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番外小話 1
【奈緒ちゃん研修中】六月二十八日はパフェの日らしい
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それはいつものように突然やってきた。
「ああああああ、甘いモノが食べたい!」
朝、信吾さんを送り出してベランダから見送りをした直後、急に甘いモノが食べたくなってきて思わず叫んでしまった。そうなんだよ、私って月に一度無性に甘いモノが食べたくなる時があって今がまさにそれ。
甘いモノならなんでも良いのかって言えばそうでもなくて毎月それぞれ食べたいものが違う。今回は……生クリームたっぷりのケーキやソフトクリームとかそっち系の甘さを体が欲している。
「たべたーい!!」
口にしたら余計に食べたくなってきちゃった。
たまに病院でベテランの先生達にアイスをおごってもらっているけどそんなのじゃ全然足りない。グルングルンと山盛りになったソフトクリームや生クリームをお腹いっぱいになるまで食べたい!!
夕飯を絶食してもいいからカロリー関係なく思いっ切り食べたーーーい!!
「どこか美味しいお店ないかな。あ、みゅうさんも今日はお休みだっけ。聞いてみよう♪」
さっそくみゅうさんの携帯電話に連絡を入れてみる。いつもは早起きなみゅうさんだけど今日はまだ寝てるかなあ。
『惚気はもうお腹一杯なんだけど~』
不機嫌そうな声がした。
「おはようございます、みゅうさん。もしかしてまだ寝てました?」
『ううん。もう活動中よ。昨日は終電に乗れそうになかったから実家に泊ったの。そしたら朝から親の惚気を見せつけられてもうウンザリ。穴という穴から砂糖が噴き出てきそう』
電話の向こうで「ちょっと美羽、その言い方は下品よ」ってみゅうさんのお母さんの笑う声が聞こえた。
みゅうさんの実家は大学病院の近くの商店街の中にあるお花屋さんだ。大学病院から徒歩圏内のあんなに近い場所に実家があるのにどうしてわざわざ家を出て下宿してるんですか?って質問をしたことがあって、その時の答えが『このまま実家に居続けたら両親の惚気で全身が砂糖衣に覆われてカチカチになっちゃうから』だった。
なるほどみゅうさんは現在進行形でそのお砂糖攻撃にさらされているらしい。
「相変わらずラブラブなんですね、みゅうさんちの御両親」
『なおっちのところほど暑苦しいラブラブではないけどね』
「お言葉ですけどうちはいたって普通ですよ、暑苦しくなんてないですから」
どう考えてもうちは極々普通の仲良し夫婦なのに、どうしていつもいつも皆からそんな風に言われるのかまったく理解ができない。
『自覚がないって本当に恐ろしいわ。オジサンの職場では一体どんな惨劇が繰り広げられているのやら、考えるだけで眩暈がおきそう』
「信吾さんはみゅうさんちの御両親みたいに惚気てなんていないと思いますよ。真面目にお仕事してるんだから」
『知らないって幸せよね~』
なんだか話がどんどん違う方向へ流れてしまって一向に甘いモノに辿り着けそうにない雰囲気。このままだとみゅうさんとお喋りしているだけで夕方になっちゃいそうなので無理やり軌道修正をするこにとにした。
「ところでみゅうさん、美味しいパフェのお店を知りませんか?」
『パフェ? もしかして電話してきたのはそれが目的?』
「はい。みゅうさんなら美味しいお店を知ってるかなって。今、無性に甘いモノが食べたいんですよ」
そう言うと、ああなるほどねとみゅうさんの納得する返事がした。
『今月はお饅頭でもケーキでもないの?』
「パフェです。今は物凄くパフェな気分」
頭の中には今までに食べたパフェ達が走馬灯のように流れている。みゅうさんに心当たりがないなら何処のお店に行こうかなあ……。
『なおっち、今回はいいタイミングかも』
「なんで?」
『今日はパフェの日なんですって』
「パフェの日?」
最近は本当に色んな記念日がある。夫婦の日だったり猫の日だったり。そしてとうとうパフェの日なんてのも出来たらしい。
「それ、どう語呂合わせをするんですか? 六月二十八日ってどうやってもパフェにならない……」
頭に中で数字を縦にしたり横にしたりしてみるけどパフェには程遠い。ってことは語呂合わせじゃなくて日本で初めてパフェが食べられた日とか?
『そうなのよね。しかもその理由もまったくパフェとは関係ないのよ。なんでも日本のプロ野球史上初のパーフェクトゲームが達成された日が六月二十八日で、パーフェクトに因んでパフェの日なんですって。商魂たくましいのもここまでくると清々しいわね』
「えー……本当に全然パフェと関係ない……」
私的には銀座の古いパーラーで初めてパフェが出された日なのかな~なんて思ってたのにちょっとガッカリ。ううん、かなりガッカリ。
『でもそのパフェの日に因んで、とあるお店で評判のジャンボパフェが半額なのよ。利用はともかくそれって食べてみたいと思わない?』
「ジャンボですか?! 食べたいです! 行く行く!!」
ジャンボ! しかも半額! それは是非とも行かなくちゃ!!
『OK。じゃあ私もこれから家を出る準備をして出るから……そうねえ、二時間後になおっちの家の最寄りの駅の改札口の中で待っててくれる?』
「分かりました。私がそっちに行かなくても大丈夫なんですね?」
『うん。そっちの方が近いから。待ち合わせの時間、もっと早い方が良い?』
「そんなことないですよ。それだったらお洗濯してから出掛けられるし、二時間後ですね」
わーい、ジャンボパフェだって!! 聞くだけで楽しそう!!
+++
「ん?」
休み時間、自宅からの緊急連絡は入っていないだろうなとプライベートの携帯を確認していたら奈緒からメールが一通だけ入っていた。こんな時間に珍しいこともあるものだと開けてみれば『みゅうさんとランチデート中だよ~♪』という呑気な文章と共に写真が一枚添付されていた。
「そう言えば今日は二人揃って休みだとか言っていたな。また変なことを覚えてこなきゃいいんだが……」
まったく真田ときたら奈緒にロクなことを教えないから困ったものだ。しかも奈緒は奈緒で真田のことを神さまか何かのように尊敬していてあの女が実は腹黒い人間だなんて思いもしないんだからな。
「写真をわざわざ送ってくるなんて今度は一体なんなんだ?」
添付された写真を見てしばらく固まってしまった。
「……おいおい」
写っていたのは奈緒と真田。そして二人にテーブルに挟まれて鎮座しているのは恐らく世間でいうところのパフェだ。但し標準的サイズからするとかなりでかい。恐らく入れ物はビールジョッキだろう。
そのビールジョッキに果物や得体の知れないモノがこれでもかというぐらい詰め込まれており、生クリームやらアイスクリームだと思われる物体がてっぺんから零れ落ちそうになっている。
「……二人で食えるのか、これ」
よく「甘いモノは別腹」とは聞くがこれは幾らなんでも別腹におさまり切らないだろう。しかもテーブルの上には食べ終わった何かしらの皿が残っている。つまり既に二人の腹の中には食い物がおさまっているということだ。
「どうするんだ、これ……まだ一緒に食べるヤツが後ろにでも隠れているのか?」
まったく困ったもんだなと苦笑いを浮かべながら携帯を閉じるとデスクの横に積んでおいた書類に目を通す作業に戻った。
それからきっかり四十分後、再びメールの着信を知らせる音が鳴った。
「……まさか幾らなんでも早過ぎだろ」
そんなことを呟きながら携帯を手にすると送信相手は奈緒だ。しかも今度も添付ファイル付き。まさかな……。
「……」
メールには「完食したよ♪」の言葉と、空っぽになったジョッキと満足そうな顔でこっちにピースサインを向けている二人の顔が映った写真が添付されていた。
「なんとまあ……四十分で完食か」
女子が言う「甘いモノは別腹」とは本当に恐ろしいなと思う次第だった。
「ああああああ、甘いモノが食べたい!」
朝、信吾さんを送り出してベランダから見送りをした直後、急に甘いモノが食べたくなってきて思わず叫んでしまった。そうなんだよ、私って月に一度無性に甘いモノが食べたくなる時があって今がまさにそれ。
甘いモノならなんでも良いのかって言えばそうでもなくて毎月それぞれ食べたいものが違う。今回は……生クリームたっぷりのケーキやソフトクリームとかそっち系の甘さを体が欲している。
「たべたーい!!」
口にしたら余計に食べたくなってきちゃった。
たまに病院でベテランの先生達にアイスをおごってもらっているけどそんなのじゃ全然足りない。グルングルンと山盛りになったソフトクリームや生クリームをお腹いっぱいになるまで食べたい!!
夕飯を絶食してもいいからカロリー関係なく思いっ切り食べたーーーい!!
「どこか美味しいお店ないかな。あ、みゅうさんも今日はお休みだっけ。聞いてみよう♪」
さっそくみゅうさんの携帯電話に連絡を入れてみる。いつもは早起きなみゅうさんだけど今日はまだ寝てるかなあ。
『惚気はもうお腹一杯なんだけど~』
不機嫌そうな声がした。
「おはようございます、みゅうさん。もしかしてまだ寝てました?」
『ううん。もう活動中よ。昨日は終電に乗れそうになかったから実家に泊ったの。そしたら朝から親の惚気を見せつけられてもうウンザリ。穴という穴から砂糖が噴き出てきそう』
電話の向こうで「ちょっと美羽、その言い方は下品よ」ってみゅうさんのお母さんの笑う声が聞こえた。
みゅうさんの実家は大学病院の近くの商店街の中にあるお花屋さんだ。大学病院から徒歩圏内のあんなに近い場所に実家があるのにどうしてわざわざ家を出て下宿してるんですか?って質問をしたことがあって、その時の答えが『このまま実家に居続けたら両親の惚気で全身が砂糖衣に覆われてカチカチになっちゃうから』だった。
なるほどみゅうさんは現在進行形でそのお砂糖攻撃にさらされているらしい。
「相変わらずラブラブなんですね、みゅうさんちの御両親」
『なおっちのところほど暑苦しいラブラブではないけどね』
「お言葉ですけどうちはいたって普通ですよ、暑苦しくなんてないですから」
どう考えてもうちは極々普通の仲良し夫婦なのに、どうしていつもいつも皆からそんな風に言われるのかまったく理解ができない。
『自覚がないって本当に恐ろしいわ。オジサンの職場では一体どんな惨劇が繰り広げられているのやら、考えるだけで眩暈がおきそう』
「信吾さんはみゅうさんちの御両親みたいに惚気てなんていないと思いますよ。真面目にお仕事してるんだから」
『知らないって幸せよね~』
なんだか話がどんどん違う方向へ流れてしまって一向に甘いモノに辿り着けそうにない雰囲気。このままだとみゅうさんとお喋りしているだけで夕方になっちゃいそうなので無理やり軌道修正をするこにとにした。
「ところでみゅうさん、美味しいパフェのお店を知りませんか?」
『パフェ? もしかして電話してきたのはそれが目的?』
「はい。みゅうさんなら美味しいお店を知ってるかなって。今、無性に甘いモノが食べたいんですよ」
そう言うと、ああなるほどねとみゅうさんの納得する返事がした。
『今月はお饅頭でもケーキでもないの?』
「パフェです。今は物凄くパフェな気分」
頭の中には今までに食べたパフェ達が走馬灯のように流れている。みゅうさんに心当たりがないなら何処のお店に行こうかなあ……。
『なおっち、今回はいいタイミングかも』
「なんで?」
『今日はパフェの日なんですって』
「パフェの日?」
最近は本当に色んな記念日がある。夫婦の日だったり猫の日だったり。そしてとうとうパフェの日なんてのも出来たらしい。
「それ、どう語呂合わせをするんですか? 六月二十八日ってどうやってもパフェにならない……」
頭に中で数字を縦にしたり横にしたりしてみるけどパフェには程遠い。ってことは語呂合わせじゃなくて日本で初めてパフェが食べられた日とか?
