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第一部 新しいニンゲンがやってきた!
第九話 中の人、やってみる?
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「だけど、ちょっと大きすぎない?」
全員の視線が天童さんに集まった。その視線に気づいてスプーンを持った手を止める。
「え? なにがでしょう?」
「ニンゲンさん、身長どのぐらい?」
「……178センチぐらいですが」
ヒロインさんに質問されておずおずと答える。その答えを聞いてマスコットチームがため息をついた。
「あの?」
首をかしげて私を見た。
「中の人をするにはちょっと大きすぎってことですね。だから、天童さんは警備員として頑張るしかないんですよ」
「自分は警備員として採用されたはずなんですが、そういうこともするんですか?」
「まったくないとは言い切れないです。不測の事態ってここに限らず起きるわけで、そういう時は急遽、マスコット出動ってこともありえます。ちなみに私も中の人になったことありますよ」
私がそう言うと天童さんが驚いた顔をする。たしかに驚くよね。まさか警備スタッフがマスコットの中に入るなんて、普通は思わないから。
「ちなみにどういう時に」
「もちろん警備スタッフなんですから警備ですよ。マスコット警備隊、なかなかかっこいいと思いませんか?」
「……」
「あれ、天童さん魂が抜けちゃったんじゃ?」
リーダーが笑う。
「もしもし天童さん?」
「あ、はい、大丈夫です、多分。もう少し詳しく聞かせてもらったほうが良さそうですが」
「つまりですね、不審人物を見守る時に利用するんですよ」
「不審人物」
「そうです。どこの界隈にも問題行動を起こす人っているんですよ。そういう人は業界でブラックリストを作って情報共有をしてるんです。警察でいうところの指名手配犯みたいな?」
この手の施設にやってくるとついハメをはずしがちになる。まあそこは想定内のことでもあるので、余程のことでない限りスタッフも大目に見ている。だからブラックリストに載るのはよほどのことなのだ。
「で、このご時世、ブラックリストに載っているからと言って、入場をお断りするのは難しいわけですよ。単体なら秘密裡に対処はできますけど、家族連れとか友達と一緒だと特に」
「で、監視すると」
「監視じゃなくて見守りです。警備スタッフの制服だと目立つので、マスコットになったり清掃スタッフになったりして、他の人に迷惑をかけていないか見守るんです」
「それって監視しながらの尾行というやつでは」
「見守りです」
天童さんの言葉を断固として訂正する。監視とか尾行とかとんでもない。あくまでも見守っているのだ。度が過ぎるお客さんに関しては、素早く回収してパークから退場してもらうこともあるけれど。
「あの時の一関さん、なかなか良い動きしてたよ。もし警備スタッフを首になったらうちに来なよ、歓迎するから」
「え、いやですよ。私はこのスーツの色にあこがれて、ここを希望したんですから」
「え?!」
私の返事に天童さんが驚いた声をあげた。
「なんですか天童さん。なんでそんな顔をするんですか。何かご不審な点でも?」
「スーツの色にあこがれて?」
「もちろんですよ。そうでなかったら、警備スタッフの募集にわざわざ応募しませんよ」
これは本当だ。面接の時もはっきりそう宣言したし。
「このスーツの色」
「お忘れかもしれませんが、ピーコックグリーンですよ?」
「大丈夫です、色の名前は覚えました。スーツの色にあこがれて……」
天童さんは再び魂が抜けそうな顔をした。リーダーがそんな天童さんを愉快そうに見つめている。あの顔はなにか余計なことを考えている顔だ。
「いま研修中なんだよね? だったらマスコット警備隊も体験してみたら? 今日は平日だし、夕方までならそんなに人も増えないだろうし」
「……え?」
天童さんはまるで死刑宣告をされた人のような顔をした。
「178センチか。使えるマスコットは限られてるね。なにが似合うかな」
リーダーの質問にマスコットチーム全員がウーンと考え込む。
「無理にマスコットを探さなくても良いのでは?」
「いやいや、今のうちに決めておかないと、いざという時に困るから」
「いざという時って」
「ちなみに私は妖精さんマスコットでした。けっこう大変なんですよ、マスコットって。視界が限られているので見守るのも一苦労なんです」
経験者として力説する。
