入れたいのに入れたいのに入れたいのに「ピュルッ」と出てしまう「元ショタ勇者」の物語

人外倫理

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第二部

ポチタロウと、企画屋の末路:5

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 僕が孤立してしまって・・・スーと対立してしまって・・・。



ー 僕自身が大魔王 ー



 なんだかそんな流れの中に、巻き込まれつつあるように、僕は感じていた。



 今のままの流れで、スーとの対決展開になるのは、まずいことに思えた。



ー こんな僕なんかは、みんなの前から、姿を消すべきだ。 ー 



 闇墜ちしながら思ったそれは、まだ僕の中で消えてはいなかった。



 それでも僕は、喧嘩をしたままで、どこかへ消えることは避けたかった。大魔王展開も、まっぴらごめんだった。



 自身の「不誠実さ」をちゃんと? 伝えて、みんなにはふさわしくないと、わかってもらった上で、(できれば)笑顔でお別れをしたかった。(僕はそんな甘っちょろいことを、この時点でもまだ考えていた)



 ひとまずスーが言ったとおりに、糸目との対決に「区切り」をつけてしまう方がいいだろう。今の流れのままは良くないし、みんなの安全を確保するのが先だ・・・。そんなことを考えた。



 前にも少し書いたような気がするけど、魔王を倒したところで、背景にエンドロールが流れたりしなければ、そこで物語が、突然終わったりもしない。



 魔王を倒した「元勇者」の物語(人生)は、その後も続いていく。それは当たり前のことだ。



 でも僕はそんな当たり前のことすら、知らずにいた。そこから先には、ただのハッピーエンドだけが待っていると思っていた。



 僕らの場合は、その当たり前のことが「少し特殊」だったりもした。(僕はそれも知らなかった)



 僕らの物語は、糸目によって、上位存在の皆様に配信されていた。



 僕らが魔王を倒してきたのは、創造者クリエイターや、目の前のこの「企画屋」の手のひらの上の出来事だった。



 僕らが魔王を倒しても、エンドロールは流れなかった。



 でも、僕らが魔王を倒した際には、その「配信」には、エンドロールが流されたことだろう。



 感動を誘うBGMが歌つきで、映像と共に流されたかもしれない。



 「初めての魔王討伐」という番組が終わった後で、新しい番組「勇者と聖女の初体験」が放映されることも、きっとテロップか何かで紹介されたのだろう。



 僕らは「配信」されていた。配信における僕らの物語には「区切り」があった。



 臆病な僕には「自分の人生という物語」を終わらせることはできない。(それを終わらせられるのは「死」だけだろう)けれども、物語を「区切る」ことはできる。



 僕は(この際なので)糸目との戦いに「明確な区切り」をつけておきたかった。



ー 糸目を僕らの目の前から、完全に排除する ー



 そうすることで、明確な区切りを作れるだろう。僕にとって、迷惑極まりない、新しい番組配信自体を、終わらせることもできるだろう。



 その後に控えている、スーとの対決的な展開について考えると、やきもきする部分はあった。「僕が大魔王」的な状況に、陥りそうな気がしていて、むしろそっちの方が気になってしまったくらいだ。



 糸目は(一応)無力化できて、今、目の前で眠っている。



 なのに「僕とスーの対立」的な展開は、そのまま進みそうになっている。
 


 これについて僕は、糸目じゃなくて、もっと大きな存在が関わっているように思った。糸目が眠っている今も、創造者クリエイターであるネオリスの手のひらの上から、僕らは脱出できた訳ではない。(たとえ創造者クリエイターが今、豪遊しているのだとしてもだ)



 ネオリスのさじ加減で、どうとでもなる世界に僕らは今、存在している。それがとても気にかかった。



 いろいろと思うところはあった。でもひとまず、目の前で眠っている糸目の排除に、全力を尽くすべきだと頭を切り替えた。



ー ここが正念場で・・・。この男が、僕にとっての大魔王だ! ー



 自分にそう言い聞かせることにした。自分を発憤させて「容赦」をなくしておきたかった。そう言い聞かせることで「他の何かが大魔王になる」、そんな可能性を、打ち消しておきたかった。



 僕自身が大魔王な展開も、世界を創り替えられる存在である創造者クリエイターが大魔王な展開も、僕は望んではいなかった。この男が「大魔王」ってことにしておいて、そういうフラグを消せないかな? と思った。



ー やっぱり、ひとつずつ・・・だ。 ー



 僕のことを「殺す」と言った、仲間の処女を「奪う」と言った、目の前のこの糸目を、まずはなんとかしなければ。・・・そう思い直した。



■■■■■■
□□□□□□


ポチタロウと、企画屋の末路:5


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□□□□□□



・エク自身が、糸目を止める術を持っていること。
・糸目に、物理攻撃が効くこと。(糸目がこれについて、嘘をついていたこと)



 エクを抱きかかえて、ホテルのフロントに戻ってくるまでの間に、僕はこの2つのことをエクから聞き出していた。



 エクはこの世界の創造者クリエイターネオリスから「僕らがネオリスにとって、不都合なことをしようとした際には、止めるように」と命令されていた。



 逆に「糸目が、僕らの命を脅かすようなことをしてきた場合」にも、それを「止めるよう」にエクはネオリスに命令されていた。(エクは、僕らのことを、スズメの状態で、外からずっと観察していたらしい)



 ちなみに糸目が、僕に向かって瓶を投げた際にエクは「特に危険には及ばない」と判断したそうだ。僕が「防御できる範囲の出来事」だと思ったそうだ。(その判断から僕は、なんとなくアンドロイドっぽさを感じた)



 ネオリスは「今は」僕たちに会いたくないらしい。会う方法を知られるのは、ネオリスにとって、不都合なことに当たったらしい。



 僕らを止める際に、エクは、それを口頭で僕に伝えてきた。でも、糸目のバリアを破る形で、結構強引に侵入してきた。



ー この世界の創造者クリエイターに会う方法が知りたい ー



 それをキュウロクに尋ねようとして、スーやサラ、シルにそれを告げると共に、この子は、突然僕らの前に姿を表した。



 これに関してエクは、ネオリスに強く言い聞かされていたのかもしれない。



ー 絶対にそれをさせるな ー 



 ・・・と。



 逆に「糸目が僕らの命をおびやかす」そう判断した際にはエクはどうしたんだろうか? それが気になった。糸目を止める際にも、何か強引な方法が存在したんじゃないだろうか? 僕はそう考えた。



 そうして僕は、エクを抱きかかえて走りながら、こんなことを尋ねてみた。



「エクには、何か糸目を止める方法ってあるの?」
「あるでヤンス!」
「どんな方法なの?」
「サトウ氏が、あっしを観測している状態で、あっしが『気合い』を出せば、サトウ氏を、拘束できるでヤンス」



 この「気合い」については「言ってはいけない技術」だと捉えた。とにかくエクが「観測されていれば」糸目を拘束できるのは確かだろう・・・。



 (命令によって)何かをはぐらかすことはあっても、アンドロイドのエクは、嘘をつくことはしないのだ。



「糸目の拘束を頼んでもいい? エク?」
「わかったでヤンス!」



 僕のことを「好きになった」と言ったエクは、糸目を止めることを、躊躇なく引き受けてくれた。(今度は逆に、アンドロイドっぽくないな、って思った)



「観測・・・される必要がある・・・ってことは、一度、あいつを、起こさなきゃいけないのか・・・」
「そういうことでヤンスね・・・」



 エクに尋ねて、糸目を起こす必要があることも教えてもらった。



(起こす前にもう一回、ボンドで貼り付けてから、起こそう)



