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キャロラインのたくらみ
しおりを挟むそして2週間が経って、キャロラインがクランの説明会から戻ってきた。
「アイン君。何であんなクランに入れたの?」
「何で?」
「だってあの人たちって、一応Aランク冒険者だけど、皆Sランククラスの実力を持っているよね。」
「たぶんね。」
「そんな中に何で私やアイン君が入れているの?」
「たぶんキャロラインが行っているのは解説していた人でしょ。」
「そうだけど?」
「このクランって最初からいる人たちがすごく強いんだけど、その人たち以外はちゃんとした人なら入れるんだよ。」
「そうなんだ。アイン君って何番目の人なの?」
「僕は一応初代だけど…」
「やっぱりアイン君はBランク以上の力があるんだね。」
「初代の人たちは基本的には強いけど、例外だってたまにいるんだよ。」
「それじゃあ今度、クランのお偉いさんにアイン君の事を聞いておくわ。」
「はぁ~。」
「そんな辛そうな声ださないでよ。」
「そう思うならやめてよ。」
「アイン君のが何をそんなに隠しているのかが逆に気になってきたわ。」
「よし、それじゃあ調査していいよ。」
「本当!?」
「うん。」
(よし、初代のメンバーには後で口止めをしておこう。)
「それじゃあ、僕もAランクに上がれるようにがんばろうかな。」
「アイン君もAランクに上がるの?だったら手伝うわ。」
「手伝わなくていいよ。それじゃあ明日会おうか。」
そして一日がすぎた。
「アイン君。Aランクになれた?」
「うん。昨日がんばってなれたよ。」
「あ、本当になれたんだ。私がBからAに上がるのに1週間かかっているのに。」
「もう結構昇格までの準備はできていたから。」
「私のほうも情報収集を始めたよ。」
「もう!?」
「うん。そしたらアイン君がこのクランの中でも結構偉いほうって言うことだけは分かったんだけど、それ以上は時間がなくって調べられなかったの。」
「そうなんだ。」
「でも後半はぜんぜん情報が出てこなかったからここら辺でやめておくわ。」
「それじゃあ、今からAランククエストに行く?」
「そうするわ。それでどのクエストに行くの?」
「決めていいよ。」
「それじゃあこのレットドラゴンの討伐にしよ。」
「あれ?レットドラゴンってAランク級のモンスターだっけ?」
「違うけど生息している場所が危険なんだって。」
「そうなんだ。でも、何でそんな場所にするの?」
「それはデビュー戦なんだからできるだけ成功できるクエストのほうがいいじゃん。」
「まぁ、なんとなくそれ以外の狙いがありそうだけどいいよ。」
「それじゃあ向かおうか。」
そして2人はドラゴンの巣に向かっていった。
(これで強いモンスターが来ればアイン君の実力がわかる。)
そんな狙いがあるとも知らずに…
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