72 / 122
ウインティア王国編
72
しおりを挟む
お父様とお母様が帰国した。
私とレイが攫われた報告に2人は隠すことなく怒りを現したが、レックスの処分やイエガー公爵の潔い行動に残留を飲んでくれた。
まあ、結果私もレイも無事だったからね。
アランの怪我はその頃には治っていたし、アランは男の子だから多少の傷は別に気にしないんだって。
そして、婚約の挨拶に来たルフィにお父様は渋い顔をしていたが、お母様は目に涙を浮かべて私を抱きしめてくれた。
「あら?エリーが少し柔らかくなっているわ」
少しなの?私頑張ったんだよ?
お母様の一言で私の中で胸の育成は継続が決まった。
「そうなんだ!エリーは柔らかくていい匂いがするんだ!」
ルフィ親の前で何を言うんだ!
お父様泣きそうな顔になっているわ!
お母様生暖かい目で見るのはやめて!
両親が帰国した次の日には正式に私とルフィの婚約が結ばれた。
すぐに国中に私とルフィの婚約の発表と同時に、結婚式も私たちが卒業してすぐに行われる事も発表された。
婚約式は夏期休暇前に行われる。
あと一ヶ月もないのに、すべて王家が手配してくれているそうだ。
王家の力恐るべし。
婚約が結ばれた日の夜、第二回女子会が開かれた。
メンバーは、私、レイ、お母様、お祖母様の4人だ。
細かく話を聞き出そうとするお母様とお祖母様。
助け舟を出してくれたレイにも矛先が向きアランとどこまで進んでいるのかと、しつこく聞かれたレイは、まだ清い身体だと打ち明けた。
だが!ギリギリの所までは許していると照れながら言っていた。
マジ?いつの間に?
キスぐらいはとっくに済ませていると思っていたけれど・・・ギリギリですと?そんなところまで・・・アランも男だったのね。
もちろん私もレイも前世ではキスの経験すらないことはお互いに知っている。
いやいや羨ましくなんてないよ?
私は結婚するまでは綺麗な身体でいたいもの。
そこからはお母様の独壇場だった。
両親の伽のことを聞くことになるなんて・・・勘弁して欲しい。
私もレイも前世の記憶があるから、今世の令嬢達よりも知識はあるはずなんだけれど赤裸々に語られる教育という名のお母様の伽の内容に、私もレイも恥ずかしいけれども興味はあるわけで、最後まで聞いてしまった。
あの見た目アランそっくりな優しいお父様がとても凄いことは分かったわ。
朝食の席でお父様を見た私とレイの挙動不審な動きに何かを察知したお父様が赤面している姿をアランだけが首を傾げて見ていた。
今日から学園にはルフィの婚約者として登校する。そのため王家の馬車でルフィが迎えに来てくれた。
朝からルフィの口の端が上がっているわ!
馬車は私とルフィが乗る王家の馬車と、アランとレイが乗るウォルシュ家の馬車2台での登校だ。
朝から私を膝の上に乗せ抱きしめてくるルフィ。
はいはい、レイを膝に乗せるアランを羨ましそうに見ていたもんね。
大きな身体で無表情なくせに意外と子供っぽいのよね。
可愛くて抱きしめ返しちゃうわ。
ギャップ萌えってこういう事ね!・・・たぶん。
念願が叶ったルフィの機嫌は絶好調に良いみたい。
だっていつも以上に口の端の上がっているもの。
本当ルフィって可愛いよね。
ルフィに手を引かれて馬車から降りると、周りからたくさんの祝福の言葉が飛んできた。
少し照れくさいけれどみんなに認められたようで自然と笑顔になってしまう。
ありがとうございますとお礼を言ってルフィを見上げると、また眉間に皺が入っている。
なんでだ?
