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ブラザーホモ
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知らない知らない。
知らない事だらけだ。
もしかしたら僕は他人より豹の事を知らないのかもしれない。
おかしいな。
昔まで弟の事は誰よりも分かっていたはずなのに。
好きな色は黄色で、好きな食べ物はコンビニの肉マンで、将来の夢は電車の運転手だった。
左利きなのに習字の筆は右で持ってた。
靴下も靴も左足から履いてた。
鞄は右肩に掛けてた、その方が物が出しやすいって。
揃えるだけていいっていうから髪は2ヶ月に1度僕が切ってた。
からあげにレモンをかけるのを嫌がった。
冷たい飲み物が苦手だった。
三つ葉が食べられなかった。
夏休みの宿題は計画を立てて七月中に終わらせる弟だった。
寝坊する僕をよく起こしに来てくれた、起こしに行くのが面倒臭いって一緒に寝たりもしていた。
昔から背が高くて運動部からの勧誘がしつこいって困ってた。
僕と同じて小さい子が好きで、好きな動物は鷹、好きな魚は鯨だ。
好きな物は最後に食べる派で、その癖それを半分僕にくれてしまうような優しい弟。
人の話を遮ったりしないで必ず最後まで聞いてくれる当たり前が当たり前にできる弟。
それでいて、どんな意見でも否定する事はなかった。
絶対肯定してくれた、意見がある時だって諭すように話してくれた。
頭も良くて運動も出来て顔だって芸能人並みだ。
指が長くて綺麗だ、髪も相変わらず癖が強いけどパーマいらずでおしゃれで作り物みたいな琥珀色の瞳は見てて飽きないんだ、声だって声優みたいに低くて格好良い。
それなのに、今隣にいる弟の事を僕はなにも知らないんだな。
タバコ……嫌いだって言ってんだよ昔は。
着ているスーツも持ってる鞄も掛けてる眼鏡も、どこで買ったのか何でそれを選んだのか僕は知らない。
多分、好きな食べ物だって僕はもう知らない。
いつ電車の運転手になる夢を諦めたのか知らない。
もしかしたら、三つ葉はもう食べられるのかもしれない。
不動産屋に就職したのも知らなかった。
二十歳になる日を、十代最後をどこで過ごしてたのか知らない。
家族なのに他人みたいに弟の事何も知らない。
「兄さん?」
「ん? うん、何」
ズキンと急に胸が苦しくなって泣きそうなのは何でだろう。
眼鏡の奥で笑いかけてくれた瞳に答えられなくて意味もなく逸らしてしまった。
だからなんだって言うんだ。
全部知っていたら何だって言うんだ。
弟の事を何から何まで知り尽くしてる、そんな兄弟いるわけないだろう。
不意に優さんと目があってにこっと小首を傾げられて変な気持ちになった。
「ほら兄さんこっち見て? これメニューです。たくさんあるでしょう」
「あっ…………うん。本当だ、お前これ作れるの?」
「まさか、俺は飲み物だけですよお酒の銘柄からカクテルの種類にレシピにって覚える事たくさんでこっちまで手が回りませんでした」
「そっか」
笑顔の優さんの後ろにはずらっとリキュールのボトルが置いてあるしカウンターにも焼酎の瓶とかいっぱい並んでる。
そうかバーテンダーってあれ全部覚えてるしカクテルの作り方とかそーゆーのも暗記してんだ。
「フライドチキンもありますけど、ボロネーゼが人気なんです。後はカレーもよく出てました。ピザも生地から作っていて美味しいですよ……ああ、ごめんなさい。今日は休みだけどここハンバーガーちょっと有名で、インスタ映えする迫力あるのがくるんですよ」
「へぇ」
どれも美味しそうだけど、へぇやっぱこーゆうとこって意外とするんだな!
良かった今日お金貰ってて。
「僕、フライドチキンとポテトとカレーがいいな!」
「期待を裏切らないお子様チョイスらぶぅ」
「うるさいな、さっさと頼めよ」
「はい、わかってます。優さんお願いします」
「おっけー豹君は? 何か飲む?」
「ええっと……じゃあ、優さんのジントニックと久しぶりに自家製のピクルスが食べたいです」
「わかったわ、お兄ちゃんは?」
「え? 僕? でもご飯の時の飲み物はお茶か水か牛乳って…………」
ママが……。
「まだその決まり守ってるんですね」
「アクアで! 豹、僕アクアで!!」
優さんはふふふ、と笑ってオーダーを伝えに行った。
頭を下げた後眼鏡を直した豹がこっちを向いた。
「ジントニックってどこにでもあるじゃないですか、比較的安価だし、缶でも居酒屋でも高級なバーでもどこにでもあります。氷の入ったグラスにジンにトニックウォーターを混ぜてライムを絞るだけですから。でもとっても奥が深いのジンもピンきりだしトニックウォーターも何種類もあります。出すグラスもマスターの好みによって変わってくるし。お酒を混ぜるのって凄く難しいんですよ。ジントニックってそのお店が本気かどうか分かるお酒なんです。俺は優さんのジントニックに惚れてここで働く事にしたんですよ」
「ん? でもお前18から働……」
いてたんじゃないの、の口を長い人差し指が止めた。
「イキってみたい年頃だったんです」
「…………ふーんあっそ、っつかさ! こんなオシャンティなとこ行くなら先に言ってくれよ! ドクロの黒ティーシャツにジーパンってそんな輩が来ていー場所じゃねぇだろ!」
「でも先に言ったら兄さん嫌がりそうだったし、どうせ帰っても彼シャツしかないですよね。ホテルのバーじゃないですから、不潔じゃなければ誰でもウェルカムです」
「ニートな僕に、俺はこんなイケイケな所でバイトしてたんだぜって自慢したかったの?」
「そんな訳ないでしょう。もしイケイケに見えたのだとしともそれは兄さんのためですよ」
「ん?」
カウンターに置かれた手を握られて、何だよまた距離近いよ。
「俺の事知ってもらいたかっただけ」
「はぁ? 知るもなにもお前が家出てったんだろ?」
キッて睨んでやったら豹は困ったように眉を寄せた。
「うんそう、だから凄く自分勝手。でも兄さんだって俺の事知りたく」
「ねぇよ」
引っ込めようと思った手握り込まれて出たよ! 馬鹿力。
「嘘」
「嘘じゃないもん」
「俺は知りたいですよ。ああ兄さんが毎日家にいたのは知ってるけど」
「ラインで共有してるもんな」
豹に劣らず、父と母も僕を撮っては家族グループに投稿してたもんな。
豹は手握って顔を覗き込んできて、逆の手で頭撫でてくる。
大きな手が襟足まで下がってきてきゅっと掴んできた。
「教えてもらっていいですか」
「何を?」
「俺は知りたいです。兄さんの事」
「僕の事って何、毎日家にいるよそんなの知ってるだろ」
「とぼけないで下さいよ」
「とぼけてねーよ」
「じゃあ教えて?」
「だから何をだよ! しつけーな」
「俺のここ噛んだ悪い虫の名前」
「え? 虫?」
ガリッと襟足に爪を立てられて……ああ、そっか首。
っつかこんな暗闇でよくわかったなぁ。
すげー猫目って瞬きして見てたら、豹の端整な顔が歪んで口から舌打ちが漏れた。
「そんなバカみたいな顔してるから付け込まれるんだろ」
「ほ?」
「兄さん可愛いんだから気を付けて下さいね」
「あ! おい今バカって! お兄ちゃんに失ッんん」
顔引き寄せられてキスされて、はいはい胸押し返しても全然顔離れないパティーンね!
テメーから出てった癖に会えばこのお兄ちゃんスキーどうにかならんかな本当に!!
顔に掴みかかったら少しだけ唇が離れて、伏し目がちな瞳が熱い息吐きながら言ってくる。
「兄さん好き……」
「うっさぃ」
「さ」って口が開いちゃうから言った瞬間舌入ってきた。
暗い所でこんなのするってそれだけで頭回らなくって来くるし。
頭固定してくる力強いし強引にキスしてきたわりには口の中優しいの止めろ!
上顎舌先でなぞられて、銀色の癖ッ毛を握る手が震えた。
こうゆうのよくわかんないから! 思考もってかれちゃうからぁ!
「止めさなさいブラザーホモ」
涙目になってたら豹の頭に緑色のボトルが振り下ろされて、唇が離れた。
知らない事だらけだ。
もしかしたら僕は他人より豹の事を知らないのかもしれない。
おかしいな。
昔まで弟の事は誰よりも分かっていたはずなのに。
好きな色は黄色で、好きな食べ物はコンビニの肉マンで、将来の夢は電車の運転手だった。
左利きなのに習字の筆は右で持ってた。
靴下も靴も左足から履いてた。
鞄は右肩に掛けてた、その方が物が出しやすいって。
揃えるだけていいっていうから髪は2ヶ月に1度僕が切ってた。
からあげにレモンをかけるのを嫌がった。
冷たい飲み物が苦手だった。
三つ葉が食べられなかった。
夏休みの宿題は計画を立てて七月中に終わらせる弟だった。
寝坊する僕をよく起こしに来てくれた、起こしに行くのが面倒臭いって一緒に寝たりもしていた。
昔から背が高くて運動部からの勧誘がしつこいって困ってた。
僕と同じて小さい子が好きで、好きな動物は鷹、好きな魚は鯨だ。
好きな物は最後に食べる派で、その癖それを半分僕にくれてしまうような優しい弟。
人の話を遮ったりしないで必ず最後まで聞いてくれる当たり前が当たり前にできる弟。
それでいて、どんな意見でも否定する事はなかった。
絶対肯定してくれた、意見がある時だって諭すように話してくれた。
頭も良くて運動も出来て顔だって芸能人並みだ。
指が長くて綺麗だ、髪も相変わらず癖が強いけどパーマいらずでおしゃれで作り物みたいな琥珀色の瞳は見てて飽きないんだ、声だって声優みたいに低くて格好良い。
それなのに、今隣にいる弟の事を僕はなにも知らないんだな。
タバコ……嫌いだって言ってんだよ昔は。
着ているスーツも持ってる鞄も掛けてる眼鏡も、どこで買ったのか何でそれを選んだのか僕は知らない。
多分、好きな食べ物だって僕はもう知らない。
いつ電車の運転手になる夢を諦めたのか知らない。
もしかしたら、三つ葉はもう食べられるのかもしれない。
不動産屋に就職したのも知らなかった。
二十歳になる日を、十代最後をどこで過ごしてたのか知らない。
家族なのに他人みたいに弟の事何も知らない。
「兄さん?」
「ん? うん、何」
ズキンと急に胸が苦しくなって泣きそうなのは何でだろう。
眼鏡の奥で笑いかけてくれた瞳に答えられなくて意味もなく逸らしてしまった。
だからなんだって言うんだ。
全部知っていたら何だって言うんだ。
弟の事を何から何まで知り尽くしてる、そんな兄弟いるわけないだろう。
不意に優さんと目があってにこっと小首を傾げられて変な気持ちになった。
「ほら兄さんこっち見て? これメニューです。たくさんあるでしょう」
「あっ…………うん。本当だ、お前これ作れるの?」
「まさか、俺は飲み物だけですよお酒の銘柄からカクテルの種類にレシピにって覚える事たくさんでこっちまで手が回りませんでした」
「そっか」
笑顔の優さんの後ろにはずらっとリキュールのボトルが置いてあるしカウンターにも焼酎の瓶とかいっぱい並んでる。
そうかバーテンダーってあれ全部覚えてるしカクテルの作り方とかそーゆーのも暗記してんだ。
「フライドチキンもありますけど、ボロネーゼが人気なんです。後はカレーもよく出てました。ピザも生地から作っていて美味しいですよ……ああ、ごめんなさい。今日は休みだけどここハンバーガーちょっと有名で、インスタ映えする迫力あるのがくるんですよ」
「へぇ」
どれも美味しそうだけど、へぇやっぱこーゆうとこって意外とするんだな!
