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脇役たちのいろいろ
騎士と従者の目線
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卒業パーティーのお供だ。
王子より年上の騎士と従者はこの学園をすでに卒業していた。
騎士は思った。
懐かしいな。
数年前のこととは思えないのは、警護で王子とともに通い、過ごしたからだ。
庭の広さや穴場など網羅している。
サボれる場所、抜け道、話題のスポット
少し感慨深い思いもありながら、
このパーティ会場の騎士たちの配置を思い出しながら見回した。
王族参加ということで心持ち
装飾が豪勢だろうか?
パーティ会場では、
待ち合わせする者
軽食をすでに本格的に食べている者もいる。
バクバク食っている奴が羨ましい。
・・って婚約者殿の弟?
王子の婚約者はキツめの美人だ
成績も良く、品行方正。
堅苦しいとの苦言も
令嬢の鍛錬と考えれば好ましい。
実は、
剣の腕もなかなかだった。
男だったら手合わせ願いたいが。
王子よりセンスがあると言えば、王子が引きこもるだろう。
王子とは、乳兄弟で小さい頃から一緒だ。
バランスよくやれるタイプだが、
特出したものはないと陰口を言われる。
今の治世向きな
腹芸ができるはずなんだが。
婚約者殿との関係がな~。
いつの間にこんがらがってんだ?
わかんねえなあ。
まあ、王子が尻にひかれる未来しか見えないけどな。
ん?あの女子は。
ーー従者視点
エリカ嬢がいますね。
彼女を目で追っていた。
可愛い子なのは確かだが、懸想しているわけではない。
因縁というか、うちのバカ…
王子の口から何回も聞いたからだ。
入学して学園に慣れてきた頃、
婚約者のキャスリーン様と交流をなかなかもてないことに
やきもきしていた王子は、エリカ嬢との交流を見ていた。隠れて。
「ストーキング、ですよね。」と笑顔で王子に言えば、
影護衛にさせればセーフ?
アウトですよ。あなたの手足なんですから。
王になる自覚をですね…と説教をしてた時期がありました。
そんな後にそこそこ婚約者として交流がありました。
焦ったんですか?HE・TA・REと心の中で言っておきました。
もちろん態度にも出しておきます。
まったく。尻にひかれるのはいいですけど、仕事に支障をきたさないでくださいよ。
私の仕事も滞るんですから。
とまあ、今のうちに躾ときましょ。使い物にならないと厄介です。
そんな教育、お目付け係のような従者生活で
エリカ嬢とは私にも接点がありました。
紅茶をこぼしたり
廊下で滑ったり
こけたり
エトセトラetc
最初、王子の気をひきたいのかと勘ぐったのですが・・
あの娘はドジですね。
魔性のドジです。
当然のようにコケ、こぼしますが大きなケガもせず・させず。
しかし!やるときはやりますね。
予測して楽しんでいました。
私のおかげでシミ抜きする洗濯物が減りましたよ?
そこは貢献しましたね。
わざとじゃないのにあれだけキレイにドジれるのは一種の才能だと結論づけました。
そんな彼女も卒業ですか。
学園のツボがこれ以上割られなくて良かったですね
少々会話をする仲になっても
王子に取り入るって言葉がない稀有な経験ができました。
そう言った珍しいという印象には残ったものの、私的な交流は皆無でした。
見かけるものの知り合い程度におさまり
私の役目も終わりですね。
私の従者という役目
餌がいいのでよく釣れるんですよね~。
王子で馬鹿な人達を釣る
それらの選別。
そんな役目もあったり。
そんな日々も終わりに近づいた頃
卒業間近の情報収集に
流行の小説は入っていいんでしょうか?
王子ご所望の恋愛小説たち
はあ。何をする気なんだか。
事が起こったのは、卒業パーティー当日。
パーティ会場
・・ちょっと王子
私達は知っていても、エリカ嬢は知らないんですから。
ストカ…ごほんっ。影ながら見守ってたんでしょ?
女性を引っ張るなんて紳士じゃないですよ!
健康的な女性ですが保護欲を掻き立てられる気持ちが湧きます
王子のバカ断罪?
んん?王子に呆れますね
婚約者の前だけあーもバカになるんですよね。
連れてかれたエリカ嬢がお可哀想に。
子鹿ですね。
かわいいですね。
王子からキャスリーン様のターンでは
鹿狩りか?
追い詰めてますね。結局、
あなた方、盛大に惚気てますよー。
まったく王子は。
エリカ嬢を放置する気ですか?