『そうなのよね。しかもその理由もまったくパフェとは関係ないのよ。なんでも日本のプロ野球史上初のパーフェクトゲームが達成された日が六月二十八日で、パーフェクトに因んでパフェの日なんですって。商魂たくましいのもここまでくると清々しいわね』
「えー……本当に全然パフェと関係ない……」
私的には銀座の古いパーラーで初めてパフェが出された日なのかな~なんて思ってたのにちょっとガッカリ。ううん、かなりガッカリ。
『でもそのパフェの日に因んで、とあるお店で評判のジャンボパフェが半額なのよ。利用はともかくそれって食べてみたいと思わない?』
「ジャンボですか?! 食べたいです! 行く行く!!」
ジャンボ! しかも半額! それは是非とも行かなくちゃ!!
『OK。じゃあ私もこれから家を出る準備をして出るから……そうねえ、二時間後になおっちの家の最寄りの駅の改札口の中で待っててくれる?』
「分かりました。私がそっちに行かなくても大丈夫なんですね?」
『うん。そっちの方が近いから。待ち合わせの時間、もっと早い方が良い?』
「そんなことないですよ。それだったらお洗濯してから出掛けられるし、二時間後ですね」
わーい、ジャンボパフェだって!! 聞くだけで楽しそう!!
+++
「ん?」
休み時間、自宅からの緊急連絡は入っていないだろうなとプライベートの携帯を確認していたら奈緒からメールが一通だけ入っていた。こんな時間に珍しいこともあるものだと開けてみれば『みゅうさんとランチデート中だよ~♪』という呑気な文章と共に写真が一枚添付されていた。
「そう言えば今日は二人揃って休みだとか言っていたな。また変なことを覚えてこなきゃいいんだが……」
まったく真田ときたら奈緒にロクなことを教えないから困ったものだ。しかも奈緒は奈緒で真田のことを神さまか何かのように尊敬していてあの女が実は腹黒い人間だなんて思いもしないんだからな。
「写真をわざわざ送ってくるなんて今度は一体なんなんだ?」
添付された写真を見てしばらく固まってしまった。
「……おいおい」
写っていたのは奈緒と真田。そして二人にテーブルに挟まれて鎮座しているのは恐らく世間でいうところのパフェだ。但し標準的サイズからするとかなりでかい。恐らく入れ物はビールジョッキだろう。
そのビールジョッキに果物や得体の知れないモノがこれでもかというぐらい詰め込まれており、生クリームやらアイスクリームだと思われる物体がてっぺんから零れ落ちそうになっている。
「……二人で食えるのか、これ」
よく「甘いモノは別腹」とは聞くがこれは幾らなんでも別腹におさまり切らないだろう。しかもテーブルの上には食べ終わった何かしらの皿が残っている。つまり既に二人の腹の中には食い物がおさまっているということだ。
「どうするんだ、これ……まだ一緒に食べるヤツが後ろにでも隠れているのか?」
まったく困ったもんだなと苦笑いを浮かべながら携帯を閉じるとデスクの横に積んでおいた書類に目を通す作業に戻った。
それからきっかり四十分後、再びメールの着信を知らせる音が鳴った。
「……まさか幾らなんでも早過ぎだろ」
そんなことを呟きながら携帯を手にすると送信相手は奈緒だ。しかも今度も添付ファイル付き。まさかな……。
「……」
メールには「完食したよ♪」の言葉と、空っぽになったジョッキと満足そうな顔でこっちにピースサインを向けている二人の顔が映った写真が添付されていた。
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