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執事
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次の日は幸いなことに休みだった。
休みの日には普段学園内に閉じ込められている生徒も外出が許される。
「許可願いは出しておいたよ」
何から何まで手際のいいイーサンは、食堂の隅で残り物をつついている俺の前に紙を置く。
今日はわざと遅い時間に食堂にきてみた。外出予定の生徒たちはもう出かけていて、残った生徒たちは各々の部屋に戻っている時間だ。
他の生徒たちが食べきれなかった料理がまだまだたっぷり残っていた。やはり、貴族たちはおいしいものを食べている。休みの日にはこの時間に食堂に行こうと俺は心に決めた。
「制服と、着替えがいるんだよね」
「そう、それと医者に具合を見てもらう」
そこでローレンスの行方について報告しなければいけない。
しかし、報告といってもなぁ。
それを考えると俺は憂鬱になる。
ローレンスの失踪の手掛かりはほとんどない。それどころか、偽物であることがばれたとか、王子を殴ったとか、悪い報告しかないじゃないか。
そして、手紙を渡す。
俺はそっと内ポケットに入れた紙を確かめた。昨日の夜、頑張って仕上げた手紙だ。
俺としては力作だと思うのだが、イーサンの意見は全く違うものだった。
「なんだい、これ? 暗号かなにかかな?」
昨夜、イーサンは俺の手紙に目を通して、首をひねった。
「暗号? 親父に元気にしてるって報告しているだけだよ」
「……夕食は肉と野菜の煮込みと芋をゆでたのとソーセージとパンを10枚とあげた肉を食べた。食後のおやつとして、パンケーキと冷たい氷ののった甘い飲み物と塩辛い木の実を食べた。朝ご飯は……どこをどう解読すればいいんだ?」
解読も何もそのままなのだが。
「ちゃんと食べていることを知らせておかないと」
「これ、ひょっとして、本当の親あての手紙なのか? デリン家にではなくて」
「なんで、デリン家に手紙なんか書くんだよ」
彼らが俺のことを息子と思っているわけがないじゃないか。俺の本当の家族は北のコンラート家だ。心配してくれたのは親父であって、血を分けた親じゃない。親父には俺が無事であるという手紙を送るように念を押されているからな。
「この手紙だったら、誓約に引っかかることはなさそうだね」
イーサンは心配して損をしたとか何とか言っていた。
まぁ、それはいい。
食事を終えて、俺たちは何日か前にくぐった門のところへ向かう。
書類を確かめた門番は俺たちにきれいな石の付いた腕輪を渡した。
「門限までに戻ってくださいね」
「これ、魔道具なのか?」
俺が聞くとイーサンはうなずく。
「生徒である身分証明書であると同時に位置が分かるようになっているらしい。それこそ、失踪防止だね」
「なら、この腕輪をたどればローレンスの行方は簡単にわかるんじゃないのか」
「腕輪をつけずにいなくなったから問題なんだろ。これをつけていなくなったのなら、真っ先に神殿が感知する。実家に戻るときには必ず迎えの者が来るはずだしね」
まずは、医者の所に行かないと。なにしろ、買い物をしようにも金を持っていないのだ。
俺は、いったんイーサンと別れてデリン家お抱えの医者の家に向かう。
「ほう、あれはハーシェル家のものですね」
俺への挨拶もそこそこにデリン家の執事はイーサンの後ろ姿を食い入るようにみつめている。
「そうですよ。同室のイーサン。そんなことも教えてくれませんでしたよね」
俺は執事の目の前で扉を閉めた。
「もっといろいろと事前に話しておくことがあったんじゃないの? 執事さん」
そう、例えば第二王子の話とか、平民をいじめていたという話とか。
「坊ちゃまは非常に無口な方で、余計なことは下々のものにお話にならなかったのですよ」
「たとえば、親戚のローレンスが在学していることとか、王子様のお気に入りだったとか、そういうことも?」
執事に案内される間にも俺は文句を言う。
「分家のローレンス、ふむ。彼と話しましたか?」
「いや、まだ、会ってない。というか、誰だかわからない」
「そうですか」
執事は顎に手を当てて考える仕草を見せた。
「って、彼がいるなら俺がわざわざ儀式に参加する必要ないだろ。彼にやらせればいい」
「彼は分家です」
「だから?」
「家督を相続するのは、主家の公子です」
「別に分家に継がせればいいだけ……」
「そういうわけにはまいりません。これは当方の家の事情です」
まぁ、落ち着いてください。そういって執事は席に案内する。
「香り高い茶を用意いたしました。心が落ち着くと思います。それに、これはランドルフ様が好きだといわれていた菓子でございます」
白くてほろほろした甘いクッキーがさらにきれいに盛り付けられていた。
「わぁ、これ、好きなんだよ」
「こちらには、お気に召されていた果物を」
「おお、南国で取れる、珍しい果物か」
は、なんだか食べ物で懐柔されているような気が。でも、これ、おいしいんだよな。
「ところで、ランドルフ様。何か坊ちゃまの手掛かりはつかめましたでしょうか」
「特に何も。部屋の中に行き先を示す様なものはなかった。誰もローレンスが失踪したとは思っていないみたいだ。ただ、休みの前に儀式があってその儀式からローレンスは逃げた、らしい。カリなんとかという同級生に臆病者とか逃げたとかいわれましたよ」
「カリアス、ですか? ファミリアスの息子ですね」
「うーん、よく知らないけれど。ああ、そういえばどうしてローレンスが第二王子のお気に入りだったって教えてくれなかったんだよ。そもそも王族があの学校にいるなら、前もって言ってもらわないと困るだろう」
お菓子でごまかされて、抗議するのを忘れるところだった。
「第二王子フェリクス様の母君はデリン家にゆかりがあるお方です。当然、デリン家はフェリクス様にお仕えすることになります。ローレンス様はフェリクス様の侍従候補としてよくしていただいているとはきいていましたが」
執事は新しいお茶を継ぎ足した。
「王子殿下とお会いする機会があったのですか?」
俺は下を向いた。
「……殴りました……」
「は」
「へ、変態男だと思って殴ってしまいました」
ちらりと上目でみた執事の顔が固まっていた。
「それで、よくご無事で」
しかし、執事の声だけは平静だった。
「えっと、第一王子が、第一王子殿下が取りなしてくれたみたいで。うやむやに……」
「なるほど」
沈黙が続いた。
「あの、やはり、この入れ替わり作戦は無謀だと……中止にしません?」
そう、せっかくあの学校を抜け出せたのだ。ここでなら何とでもいいわけができる。病気がひどくなったとか、発作が起こったとか、もう一度事故にあったとか。
「俺とローレンスは全然違うっていわれたし、ローレンスは学園ではあまり評判が良くなかったみたいで……」
「ローレンス坊ちゃまはとても穏やかで優しい方でした。そこは誤解されないよう」
ぴしゃりと執事に訂正される。
「それで、全然違うといったのは誰なんですか?」
「同室のイーサン。……その日のうちにばれました」
「イーサン・ハーシェル。鹿の一門ですね。それで彼以外には?」
「……神官には、ばれているかも。思わせぶりな態度をとってきたので」
「王子殿下たちはどうです? ローレンス坊ちゃまと違うといわれませんでしたか?」
「いや、あれから顔を合わせていません」
「ふむ」
執事はふうとため息をついた。
「ランドルフ様、この計画は続行です。イーサン・ハーシェル以外はまだあなたのことをローレンス坊ちゃまだと思っているのでしょう。そして、イーサンは口をつぐんでいる。それが制約の影響かどうかは別にして、彼とハーシェルの一族がそれを公にすることはないでしょう。今のところは、です」
「なぜ……」
そう言い切れるのか、という言葉を執事は手で制する。
「正直に申しましょう。貴方がローレンス坊ちゃまかどうかは、誰にとってたいした問題ではありません。重視しているのは儀式のゆくえです。なにか不都合なことがあればすぐに動きがあるはずです。神官はあなたがローレンス坊ちゃまではないと気が付いているのかもしれませんが、こちらに何も言ってこないということは黙認するということでしょう。そして今のところ、誰も正式に抗議してこない」
「このまま、続けろと」
「ええ。ランドルフ様は、こういうゲームはお好きですか?」
執事は部屋の片隅に置かれたゲーム盤をさした。
「ええ。兄貴や親父に教えてもらったけれど」
俺はあまり上手いほうではなかった。
「たとえるならば、儀式の参加者は駒です。ただの駒ですから、ローレンス坊ちゃまでも貴方でも構わないのです。大多数の人たちにとってはね」
執事はゲームの駒を取って、じっと見つめた。そしてまた盤に戻す。
「でも、私共デリン家にとっては、ローレンス坊ちゃまは駒ではありません。かけがえのない方なのです。どうしても、行方を知りたい。
しかし、儀式とそれに関する事柄は今学園の中の出来事は中にいる者にしかわからないのです。中にいる者も沈黙の制約をしているために、詳しいことを話すことも書き残すこともできません。
我々、外にいる者たちにはどうすることもできません。どうか、ローレンス坊ちゃまを探し出してください。頼れるのは貴方だけなのです」
俺は結局断ることはできなかった。
執事のローレンスに対する思いは本物で、彼らの坊ちゃまのことを心配しているのは痛いほど伝わってきたから。
休みの日には普段学園内に閉じ込められている生徒も外出が許される。
「許可願いは出しておいたよ」
何から何まで手際のいいイーサンは、食堂の隅で残り物をつついている俺の前に紙を置く。
今日はわざと遅い時間に食堂にきてみた。外出予定の生徒たちはもう出かけていて、残った生徒たちは各々の部屋に戻っている時間だ。
他の生徒たちが食べきれなかった料理がまだまだたっぷり残っていた。やはり、貴族たちはおいしいものを食べている。休みの日にはこの時間に食堂に行こうと俺は心に決めた。
「制服と、着替えがいるんだよね」
「そう、それと医者に具合を見てもらう」
そこでローレンスの行方について報告しなければいけない。
しかし、報告といってもなぁ。
それを考えると俺は憂鬱になる。
ローレンスの失踪の手掛かりはほとんどない。それどころか、偽物であることがばれたとか、王子を殴ったとか、悪い報告しかないじゃないか。
そして、手紙を渡す。
俺はそっと内ポケットに入れた紙を確かめた。昨日の夜、頑張って仕上げた手紙だ。
俺としては力作だと思うのだが、イーサンの意見は全く違うものだった。
「なんだい、これ? 暗号かなにかかな?」
昨夜、イーサンは俺の手紙に目を通して、首をひねった。
「暗号? 親父に元気にしてるって報告しているだけだよ」
「……夕食は肉と野菜の煮込みと芋をゆでたのとソーセージとパンを10枚とあげた肉を食べた。食後のおやつとして、パンケーキと冷たい氷ののった甘い飲み物と塩辛い木の実を食べた。朝ご飯は……どこをどう解読すればいいんだ?」
解読も何もそのままなのだが。
「ちゃんと食べていることを知らせておかないと」
「これ、ひょっとして、本当の親あての手紙なのか? デリン家にではなくて」
「なんで、デリン家に手紙なんか書くんだよ」
彼らが俺のことを息子と思っているわけがないじゃないか。俺の本当の家族は北のコンラート家だ。心配してくれたのは親父であって、血を分けた親じゃない。親父には俺が無事であるという手紙を送るように念を押されているからな。
「この手紙だったら、誓約に引っかかることはなさそうだね」
イーサンは心配して損をしたとか何とか言っていた。
まぁ、それはいい。
食事を終えて、俺たちは何日か前にくぐった門のところへ向かう。
書類を確かめた門番は俺たちにきれいな石の付いた腕輪を渡した。
「門限までに戻ってくださいね」
「これ、魔道具なのか?」
俺が聞くとイーサンはうなずく。
「生徒である身分証明書であると同時に位置が分かるようになっているらしい。それこそ、失踪防止だね」
「なら、この腕輪をたどればローレンスの行方は簡単にわかるんじゃないのか」
「腕輪をつけずにいなくなったから問題なんだろ。これをつけていなくなったのなら、真っ先に神殿が感知する。実家に戻るときには必ず迎えの者が来るはずだしね」
まずは、医者の所に行かないと。なにしろ、買い物をしようにも金を持っていないのだ。
俺は、いったんイーサンと別れてデリン家お抱えの医者の家に向かう。
「ほう、あれはハーシェル家のものですね」
俺への挨拶もそこそこにデリン家の執事はイーサンの後ろ姿を食い入るようにみつめている。
「そうですよ。同室のイーサン。そんなことも教えてくれませんでしたよね」
俺は執事の目の前で扉を閉めた。
「もっといろいろと事前に話しておくことがあったんじゃないの? 執事さん」
そう、例えば第二王子の話とか、平民をいじめていたという話とか。
「坊ちゃまは非常に無口な方で、余計なことは下々のものにお話にならなかったのですよ」
「たとえば、親戚のローレンスが在学していることとか、王子様のお気に入りだったとか、そういうことも?」
執事に案内される間にも俺は文句を言う。
「分家のローレンス、ふむ。彼と話しましたか?」
「いや、まだ、会ってない。というか、誰だかわからない」
「そうですか」
執事は顎に手を当てて考える仕草を見せた。
「って、彼がいるなら俺がわざわざ儀式に参加する必要ないだろ。彼にやらせればいい」
「彼は分家です」
「だから?」
「家督を相続するのは、主家の公子です」
「別に分家に継がせればいいだけ……」
「そういうわけにはまいりません。これは当方の家の事情です」
まぁ、落ち着いてください。そういって執事は席に案内する。
「香り高い茶を用意いたしました。心が落ち着くと思います。それに、これはランドルフ様が好きだといわれていた菓子でございます」
白くてほろほろした甘いクッキーがさらにきれいに盛り付けられていた。
「わぁ、これ、好きなんだよ」
「こちらには、お気に召されていた果物を」
「おお、南国で取れる、珍しい果物か」
は、なんだか食べ物で懐柔されているような気が。でも、これ、おいしいんだよな。
「ところで、ランドルフ様。何か坊ちゃまの手掛かりはつかめましたでしょうか」
「特に何も。部屋の中に行き先を示す様なものはなかった。誰もローレンスが失踪したとは思っていないみたいだ。ただ、休みの前に儀式があってその儀式からローレンスは逃げた、らしい。カリなんとかという同級生に臆病者とか逃げたとかいわれましたよ」
「カリアス、ですか? ファミリアスの息子ですね」
「うーん、よく知らないけれど。ああ、そういえばどうしてローレンスが第二王子のお気に入りだったって教えてくれなかったんだよ。そもそも王族があの学校にいるなら、前もって言ってもらわないと困るだろう」
お菓子でごまかされて、抗議するのを忘れるところだった。
「第二王子フェリクス様の母君はデリン家にゆかりがあるお方です。当然、デリン家はフェリクス様にお仕えすることになります。ローレンス様はフェリクス様の侍従候補としてよくしていただいているとはきいていましたが」
執事は新しいお茶を継ぎ足した。
「王子殿下とお会いする機会があったのですか?」
俺は下を向いた。
「……殴りました……」
「は」
「へ、変態男だと思って殴ってしまいました」
ちらりと上目でみた執事の顔が固まっていた。
「それで、よくご無事で」
しかし、執事の声だけは平静だった。
「えっと、第一王子が、第一王子殿下が取りなしてくれたみたいで。うやむやに……」
「なるほど」
沈黙が続いた。
「あの、やはり、この入れ替わり作戦は無謀だと……中止にしません?」
そう、せっかくあの学校を抜け出せたのだ。ここでなら何とでもいいわけができる。病気がひどくなったとか、発作が起こったとか、もう一度事故にあったとか。
「俺とローレンスは全然違うっていわれたし、ローレンスは学園ではあまり評判が良くなかったみたいで……」
「ローレンス坊ちゃまはとても穏やかで優しい方でした。そこは誤解されないよう」
ぴしゃりと執事に訂正される。
「それで、全然違うといったのは誰なんですか?」
「同室のイーサン。……その日のうちにばれました」
「イーサン・ハーシェル。鹿の一門ですね。それで彼以外には?」
「……神官には、ばれているかも。思わせぶりな態度をとってきたので」
「王子殿下たちはどうです? ローレンス坊ちゃまと違うといわれませんでしたか?」
「いや、あれから顔を合わせていません」
「ふむ」
執事はふうとため息をついた。
「ランドルフ様、この計画は続行です。イーサン・ハーシェル以外はまだあなたのことをローレンス坊ちゃまだと思っているのでしょう。そして、イーサンは口をつぐんでいる。それが制約の影響かどうかは別にして、彼とハーシェルの一族がそれを公にすることはないでしょう。今のところは、です」
「なぜ……」
そう言い切れるのか、という言葉を執事は手で制する。
「正直に申しましょう。貴方がローレンス坊ちゃまかどうかは、誰にとってたいした問題ではありません。重視しているのは儀式のゆくえです。なにか不都合なことがあればすぐに動きがあるはずです。神官はあなたがローレンス坊ちゃまではないと気が付いているのかもしれませんが、こちらに何も言ってこないということは黙認するということでしょう。そして今のところ、誰も正式に抗議してこない」
「このまま、続けろと」
「ええ。ランドルフ様は、こういうゲームはお好きですか?」
執事は部屋の片隅に置かれたゲーム盤をさした。
「ええ。兄貴や親父に教えてもらったけれど」
俺はあまり上手いほうではなかった。
「たとえるならば、儀式の参加者は駒です。ただの駒ですから、ローレンス坊ちゃまでも貴方でも構わないのです。大多数の人たちにとってはね」
執事はゲームの駒を取って、じっと見つめた。そしてまた盤に戻す。
「でも、私共デリン家にとっては、ローレンス坊ちゃまは駒ではありません。かけがえのない方なのです。どうしても、行方を知りたい。
しかし、儀式とそれに関する事柄は今学園の中の出来事は中にいる者にしかわからないのです。中にいる者も沈黙の制約をしているために、詳しいことを話すことも書き残すこともできません。
我々、外にいる者たちにはどうすることもできません。どうか、ローレンス坊ちゃまを探し出してください。頼れるのは貴方だけなのです」
俺は結局断ることはできなかった。
執事のローレンスに対する思いは本物で、彼らの坊ちゃまのことを心配しているのは痛いほど伝わってきたから。
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