23 / 49
第4章 元下僕
4-1 前世の記憶
しおりを挟む
「大魔導士ウィスターナ。様々な過去の其方の功績を讃え、褒美として余の妃にしてやろう。ゆくゆくは国母となる名誉だ。これに代わる栄光は二つとないぞ」
王子よ、いきなり何を言う。私が魔導を学んだのは、王子の妃になるためでも、王の子どもを産むためでもないわ。
「元は貴族ではない其方には理解できないのは仕方がない。其方の多少の無礼は許してやろう。其方なら優れた魔導の力を持つ王の子を産むことも可能だ。さらに偉大な功績を残せるだろう」
王の子であることに魔導の力は関係ない。なぜ王の子が、自らの血筋や地位を軽んじるの。
「魔導の力が優れているほど不老ではないか。すでに力を持つ其方には分からないのだ。それがいかに素晴らしいのかが」
王子の妃には、ふさわしい地位の娘を選べばよい。貴族の娘は何のために淑女として教育を施されていると思うの。
「そうか、其方は己の出自が不安なのか。それなら容姿が似た貴族の養子になれば問題はない。貴族の振る舞いもこれから学べばよい」
違う、私はそんなことを言っていない。私は魔導で国に仕えるだけだと言っているの。
「そうだ、其方は宣誓により国に忠実であれ。余の子を産むのも其方の務めだ」
違う、私は魔導士よ。魔導以外の命令に従うつもりはないわ。
「黙れ。余に逆らうつもりか。王命だ、従え。異論は許さぬ」
王命ですって? そのような理に反した命令が、議会を通ったの。
「ああ、満場一致で可決されたとも。みな、喜ばしいことだと祝福していたぞ」
なぜ誰も私の意見すら聞かないの。
§
嫌な夢を見た。前世の記憶だった。
あの話が決して通じない、噛み合わない腹立たしいやり取り。
ベッドの上で慌てて上半身を起こしたら、部屋でカーテンを開けていたメイドの気配に気づいた。
今日は曇り空みたいで、窓から差し込む朝日は少し弱かった。
「おはようございます。お目覚めですか? ミーナ様がご自分で起きられるのも珍しいですわね」
にこやかにメイドのリナさんがベッドに近づいてきて話しかけてくれた。
母親と同じくらいの年頃で、気さくで感じのいい人だ。
私専属のメイドなので、彼女には毎日お世話になっている。
「リナさん、おはようございます。嫌な夢で目が覚めちゃったの」
じっとりと肌に滲むような汗までかいていた。
心臓の音が聞こえると錯覚するくらい、激しく鼓動している。
「まぁ、それは災難でしたわね。早く忘れたほうがいいですわ」
「そうよね」
もう過去のことだから、忘れられるなら忘れたい。
でも、この国の魔導士は未だに誓約で縛られている。
命まで失った失敗を二度と繰り返さないためにも、忘れるわけにはいかなかった。
あいつは、まだ生きているから。
私を踏みにじり絶望に落とした、この国の最高権力者。
§
身支度を整えて広い食卓に行けば、私の分だけ食事が用意されている。
ここに住んで一ヶ月ほど経ったけど、ほとんど一人で食べている。
「はぁ」
「ミーナ様、どうされました?」
「いえ、こんな大きなテーブルに一人で食事って慣れなくて。リナさんたちと一緒に食事はできないのかしら」
正直寂しかった。食事のときだけ家に帰りたくなる。ここではいつも色とりどりの美味しい食事が並ぶけど、家族でワイワイ賑やかに食べる時間が恋しかった。
前世のときは、こんな風に感じることは決してなかったけど。
「申し訳ございません。私たちは主人より後でいただくことになっておりますので」
「そっか、困らせてごめんね。そういえば、今日も師匠の帰宅は遅いのかしら?」
マルクと呼ぶのは、彼と二人きりのときだけにしている。今の彼は別の名前を使っているから。
「はい、今日は王宮に寄る予定があるそうです」
「そっか。分かったわ」
この屋敷の主人であるマルクは、いつも私より早起きして食事を済ませ、学校に出勤している。
以前、彼に合わせて起きて食卓に座ったけど、私の目がしょぼしょぼで食欲もほとんどなかったせいか、無理に合わせなくていいと彼に断られてしまった。