「これだけ大きいと選ぶの難しいねえ。やっぱり天童さんは海賊向きかも」
「しーっ! リーダー、しーっだよ! それを言ったら船長と手下がすぐ集まってくるから、余計なこと言っちゃダメ!」
「はいはい。だったらお昼ごはんを食べ終わったら、バックヤードで探してみようか。二人とも休憩時間がなくなっちゃうけど、かまわないかな?」
マスコットチーム全員の視線が、いっせいに天童さんに向けられる。みんなの目は期待でキラキラしていた。こんな目で見つめられたら断るのは難しい。
「……わかりました、お任せします」
「一関さんは?」
「もちろんかまいませんよ」
「はい、決まり~~!」
リーダーが宣言するとみんなが歓声をあげた。
「あの、一関さん」
「はい、なんでしょう」
食後の予定が決まったので、ようやく全員がご飯を食べ始める。にぎやかにおしゃべりをしているマスコットチームを見ながら、天童さんは私に声をかけてきた。
「マスコットの中に入るのって、正式な研修のプログラムなんでしょうか?」
「今日はその予定は入れてませんでしたけど、遅かれ早かれ警備部の仕事の一つとして話をするつもりではいたので。まあ前倒しってやつですね。イヤですか?」
「いえ、仕事のうちならやりますけど、まさかのドッキリなのかなと思ったので」
なるほど。天童さんはみんなにからかわれていると思ったのか。まあたしかに、マスコットチームのノリを見ていたらそう思ってしまっても不思議じゃない。
「まさかまさか。本当にあるんですよ、マスコットでの見守り」
「でも全員がマスコットになるわけじゃないでしょう?」
「まあそりゃ?」
「だったら僕がマスコットに入る必要は必ずしも必要ないのでは」
「それを言っちゃダメです」
真面目な顔で相手を見つめる。
「……わかりました」
「はい、そうしてください」
そしてお昼ご飯を食べ終わった私達は、バックヤードにある倉庫に向かった。
「ここで使う大きな道具はここに全部あるんだよ」
「ちなみにアクターさん達の衣装は別の部屋です。ここにあるのはマスコット達と大道具系かな」
リーダーが壁際に並んでいる中がからっぽのマスコットをさす。そこへ動物マスコット達が帰ってきた。
「お疲れ~~」
「ただいま~~! あ~~腹減った! 今日の昼飯ってシチューだっけ?」
「デザートのプラタノフリート、おいしかったよ?」
「俺にバナナを食えって?」
そう言ったのはトラのマスコット。
「ほらほら、早く食いに行かないと、海賊に食べつくされちゃうぞ?」
「あー、あいつらの食い意地ときたら、まったく! ハイエナよりひどいんだからな!」
動物マスコット達がワイワイと騒ぎながら行ってしまった。そんな彼らを天童さんは何とも言えない顔をして見送っている。
「なんて言うか、リアルと非リアルが混ざっている感じですね、ここ」
「まあね。それぐらいどっぷりと役に浸らないと、ここにくるお客さん達を夢の世界につれていけないから」
「そのための役作りってことですか?」
「それだけじゃないけどね」
使われていないマスコットや予備のマスコットが片づけられている場所に入る。
「あ、これ私が入った妖精さんですよ」
見覚えのあるマスコットをさした。
「ここにはシーズン限定とかアニバーサリー限定のマスコットもいるんだ。たとえばクリスマス仕様とかね。でも警備部スタッフが入るタイミングってそういうのは関係ないから、モブキャラのマスコットを貸し出すことがほとんどなんだよ。だけど天童さんの身長だと限られてくるから難しいな」
「ねえねえリーダー、これなんてどう?」
子分マスコットさんがマスコットの前でこっちを見た。
「これなら身長が2メートルぐらいあっても大丈夫じゃないかな」
「たしかに。どう思う?」
「どう思うと言われても……」
天童さんは困った顔をする。お勧めされたのはモミの木マスコット。動物とか妖精ではなく、いきなり木を勧められるなんて。そりゃまあ、あれだけ背高のっぽの木なら天童さんが入っても余裕だろうけど。
「ねえねえ、これはどう?」
ヒロインマスコットさんが、別のマスコットの前でこっちに声をかけてきた。今度は動物マスコットのキリンだ。こちらも首が長いので、それなりの身長の人でも入ることが可能な作りになっていた。
「木よりマシですかね……」
「え、木はイヤだった?」
子分マスコットさんが少しだけガッカリした顔になる。
「どちらにしても目立ちますね。尾行、じゃなくて見守りをこっそりするのには不向きな気が」
「それは問題ないよ。パーク内にはこういう子がいっぱいいるから、木が集団で踊っていても目立たないし誰も驚かない」