2人の世界に入っちゃってまあ。
お付き合いお疲れ様です。
私のお相手をお願いします
とエリカを誘導します。
疲れてボーとしていた彼女は、気づいたように反応して
「キャ!」
ズルッと階段を落ちそうに。
やると思った。ので華麗にキャッチして事なきを得ました。
私もお相手が欲しいのですよ。
純愛希望ですかね。
王子より年上の騎士と従者はこの学園をすでに卒業していた。
騎士は思った。
懐かしいな。
数年前のこととは思えないのは、警護で王子とともに通い、過ごしたからだ。
庭の広さや穴場など網羅している。
サボれる場所、抜け道、話題のスポット
少し感慨深い思いもありながら、
このパーティ会場の騎士たちの配置を思い出しながら見回した。
王族参加ということで心持ち
装飾が豪勢だろうか?
パーティ会場では、
待ち合わせする者
軽食をすでに本格的に食べている者もいる。
バクバク食っている奴が羨ましい。
・・って婚約者殿の弟?
王子の婚約者はキツめの美人だ
成績も良く、品行方正。
堅苦しいとの苦言も
令嬢の鍛錬と考えれば好ましい。
実は、
剣の腕もなかなかだった。
男だったら手合わせ願いたいが。
王子よりセンスがあると言えば、王子が引きこもるだろう。
王子とは、乳兄弟で小さい頃から一緒だ。
バランスよくやれるタイプだが、
特出したものはないと陰口を言われる。
今の治世向きな
腹芸ができるはずなんだが。
婚約者殿との関係がな~。
いつの間にこんがらがってんだ?
わかんねえなあ。
まあ、王子が尻にひかれる未来しか見えないけどな。
ん?あの女子は。
ーー従者視点
エリカ嬢がいますね。
彼女を目で追っていた。
可愛い子なのは確かだが、懸想しているわけではない。
因縁というか、うちのバカ…
王子の口から何回も聞いたからだ。
入学して学園に慣れてきた頃、
婚約者のキャスリーン様と交流をなかなかもてないことに
やきもきしていた王子は、エリカ嬢との交流を見ていた。隠れて。
「ストーキング、ですよね。」と笑顔で王子に言えば、
影護衛にさせればセーフ?
アウトですよ。あなたの手足なんですから。
王になる自覚をですね…と説教をしてた時期がありました。
そんな後にそこそこ婚約者として交流がありました。
焦ったんですか?HE・TA・REと心の中で言っておきました。
もちろん態度にも出しておきます。
まったく。尻にひかれるのはいいですけど、仕事に支障をきたさないでくださいよ。
私の仕事も滞るんですから。
とまあ、今のうちに躾ときましょ。使い物にならないと厄介です。
そんな教育、お目付け係のような従者生活で
エリカ嬢とは私にも接点がありました。
紅茶をこぼしたり
廊下で滑ったり
こけたり
エトセトラetc
最初、王子の気をひきたいのかと勘ぐったのですが・・
あの娘はドジですね。
魔性のドジです。
当然のようにコケ、こぼしますが大きなケガもせず・させず。
しかし!やるときはやりますね。
予測して楽しんでいました。
私のおかげでシミ抜きする洗濯物が減りましたよ?
そこは貢献しましたね。
わざとじゃないのにあれだけキレイにドジれるのは一種の才能だと結論づけました。
そんな彼女も卒業ですか。
学園のツボがこれ以上割られなくて良かったですね
少々会話をする仲になっても
王子に取り入るって言葉がない稀有な経験ができました。
そう言った珍しいという印象には残ったものの、私的な交流は皆無でした。
見かけるものの知り合い程度におさまり
私の役目も終わりですね。
私の従者という役目
餌がいいのでよく釣れるんですよね~。
王子で馬鹿な人達を釣る
それらの選別。
そんな役目もあったり。
そんな日々も終わりに近づいた頃
卒業間近の情報収集に
流行の小説は入っていいんでしょうか?
王子ご所望の恋愛小説たち
はあ。何をする気なんだか。
事が起こったのは、卒業パーティー当日。
パーティ会場
・・ちょっと王子
私達は知っていても、エリカ嬢は知らないんですから。
ストカ…ごほんっ。影ながら見守ってたんでしょ?
女性を引っ張るなんて紳士じゃないですよ!
健康的な女性ですが保護欲を掻き立てられる気持ちが湧きます
王子のバカ断罪?
んん?王子に呆れますね
婚約者の前だけあーもバカになるんですよね。
連れてかれたエリカ嬢がお可哀想に。
子鹿ですね。
かわいいですね。
王子からキャスリーン様のターンでは
鹿狩りか?
追い詰めてますね。結局、
あなた方、盛大に惚気てますよー。
まったく王子は。
エリカ嬢を放置する気ですか?
2人の世界に入っちゃってまあ。
お付き合いお疲れ様です。
私のお相手をお願いします
とエリカを誘導します。
疲れてボーとしていた彼女は、気づいたように反応して
「キャ!」
ズルッと階段を落ちそうに。
やると思った。ので華麗にキャッチして事なきを得ました。
私もお相手が欲しいのですよ。
純愛希望ですかね。
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