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第18話
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「ジョイ、大丈夫か?
気分悪くないか?」
この、声はーー
この低音の声はーー
スティーブン様。
スティーブン様だ。
「・・・・・・っ、・・・うっ、うっ、・・・・・・ううっ、うっ・・・・・・」
「どうした!
どこか痛いのか?」
声を聞くと、
心配そうに私を覗き込む姿を見ると、
安心して、
安心して・・・。
「もうすぐ医師も到着するんだか・・・。
おい!医師はまだか?」
心配してくれるスティーブン様に首を振って、私はしばらく泣き続けた。
落ち着いた私は、別室で到着した医師に診察を受けた。
頑張って息を止めていたのと、スティーブン様が救助に来てくれるのが早かったので、私は大事には至らなかった。
スティーブン様以外にも、騎士や魔術師も同行してくれていて、あの部屋はすぐに魔法により洗浄されたらしい。
お陰で咳き込んだだけで済んで、体に異変はなかった。
医師は診察が終わると、スティーブン様に耳打ちしていた。
スティーブン様は、「あの野郎!〇〇〇してやる!」と、物凄い勢いで部屋から出ようとして、数人かかりで騎士に止められていた。
あのお香のようなものは、部屋を出る前にマテオ様が指を弾くことによる魔法で焚かれたものだった。
リラックスさせる薬と共に媚薬のような成分も含まれていたらしい。
スティーブン様が来てくれるのが遅かったらどうなっていたか。
考えただけで恐ろしかった。
あの時の、マテオ様ーー
「ジョイ、あの令息は騎士団によって捕えられている。
俺がそばに居るから、安心して欲しい」
気づけば震えている私に、スティーブン様は騎士団のマントを掛けてくれた。
「ジョイ、あの令息に酷いことされなかったか?」
クリケット伯爵家に戻る馬車には、私を心配してくれたスティーブン様が同乗してくれた。
伯父様と乗った馬車であんなこがあった後なので、有り難かった。
こんなこと聞かれると思わなかった。
マテオ様にされた事は知られたくない気持ちもあるけれど、自分しか知らないのも嫌だった。
誰かに話すことで、楽になれるような気がした。
「実は・・・」
私と婚姻する気でいたこと、ソフィアという人物と混同されて、『ソフィアみたいに逃げるのか、他の男には渡さない』『これから私の物になるんだ』と言われ、首に唇を当てられて痛かった話をした。
「クッソ、あいつ、許さない・・・」
スティーブン様は小声でボソボソと言った後で、私の顔を見た。
「怖かったよな。
でも、もう大丈夫だから。
その、これからはずっと俺がジョイの傍に居る。
ジョイ、俺は君が好きなんだ。
明日、正式にウッズ男爵にジョイとの婚約を申し込む」
知らず知らずのうちに、私の手を優しく取っていたスティーブン様は、そこに触れるか触れないかの口づけをした。
濃いブルーの瞳は真っ直ぐに私を見つめている。
これは、誤解してしまいそうになる。
「スティーブン様、スティーブン様は今正気ではありません。
術に掛かったような状態で、私に好意を抱いていると誤った認識をしていると思われます。
クリケット伯爵家にアンドリュー様が戻り次第、報告及び適切な「ジョイ」」
「ジョイ、聞いてくれ。
俺は正気だ。
半年間の眠りから覚めて、君に恋をした。
あれは魅了と思われているけれど、俺が好意を抱いたから発動されたんだ。
もし、君を見た時に何も感じなければ、何事も起こらなかった。
すべては、俺が君を見て好意を抱いたことが始まりなんだ。
だから、全部覚えている」
スティーブン様は、真剣だった。
気分悪くないか?」
この、声はーー
この低音の声はーー
スティーブン様。
スティーブン様だ。
「・・・・・・っ、・・・うっ、うっ、・・・・・・ううっ、うっ・・・・・・」
「どうした!
どこか痛いのか?」
声を聞くと、
心配そうに私を覗き込む姿を見ると、
安心して、
安心して・・・。
「もうすぐ医師も到着するんだか・・・。
おい!医師はまだか?」
心配してくれるスティーブン様に首を振って、私はしばらく泣き続けた。
落ち着いた私は、別室で到着した医師に診察を受けた。
頑張って息を止めていたのと、スティーブン様が救助に来てくれるのが早かったので、私は大事には至らなかった。
スティーブン様以外にも、騎士や魔術師も同行してくれていて、あの部屋はすぐに魔法により洗浄されたらしい。
お陰で咳き込んだだけで済んで、体に異変はなかった。
医師は診察が終わると、スティーブン様に耳打ちしていた。
スティーブン様は、「あの野郎!〇〇〇してやる!」と、物凄い勢いで部屋から出ようとして、数人かかりで騎士に止められていた。
あのお香のようなものは、部屋を出る前にマテオ様が指を弾くことによる魔法で焚かれたものだった。
リラックスさせる薬と共に媚薬のような成分も含まれていたらしい。
スティーブン様が来てくれるのが遅かったらどうなっていたか。
考えただけで恐ろしかった。
あの時の、マテオ様ーー
「ジョイ、あの令息は騎士団によって捕えられている。
俺がそばに居るから、安心して欲しい」
気づけば震えている私に、スティーブン様は騎士団のマントを掛けてくれた。
「ジョイ、あの令息に酷いことされなかったか?」
クリケット伯爵家に戻る馬車には、私を心配してくれたスティーブン様が同乗してくれた。
伯父様と乗った馬車であんなこがあった後なので、有り難かった。
こんなこと聞かれると思わなかった。
マテオ様にされた事は知られたくない気持ちもあるけれど、自分しか知らないのも嫌だった。
誰かに話すことで、楽になれるような気がした。
「実は・・・」
私と婚姻する気でいたこと、ソフィアという人物と混同されて、『ソフィアみたいに逃げるのか、他の男には渡さない』『これから私の物になるんだ』と言われ、首に唇を当てられて痛かった話をした。
「クッソ、あいつ、許さない・・・」
スティーブン様は小声でボソボソと言った後で、私の顔を見た。
「怖かったよな。
でも、もう大丈夫だから。
その、これからはずっと俺がジョイの傍に居る。
ジョイ、俺は君が好きなんだ。
明日、正式にウッズ男爵にジョイとの婚約を申し込む」
知らず知らずのうちに、私の手を優しく取っていたスティーブン様は、そこに触れるか触れないかの口づけをした。
濃いブルーの瞳は真っ直ぐに私を見つめている。
これは、誤解してしまいそうになる。
「スティーブン様、スティーブン様は今正気ではありません。
術に掛かったような状態で、私に好意を抱いていると誤った認識をしていると思われます。
クリケット伯爵家にアンドリュー様が戻り次第、報告及び適切な「ジョイ」」
「ジョイ、聞いてくれ。
俺は正気だ。
半年間の眠りから覚めて、君に恋をした。
あれは魅了と思われているけれど、俺が好意を抱いたから発動されたんだ。
もし、君を見た時に何も感じなければ、何事も起こらなかった。
すべては、俺が君を見て好意を抱いたことが始まりなんだ。
だから、全部覚えている」
スティーブン様は、真剣だった。
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