私の主治医さん - 二人と一匹物語 -

鏡野ゆう

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お巡りさんと竹ぼうき

お巡りさんと竹ぼうき

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お巡りさんが犯人の追跡中に出会ったのは竹ぼうきで戦う巫女さんでした?
こちらは東出先生の長兄秀俊さんとその奥さんとの出会いのエピソードです。


++++++++++


「どろぼーーーっ!!」

 パトロールの途中、そんな叫び声が耳に入って自転車のブレーキを踏んで立ち止まった。

 何処から声がするのかと素早く辺りを見回すと、一本先の住宅街の四つ角から飛び出してきた大きなバッグを抱えた見るからに怪しい男が一人。制服姿のこっちを見てギョッとした顔をすると反対側へと走り出した。どうやらビンゴのようだ。

「あいつか」

 そのまま自転車のペダルを踏みこんで男を追いかける。その男が出てきた道から息を切らして御近所の奥さんが飛び出してきた。確か通り向こうの大きなお屋敷に住んでいる奥さんだったか。

「おまわりさん、絶対に捕まえて!! 中身はともかく誕生日に主人に買ってもらったバッグなの!!」
「任せて下さい!」

 普通なら人の足と自転車では圧倒的に自転車の方が断然有利だ。しかし逃げるひったくりも馬鹿ではなかったらしく、こっちが自転車で追いかけてくることに気が付くと、通りの突き当りにある神社の境内へと続く階段を駆け上がり始めた。

「待ちなさい!!」

 階段の下で自転車を乗り捨てるとそのままひったくりを追って階段を駆け上る。ここの神社の境内へと続く階段はこの辺りでは別名心臓破りの階段と呼ばれていた。最近は年寄りも子連れも増えてきたので敷地の横にゆるい傾斜のスロープを作ろうかと宮司が話していたっけな。

 と、今はそんなことを考えている場合じゃない。

 こちらが階段の半ばまで辿り着いた時にはひったくりは既に階段を登り切ったところだった。このままだと境内の社務所のいるバイトの子達にまで害が及ぶかもしれないと、階段を一段飛ばしで駆け上った。

「なにするんですか、離してください!!」

 そして登り切ったところで俺が目にしたのは、ひったくりと揉み合う巫女さん姿をしたバイトの女の子だった。きっとその子を人質にでもしてこっちの追跡をかわそうと考えたのだろう。

「その人から離れ」

 離れなさい!と言うつもりだった。しかしその言葉は途中で途切れてしまうことになった。

 何故ならばその巫女さんが掴みかかるひったくりの腕を振り払ったかと思ったら、持っていた竹ぼうきで相手を滅多打ちにし始めたからだ。

 あの竹ぼうきというものを一度でも見たことがある人なら分かるだろうが非常に丈夫で硬い。特にさきっちょの方は硬い枝葉になっているので硬いどころか当たればかなり痛い。そんなもので至近距離から容赦なく滅多打ちにされているのだ、相手もたまったものではないだろう。

「ちょっ!!」

 ひったくりもこちらの存在を忘れて竹ぼうきの攻撃をかわそうとした。だがこういう時っていうのは被害に遭った方も必死なので問答無用で容赦がない。

 ほうきの攻撃から逃げようとひったくりがこっちをに体を向けた。

「!!」

 そこでようやくこっちの存在を思い出したらしい。

「そのバッグを下に置いて大人しくしなさい」
「大人しくったって、この女の方をなんとか……!!」

 背後から襲い掛かる竹ぼうき。ほうきの攻撃未だやまず……。

「お嬢さん、お巡りさんが来たからもう大丈夫だよ、だから落ち着いて」

 後日この時のことを彼女は事情徴収で「とにかく怖くて必死で人の話なんて耳に入らなかった」と証言しているのだが、まあ確かにこっちの呼びかけが聞こえている風には見えない。

 どうやって落ち着かせたものかと考えあぐねていると、視界の隅でひったくりが逃げようとするのが見えた。

「逃げるな!」

 そう言って俺がひったくりの腕を掴んだのと、巫女さんの彼女がほうきが振り下ろされたのはほぼ同時だった。そしてアッと思った時にはそのひったくりと一緒に縺れ合いながら階段から転げ落ちていた。

 断続的な衝撃が体を襲い視界の中で空と地面が激しくグルグルと回っている。

―― ああ、これは俺まじで死んだかも…… ――

 そんなことが頭の中をよぎった。

 よく死ぬ直前は今までの人生が走馬灯のように目の前を駆け巡ると言われているがそれは無かった。目の前で駆け巡っていたのはひったくりのパニックになったような引き攣った顔。死に際に見る光景がひったくりの顔のドアップとは何とも無念だ。

 一番下まで転げ落ちて景色の回転が止まってもお互いにしばらく動けなかった。

 遠くで妙に調子の外れたバイオリンの音と古紙回収業者のトラックが流す音声が聞こえてくる。そして目の前をスズメがチュンチュンとさえずりながら飛んでいった。何とも平和だ……。

 ……じゃなくて。

 取り敢えず死んでいないらしいことに気が付いた俺は、なんとか腰に手をやると体の下になっている手錠を引っ張り出した。そして片方を自分の手に、もう片方を引っ繰り返っているひったくりの手にはめた。

「ふふふ、これで手首をぶった切るか俺を背負って走りでもしない限り逃亡は出来まい、観念しやがれ」

 後で聞いたところによると、俺はそんなことを不気味な笑みを浮かべながら呟いたらしいが覚えていない。

+++

 そして気が付けば白い天井が目の前にあった。ここは何処だと目だけを動かせば右側に窓があり、そこからは雲一つない青空と、白い飛行機雲が真っ直ぐ一本のびていくのが見えていた。

 ぼんやりと空を見上げていると引き戸が開くような音がしてキュッキュッと靴の音がした。

「あら、目が覚めたんですね、大丈夫ですか?」

 声のする方に顔を向けると看護師がこちらを覗き込んでいた。

「……えーと、多分?」
「先生を呼んできますね」

 看護師さんが部屋を出たところで誰かと喋っている気配がした。先生に診察してもらってからにして下さいと言っているところを見ると、もしかして同僚か弟達が廊下にいるのかもしれない。

 しばらくして医者がさっきの看護師と共に戻ってきた。ペンライトで目を照らしチラチラとさせて様子を見ている。

「吐き気がするとか頭が痛いとかはありませんか?」
「体中あっちこっちが痛いですが吐き気は特に感じていません。俺、どうしたんですか?」
「階段を転げ落ちたことは覚えていますか?」
「ええ。あ、そうだ。一緒に落ちたひったくりはどうなりました?」

 ここで目を覚ます直前のことで覚えているのは手錠をはめられたあの男がチクショーと叫んでいたことだった。

「その人は無事ですよ。貴方が彼を庇って落ちたみたいであちらは打撲程度で済んだんですよ」

 お巡りさんというのは大したものですね、逆にクッション代わりに下敷きにしてしまえば良かったのにと医者は半分呆れたように笑っている。

「今頃は警察署でこってり絞られているでしょう。貴方の方は脳震盪と足の骨折。気の毒ですがしばらくは入院ですね」

 よく見れば片足が固定されて吊るされている。

「とにかくひったくりが捕まって良かったです」
「まったく貴方達お巡りさんときたら。ああ、そうだ、外で貴方の目が覚めるのを待っている人達がいるんですよ。入ってもらって良いですか?」
「ええ」

 看護師がどうぞと呼びかけるとわらわらと人が入ってきた。弟と母親、それに見知らぬ女の子が一人。

「良かったわね、大したことなくて」

 母親がホッとした顔で俺のことを見下ろした。

「片足が折れたんだ、大したことあるだろ」
「でも階段から転がり落ちたんでしょ? 頚椎骨折で半身不随なんて可能性もあったんだから運が良かったのよ」

 それは確かに。

「それと兄貴の石頭も幸いしたよな、軽い脳震盪で済んで良かった」
「やかましい。俺は怪我人なんだ、お前も医者を志す人間ならもう少し気の毒がれ。頭の怪我は油断できないと常々言っているのはお前だろうが」

 呑気にニヤニヤしている弟の克俊にそう言い放つと二人の後ろにちんまりと立っている子に目をやった。

「そちらは?」
「竹ぼうきでひったくりを滅多打ちにした人って言えば分かる?」

 母親の言葉になるほどと頷いた。神社にいた時は巫女さんの格好をしていたから直ぐには分からなかったが間違いなくあの時の彼女だ。

「ああ、あの時の……」
「あの……すみませんでした、私がお巡りさんのことも一緒にほうきで叩きのめしちゃったから……」
「気にすることないよ、君に怪我がなくて良かった。だけど、ああいう時は先ずは逃げるのが先決だ、あんな風に立ち向かっていくのは感心しないよ。今回は何も持っていなかったから良いようなものの、相手が刃物を持っている可能性だってあったんだからね」
「ごめんなさい、つい夢中になってしまって……」

 まあ彼女のお蔭でひったくりは足止めをされて結果的には逮捕することが出来たわけなんだが。

「秀俊、このお嬢さんが救急車を呼んでくれたのよ、お説教をする前に感謝しなさい。それに私達が来るまでずっとここにいてくれたんだから」

 母親が俺をいさめてくるが、それとこれとは別の話だ。

「母さんは黙っていてくれ。感謝はしているがそれとこれとは別問題なんだから。まあとにかく、救急車を呼んでくれたことは感謝します。それと付き添ってくれたことも。ありがとう」

 俺の言葉に彼女は少しだけ恥ずかしそうな申し訳なさそうな顔をした。

 もしかしたら竹ぼうきでひったくりを撃退したということで所轄の警察署から表彰状が渡されるかもしれないなと思ったが、その辺はまだ確定ではないので黙っておくことにする。


+++++


 それから一週間。

 彼女、―― 南出みなみで香津美かつみさんという ―― は何故か俺の病室で花瓶に花を活けている。

「なあ、もう君が気にしなくても良いんだよ。悪いのはひったくりであって君じゃないんだから」
「でもそれでは私の気が済みませんから。どうですか? 可愛いでしょ?」

 ピンク色のバラとたくさんのカスミソウ。彼女がお見舞いにと選んで買ってきたらしい。

「可愛いね……じゃなくて」
「ご迷惑ですか?」
「いや、迷惑なんてことはないけどね。ほら、君だって学校もあるでしょ、それとバイトも」
「今日の講義はもう終わりました。それと神社のバイトはあの日が最後だったんです」

 最後の最後に物凄い思い出が出来ちゃったんですけどねと呑気に笑っている。俺が骨折したことに関しては申し訳ないと思っているようだが、事件に巻き込まれたことに関してはまったく気にしていない様子だった。

「そう言えば東出さんのお友達、ここ最近お見舞いにみえないですね。警察官ってそんなに忙しいお仕事なんですか?」

 この周辺ではそんなに事件も事故も起きてませんよねと首を傾げている。

「んー、会社勤めとは違って勤務時間もバラバラだし、勤務が終わってからだと面会時間が終わっていることの方が多いからね……」

 そう答えはしたものの、実はそうじゃなくて連中が来ないのには別の理由がある。

 それが今、目の前で花瓶をどっちに向けようかと悩んでいるこのお嬢さんだ。入院した次の日、見舞いに来てくれた連中と彼女が鉢合わせをした。そして何を思ったか奴等は勝手に俺と彼女のことを勘ぐって入院中のお世話は彼女にお任せしますよとニヤニヤしながら早々に退散したのだ。それ以来まったく顔を出そうとしない。

 そして彼女はその言葉を何故か真に受けてこうやって毎日のように病室にやってくる。どうしたものか。

「一人で入院していたら退屈でしょ? 私はこの病院の近所だから毎日でも平気ですし」
「いやしかし……」
「やっぱりご迷惑ですか?」

 ションボリとした顔をされては断れないじゃないか。

「こんな風に毎日来てもらうのは申し訳ないなと思っちゃってね。あ、そうだ。テレビの下の冷蔵庫を開けてくれるかな?」
「いいですけど?」

 彼女は花瓶を置いてベッドの横にある小さな冷蔵庫を開ける。

「その箱、バッグの持ち主だった奥さんが午前中にみえてお見舞いにって置いていったんだ。美味しいケーキらしい。お礼代わりと言っては何だけどもし良ければ食べてくれるかな」
「良いんですか?」

 箱の中を覗き込む。可愛らしいケーキが三つとプリンが二つ。幾らなんでも食べきれない。

「貰い物だけどね」
「東出さんは何が良いですか? プリン? それともイチゴのショートケーキ?」
「僕のことは気にしなくても良いから」
「良くないです。せっかくのお見舞いなんでしょ? 嫌いじゃなかったら一口でも食べなきゃ。次にその方がみえた時にお礼も言えないじゃないですか」

 そう言いながら横に置いてあったおポットにお湯が入っているか確認している。

「給湯室でお湯を貰ってきますね。それとお皿とフォークが借りられないか看護師さんに聞いてきますから」

 彼女は俺が返事をする前にさっさと病室を出て行ってしまった。

 この後、万事この調子で彼女に押し切られていく運命がまっているのだがこの時の俺は知る由もなかった。


+++++


「へえ、じゃあ香津美お義姉さんは完全に押し掛け女房さんなんですか?」

 俺と香津美の出会いを聞いていた恵さんが意外そうな声をあげた。

「そういうことになるわね。あの人、あんな感じでいっつも怖い顔をしているけど本当はとっても優しいのよ」

 そんな話をしながら二人がこっちに視線を向けたのを背中に感じる。

「なんだ、もう終わったのか?」

 振り返るとニヤニヤしている香津美と目をキラキラさせている恵ちゃんの顔がこっちを見ていた。恵ちゃんは一番下の弟である克俊の奥さんになった人だ。なかなか身を固めようとしなかった克俊がようやく結婚したのが去年の十一月。これで最後まで気になっていた問題が片付き、兄貴としてやっと肩の荷が下りたとホッとしている。

「ほら、あんなふうにここにシワを寄せちゃっているけど、本心は私達の出会いの話を聞かされて転げ回るほど恥ずかしがってるの」

 眉間に指をあててわざとらしく顔をしかめてみせた。おい、俺はそんな顔はしてないぞ。

「へえ……お義兄さんってば可愛いですね♪」

 可愛いと言われて思わず体から全ての力が抜けていくのを感じた。こういうのを毒気を抜かれるというのだろうか?

「お巡りさんの制服姿も可愛かったのよ。あの頃はまだ初々しくてね。今じゃこんなに厳つい顔をした刑事さんになっちゃったけど」
「なんだ、刑事になったのがいかんのか」
「そんなこと言ってないわよ。ただ、あの頃の制服姿の貴方が懐かしいって言ってるの」
「俺はあの竹ぼうきを振り回すお前の雄姿が懐かしいよ」

 俺の言葉に香津美がフムと真面目な顔をして考え込む。

「今でもあの竹ぼうき、売ってるわよね? 買ってこようかしら」
「どうするんだ、そんなもの買って。俺をまた滅多打ちにするつもりか?」

 それとも夫婦喧嘩をした時の秘密兵器にでもするつもりか?

「少なくともアレなら私でもあなたに勝てそうだものね。自分の武器ぐらい用意しておかなくちゃ」
「あ、私も使い方伝授して下さい」
「おいおい……」

 まったく二人で何の相談をしているのやら。

 それぞれの嫁の仲が良いのはありがたいことだが、そのうち俊哉のところの穂香さんまで巻き込んで竹ぼうき武道なんて始めるんじゃなかろうかと少しばかり心配になってきたぞ……。
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