ルフィの手が私の腰に回されると引き寄せられ、そのまま歩き出すルフィに「どうしたの?みんな祝福してくれたよ」と聞いてみた。
「兄上は独占欲が強いですからね。エリー嬢に視線が集まることにヤキモチ妬いたんですよ」
後ろから声をかけてきたのはゾル様。
振り返ると、グレイとザックからも「「婚約おめでとうございます」」と言ってもらえた。
またハモっているわ。
「今日もお弁当作ってきたからね。天気もいいし、いつものテラスでいいよね?」
「「ありがとうございます!」」
マジで凄いわねこの2人のハモリ!
こっそり練習でもしているのかしら?
2人にお礼を言ってから彼らと別れた。
そしていつの間にか加わったガルも一緒に教室に入った。
もちろんガルからも祝福の言葉を貰ったわよ。
教室に入ってからもクラスメートのみんなから祝福の言葉をもらった。
同じクラスでも話す機会の少ない彼ら彼女らからの祝福が本当に嬉しい。
ここでも笑顔でお礼を言った。
突然ルフィが私を抱き寄せ、ガルが前に出ると可憐な声が聞こえた。
どうしたの?
「おはようございますルフラン殿下。お隣にいるウォルシュ嬢と婚約されたと噂になっておりますが「噂ではない。エリーと正式に婚約した。婚約届も既に提出済みだ」
セルティ嬢の言葉に被せるようにルフィが訂正したけどいいの?失礼だよね?
前にアランから話が通じない人だとは聞いていたから、名前と顔だけは知っていたけれど、同じクラスだったなんてね。まったく気づかなかったわ。
確かに綺麗な人ね。
彼女もルフィが好きなのね。
あれ?彼女のあの目、もしかして私見下されている?
アランとレイまで私の隣に来たけど、彼女を警戒しているとか?
みんなどうしたの?
クラスメート達の様子もおかしいよね?
教室内の雰囲気が変わった気がするよ?
「エリー気にしなくていい」
そう言ってルフィが私の額にキスしてきた。
クラスメートの女の子たちの悲鳴で教室内が一気に騒がしくなった。
やめて~バカップルだと思われるでしょ!
みんな見ているのに!
「エリーは今日も可愛いな」
耳元でルフィの低音ボイスで甘く囁かれると胸がキュッてなるんだからね!みんなのいる場所では本当にやめてよ~
「予鈴はとっくに鳴ったぞ全員席に着け」
担任の声で私も席に着いたけれど、ルフィのせいできっと顔が赤くなっているわ!
わざとね!
ルフィの口の端が上がっているもの!
私とレイが攫われた報告に2人は隠すことなく怒りを現したが、レックスの処分やイエガー公爵の潔い行動に残留を飲んでくれた。
まあ、結果私もレイも無事だったからね。
アランの怪我はその頃には治っていたし、アランは男の子だから多少の傷は別に気にしないんだって。
そして、婚約の挨拶に来たルフィにお父様は渋い顔をしていたが、お母様は目に涙を浮かべて私を抱きしめてくれた。
「あら?エリーが少し柔らかくなっているわ」
少しなの?私頑張ったんだよ?
お母様の一言で私の中で胸の育成は継続が決まった。
「そうなんだ!エリーは柔らかくていい匂いがするんだ!」
ルフィ親の前で何を言うんだ!
お父様泣きそうな顔になっているわ!
お母様生暖かい目で見るのはやめて!
両親が帰国した次の日には正式に私とルフィの婚約が結ばれた。
すぐに国中に私とルフィの婚約の発表と同時に、結婚式も私たちが卒業してすぐに行われる事も発表された。
婚約式は夏期休暇前に行われる。
あと一ヶ月もないのに、すべて王家が手配してくれているそうだ。
王家の力恐るべし。
婚約が結ばれた日の夜、第二回女子会が開かれた。
メンバーは、私、レイ、お母様、お祖母様の4人だ。
細かく話を聞き出そうとするお母様とお祖母様。
助け舟を出してくれたレイにも矛先が向きアランとどこまで進んでいるのかと、しつこく聞かれたレイは、まだ清い身体だと打ち明けた。
だが!ギリギリの所までは許していると照れながら言っていた。
マジ?いつの間に?
