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恋歌
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「
「あと、もう一つ。先生にお願いしたいことがある」
「まだ、頼むことがあるのですか?」リーフは半分身を引きながら、きく。「今度は何を作れというのです?」
「いや、作るのではなくて、聞きたいことが。前に見せただろう。記憶石。あのことについてだけれど」
「記憶石? なんだ?」そう言えばイーサンには話していなかったか?
「ローレンスの、俺の記憶を入れた石があるんだ」
「……なんで、そんな大切なものを隠していたんだ?」
イーサンの機嫌が悪くなった。
「僕が信用できないと思っていたのか?」
「いや、そうじゃないんだけど。だって、ただの石みたいで。何をしても開かなかったからな。大したものじゃないと思って」
イーサンは腕を組み、じろりとにらんでくる。その視線にたじろぎながらも、俺はどう説明した者かと頭を掻いた。すねてしまったイーサンには悪いが、この石のことはリーフにもすべては話していない。第一王子から渡された、なんて話せるわけはないだろう。
機嫌の悪いイーサンを窺いながら、俺はローレンスの記憶というか、感情のようなものを共有した話をした。
やはり第一王子からもらったことは伝えたくなかった。話してはいけないと心の声がささやく。
「俺は映像化なにかが見えるものと思っていたのだが、まるで俺自身が経験しているみたいに……」
「石の記憶が開けられたのですか?」リーフが眼鏡をあげた。
「いや、その、ちらりと流れてきた、みたいな」
俺もちゃんと説明はできない。あの瞬間は、劇的だった。本物の歌と共鳴するように、幻の歌声が響く、それがとても気持ちがよかった。心が解放されて、自分のすべてをさらけ出せる陶酔。そして、心臓が大きく跳ねた。彼がこちらを見ているとわかったから。
断片的な、それでも強烈な思いだった。俺ではないけれど、その喜びを自分のことのように感じた。
「これを見てください。今日手に入れた記憶石です」
リーフがごそごそと自分の袋の中から小さな石を取り出す。リーフが握って、手を開くと、小さな映像が浮かんでいた。屋台の前で手を振る兄貴と本屋のローレンス。串を何本も握っている。
「そうそう、これこれ。俺もこんな映像が見られると思っていたんだよ」
「こっちが普通の記憶石。これでも高価です。ふつう残せるのは映像や音だけです」
俺は浮かび上がる兄貴の得意げな笑顔に複雑な気持ちをいだく。兄貴が資金を出したんだな。見る映像、みる映像、全部ポーズを決めた兄貴だらけだ。
「ラークさんのは特注の記憶石でした。そういう感情も含めた記録の仕方もあるのかもしれません。聞いたことはないですけれど。それに……ひょっとしたら」
リーフは言いにくそうに言葉を切った。
「ラークさん、思っている以上に前のラークさんに似ているんだと思います。時々似た魔法使いは感情の共有のようなものがあらわれることがあるのです。それを研究している人たちもいるくらいですから」
「え? そうなの?」俺はイーサンに確認した。イーサンが知らないと大きく首を横に振る。
「表面的なところではなくて、本質的なところというか気質というか。ほら、例えば大公家の精霊は象徴する生き物の形をとるといわれているでしょう?あれも一族の気質が似ているせいだといわれています」
確かに。コンラート家の精霊は狼の姿をとることが多い。兄貴や姉貴、俺の知る家族の精霊は大体が狼だった。兄貴の貸してくれた精霊は犬になってしまったけれど。
「なるほどね。兄貴も親父も精霊は狼だな。家門の生き物が出てくるのか。じゃぁ、イーサンは? 鹿の家門だから鹿?」
「呼び出したことがないからわからないな」
イーサンはぶっきらぼうに答えた。まだご機嫌斜めのようだ。
「おいおい、リーフ、忘れるな。ラークは記憶喪失なんだ。同じ人物だから、気質が同じなのは当たり前だろう」
兄貴が忠告する。
「そうでした。うっかりしていました。すみません」
俺もついつい忘れかけていた。偽物であることが公然の秘密になりそうな情勢だが、あくまで俺はローレンス・デリン。やむなく逃亡する羽目になるまではこの身分を保つ必要がある。
何が記憶の漏れ出すカギだったのだろうか。思い当たることといえば、合唱だ。俺はローレンスの部屋からとってきた楽譜を引っ張り出した。この中に、鍵となる言葉があるのだろうか。
「どうしたんだ? 楽譜なんか出してきて」
イーサンがいぶかし気に覗き込む。
「合唱隊に参加してみようかと思って」
「今さらか?」イーサンは驚いた。「前に聖歌は知らないといっていたじゃないか」
