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白刀 次凍
しおりを挟むその後、あの隊を倒してからは敵があまり来なくなったので、支配国兵たちは、修行をしながらも、どんどんと王都に近づいていった。
「終了ー。この街にもう抵抗するものはいない。俺たちの勝ちだ!これで後は王都だけだな。」
そして、とうとう王都から直接いける街を征服した支配国兵団は次に攻め込む王都のために今まで以上に休憩をした。
そして数日後…
「皆、準備は出来ているか?今日はついに王都に攻め込む日だ。今までの成果が出せるように全力で行くぞ!」
こうして、支配国兵たちは王都に侵攻していった。
しかし、もちろん王都ということで今までの戦力とは比べ物にならないくらい強かった。
「皆、引くんじゃない。敵に強い奴はいない。数だ!数のおかげで奴らが強く感じるんだ!魔法班は敵に広範囲魔法を叩き込むんだ!」
支配国兵は途中で作戦を変え、今までとは違い最初に一気に攻め込むことにした。
その効果は大きく、どんどんと敵が減っていったが、こちら側もどんどんと消耗して行った。
そして、兵が何人か攻撃をまともに受けるようになって来てしまった。
すると…
「さすがに、最近入ったばかりの支配国兵たちには荷が重かったか…」
そう、本国の兵だった。
彼らは一回こっちに来てから、支配国兵の教育に力を入れていれ、王都に攻め込むときも参加はしないつもりだったが、付いてきてはいたのだった。
「お前らいったん引け。敵の兵を10分の1まで減らしてやる!」
そして、派遣された本国の兵の中で一番強い隊長格がストレージから一本の剣を取り出した。
「アイン様、この剣使わせていただきます。」
そう、それはアインから、この兵のために渡された剣だったのだ。
そして、アインが自分で作った剣でもあったのだ。
「その名は次凍。この白刀の力を受けてみよ!」
そう言って、隊長は両手で大きく横一文字を書いた。
しかし、何も起こらなかった。
「ん?なんだ今のは?」
「さぁ?まぁ、いい。行くぞ!」
そんな事を言いながら突っ込んできた王国兵に対し、この剣の最大の特徴を発動させる言葉を言った。
「永久凍土の欠片となれ。」
そう言うと、敵の兵のお腹が一瞬にして凍った。
それは、横一文字を書いた高さと一緒だった。
そして、その凍りは城をも凍りに変えていた。
「い、一瞬にしてお腹が凍った!?…だけど痛くないな?」
「た、確かに。これなら戦える。」
王国兵は、お腹の凍りが冷たく感じなく、痛みも無かったので、そのまま攻撃をしようとした。
しかし…
「な…に…上半身と…下半身が分かれた…だと…」
動き出そうとして、走り出した下半身に対し、上半身はその場に残り、上半身と下半身が分かれる形となった。
「この技は相手を凍らすものではない…相手を凍りにするものだ…」
そう、この技の真の恐ろしさは、この能力。
確かに飛ぶ残撃は恐ろしく、見えないことも恐ろしいが、この能力は、相手を完全に凍りにすること、これによって、相手の神経までも凍りにするので、痛みは感じず、体が分かれるという奇妙で完全な無力化をすることが出来るのだった。
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