夕飯時にも彼はほとんどいない。いつも外で誰かと会食ばかりだ。
私よりも遅く寝て、早く起きて活動している。
マルクは大丈夫なのかしら。
忙しすぎて色々と心配だわ。
彼の弟子になったからには、何か手伝えればいいけど。
魔導以外は無能だから無理か。せめて迷惑をかけないようにしたい。
学校に一人で向かうと、校門で生徒を出迎えるマルクがいた。私に気づき、笑顔を浮かべる。
「おはようございます」
ただの一人の生徒として彼に挨拶して、そのまま過ぎ去っていく。
学校では目立ちたくないので、師弟関係は極力伏せる予定だ。
このまま何事もなく初等部の卒業まで保てばいいな。
§
朝のホームルームで、担任の先生からお知らせがあった。
「二週間後に課外授業が予定されています。当日は弁当が必要だから、忘れないでくださいね」
弁当と言っても、どんなものがいいんだろう。
前世の私のときに、こういう授業はなかったから、全然分からないわ。
先生はすぐに次の話題に移っちゃったから、質問できる雰囲気ではなかった。
ああ、でも未知のものって、それだけでワクワクするわね。
詳しい話は昼食時に友人たちから聞いた。
「お兄ちゃんから聞いたことがあるけど、珍しい植物が生えているところを実際に観察しに行くみたい。遠足やピクニックみたいなものだって。初等部一年の恒例行事の一つよ」
「お菓子も持っていっていいんだよね。ねぇ、みんなでお菓子交換しようよ」
いつも仲良くしてくれる友人二人が親切に教えてくれた。
「わぁ、それは面白そうね。いい考えだわ」
楽しみが増えて、遠足が待ち遠しくなった。
前世で学校生活らしいことを何一つしなかったから、とても新鮮だった。
王子よ、いきなり何を言う。私が魔導を学んだのは、王子の妃になるためでも、王の子どもを産むためでもないわ。
「元は貴族ではない其方には理解できないのは仕方がない。其方の多少の無礼は許してやろう。其方なら優れた魔導の力を持つ王の子を産むことも可能だ。さらに偉大な功績を残せるだろう」
王の子であることに魔導の力は関係ない。なぜ王の子が、自らの血筋や地位を軽んじるの。
「魔導の力が優れているほど不老ではないか。すでに力を持つ其方には分からないのだ。それがいかに素晴らしいのかが」
王子の妃には、ふさわしい地位の娘を選べばよい。貴族の娘は何のために淑女として教育を施されていると思うの。
「そうか、其方は己の出自が不安なのか。それなら容姿が似た貴族の養子になれば問題はない。貴族の振る舞いもこれから学べばよい」
違う、私はそんなことを言っていない。私は魔導で国に仕えるだけだと言っているの。
「そうだ、其方は宣誓により国に忠実であれ。余の子を産むのも其方の務めだ」
違う、私は魔導士よ。魔導以外の命令に従うつもりはないわ。
「黙れ。余に逆らうつもりか。王命だ、従え。異論は許さぬ」
王命ですって? そのような理に反した命令が、議会を通ったの。
「ああ、満場一致で可決されたとも。みな、喜ばしいことだと祝福していたぞ」
なぜ誰も私の意見すら聞かないの。
§
嫌な夢を見た。前世の記憶だった。
あの話が決して通じない、噛み合わない腹立たしいやり取り。
ベッドの上で慌てて上半身を起こしたら、部屋でカーテンを開けていたメイドの気配に気づいた。
今日は曇り空みたいで、窓から差し込む朝日は少し弱かった。
「おはようございます。お目覚めですか? ミーナ様がご自分で起きられるのも珍しいですわね」
にこやかにメイドのリナさんがベッドに近づいてきて話しかけてくれた。
母親と同じくらいの年頃で、気さくで感じのいい人だ。
私専属のメイドなので、彼女には毎日お世話になっている。
「リナさん、おはようございます。嫌な夢で目が覚めちゃったの」
じっとりと肌に滲むような汗までかいていた。
心臓の音が聞こえると錯覚するくらい、激しく鼓動している。
「まぁ、それは災難でしたわね。早く忘れたほうがいいですわ」
「そうよね」
もう過去のことだから、忘れられるなら忘れたい。
でも、この国の魔導士は未だに誓約で縛られている。
命まで失った失敗を二度と繰り返さないためにも、忘れるわけにはいかなかった。
あいつは、まだ生きているから。
私を踏みにじり絶望に落とした、この国の最高権力者。
§
身支度を整えて広い食卓に行けば、私の分だけ食事が用意されている。
ここに住んで一ヶ月ほど経ったけど、ほとんど一人で食べている。
「はぁ」
「ミーナ様、どうされました?」
「いえ、こんな大きなテーブルに一人で食事って慣れなくて。リナさんたちと一緒に食事はできないのかしら」
正直寂しかった。食事のときだけ家に帰りたくなる。ここではいつも色とりどりの美味しい食事が並ぶけど、家族でワイワイ賑やかに食べる時間が恋しかった。
前世のときは、こんな風に感じることは決してなかったけど。
「申し訳ございません。私たちは主人より後でいただくことになっておりますので」
「そっか、困らせてごめんね。そういえば、今日も師匠の帰宅は遅いのかしら?」
マルクと呼ぶのは、彼と二人きりのときだけにしている。今の彼は別の名前を使っているから。
「はい、今日は王宮に寄る予定があるそうです」
「そっか。分かったわ」
この屋敷の主人であるマルクは、いつも私より早起きして食事を済ませ、学校に出勤している。
以前、彼に合わせて起きて食卓に座ったけど、私の目がしょぼしょぼで食欲もほとんどなかったせいか、無理に合わせなくていいと彼に断られてしまった。
夕飯時にも彼はほとんどいない。いつも外で誰かと会食ばかりだ。
私よりも遅く寝て、早く起きて活動している。
マルクは大丈夫なのかしら。
忙しすぎて色々と心配だわ。
彼の弟子になったからには、何か手伝えればいいけど。
魔導以外は無能だから無理か。せめて迷惑をかけないようにしたい。
学校に一人で向かうと、校門で生徒を出迎えるマルクがいた。私に気づき、笑顔を浮かべる。
「おはようございます」
ただの一人の生徒として彼に挨拶して、そのまま過ぎ去っていく。
学校では目立ちたくないので、師弟関係は極力伏せる予定だ。
このまま何事もなく初等部の卒業まで保てばいいな。
§
朝のホームルームで、担任の先生からお知らせがあった。
「二週間後に課外授業が予定されています。当日は弁当が必要だから、忘れないでくださいね」
弁当と言っても、どんなものがいいんだろう。
前世の私のときに、こういう授業はなかったから、全然分からないわ。
先生はすぐに次の話題に移っちゃったから、質問できる雰囲気ではなかった。
ああ、でも未知のものって、それだけでワクワクするわね。
詳しい話は昼食時に友人たちから聞いた。
「お兄ちゃんから聞いたことがあるけど、珍しい植物が生えているところを実際に観察しに行くみたい。遠足やピクニックみたいなものだって。初等部一年の恒例行事の一つよ」
「お菓子も持っていっていいんだよね。ねぇ、みんなでお菓子交換しようよ」
いつも仲良くしてくれる友人二人が親切に教えてくれた。
「わぁ、それは面白そうね。いい考えだわ」
楽しみが増えて、遠足が待ち遠しくなった。
前世で学校生活らしいことを何一つしなかったから、とても新鮮だった。
4
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
「転生したら推しの悪役宰相と婚約してました!?」〜推しが今日も溺愛してきます〜 (旧題:転生したら報われない悪役夫を溺愛することになった件)
透子(とおるこ)
恋愛
読んでいた小説の中で一番好きだった“悪役宰相グラヴィス”。
有能で冷たく見えるけど、本当は一途で優しい――そんな彼が、報われずに処刑された。
「今度こそ、彼を幸せにしてあげたい」
そう願った瞬間、気づけば私は物語の姫ジェニエットに転生していて――
しかも、彼との“政略結婚”が目前!?
婚約から始まる、再構築系・年の差溺愛ラブ。
“報われない推し”が、今度こそ幸せになるお話。
『異世界転生してカフェを開いたら、庭が王宮より人気になってしまいました』
ヤオサカ
恋愛
申し訳ありません、物語の内容を確認しているため、一部非公開にしています
この物語は完結しました。
前世では小さな庭付きカフェを営んでいた主人公。事故により命を落とし、気がつけば異世界の貧しい村に転生していた。
「何もないなら、自分で作ればいいじゃない」
そう言って始めたのは、イングリッシュガーデン風の庭とカフェづくり。花々に囲まれた癒しの空間は次第に評判を呼び、貴族や騎士まで足を運ぶように。
そんな中、無愛想な青年が何度も訪れるようになり――?
聖女解任ですか?畏まりました(はい、喜んでっ!)
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
私はマリア、職業は大聖女。ダグラス王国の聖女のトップだ。そんな私にある日災難(婚約者)が災難(難癖を付け)を呼び、聖女を解任された。やった〜っ!悩み事が全て無くなったから、2度と聖女の職には戻らないわよっ!?
元聖女がやっと手に入れた自由を満喫するお話しです。
偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~
甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
【完結】 異世界に転生したと思ったら公爵令息の4番目の婚約者にされてしまいました。……はあ?
はくら(仮名)
恋愛
ある日、リーゼロッテは前世の記憶と女神によって転生させられたことを思い出す。当初は困惑していた彼女だったが、とにかく普段通りの生活と学園への登校のために外に出ると、その通学路の途中で貴族のヴォクス家の令息に見初められてしまい婚約させられてしまう。そしてヴォクス家に連れられていってしまった彼女が聞かされたのは、自分が4番目の婚約者であるという事実だった。
※本作は別ペンネームで『小説家になろう』にも掲載しています。
婚約破棄歴八年、すっかり飲んだくれになった私をシスコン義弟が宰相に成り上がって迎えにきた
鳥羽ミワ
恋愛
ロゼ=ローラン、二十四歳。十六歳の頃に最初の婚約が破棄されて以来、数えるのも馬鹿馬鹿しいくらいの婚約破棄を経験している。
幸い両親であるローラン伯爵夫妻はありあまる愛情でロゼを受け入れてくれているし、お酒はおいしいけれど、このままではかわいい義弟のエドガーの婚姻に支障が出てしまうかもしれない。彼はもう二十を過ぎているのに、いまだ縁談のひとつも来ていないのだ。
焦ったロゼはどこでもいいから嫁ごうとするものの、行く先々にエドガーが現れる。
このままでは義弟が姉離れできないと強い危機感を覚えるロゼに、男として迫るエドガー。気づかないロゼ。構わず迫るエドガー。
エドガーはありとあらゆるギリギリ世間の許容範囲(の外)の方法で外堀を埋めていく。
「パーティーのパートナーは俺だけだよ。俺以外の男の手を取るなんて許さない」
「お茶会に行くんだったら、ロゼはこのドレスを着てね。古いのは全部処分しておいたから」
「アクセサリー選びは任せて。俺の瞳の色だけで綺麗に飾ってあげるし、もちろん俺のネクタイもロゼの瞳の色だよ」
ちょっと抜けてる真面目酒カス令嬢が、シスコン義弟に溺愛される話。
※この話はカクヨム様、アルファポリス様、エブリスタ様にも掲載されています。
※レーティングをつけるほどではないと判断しましたが、作中性的ないやがらせ、暴行の描写、ないしはそれらを想起させる描写があります。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる