6 / 82
初めての自分の部屋
しおりを挟む
部屋の外に出てほっと胸をなでおろす。
あの神官にいつ別人だといわれるかとひやひやしていた。
「あ、あの、イーサン・ハーシェル? ぼ、僕はローレンス・デリンです。よろしく……って君は僕のことを知っているんだよね」
不愛想にこちらを見ている少年に何か言わないといけないと思って挨拶をしてみた。
「僕、事故で記憶がなくて。同室といわれたけれど、去年からずっとそうだったのかな?」
イーサンはふと目をそらした。
「ここでは姓は名乗ってはいけない、それも忘れているのか?」
わずかにいら立ちを含んだ声で言う。
「あ、ああ、そうみたい。君は……」
「どうでもいいだろう。ついて来いよ」
彼はまた大股で歩き始めた。俺はおいていかれないように後を追う。
「こっちが食堂で、こっちに行くと講義室がある」
不愛想だが、それでもイーサンは指示されたとおりに場所を教えてくれる。
「この奥には寮があって、学生のほとんどはここで寝泊まりをしている。ああ、そっちは上級生の部屋だから。一二年生は、こっち」
長い廊下を抜けて階段を上って、また廊下を抜けて、階段。目が回りそうな経路をようやく抜けて、たどり着いたローレンスの部屋は建物の隅のほうだった。
「あとで、この階の共同の居間や勉強部屋は教える」
扉を開くと風が流れてきた。窓を開けて換気をしていたのだろうか。
少し落ち着く気がして、おそるおそる部屋を覗いてみた。
部屋は入り口から二つに仕切られていた。風にあおられて目隠しの布がはためき、きれいに整理された寝台と机がちらりと見えた。
「……君の部屋はこちらだ」
イーサンはその隣のカーテンを開けた。
「あれ、こっちのほうが広い?」
「お前が、広いほうがいいと言い張ったんじゃないか」
うんざりした口調でイーサンが返した。
「そ、そうだったのか?」
俺は自分の部屋に入ってみる。
隣のイーサンの部屋に比べて、ごちゃごちゃした部屋だった。いろいろな小物が置いてあったり、クッションが投げてあったり。全体的に調度品が豪華だ。しばらく誰も入っていなかったのだろう。空気が重いような気がする。
俺は、イーサンに習い、窓を開けた。外の空気が気持ちいい。
大きな出窓から外を覗くと、下は小さな空き地になっているようだった。生徒が一人、剣術の訓練らしきことをしているのが見えた。
「バスルームはその横にある。使い方はわかるよな」
背後から声をかけられて振り返ると、イーサンがこちらの部屋を覗いていた。
入り口に近い扉を開けるとバスルームがあった。
バスタブとシャワーがあるのか。さすが帝国。魔道具のレベルが違う。井戸で水をかぶっていた戦士の学校を思いだして、俺は試しにシャワーの栓をひねってみる。
「うわ、あちちちちち」
いきなり湯が降ってきた。止めようとしたがなかなか止まらない。
「おい、何を……そうじゃなくて、止めるときは押すんだよ。こう」
頭から湯を浴びて、服がぐしゃぐしゃだ。
「おまえなぁ」
同じようにびしょぬれになったイーサンは、半ば腹を立て、半ば呆れて俺をにらんだ。
「ごめん、勝手がよくわからなくて」
「仕方ない。これで拭いて」
イーサンが渡してくれたタオルで水が飛び散った床を掃除する。
「これでいいかな」
「……床じゃなくて、お前が使えって渡したんだよ」
ため息をつきながら、もう一枚タオルを持ってくる。俺の同室は意外に面倒見がいい奴らしい。
「学校でお湯が出るんだね……」
やっぱり帝国はすごいよ、と言いそうになって俺は慌てて口をつぐんだ。
「そんなの、感心することじゃぁ……お前!」
イーサンが慌てている。
「ん? どうした?」
「何やってるんだよ」
何をやっているって、そりゃ、体をふいているだけ……
「いや、いや、やめろよ。そんな、慎みのない……」
イーサンは慌てたように俺にタオルを投げかけて部屋に押し込む。
「いや、服を脱がないと、体拭けないだろ? おいおい」
いったいなんだというんだ? 当たり前のことをしただけなのに。そう思ってから俺は気が付いた。俺が戦士の学校のときのように振舞っていたことを。
ひょっとして、帝国では人前で服を脱ぐのはマナー違反だったのだろうか。肌を見せては駄目だ、とか?
そういえば、デリン家で俺の世話をしてくれた召使たちは着替えの手伝いをするときにみんな薄いベールのようなものをつけていた。
今度から気を付けよう……帝国では人前で服を脱ぐのは駄目。
俺は頭を拭きながらそう誓った。
とにかく、なにか服を着なければ。
俺はワードローブを開けてみる。
ローレンスのワードローブには服が詰め込まれていた。それも実用性がなさそうな服ばかりが。誰が、こんなひらひらした服を着て歩くんだ? こんなに薄い布だと稽古のときにすぐに穴が開いてしまう。
俺は隅のほうにかかっていた制服を着ることにした。同じ隅にほとんど手入れのされていない練習用の剣と胴着が無造作に置かれていた。さらにその奥には、儀礼用だが本物の剣や格闘用のグローブも。全く使われていないな。俺は儀式用の剣を抜いて振り回してみた。
「洗濯物はまとめて洗ってもらうから……危ない! そんなもの、振り回すな」
「あ、ごめん。隅で見つけたんだ」
俺は剣のバランスを確かめる。
「いい剣だね。使いやすそうだ……」
イーサンはとんでもないものを見たという表情を浮かべていた。これも間違った行動なのか?
「こ、こうすると、何か思い出せそうな気がする……せ、洗濯ものだね。この濡れた制服、まとめてでいいかな」
慌てて剣を鞘に納めて入れてあったところに戻す。
「ああ。預かる。あとで場所を教えるから……」
イーサンの後ろ姿が消えてから、俺は寝台に腰を下ろして頭を抱える。
また、やらかしてしまったらしい。
本当に、記憶にございません、という言い訳だけでやっていけるのだろうか。
俺はこまごまとした瓶のおかれたローレンスの机を見た。脇にある本棚にはきちんと本が並べられ、埃が積もっていた。並べてから一度も引き出していないみたいだった。
坊ちゃまは、お勉強があまり得意ではありませんでした。
執事の言葉が頭をよぎる。デリン家の人たちはこの部屋のどこかにイーサンの失踪の手掛かりがあると思っているみたいだった。手掛かりがあれば持ってきてほしいと頼まれていたが。
机の周りや引き出しを開けてみたが、出てきたのは化粧道具や雑貨だけで、筆記用具の類は申し訳程度しかない。贈り物についていただろうリボンやカードも無造作に突っ込んである。
何か大切にとってあるものはないだろうか。ざっと改めたが、大切にとってあるようなものはない。
秘密の手帳とか、メモとか、ないのか。逢引の予定とか、そういうものが書かれた痕跡は?
あちこちひっくり返して、結論付けた。
物はたくさんあるけど、ここにあるのはガラクタだけだ。
俺はがっかりした。
わかりやすく駆け落ちの集合場所とか、行方とか書いてあればよかったのに。
ぼんやりと見た窓の外から気持ちのいい風が吹いてくる。
なにか、手掛かりを残しておいてくれよ、ローレンス。
俺はため息をつく。
このままここにとどまるのは想像以上に骨が折れそうだ。
あの神官にいつ別人だといわれるかとひやひやしていた。
「あ、あの、イーサン・ハーシェル? ぼ、僕はローレンス・デリンです。よろしく……って君は僕のことを知っているんだよね」
不愛想にこちらを見ている少年に何か言わないといけないと思って挨拶をしてみた。
「僕、事故で記憶がなくて。同室といわれたけれど、去年からずっとそうだったのかな?」
イーサンはふと目をそらした。
「ここでは姓は名乗ってはいけない、それも忘れているのか?」
わずかにいら立ちを含んだ声で言う。
「あ、ああ、そうみたい。君は……」
「どうでもいいだろう。ついて来いよ」
彼はまた大股で歩き始めた。俺はおいていかれないように後を追う。
「こっちが食堂で、こっちに行くと講義室がある」
不愛想だが、それでもイーサンは指示されたとおりに場所を教えてくれる。
「この奥には寮があって、学生のほとんどはここで寝泊まりをしている。ああ、そっちは上級生の部屋だから。一二年生は、こっち」
長い廊下を抜けて階段を上って、また廊下を抜けて、階段。目が回りそうな経路をようやく抜けて、たどり着いたローレンスの部屋は建物の隅のほうだった。
「あとで、この階の共同の居間や勉強部屋は教える」
扉を開くと風が流れてきた。窓を開けて換気をしていたのだろうか。
少し落ち着く気がして、おそるおそる部屋を覗いてみた。
部屋は入り口から二つに仕切られていた。風にあおられて目隠しの布がはためき、きれいに整理された寝台と机がちらりと見えた。
「……君の部屋はこちらだ」
イーサンはその隣のカーテンを開けた。
「あれ、こっちのほうが広い?」
「お前が、広いほうがいいと言い張ったんじゃないか」
うんざりした口調でイーサンが返した。
「そ、そうだったのか?」
俺は自分の部屋に入ってみる。
隣のイーサンの部屋に比べて、ごちゃごちゃした部屋だった。いろいろな小物が置いてあったり、クッションが投げてあったり。全体的に調度品が豪華だ。しばらく誰も入っていなかったのだろう。空気が重いような気がする。
俺は、イーサンに習い、窓を開けた。外の空気が気持ちいい。
大きな出窓から外を覗くと、下は小さな空き地になっているようだった。生徒が一人、剣術の訓練らしきことをしているのが見えた。
「バスルームはその横にある。使い方はわかるよな」
背後から声をかけられて振り返ると、イーサンがこちらの部屋を覗いていた。
入り口に近い扉を開けるとバスルームがあった。
バスタブとシャワーがあるのか。さすが帝国。魔道具のレベルが違う。井戸で水をかぶっていた戦士の学校を思いだして、俺は試しにシャワーの栓をひねってみる。
「うわ、あちちちちち」
いきなり湯が降ってきた。止めようとしたがなかなか止まらない。
「おい、何を……そうじゃなくて、止めるときは押すんだよ。こう」
頭から湯を浴びて、服がぐしゃぐしゃだ。
「おまえなぁ」
同じようにびしょぬれになったイーサンは、半ば腹を立て、半ば呆れて俺をにらんだ。
「ごめん、勝手がよくわからなくて」
「仕方ない。これで拭いて」
イーサンが渡してくれたタオルで水が飛び散った床を掃除する。
「これでいいかな」
「……床じゃなくて、お前が使えって渡したんだよ」
ため息をつきながら、もう一枚タオルを持ってくる。俺の同室は意外に面倒見がいい奴らしい。
「学校でお湯が出るんだね……」
やっぱり帝国はすごいよ、と言いそうになって俺は慌てて口をつぐんだ。
「そんなの、感心することじゃぁ……お前!」
イーサンが慌てている。
「ん? どうした?」
「何やってるんだよ」
何をやっているって、そりゃ、体をふいているだけ……
「いや、いや、やめろよ。そんな、慎みのない……」
イーサンは慌てたように俺にタオルを投げかけて部屋に押し込む。
「いや、服を脱がないと、体拭けないだろ? おいおい」
いったいなんだというんだ? 当たり前のことをしただけなのに。そう思ってから俺は気が付いた。俺が戦士の学校のときのように振舞っていたことを。
ひょっとして、帝国では人前で服を脱ぐのはマナー違反だったのだろうか。肌を見せては駄目だ、とか?
そういえば、デリン家で俺の世話をしてくれた召使たちは着替えの手伝いをするときにみんな薄いベールのようなものをつけていた。
今度から気を付けよう……帝国では人前で服を脱ぐのは駄目。
俺は頭を拭きながらそう誓った。
とにかく、なにか服を着なければ。
俺はワードローブを開けてみる。
ローレンスのワードローブには服が詰め込まれていた。それも実用性がなさそうな服ばかりが。誰が、こんなひらひらした服を着て歩くんだ? こんなに薄い布だと稽古のときにすぐに穴が開いてしまう。
俺は隅のほうにかかっていた制服を着ることにした。同じ隅にほとんど手入れのされていない練習用の剣と胴着が無造作に置かれていた。さらにその奥には、儀礼用だが本物の剣や格闘用のグローブも。全く使われていないな。俺は儀式用の剣を抜いて振り回してみた。
「洗濯物はまとめて洗ってもらうから……危ない! そんなもの、振り回すな」
「あ、ごめん。隅で見つけたんだ」
俺は剣のバランスを確かめる。
「いい剣だね。使いやすそうだ……」
イーサンはとんでもないものを見たという表情を浮かべていた。これも間違った行動なのか?
「こ、こうすると、何か思い出せそうな気がする……せ、洗濯ものだね。この濡れた制服、まとめてでいいかな」
慌てて剣を鞘に納めて入れてあったところに戻す。
「ああ。預かる。あとで場所を教えるから……」
イーサンの後ろ姿が消えてから、俺は寝台に腰を下ろして頭を抱える。
また、やらかしてしまったらしい。
本当に、記憶にございません、という言い訳だけでやっていけるのだろうか。
俺はこまごまとした瓶のおかれたローレンスの机を見た。脇にある本棚にはきちんと本が並べられ、埃が積もっていた。並べてから一度も引き出していないみたいだった。
坊ちゃまは、お勉強があまり得意ではありませんでした。
執事の言葉が頭をよぎる。デリン家の人たちはこの部屋のどこかにイーサンの失踪の手掛かりがあると思っているみたいだった。手掛かりがあれば持ってきてほしいと頼まれていたが。
机の周りや引き出しを開けてみたが、出てきたのは化粧道具や雑貨だけで、筆記用具の類は申し訳程度しかない。贈り物についていただろうリボンやカードも無造作に突っ込んである。
何か大切にとってあるものはないだろうか。ざっと改めたが、大切にとってあるようなものはない。
秘密の手帳とか、メモとか、ないのか。逢引の予定とか、そういうものが書かれた痕跡は?
あちこちひっくり返して、結論付けた。
物はたくさんあるけど、ここにあるのはガラクタだけだ。
俺はがっかりした。
わかりやすく駆け落ちの集合場所とか、行方とか書いてあればよかったのに。
ぼんやりと見た窓の外から気持ちのいい風が吹いてくる。
なにか、手掛かりを残しておいてくれよ、ローレンス。
俺はため息をつく。
このままここにとどまるのは想像以上に骨が折れそうだ。
405
あなたにおすすめの小説
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
不能の公爵令息は婚約者を愛でたい(が難しい)
たたら
BL
久々の新作です。
全16話。
すでに書き終えているので、
毎日17時に更新します。
***
騎士をしている公爵家の次男は、顔良し、家柄良しで、令嬢たちからは人気だった。
だが、ある事件をきっかけに、彼は【不能】になってしまう。
醜聞にならないように不能であることは隠されていたが、
その事件から彼は恋愛、結婚に見向きもしなくなり、
無表情で女性を冷たくあしらうばかり。
そんな彼は社交界では堅物、女嫌い、と噂されていた。
本人は公爵家を継ぐ必要が無いので、結婚はしない、と決めてはいたが、
次男を心配した公爵家当主が、騎士団長に相談したことがきっかけで、
彼はあっと言う間に婿入りが決まってしまった!
は?
騎士団長と結婚!?
無理無理。
いくら俺が【不能】と言っても……
え?
違う?
妖精?
妖精と結婚ですか?!
ちょ、可愛すぎて【不能】が治ったんですが。
だめ?
【不能】じゃないと結婚できない?
あれよあれよと婚約が決まり、
慌てる堅物騎士と俺の妖精(天使との噂有)の
可愛い恋物語です。
**
仕事が変わり、環境の変化から全く小説を掛けずにおりました💦
落ち着いてきたので、また少しづつ書き始めて行きたいと思っています。
今回は短編で。
リハビリがてらサクッと書いたものですf^^;
楽しんで頂けたら嬉しいです
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
ざまぁされたチョロ可愛い王子様は、俺が貰ってあげますね
ヒラヲ
BL
「オーレリア・キャクストン侯爵令嬢! この時をもって、そなたとの婚約を破棄する!」
オーレリアに嫌がらせを受けたというエイミーの言葉を真に受けた僕は、王立学園の卒業パーティーで婚約破棄を突き付ける。
しかし、突如現れた隣国の第一王子がオーレリアに婚約を申し込み、嫌がらせはエイミーの自作自演であることが発覚する。
その結果、僕は冤罪による断罪劇の責任を取らされることになってしまった。
「どうして僕がこんな目に遭わなければならないんだ!?」
卒業パーティーから一ヶ月後、王位継承権を剥奪された僕は王都を追放され、オールディス辺境伯領へと送られる。
見習い騎士として一からやり直すことになった僕に、指導係の辺境伯子息アイザックがやたら絡んでくるようになって……?
追放先の辺境伯子息×ざまぁされたナルシスト王子様
悪役令嬢を断罪しようとしてざまぁされた王子の、その後を書いたBL作品です。
俺の居場所を探して
夜野
BL
小林響也は炎天下の中辿り着き、自宅のドアを開けた瞬間眩しい光に包まれお約束的に異世界にたどり着いてしまう。
そこには怪しい人達と自分と犬猿の仲の弟の姿があった。
そこで弟は聖女、自分は弟の付き人と決められ、、、
このお話しは響也と弟が対立し、こじれて決別してそれぞれお互い的に幸せを探す話しです。
シリアスで暗めなので読み手を選ぶかもしれません。
遅筆なので不定期に投稿します。
初投稿です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる