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ダンジョン制覇依頼
しおりを挟むそしてアインはダンジョンの改造を完成させた。
「とりあえず、ダンジョンは完成したし、エリを呼ぼうかな。」
アインは勇者たちを呼び込むための作戦を考えるためにエリを呼ぶことにした。
「お呼びでしょうか、アイン様。」
「うん。実はダンジョンは完成したんだけど、どうやって勇者を呼び込もうかなと思って。」
「勇者をですか?この国では勇者はどうなっているのですか?」
「確か魔王さんの話によると前の王国の勇者みたいになっているんだって。」
「本当ですか!?彼らはあの勇者たちのようになりたくなくて転移魔法を使ったのではないのですか?」
「本当はそうだったらしいんだけど、言ってしまえばここの国にやってきた勇者って、自分たちが差別されるのが嫌なだけで、別に正義感が強かったわけじゃないんだ。」
「それってつまりこの国にやってきたら今度は自分たちがもてはやされているから、向こうの勇者と同じようになったということですか?」
「そうだね。そのせいでこの国の市民も勇者に対して不満を持っているらしいんだ。」
「そうだったのですか…それで勇者に対してはどのような対策をするのですか?」
「どうやらここの国にやってきた勇者って皆冒険者ギルドに入っているらしいんだ。」
「冒険者ギルドですか?アイン様の思い通りにできる冒険者ギルドなんかになんで入ったのでしょうか?」
「僕と勇者たちはおそらく同じ故郷なんだけど、そこでは冒険者ギルドって言うのは依頼を受けられる場所って感じだったんだ。それに僕の世界ではもしも失敗してしまっても復活もできるし。」
「そうなんですか…命を張っている人もいるのにひどいですね。」
「まぁ、ここはどうでも良いんだけど、僕が注目したいのは冒険者ランクが高いってことなんだ。」
「それはまぁ、勇者の力があれば簡単にランクを上げられるでしょうね。」
「そう、彼らは今まで一回も苦戦をしないまま冒険者ランクを上げてきたから接戦に弱いんだ。」
「つまり奇襲作戦ですか?」
「違うよ。もしもそうだったらこのダンジョンを作った意味が無いじゃん。」
「確かにそうですね。それではどのように勇者を倒すのですか?」
「実は今いるこのダンジョンの近くに後3つのダンジョンがあるんだけど、ここを含めた4つのダンジョンはぜんぜん難易度が違うんだ。」
「そうなのですか?」
「うん。もちろん報酬も違うんだけど、ちゃんとダンジョンの前にはこのダンジョンの難しさを書いて置くんだ。そして僕が冒険者ギルドに頼んでこのダンジョンへの依頼を作り、冒険者や勇者に来させるんだ。」
「しかしそれでは勇者が難しいダンジョンに挑まないのでは?」
「だからこそ看板とかに難しさを書いておくんだ。だって勇者は苦戦をしたことが無いんだから一番難しいダンジョンも簡単だと勘違いするだろうしね。それに彼らの世界ではダンジョンは死なないものだし。」
「あれ?アイン様のダンジョンって死んでも死なないようになっていませんでしたっけ?」
「今まではそうしてきたんだけど、今回は勇者を倒さなくてはいけないから、その設定を解除したんだ。」
「そうなのですか…しかし、そこまで作戦が出来上がっているのでしたら何故、私を呼んだのでしょうか?」
「この作戦に失敗が無いかを確認してもらいたかったのと、一緒に勇者を観察するためにね。」
「そうでしたか、それでは私も少しは働きますね。冒険者ギルドに依頼を製作しに行ってまいります。そういえば依頼の時点で難しさを報告したほうが良いでしょうか?」
「うん。上としたでは結構差があるからね。まぁ、普通の人だったら下から挑むだろうけど。」
「そうですね。それでは行ってまいります。」
そしてエリが冒険者ギルドに依頼を貼ったことによって、勇者にもダンジョンの情報が行ったのだった。
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