確かに俺が知っている曲は北の歌ばかりで、このあたりの曲は全く知らないからな。
「あのさ、記憶石が開きかけたのは聖歌を歌っているときだったんだよ」
俺はドネイ先生の聖歌隊に迷い込んだ話をした。
「あの聖歌隊ね。ラークがちょっとだけ在籍していた」
「そう、だからかな? ドネイ先生がしつこくてさ。もう一度、俺に歌わないかって」
「確かに、ラークの歌声は素晴らしかったけれど。君が聖歌隊ねぇ」
絶対、似合わないとイーサンは断言する。余計なお世話だ。俺だって好きで聖歌隊に行くわけじゃない。
俺は歌詞を目で追った。あー、なんだかなぁ。違うんだよね。
「恋の歌とか、ないのか?」
俺はパラパラと最後まで題をみた。どれもつまらなさそうな神や精霊をたたえる歌ばかりだ。
「あるわけないだろう。聖歌集だ。聖歌しか載っていないぞ」
うーん。恋心を歌った歌とか鍵になりそうなんだけれど。俺は必死で歌詞を追ったけれど、恋はなかった。神の愛という歌はあったが、なにかが違う。一緒に見てくれていたイーサンも投げ出した。
「神の愛や精霊の恵みしかないよ。しかし、なんで恋の歌を?どうしてそんなものを探しているんだ?」
「だって、ローレンスは好きだっただろ。王子様が」俺がいうと、イーサンはうんざりした顔をして見せた。
「まぁ、そうだな。確かに。ああ、それならこの歌とかどうだ?」
イーサンがパラパラと聖歌集を繰る。
「精霊をたたえる歌だ。ほら。『金色の髪をなびかせて、青い瞳の君を思う』ちょっと恋の歌みたいじゃないか?」
「やめてくれ。金髪なんてあの変態を思い出させるじゃないか」
俺はフェリクスの野郎を思い出して気分が悪くなる。
「え? そうだろ」
驚かれた。そのことに俺も驚く。
「え? なんで、フェリクスなんだよ。ローレンスは第一王子アーサーが好きだったんじゃないのか?」
イーサンが唖然とした表情から、やがて堪えきれないように笑い始める。
「何を馬鹿なことをいっているんだ。ありえないよ。何で君はそんな誤解をしたのかな?」
笑い続けるイーサンに俺はあっけにとられる。
「アーサー様とラークの接点なんてなかった。ラークは第二王子フェリクス様のお気に入りだったんだぞ。家門ももちろん第二王子派で、だから第一王子と顔を合わせることなんてほとんどなかったはずだ。仮にそうだったら、大変だぞ。君が記憶喪失でフェリクス様のもとから離れただけで、これだけもめているんだ。想像するだけでも怖いだろう」
「そうかな?あれが、フェリクス、なのか?」
俺があの変態王子が嫌いだから、ありえないと思ったのか?
だけど、あの時、ローレンスが心を動かしたのは暗い色の瞳だった。俺の知る限り、この学園の貴族で黒い瞳の持ち主はアーサー王子だけだ。刹那の印象で、断言はできない。でも、記憶石の件で俺はローレンスと第一王子と何らかの関係があったのは間違いないと思っていた。
まさか、ローレンス、平民の誰かと恋仲になって、駆け落ち……俺の思考は振出しに戻ってしまう。
ローレンスの恋の相手の話はとりあえず脇に置いて……俺は気を取り直す。
手掛かりは、歌の本と、合唱隊か? もう一つの本、騎士と魔法使いの物語は面白かったが、どこが暗号になっているのかすら不明だった。
俺が聖歌隊に入りたいとドネイ先生に頼むと、先生は大層喜んだ。早く俺の記憶を取り戻したいのです、といったら、そんなことは気にしなくてもいい、とまでいってくれた。
「偽物と呼ばれたことを気にしているようですが、焦らないほうがいいですよ」先生は優しく俺に話す。「いずれ時間が立てば戻ってきますよ。それに記憶の中には戻らなくていいものもありますからね」
優しい言葉に胸が詰まった。
ドネイ先生と話していると罪悪感が込み上げてくる。彼がローレンスのことを本気で心配して、気を使ってくれているのが伝わってくるからだ。
ごめんなさい。先生。俺、偽物なんだよ。
それから、俺は何回か歌の練習に参加した。周囲の視線も気にしながら、なるべく真剣に取り組んだ。カリアスも参加していて、ものすごく嫌な顔をされた。でももう俺にローレンスの調査でできることはほとんどない。前にもまして、人前に出るのは難しくなっていた。この歌の会しか手掛かりは残っていないのだ。
何があったのか、第一王子に話を聞きに行くわけにもいかず、あの様子では口を開くことはしないだろう。
「あと、もう一つ。先生にお願いしたいことがある」
「まだ、頼むことがあるのですか?」リーフは半分身を引きながら、きく。「今度は何を作れというのです?」
「いや、作るのではなくて、聞きたいことが。前に見せただろう。記憶石。あのことについてだけれど」
「記憶石? なんだ?」そう言えばイーサンには話していなかったか?
「ローレンスの、俺の記憶を入れた石があるんだ」
「……なんで、そんな大切なものを隠していたんだ?」
イーサンの機嫌が悪くなった。
「僕が信用できないと思っていたのか?」
「いや、そうじゃないんだけど。だって、ただの石みたいで。何をしても開かなかったからな。大したものじゃないと思って」
イーサンは腕を組み、じろりとにらんでくる。その視線にたじろぎながらも、俺はどう説明した者かと頭を掻いた。すねてしまったイーサンには悪いが、この石のことはリーフにもすべては話していない。第一王子から渡された、なんて話せるわけはないだろう。
機嫌の悪いイーサンを窺いながら、俺はローレンスの記憶というか、感情のようなものを共有した話をした。
やはり第一王子からもらったことは伝えたくなかった。話してはいけないと心の声がささやく。
「俺は映像化なにかが見えるものと思っていたのだが、まるで俺自身が経験しているみたいに……」
「石の記憶が開けられたのですか?」リーフが眼鏡をあげた。
「いや、その、ちらりと流れてきた、みたいな」
俺もちゃんと説明はできない。あの瞬間は、劇的だった。本物の歌と共鳴するように、幻の歌声が響く、それがとても気持ちがよかった。心が解放されて、自分のすべてをさらけ出せる陶酔。そして、心臓が大きく跳ねた。彼がこちらを見ているとわかったから。
断片的な、それでも強烈な思いだった。俺ではないけれど、その喜びを自分のことのように感じた。
「これを見てください。今日手に入れた記憶石です」
リーフがごそごそと自分の袋の中から小さな石を取り出す。リーフが握って、手を開くと、小さな映像が浮かんでいた。屋台の前で手を振る兄貴と本屋のローレンス。串を何本も握っている。
「そうそう、これこれ。俺もこんな映像が見られると思っていたんだよ」
「こっちが普通の記憶石。これでも高価です。ふつう残せるのは映像や音だけです」
俺は浮かび上がる兄貴の得意げな笑顔に複雑な気持ちをいだく。兄貴が資金を出したんだな。見る映像、みる映像、全部ポーズを決めた兄貴だらけだ。
「ラークさんのは特注の記憶石でした。そういう感情も含めた記録の仕方もあるのかもしれません。聞いたことはないですけれど。それに……ひょっとしたら」
リーフは言いにくそうに言葉を切った。
「ラークさん、思っている以上に前のラークさんに似ているんだと思います。時々似た魔法使いは感情の共有のようなものがあらわれることがあるのです。それを研究している人たちもいるくらいですから」
「え? そうなの?」俺はイーサンに確認した。イーサンが知らないと大きく首を横に振る。
「表面的なところではなくて、本質的なところというか気質というか。ほら、例えば大公家の精霊は象徴する生き物の形をとるといわれているでしょう?あれも一族の気質が似ているせいだといわれています」
確かに。コンラート家の精霊は狼の姿をとることが多い。兄貴や姉貴、俺の知る家族の精霊は大体が狼だった。兄貴の貸してくれた精霊は犬になってしまったけれど。
「なるほどね。兄貴も親父も精霊は狼だな。家門の生き物が出てくるのか。じゃぁ、イーサンは? 鹿の家門だから鹿?」
「呼び出したことがないからわからないな」
イーサンはぶっきらぼうに答えた。まだご機嫌斜めのようだ。
「おいおい、リーフ、忘れるな。ラークは記憶喪失なんだ。同じ人物だから、気質が同じなのは当たり前だろう」
兄貴が忠告する。
「そうでした。うっかりしていました。すみません」
俺もついつい忘れかけていた。偽物であることが公然の秘密になりそうな情勢だが、あくまで俺はローレンス・デリン。やむなく逃亡する羽目になるまではこの身分を保つ必要がある。
何が記憶の漏れ出すカギだったのだろうか。思い当たることといえば、合唱だ。俺はローレンスの部屋からとってきた楽譜を引っ張り出した。この中に、鍵となる言葉があるのだろうか。
「どうしたんだ? 楽譜なんか出してきて」
イーサンがいぶかし気に覗き込む。
「合唱隊に参加してみようかと思って」
「今さらか?」イーサンは驚いた。「前に聖歌は知らないといっていたじゃないか」
確かに俺が知っている曲は北の歌ばかりで、このあたりの曲は全く知らないからな。