良かった今日お金貰ってて。
「僕、フライドチキンとポテトとカレーがいいな!」
「期待を裏切らないお子様チョイスらぶぅ」
「うるさいな、さっさと頼めよ」
「はい、わかってます。優さんお願いします」
「おっけー豹君は? 何か飲む?」
「ええっと……じゃあ、優さんのジントニックと久しぶりに自家製のピクルスが食べたいです」
「わかったわ、お兄ちゃんは?」
「え? 僕? でもご飯の時の飲み物はお茶か水か牛乳って…………」
ママが……。
「まだその決まり守ってるんですね」
「アクアで! 豹、僕アクアで!!」
優さんはふふふ、と笑ってオーダーを伝えに行った。
頭を下げた後眼鏡を直した豹がこっちを向いた。
「ジントニックってどこにでもあるじゃないですか、比較的安価だし、缶でも居酒屋でも高級なバーでもどこにでもあります。氷の入ったグラスにジンにトニックウォーターを混ぜてライムを絞るだけですから。でもとっても奥が深いのジンもピンきりだしトニックウォーターも何種類もあります。出すグラスもマスターの好みによって変わってくるし。お酒を混ぜるのって凄く難しいんですよ。ジントニックってそのお店が本気かどうか分かるお酒なんです。俺は優さんのジントニックに惚れてここで働く事にしたんですよ」
「ん? でもお前18から働……」
いてたんじゃないの、の口を長い人差し指が止めた。
「イキってみたい年頃だったんです」
「…………ふーんあっそ、っつかさ! こんなオシャンティなとこ行くなら先に言ってくれよ! ドクロの黒ティーシャツにジーパンってそんな輩が来ていー場所じゃねぇだろ!」
「でも先に言ったら兄さん嫌がりそうだったし、どうせ帰っても彼シャツしかないですよね。ホテルのバーじゃないですから、不潔じゃなければ誰でもウェルカムです」
「ニートな僕に、俺はこんなイケイケな所でバイトしてたんだぜって自慢したかったの?」
「そんな訳ないでしょう。もしイケイケに見えたのだとしともそれは兄さんのためですよ」
「ん?」
カウンターに置かれた手を握られて、何だよまた距離近いよ。
「俺の事知ってもらいたかっただけ」
「はぁ? 知るもなにもお前が家出てったんだろ?」
キッて睨んでやったら豹は困ったように眉を寄せた。
「うんそう、だから凄く自分勝手。でも兄さんだって俺の事知りたく」
「ねぇよ」
引っ込めようと思った手握り込まれて出たよ! 馬鹿力。
「嘘」
「嘘じゃないもん」
「俺は知りたいですよ。ああ兄さんが毎日家にいたのは知ってるけど」
「ラインで共有してるもんな」
豹に劣らず、父と母も僕を撮っては家族グループに投稿してたもんな。
豹は手握って顔を覗き込んできて、逆の手で頭撫でてくる。
大きな手が襟足まで下がってきてきゅっと掴んできた。
「教えてもらっていいですか」
「何を?」
「俺は知りたいです。兄さんの事」
「僕の事って何、毎日家にいるよそんなの知ってるだろ」
「とぼけないで下さいよ」
「とぼけてねーよ」
「じゃあ教えて?」
「だから何をだよ! しつけーな」
「俺のここ噛んだ悪い虫の名前」
「え? 虫?」
ガリッと襟足に爪を立てられて……ああ、そっか首。
っつかこんな暗闇でよくわかったなぁ。
すげー猫目って瞬きして見てたら、豹の端整な顔が歪んで口から舌打ちが漏れた。
「そんなバカみたいな顔してるから付け込まれるんだろ」
「ほ?」
「兄さん可愛いんだから気を付けて下さいね」
「あ! おい今バカって! お兄ちゃんに失ッんん」
顔引き寄せられてキスされて、はいはい胸押し返しても全然顔離れないパティーンね!
テメーから出てった癖に会えばこのお兄ちゃんスキーどうにかならんかな本当に!!
顔に掴みかかったら少しだけ唇が離れて、伏し目がちな瞳が熱い息吐きながら言ってくる。
「兄さん好き……」
「うっさぃ」
「さ」って口が開いちゃうから言った瞬間舌入ってきた。
暗い所でこんなのするってそれだけで頭回らなくって来くるし。
頭固定してくる力強いし強引にキスしてきたわりには口の中優しいの止めろ!
上顎舌先でなぞられて、銀色の癖ッ毛を握る手が震えた。
こうゆうのよくわかんないから! 思考もってかれちゃうからぁ!
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