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<王都拠点 編>
寝る場所
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椅子に座ったセリが、習ったマナーを発揮する時!銀食器の使い方を慎重に、落ち着くように念じて食事をした。
良いレストランで食べれる食事は、堅苦しくなくほっと落ち着く味だった。
しかし、綺麗に食べている人がいると緊張する。ソワソワしているロードに気づくも、セリは食事を進める。
「ロード、飲むか~?」
「要らん。」
俺に
の邪魔をするなと同意な気がした。ワインが回り、グラウルは勧めを受けた。
「ハイハイ、忙しいもんなあ。」
食事は早い様子。もう少し早く食べようか?
「セリ、ゆっくりで良いわよ。」
シュルトに声をかけられたので、遠慮なく急ぐのはやめた。
「デザートも出すわヨ」
「氷菓子?」
「そこはロード次第ネェ。」
甘い物が好きなキースがシュルトに聞いた結果。セリはロードにキラキラした目で見てしまう、『氷菓子』気になる!
デザートは、凍った果物が出てきました。
「冷たい甘さ」味わうとしゃくしゃくと音がする。
雪を食べるとこんなのかな。初体験だ。果物も多分高価な物だと思う。
(水魔法ではできないから、羨ましい。)
キースはお代わりのようで、カナンに声をかけていた。
「もっと削れる?」
「もうちょいなら。」
数種類の氷菓子を削って、透明な器に盛り付けていて。とってもゴージャス!
オシャレで美味しい食後は、温かいお茶と共に話をした。
「お風呂があるし、寝る場所は…l
「俺の部屋だl
「いえ、それはお嬢様には」
グラウルが待ったをかけた。
(そうか、令嬢的にはアウト?)
そういう加減がよく分からないセリだった。ここは保護者の位置のグラウルの言うことを聞くべきか。
「けど、預かってもらってる身だし?」
保護されている状況で急遽の訪問。部屋を準備してもらうのも心苦しい。
そして迎撃的にも、囮としているか?方向性が決まっていない。
「外で寝る?」
セリの提案は、受け入れられなかった。ように思えたが…
「テラスなら外だな。」
ロードがのってきた。野営用のテントを出し、一緒に寝ようと提案がある。
「どーしても一緒に寝たいんだな?」
ポソリと呟きの内容は拾えなかったが、囮にちょうど良い位置かもしれない。
予定場所を見てみよう!
「高いやつだ。」
ロードの部屋を通り抜け、テラスに出た。テントは高価なやつで中が拡張され、隠匿の魔法陣が効いている。
「寒さも感じない」
月が綺麗に出ていた。森とあいまって、セリには懐かしささえ感じる。
いつもの森ではなく王都に来ているんだと分かっていても。
グラウルは隣の空室を借りる。テラスにも出られる位置だ。
そのままロードの部屋にある風呂で、
「湯着はこれで、カナン付きネ。」
「私も外におりますので。」
皆んなで入れるんじゃない?ってくらい広い浴槽だった。
良いレストランで食べれる食事は、堅苦しくなくほっと落ち着く味だった。
しかし、綺麗に食べている人がいると緊張する。ソワソワしているロードに気づくも、セリは食事を進める。
「ロード、飲むか~?」
「要らん。」
俺に
の邪魔をするなと同意な気がした。ワインが回り、グラウルは勧めを受けた。
「ハイハイ、忙しいもんなあ。」
食事は早い様子。もう少し早く食べようか?
「セリ、ゆっくりで良いわよ。」
シュルトに声をかけられたので、遠慮なく急ぐのはやめた。
「デザートも出すわヨ」
「氷菓子?」
「そこはロード次第ネェ。」
甘い物が好きなキースがシュルトに聞いた結果。セリはロードにキラキラした目で見てしまう、『氷菓子』気になる!
デザートは、凍った果物が出てきました。
「冷たい甘さ」味わうとしゃくしゃくと音がする。
雪を食べるとこんなのかな。初体験だ。果物も多分高価な物だと思う。
(水魔法ではできないから、羨ましい。)
キースはお代わりのようで、カナンに声をかけていた。
「もっと削れる?」
「もうちょいなら。」
数種類の氷菓子を削って、透明な器に盛り付けていて。とってもゴージャス!
オシャレで美味しい食後は、温かいお茶と共に話をした。
「お風呂があるし、寝る場所は…l
「俺の部屋だl
「いえ、それはお嬢様には」
グラウルが待ったをかけた。
(そうか、令嬢的にはアウト?)
そういう加減がよく分からないセリだった。ここは保護者の位置のグラウルの言うことを聞くべきか。
「けど、預かってもらってる身だし?」
保護されている状況で急遽の訪問。部屋を準備してもらうのも心苦しい。
そして迎撃的にも、囮としているか?方向性が決まっていない。
「外で寝る?」
セリの提案は、受け入れられなかった。ように思えたが…
「テラスなら外だな。」
ロードがのってきた。野営用のテントを出し、一緒に寝ようと提案がある。
「どーしても一緒に寝たいんだな?」
ポソリと呟きの内容は拾えなかったが、囮にちょうど良い位置かもしれない。
予定場所を見てみよう!
「高いやつだ。」
ロードの部屋を通り抜け、テラスに出た。テントは高価なやつで中が拡張され、隠匿の魔法陣が効いている。
「寒さも感じない」
月が綺麗に出ていた。森とあいまって、セリには懐かしささえ感じる。
いつもの森ではなく王都に来ているんだと分かっていても。
グラウルは隣の空室を借りる。テラスにも出られる位置だ。
そのままロードの部屋にある風呂で、
「湯着はこれで、カナン付きネ。」
「私も外におりますので。」
皆んなで入れるんじゃない?ってくらい広い浴槽だった。
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