「あのさ、記憶石が開きかけたのは聖歌を歌っているときだったんだよ」
俺はドネイ先生の聖歌隊に迷い込んだ話をした。
「あの聖歌隊ね。ラークがちょっとだけ在籍していた」
「そう、だからかな? ドネイ先生がしつこくてさ。もう一度、俺に歌わないかって」
「確かに、ラークの歌声は素晴らしかったけれど。君が聖歌隊ねぇ」
絶対、似合わないとイーサンは断言する。余計なお世話だ。俺だって好きで聖歌隊に行くわけじゃない。
俺は歌詞を目で追った。あー、なんだかなぁ。違うんだよね。
「恋の歌とか、ないのか?」
俺はパラパラと最後まで題をみた。どれもつまらなさそうな神や精霊をたたえる歌ばかりだ。
「あるわけないだろう。聖歌集だ。聖歌しか載っていないぞ」
うーん。恋心を歌った歌とか鍵になりそうなんだけれど。俺は必死で歌詞を追ったけれど、恋はなかった。神の愛という歌はあったが、なにかが違う。一緒に見てくれていたイーサンも投げ出した。
「神の愛や精霊の恵みしかないよ。しかし、なんで恋の歌を?どうしてそんなものを探しているんだ?」
「だって、ローレンスは好きだっただろ。王子様が」俺がいうと、イーサンはうんざりした顔をして見せた。
「まぁ、そうだな。確かに。ああ、それならこの歌とかどうだ?」
イーサンがパラパラと聖歌集を繰る。
「精霊をたたえる歌だ。ほら。『金色の髪をなびかせて、青い瞳の君を思う』ちょっと恋の歌みたいじゃないか?」
「やめてくれ。金髪なんてあの変態を思い出させるじゃないか」
俺はフェリクスの野郎を思い出して気分が悪くなる。
「え? そうだろ」
驚かれた。そのことに俺も驚く。
「え? なんで、フェリクスなんだよ。ローレンスは第一王子アーサーが好きだったんじゃないのか?」
イーサンが唖然とした表情から、やがて堪えきれないように笑い始める。
「何を馬鹿なことをいっているんだ。ありえないよ。何で君はそんな誤解をしたのかな?」
笑い続けるイーサンに俺はあっけにとられる。
「アーサー様とラークの接点なんてなかった。ラークは第二王子フェリクス様のお気に入りだったんだぞ。家門ももちろん第二王子派で、だから第一王子と顔を合わせることなんてほとんどなかったはずだ。仮にそうだったら、大変だぞ。君が記憶喪失でフェリクス様のもとから離れただけで、これだけもめているんだ。想像するだけでも怖いだろう」
「そうかな?あれが、フェリクス、なのか?」
俺があの変態王子が嫌いだから、ありえないと思ったのか?
だけど、あの時、ローレンスが心を動かしたのは暗い色の瞳だった。俺の知る限り、この学園の貴族で黒い瞳の持ち主はアーサー王子だけだ。刹那の印象で、断言はできない。でも、記憶石の件で俺はローレンスと第一王子と何らかの関係があったのは間違いないと思っていた。
まさか、ローレンス、平民の誰かと恋仲になって、駆け落ち……俺の思考は振出しに戻ってしまう。
ローレンスの恋の相手の話はとりあえず脇に置いて……俺は気を取り直す。
手掛かりは、歌の本と、合唱隊か? もう一つの本、騎士と魔法使いの物語は面白かったが、どこが暗号になっているのかすら不明だった。
俺が聖歌隊に入りたいとドネイ先生に頼むと、先生は大層喜んだ。早く俺の記憶を取り戻したいのです、といったら、そんなことは気にしなくてもいい、とまでいってくれた。
「偽物と呼ばれたことを気にしているようですが、焦らないほうがいいですよ」先生は優しく俺に話す。「いずれ時間が立てば戻ってきますよ。それに記憶の中には戻らなくていいものもありますからね」
優しい言葉に胸が詰まった。
ドネイ先生と話していると罪悪感が込み上げてくる。彼がローレンスのことを本気で心配して、気を使ってくれているのが伝わってくるからだ。
ごめんなさい。先生。俺、偽物なんだよ。
それから、俺は何回か歌の練習に参加した。周囲の視線も気にしながら、なるべく真剣に取り組んだ。カリアスも参加していて、ものすごく嫌な顔をされた。でももう俺にローレンスの調査でできることはほとんどない。前にもまして、人前に出るのは難しくなっていた。この歌の会しか手掛かりは残っていないのだ。
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