 走りながら、僕はそんなことを考えていた。



 糸目と再度、対峙するに当たって、僕は「糸目の言ったこと」の中から「何が嘘で何が本当か?」これも知っておきたかった。起こす前に、糸目の嘘に、振り回されたりしないようにしておきたかった。



「糸目が言った言葉に、何か嘘って含まれてなかった?」



 走りながらエクに尋ねると、エクはこれも教えてくれた。 



「物理はロマンでヤンスから! あの男には、物理攻撃が効くでヤンスよ」
「そうなんだ」
「そうでヤンス!」



ー 僕には攻撃の類は一切効かないよ? ー



 糸目はそんなことを言っていた。でもこれは「嘘」だったらしい。(実際に僕自身、糸目に触れることも、ボンドを塗りたくることもできた)



「『一切の攻撃が効かないようにして欲しい』っていうのを、実際ネオリス様は、サトウ氏から、頼まれてたでヤンス。でも断ったでヤンス! 魔法でのだんな達による、一方的な蹂躙じゃなくて、殴り合い展開は見てみたかったらしいでヤンス!」



 エクはそんな補足情報も僕に教えてくれた。(逆に言うとつまりは魔法を使っても、効かなかったってことらしい)



 ネオリスは、僕と糸目が戦うところが見たかった。



 それを聞いた時に僕は「ネオリスも、まだ配信をやめる気はないんだろうな」と思った。



 僕と糸目の対決なんかも、別の番組として、自分で配信するつもりなんじゃないかと思った。



 それに、いくら僕が糸目の差しだしてきた書類にサインしなかったところで、ネオリスが必要だと感じたら、数字がとれると確信したら、その方向に勝手に進められてしまう気がした。僕の望まない展開にだって、平気で改変されてしまうだろう。



 何せネオリスは、この世界を創った人物、その人なのだ。



 思えば、アンドロイドなエクが現れた辺りから、なんだか物事がおかしな方向へ、傾き出していた。



 魔王討伐の間に、ほとんど起こったことがない、ラッキースケベ展開が起こったり、僕がエッチな展開に屈してしまったり・・・。(これについては、自身のしでかしたことで「僕がエッチなのが悪い」と思い直した)



ー 自分に不都合が生じた際に、世界を改変できる何かを、ネオリスが仕掛けていたんじゃないか? ー 



 この話を聞いた時に、僕はそう勘ぐった。



ーーーーーー
 


・・・
・・・
・・・。



「・・・そんなわけで。こいつには、物理的な攻撃は通る。この糸目がエクを観測したら、エクは、この男を拘束できる」



 僕はスーに「エクに教えてもらったこと」を簡潔に伝えた。スーの瞳があやしげな感じで光った(ように僕は思った)。



 スーにそこまでを説明してみたものの、それ以上の話題を僕は思いつかなかった。スーにそれ以上話しかけるのも、まだちょっと気まずい感じがした。



 僕はエクに話題を振ってみた。



「・・・そういえばさ? 拘束って、今の状態よりも、すごいことになるの?」



 いびきをかきながら、半分ずり落ちた状態で、糸目は「ボンド」で椅子と、くっついていた。すでに「拘束状態」と言っても差し支えなかった。



 さすがにそれを見て、それ以上ボンドでくっつける必要性を感じなかったし、僕はボンドの持ち主なサラと、連絡が取れていない状態であることも、ここで思い出した。



「これを押せば、あっし、サトウ氏を拘束空間に落とせるでヤンス」



 陸上部風のトランクスのポケットから、エクは小さなボタンを取り出してそう言った。(それが「気合い」の正体だった)



 口角の上がった「ニャン」って感じの猫口で、エクはしれっと「拘束空間に落とせる」などと、怖いことを言った。



「それでもう、戻ってこれないの?」
「戻ってこれない・・・らしいでヤンス」
「らしいって?」


 
 なんだか、エクの返答がおかしいことに、ここで僕は気づいた。まるで誰かと会話をして、その内容を僕に伝えているかのように思えたのだ。



「そう、聞いたでヤンス」
「えっ!? 誰に?」
「ネオリス様でヤンス」
「え!?」
「ネオリス様は、あっしの目を通して、今、この状況を、見ているでヤンス」
「・・・!?」



 ネオリスはすでに、僕らのことを見ていた・・・。



 僕らの行動は、すでに見られて・・・いた!?



