296 / 554
同盟と同盟
しおりを挟む会議は何事も無く、進められていった。
「それでは、次に、世界で起きている問題はあるか?」
「うちの国の周辺では特に無い。」
「うちでも同じだな。」
こんな風に、1つの議題に対して、自分の考えや、分かっていることを言っていくことによって、お互いの意見を確認していたのだった。
「そうか…それじゃあ、外交に入る。外交についてだが、もしも他国の人たちに会話を聞かれたくなかったら、この魔法具を使いが良い。」
そして、テーブルが動き、全員の手元にマスクのようなものが置かれた。
「それは、新型魔法具、まぁ、名前は付けていないが、能力は相手を指名することによって、自分の発した言葉はその相手にしか聞こえなくなるというものだ!あ、嘘!製作者である私には聞こえるよ。」
主催者はそんなものを作っていたので、今までは会議内でしゃべりたくなかった会話が会議中に出来るようになったのだった。
そして、アイン、ゼアリード王国国王と、パワード王都の通話を開始した。
「こんにちは。アインです。」
「おお、アイン君か。とりあえずマスクをつけて待っていたのだったが、最初に連絡をしてきたのは君だったのか。」
「ええ、まぁ。後1人連絡しているんですけどね。」
「アイン様、私なんかがしゃべって良いのですか?」
「おお?その声はゼザール王国の国王じゃないのか?」
「ええ、ゼアリード王よ。いつもお世話になっています。」
「何を言っているんだ。貿易はしているが、お互い対等な関係じゃないか。お世話なんて言うんじゃない。」
「それもそうですね。」
「それにしても何で君は敬語なんだ?私との交渉の際はあまり敬語を使わなかったはずだが…」
「ああ、それに関しましては、私はアイン様のファンでございまして、さすがに本人の前だと敬語が増えてしまうのですよ。」
「そういうことだったのか…まぁ、同じ大陸の3国として仲良くして行こうじゃないか。」
「分かった。」
そして、やっとアインが話せるような空気が帰ってきた。
「それじゃあ、僕のほうから話をして良い?」
「ああ、良いぞ。」
「私には賛否を聞かないでください。基本的に賛成ですから。」
「ありがとう。それじゃあ、話をするんだけど、おそらくこっから先、僕は戦争を仕掛けられる。」
「何でだ?前回の敵対勢力は潰したんじゃなかったのか?」
「潰した、だが、今回の新メンバーは安定を望んでいない。正確には安定を望んでいたが、自分がトップ20に特に何もしてないのに入れたことによって、調子に乗るだろう。そして、僕と一緒に入ってきたメンバーはその新メンバーと、僕以外の同期と一緒なら倒せると思うだろう。だから十中八九吹っかけられる。」
「なるほどな…それで、私のほうからは何をすれば良いのだ?」
「ああ、それについては、国をそれぞれ1個ずつ落として欲しいんだけど、受けてくれる?」
「まぁ、戦争の後についてを正確に語ってくれたらな。」
ゼアリード王は自分の娘の許嫁だからって何でも賛成する訳ではなく、今は対等な王としての交渉に入っていた。
(さすがだな。まぁ、ゼザール王は賛成だな。こちらにokサインを送っている。それに、結局攻め込むのは自分の国よりも弱いんだから、被害は少なくなると考えているのだろう。)
アインはゼザール王には、今回入ってきた新メンバーの中で国の資源は豊かだが、あまり教育に力を入れてなく、その資源だけでランキングに入った国を潰してもらおうとしていた。
(戦争において一番の痛手は補給が切れることだからな。)
「そうですか…まぁ、分かりきっていることですが、この3国でまずは同盟を組みます。今後も増えていくと思いますが、現状ではトップ20の国以外を入れることにします。そして、ゼアリード王に攻め込んでもらった国に関しては、戦後に、自分たちの植民地でも、傀儡国にしてもらってもかまいません。」
「そうか…まぁ、賛成だな。私の国もそろそろそういうものを手に入れてみたかったしな。」
「賛成していただき、ありがとうございます。それでは、具体的な内容についてを…」
そして、アインたちがこの同盟を考えている間、別のところでも会議が行われていた。
51
あなたにおすすめの小説
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生
西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。
彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。
精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。
晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。
死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。
「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」
晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる