込み続けるわけにはいかなかった。何もしなければ、彼女との縁が切れてしまう。
火災の後処理をしながら考えたのは、どうやって彼女を繋ぎ止めて外堀を埋めるかだった。
想いを告白するのは、現状では浅慮な下策だと感じた。
彼女から想いが返ってくるなんて、期待は全然していない。
でも、誰にも渡したくはなかった。そのためには、彼女との結婚が必要不可欠だ。
彼女の前世で油断していたら、あの男に彼女を奪われそうになったのだから。
彼女の死で、その話は流れたが、あんな辛い想いをしたくはなかった。
もう二度と離さない。
だから、手始めとして、彼女を無事に弟子にする必要があった。
そのためには、手段を選ぶつもりはなかった。
「ミーナ、こいつ誰だよ? これから俺の嫁になるのに二人きりで馬車に乗るなんて浮気だぞ」
たとえ、こんな男が現れようとも。
今度は風呂場で。もちろん私は浴室の外にいた。
室外の廊下から彼女に話しかけると、師匠は少し疲れた声で返事をしてくれた。
合間にチャプチャプと水音が聞こえてくる。
どうやら湯船に浸かっているようだ。温かい湯気が中から流れ出てくる。
浴室は広いため、目隠し用に衝立が立っているから、万が一私が廊下から覗き見ても彼女が直接見えないようになっている。
「はぁ。使用人から子供相手に可哀想だと苦情が入ったのよね。でも、私は弟子を取ったことがないから、弟子に何をしたらいいのか分からないのよ。だから、あなたが教えて欲しいことを私に言いなさい。ちなみに、あなたに使う時間は風呂に入っている間の五分だけよ、分かった?」
すごく面倒くさそうな声だった。これでも譲歩したのだと言わんばかりの態度だ。
ひどいのは変わらないが、それでも妥協してくれたのは、涙が出るほどありがたかった。
少なくとも、何か話す前に知らない場所に飛ばされる心配はないからだ。
「では、とある本を読んで気になった点があったので、それについて質問してもいいですか?」
「ええ、いいわよ」
期待はしていない。そんな彼女の気持ちがバレバレな返事だった。
少なくとも私は、間違って自惚れるくらいの才能はあったので、前世で相当知識も得ていた。
魔導の理論について、一番難解と言われた話題を出すと、彼女は明らかに声色を変えた。
「へー、あの知の大魔導士と呼ばれるカイハーンのマナの運動理論について、他人と語り合える日がくるとは思わなかったわ」
思わず息をのんだ。
今は亡き大魔導士の名を引き合いに出されたとき、私は自分自身を彼女に見いだされた気がしたからだ。
私の前世の中は、マルク・カイハーン。かつては大魔導士の称号を贈られ、人々から敬われた存在だった。
だからこそ、私は自分は一番魔導の才能があると信じて疑わなかった。
誰にも教えてない私の過去を彼女はたった数回の会話で気づいた。
私の理論は、公表した当時、残念ながら誰にも完全に理解されなかった。
でも、彼女は読んで理解しただけではなく、私の会話ですぐに名前を出せるほど熟知していた。
頭を殴られたような衝撃だった。
心がただ震える。彼女との奇跡の出会いに私はひたすら感謝していた。
ザブンと音を立てて湯船から慌てて出て、バスローブを羽織りながら浴室から出てきた彼女の顔を今でも覚えている。
あのときの表情は、とても嬉しそうに輝いていた。
「来なさい。続けましょう」
それから彼女は私を試すように様々な話題を出していった。
負けたくない。その一心でこれでもかと言わんばかりに食いついた。
気が付けば時間がかなり過ぎて、使用人が用意してくれた食事すらも片手間にとりながら、ひたすら彼女と話し続けていた。
「師匠、もう寝ましょう。さすがに疲れました」
「ええー、もっと付き合ってよ! 今夜は寝かさないわよ」
結局、根を上げたのは私だったが、彼女の残念そうな顔を見れただけで、気持ちはすごく晴れやかだった。
どちらが子どもなのか、よく分からない人だった。
「そういえば、名前はなんていうの?」
彼女に改めて名前を聞かれたのは、だいぶあとになってからだ。
どうやら彼女は王宮から弟子の書類が届いていたはずなのに、ちゃんと読んでいなかったらしい。
彼女にだけは、本当の自分の名前を呼んでほしくて、前世の名前であるマルクと教えた。
それから彼女の研究にも巻き込まれていった。
何時間も語り合い、時間を忘れるほど、彼女と時を過ごした。
私は師匠ほど魔力や魔導の技術にセンスはなくとも、理論については彼女に引けを取らなかった。
「マルクは賢いわね」
時にはそんな風に彼女を感心させるほどの意見を述べて、彼女の研究に貢献したこともあった。
その研究の成果だって、師匠一人の手柄にもできたはずなのに、彼女は当然といった感じで、二人の共同論文として研究を発表してくれた。
彼女が孤児院に寄付していたのは、貧しい子供時代に見知らぬ通行人から施しを受けたからだった。
彼女が村人——特に老人に親切に貢献したのは、彼女自身が偶然通りがかった老婆に拾われて魔導士になったからだった。
非情と思われた彼女は、受けた恩を忘れない義理堅い人だった。
その彼女のおかげで私自身も認められ、充実した生活を送っていた。
たまに彼女のズボラさ――特に寝ぎたなさに忍耐強い私でも本気で腹を立てることもあったが、私生活では彼女の苦手な部分を支えて、大魔導士の弟子として、誇りを持っていた。
でも、それは私が数日外出している間に全て失われた。
訃報を聞いて帰ってきたとき、彼女は変わり果てた姿になっていた。
殺しても死なないような人だったのに。
最期は突然で、あっけなかった。
彼女の部屋に転がっていた酒瓶と、記憶よりも荒れた室内。
そして彼女が転倒して打ち付けた四角い木製の置物。角が尖った箇所についた染みのような黒い血痕。
自分がいない間に起きた出来事は、まるで現実ではないようだった。
でも、彼女が亡くなったあと、今まで当たり前のように存在していた彼女が私の日常からいきなり居なくなった。
彼女が使っていた寝室、彼女が普段いた書斎。
彼女がいるはずの場所に彼女がいない。
本当の私を見つけてくれた彼女が、これから一生、永遠に。
そう認識した途端、呼吸の仕方を忘れるくらい喪失感を覚えたのだ。
知識を切磋琢磨するような刺激ある輝かしい日々を失くして、私はそれがいかに大切だったのか思い知った。
それでようやく彼女に対する深い想いに気づいた。
いや、違う。本当はずっと前から彼女に惹かれていた。
前世の私の理論を彼女は目を輝かせて嬉しそうに語っていた。その姿を見たときから、恐らくずっと。
自分の理論を理解してくれる誰かと出会いたいと願っていた。
彼女は、そんな私が切望していた存在そのものだったから。
それなのに、変に矜持が高かった私は、頑なに認めようとしなかった。
何もかも彼女に敵わなかったから、惚れたらもっと負けだと思っていた。
自分が子どもだから、全く相手にされないと不安だった。
本当につまらない拘りと理由のせいで。
こんな子どもの私でも、彼女に告白していたら、今と状況が違っただろうか。
いつまでも彼女の死を認められなかった。
いつしか縋るように心の底から願っていた。
彼女が自分のように生まれ変わって欲しいと。
また出会って、彼女の側にいたいと。それが今までの私の心の支えだった。
でも、彼女は私と同じ気持ちではなかったらしい。
私が彼女の言葉を信じなかったとは言え、彼女に別々の道を歩むと選択された事実が、今でもかなり私の胸を抉っている。
彼女らしいと言えば、彼女らしいのだが。
絶望を感じるほどの懐かしさに思わず涙が出そうになった。
でも、このまま落ち込み続けるわけにはいかなかった。何もしなければ、彼女との縁が切れてしまう。
火災の後処理をしながら考えたのは、どうやって彼女を繋ぎ止めて外堀を埋めるかだった。
想いを告白するのは、現状では浅慮な下策だと感じた。
彼女から想いが返ってくるなんて、期待は全然していない。
でも、誰にも渡したくはなかった。そのためには、彼女との結婚が必要不可欠だ。
彼女の前世で油断していたら、あの男に彼女を奪われそうになったのだから。
彼女の死で、その話は流れたが、あんな辛い想いをしたくはなかった。
もう二度と離さない。
だから、手始めとして、彼女を無事に弟子にする必要があった。
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