 驚愕で物が言えなくなってしまうようなその出来事を、エクはしれっとまた、口角の上がった猫口で、僕に伝えてきた。



ー どこから見られていたんだろうか? ー



 僕やスーが失礼なことを言ってしまっていなかったか? そんなことがすごく気にかかった。



 世界を創り変えられる存在を、怒らせていないか? と、心配になった。こんな存在には勝てないと思った。



ーーーーーー



「ありゃ! ネオリス様が、見ていることは、言ってはいけなかったみたいでヤンス・・・」



 ふいにエクがそう呟いた。



「これも言ってはいけなかっ・・・」



 そう言った後で、エクは動きを止めてしまった。



 見られていたことを知られてしまった上、それを口にしたエクの動きを、ネオリスが止めてしまった?



 僕はそう推測した。



 それと同時に、僕がバラまいた(サラが出してくれた)キューブ状のアイテムに似た感じで、中空にスクリーンが現れた。そこには文字が書いてあった。文字は日本語だった。



ー こちらは気にせずに、そろそろシュウジロウさんとの決着を付けてくれますか? ワタシはあなたが、スーさんと戦って、わからされているところが、見たいんですよ? ー



 文体が敬語なのが少し気にかかった。世界を創った人物にしては、丁寧な感じで違和感を覚えた。丁寧な感じなのにでも、その内容はひどかった。僕が「わからされているところが見たい」などと書いてあったのだ。あと、文章の口調があのお方に似ている気がした。



ー フリ○ザ様かよ!? ー



 僕は、頭の中で、そうツッコんだ。(その後で、頭の中まで見られていないか? などと、思いついて、ツッコんだことを後悔した)



 ネオリスは、僕らと糸目の戦いから興味を失って、僕とスーの戦いを期待しているようだった。僕が「わからされる」ことを期待しているようだった。(それもネオリスによって、意図されたようにも思えた)



 ちょっとまた、訳がわからなかった。



 糸目は僕に対して「君は七光り(ネオリスのこと)のお気に入りだからね」と、(いまいましそうにしながらも)言ったのだ。それなのに、僕が負けたところを見たいだなんて・・・。



 別のスクリーンがまた中空に映し出されて、別の日本語を映し出した。



ー わからされているところが、見たいからと言って、ワタシは別にあなたに、敵対するつもりは、ありませんよ? ー



 さらにスクリーンが中空に映し出された。



ー そんなでも、その男は数字を取ることに関しては優秀ですからね? できれば殺さずに拘束するだけにしておいて下さい。そうすれば、二度とこの男を、あなた達に近づけないことを約束しますよ? ー



 見ていることが「バレた」ネオリスは、やりたい放題だった。



 サラが出した機械に似たスクリーンを中空に映し出した。(サラもこの男に何か口止めされているんじゃないか? と、この時、僕は推理した)こっちの思考を読んだかのような、発言まで付け足してきた。



 糸目みたいに、直接姿を現さないことも気にかかった。そこに何か、政治的な思惑がからんでいるように思えた。そういうやり方は、僕のやり方ではないし、苦手なタイプだった。



 おまけに相手は、創造者クリエイターで、世界を改変できるときていた。



(無理だ・・・)



 やっぱり、こんなのには絶対勝てないと思った。



「ポチにぃ?」



 スーが後ろから、そう僕に呼びかけると、中空のスクリーンは、消滅した。(どうやら、ネオリスは、スーにはそれを見られたくないようだった)



ーーーーーー



 その後、戦意を喪失した僕に変わって、スーがメインとなって、糸目を排除することになった。



「試してみたい、ことが、ある」



 スーはそう言って、糸目を自分で排除することを提案してきた。



 スーにそれが出来るなら、僕ががんばる必要はない。スーができるというならば、ちゃんとできるんだろう。信じてまかせるべきだ・・・。



 魔王討伐中に身につけたその考え方を、僕は自然と実践していた。



「わかった。スーにまかせる。・・・けど」
「けど?」



「もしスーが、糸目を殺す・・・とかって考えてるなら、それは僕がするよ」



 スーには一つだけ、こんな条件を出した。



 ネオリスは(できれば)糸目を殺さないようにと言った。二度と僕らに近づけないという口約束と共に。それでも、糸目を殺しておく方が、僕には、効率が良いようにも思えた。(「できれば」であって「絶対殺すな」でもなかった)



 そんもって、それをするならスーじゃなくて、僕がするべきことだと思った。人殺しの業を背負うなら、スーじゃなくて、僕である方がいい。



 それを告げた僕に、首を振って、スーはこう言った。



「ボクは、こいつを、殺さ、ない。二度と、現れない、なら、ビンタして、それで、許す」
「それでスーが構わないなら・・・」
「うん、ボクは、『許す』」
「わかった」



 スーにはスーの想いがある。僕はそれを受け入れた。



・・・
・・・
・・・。



 スーはタブレットを操って、何かの手順を確認していった。



 僕はスーに言われるがままに、行動した。(最初は椅子に腰掛けて見ているように言われた)



 スーは(シルに出してもらった)何かの薬品をかけて、糸目を起こした。糸目にタブレットの画面を見せた。(スーの後ろにいた僕からは、その画面は見えなかった)



「これをリリに、バラされるのと、大人しく、拘束されるのと、どっちがいい?」



 小さな声で、スーが糸目にそう告げた。



 意識の朦朧とした糸目は、何も言わなかった。(自分がボンドでくっついていることにすら、なかなか気づかなかった)



 でも、スーに提示された何かには、怯えているように見えた。



 よっぽど見られたくない何かだったのだろう。糸目はうなだれて何も言わなかった。それがスーの要求を受け入れた形になった。



・・・
・・・
・・・。



 その後、スーに言われるがままに、僕は、糸目を後ろから押さえつけた。



 ボンドで椅子にくっついていたので「意味がないんじゃないかな?」なんてことを思った。


「これは、様式美・・・。協力する、ことに、意味が、ある」



 僕の思考を読んだかのように、スーはそう言った。



 何か、スーのビンタには儀式めいた何かがあるようだった。(後に僕は、ハリティ張り手の話を聞くことになった)



ー スカッ ー



ー ぺちっ ー



 肉体派ではない、スーは、ビンタを何度か、失敗した。



 僕はその練習に付き合った。(ちょっとまた、シュールな時間だった)



 そうして・・・。



・・・
・・・
・・・。



ー びたーーーーーーーん!!! ー



 軽快な音を立てて、スーが糸目にビンタを放った。



 (余計なことは言うなとクギを刺されたであろう)再起動したエクが、何も言わずに、糸目に「観測されながら」ボタンを押した。



「これで・・・勝ったと思うなーーーー!!!」 



 糸目は「ベタな捨て台詞」と共に、ホテルのフロントの絨毯に開いた、大きな丸い穴の中へと吸い込まれていった。吸い込まれながら、僕の方をもの凄い形相でにらみつけてきた。



 穴の中は漆黒で、「底」という概念すら存在していないように見えた。



 「なぁぁああぁぁぁ・・・」という糸目の叫び声を包み込みながら、穴は次第に閉じていった。



 糸目の声が聞こえなくなって、絨毯の穴も完全に閉じて・・・。僕らと糸目の戦いも、幕を閉じることとなった。



ー これで一段落か・・・ ー



 そんな風に余韻に浸る間もなく・・・。



 糸目との戦いが終わってすぐに、また新しい戦いの幕が開けた。


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