「驚くどころか喜ばれちゃうわよね」
「じゃあさ、さっそく入ってみる? 木のほうから」
「え、いきなりですか?!」
全員の視線がいっせいに天童さんに集まった。
全員の視線が天童さんに集まった。その視線に気づいてスプーンを持った手を止める。
「え? なにがでしょう?」
「ニンゲンさん、身長どのぐらい?」
「……178センチぐらいですが」
ヒロインさんに質問されておずおずと答える。その答えを聞いてマスコットチームがため息をついた。
「あの?」
首をかしげて私を見た。
「中の人をするにはちょっと大きすぎってことですね。だから、天童さんは警備員として頑張るしかないんですよ」
「自分は警備員として採用されたはずなんですが、そういうこともするんですか?」
「まったくないとは言い切れないです。不測の事態ってここに限らず起きるわけで、そういう時は急遽、マスコット出動ってこともありえます。ちなみに私も中の人になったことありますよ」
私がそう言うと天童さんが驚いた顔をする。たしかに驚くよね。まさか警備スタッフがマスコットの中に入るなんて、普通は思わないから。
「ちなみにどういう時に」
「もちろん警備スタッフなんですから警備ですよ。マスコット警備隊、なかなかかっこいいと思いませんか?」
「……」
「あれ、天童さん魂が抜けちゃったんじゃ?」
リーダーが笑う。
「もしもし天童さん?」
「あ、はい、大丈夫です、多分。もう少し詳しく聞かせてもらったほうが良さそうですが」
「つまりですね、不審人物を見守る時に利用するんですよ」
「不審人物」
「そうです。どこの界隈にも問題行動を起こす人っているんですよ。そういう人は業界でブラックリストを作って情報共有をしてるんです。警察でいうところの指名手配犯みたいな?」
この手の施設にやってくるとついハメをはずしがちになる。まあそこは想定内のことでもあるので、余程のことでない限りスタッフも大目に見ている。だからブラックリストに載るのはよほどのことなのだ。
「で、このご時世、ブラックリストに載っているからと言って、入場をお断りするのは難しいわけですよ。単体なら秘密裡に対処はできますけど、家族連れとか友達と一緒だと特に」
「で、監視すると」
「監視じゃなくて見守りです。警備スタッフの制服だと目立つので、マスコットになったり清掃スタッフになったりして、他の人に迷惑をかけていないか見守るんです」
「それって監視しながらの尾行というやつでは」
「見守りです」
天童さんの言葉を断固として訂正する。監視とか尾行とかとんでもない。あくまでも見守っているのだ。度が過ぎるお客さんに関しては、素早く回収してパークから退場してもらうこともあるけれど。
「あの時の一関さん、なかなか良い動きしてたよ。もし警備スタッフを首になったらうちに来なよ、歓迎するから」
「え、いやですよ。私はこのスーツの色にあこがれて、ここを希望したんですから」
「え?!」
私の返事に天童さんが驚いた声をあげた。
「なんですか天童さん。なんでそんな顔をするんですか。何かご不審な点でも?」
「スーツの色にあこがれて?」
「もちろんですよ。そうでなかったら、警備スタッフの募集にわざわざ応募しませんよ」
これは本当だ。面接の時もはっきりそう宣言したし。
「このスーツの色」
「お忘れかもしれませんが、ピーコックグリーンですよ?」
「大丈夫です、色の名前は覚えました。スーツの色にあこがれて……」
天童さんは再び魂が抜けそうな顔をした。リーダーがそんな天童さんを愉快そうに見つめている。あの顔はなにか余計なことを考えている顔だ。
「いま研修中なんだよね? だったらマスコット警備隊も体験してみたら? 今日は平日だし、夕方までならそんなに人も増えないだろうし」
「……え?」
天童さんはまるで死刑宣告をされた人のような顔をした。
「178センチか。使えるマスコットは限られてるね。なにが似合うかな」
リーダーの質問にマスコットチーム全員がウーンと考え込む。
「無理にマスコットを探さなくても良いのでは?」
「いやいや、今のうちに決めておかないと、いざという時に困るから」
「いざという時って」
「ちなみに私は妖精さんマスコットでした。けっこう大変なんですよ、マスコットって。視界が限られているので見守るのも一苦労なんです」
経験者として力説する。
「これだけ大きいと選ぶの難しいねえ。やっぱり天童さんは海賊向きかも」
「しーっ! リーダー、しーっだよ! それを言ったら船長と手下がすぐ集まってくるから、余計なこと言っちゃダメ!」
「はいはい。だったらお昼ごはんを食べ終わったら、バックヤードで探してみようか。二人とも休憩時間がなくなっちゃうけど、かまわないかな?」
マスコットチーム全員の視線が、いっせいに天童さんに向けられる。みんなの目は期待でキラキラしていた。こんな目で見つめられたら断るのは難しい。
「……わかりました、お任せします」
「一関さんは?」
「もちろんかまいませんよ」
「はい、決まり~~!」
リーダーが宣言するとみんなが歓声をあげた。
「あの、一関さん」
「はい、なんでしょう」
食後の予定が決まったので、ようやく全員がご飯を食べ始める。にぎやかにおしゃべりをしているマスコットチームを見ながら、天童さんは私に声をかけてきた。
「マスコットの中に入るのって、正式な研修のプログラムなんでしょうか?」
「今日はその予定は入れてませんでしたけど、遅かれ早かれ警備部の仕事の一つとして話をするつもりではいたので。まあ前倒しってやつですね。イヤですか?」
「いえ、仕事のうちならやりますけど、まさかのドッキリなのかなと思ったので」
なるほど。天童さんはみんなにからかわれていると思ったのか。まあたしかに、マスコットチームのノリを見ていたらそう思ってしまっても不思議じゃない。
「まさかまさか。本当にあるんですよ、マスコットでの見守り」
「でも全員がマスコットになるわけじゃないでしょう?」
「まあそりゃ?」
「だったら僕がマスコットに入る必要は必ずしも必要ないのでは」
「それを言っちゃダメです」
真面目な顔で相手を見つめる。
「……わかりました」
「はい、そうしてください」
そしてお昼ご飯を食べ終わった私達は、バックヤードにある倉庫に向かった。
「ここで使う大きな道具はここに全部あるんだよ」
「ちなみにアクターさん達の衣装は別の部屋です。ここにあるのはマスコット達と大道具系かな」
リーダーが壁際に並んでいる中がからっぽのマスコットをさす。そこへ動物マスコット達が帰ってきた。
「お疲れ~~」
「ただいま~~! あ~~腹減った! 今日の昼飯ってシチューだっけ?」
「デザートのプラタノフリート、おいしかったよ?」
「俺にバナナを食えって?」
そう言ったのはトラのマスコット。
「ほらほら、早く食いに行かないと、海賊に食べつくされちゃうぞ?」
「あー、あいつらの食い意地ときたら、まったく! ハイエナよりひどいんだからな!」
動物マスコット達がワイワイと騒ぎながら行ってしまった。そんな彼らを天童さんは何とも言えない顔をして見送っている。
「なんて言うか、リアルと非リアルが混ざっている感じですね、ここ」
「まあね。それぐらいどっぷりと役に浸らないと、ここにくるお客さん達を夢の世界につれていけないから」
「そのための役作りってことですか?」
「それだけじゃないけどね」
使われていないマスコットや予備のマスコットが片づけられている場所に入る。
「あ、これ私が入った妖精さんですよ」
見覚えのあるマスコットをさした。
「ここにはシーズン限定とかアニバーサリー限定のマスコットもいるんだ。たとえばクリスマス仕様とかね。でも警備部スタッフが入るタイミングってそういうのは関係ないから、モブキャラのマスコットを貸し出すことがほとんどなんだよ。だけど天童さんの身長だと限られてくるから難しいな」
「ねえねえリーダー、これなんてどう?」
子分マスコットさんがマスコットの前でこっちを見た。
「これなら身長が2メートルぐらいあっても大丈夫じゃないかな」
「たしかに。どう思う?」
「どう思うと言われても……」
天童さんは困った顔をする。お勧めされたのはモミの木マスコット。動物とか妖精ではなく、いきなり木を勧められるなんて。そりゃまあ、あれだけ背高のっぽの木なら天童さんが入っても余裕だろうけど。
「ねえねえ、これはどう?」
ヒロインマスコットさんが、別のマスコットの前でこっちに声をかけてきた。今度は動物マスコットのキリンだ。こちらも首が長いので、それなりの身長の人でも入ることが可能な作りになっていた。
「木よりマシですかね……」
「え、木はイヤだった?」
子分マスコットさんが少しだけガッカリした顔になる。
「どちらにしても目立ちますね。尾行、じゃなくて見守りをこっそりするのには不向きな気が」
「それは問題ないよ。パーク内にはこういう子がいっぱいいるから、木が集団で踊っていても目立たないし誰も驚かない」
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