キスぐらいはとっくに済ませていると思っていたけれど・・・ギリギリですと?そんなところまで・・・アランも男だったのね。
もちろん私もレイも前世ではキスの経験すらないことはお互いに知っている。
いやいや羨ましくなんてないよ?
私は結婚するまでは綺麗な身体でいたいもの。
そこからはお母様の独壇場だった。
両親の伽のことを聞くことになるなんて・・・勘弁して欲しい。
私もレイも前世の記憶があるから、今世の令嬢達よりも知識はあるはずなんだけれど赤裸々に語られる教育という名のお母様の伽の内容に、私もレイも恥ずかしいけれども興味はあるわけで、最後まで聞いてしまった。
あの見た目アランそっくりな優しいお父様がとても凄いことは分かったわ。
朝食の席でお父様を見た私とレイの挙動不審な動きに何かを察知したお父様が赤面している姿をアランだけが首を傾げて見ていた。
今日から学園にはルフィの婚約者として登校する。そのため王家の馬車でルフィが迎えに来てくれた。
朝からルフィの口の端が上がっているわ!
馬車は私とルフィが乗る王家の馬車と、アランとレイが乗るウォルシュ家の馬車2台での登校だ。
朝から私を膝の上に乗せ抱きしめてくるルフィ。
はいはい、レイを膝に乗せるアランを羨ましそうに見ていたもんね。
大きな身体で無表情なくせに意外と子供っぽいのよね。
可愛くて抱きしめ返しちゃうわ。
ギャップ萌えってこういう事ね!・・・たぶん。
念願が叶ったルフィの機嫌は絶好調に良いみたい。
だっていつも以上に口の端の上がっているもの。
本当ルフィって可愛いよね。
ルフィに手を引かれて馬車から降りると、周りからたくさんの祝福の言葉が飛んできた。
少し照れくさいけれどみんなに認められたようで自然と笑顔になってしまう。
ありがとうございますとお礼を言ってルフィを見上げると、また眉間に皺が入っている。
なんでだ?
ルフィの手が私の腰に回されると引き寄せられ、そのまま歩き出すルフィに「どうしたの?みんな祝福してくれたよ」と聞いてみた。
「兄上は独占欲が強いですからね。エリー嬢に視線が集まることにヤキモチ妬いたんですよ」
後ろから声をかけてきたのはゾル様。
振り返ると、グレイとザックからも「「婚約おめでとうございます」」と言ってもらえた。
またハモっているわ。
「今日もお弁当作ってきたからね。天気もいいし、いつものテラスでいいよね?」
「「ありがとうございます!」」
マジで凄いわねこの2人のハモリ!
こっそり練習でもしているのかしら?
2人にお礼を言ってから彼らと別れた。
そしていつの間にか加わったガルも一緒に教室に入った。
もちろんガルからも祝福の言葉を貰ったわよ。
教室に入ってからもクラスメートのみんなから祝福の言葉をもらった。
同じクラスでも話す機会の少ない彼ら彼女らからの祝福が本当に嬉しい。
ここでも笑顔でお礼を言った。
突然ルフィが私を抱き寄せ、ガルが前に出ると可憐な声が聞こえた。
どうしたの?
「おはようございますルフラン殿下。お隣にいるウォルシュ嬢と婚約されたと噂になっておりますが「噂ではない。エリーと正式に婚約した。婚約届も既に提出済みだ」
セルティ嬢の言葉に被せるようにルフィが訂正したけどいいの?失礼だよね?
前にアランから話が通じない人だとは聞いていたから、名前と顔だけは知っていたけれど、同じクラスだったなんてね。まったく気づかなかったわ。
確かに綺麗な人ね。
彼女もルフィが好きなのね。
あれ?彼女のあの目、もしかして私見下されている?
アランとレイまで私の隣に来たけど、彼女を警戒しているとか?
みんなどうしたの?
クラスメート達の様子もおかしいよね?
教室内の雰囲気が変わった気がするよ?
「エリー気にしなくていい」
そう言ってルフィが私の額にキスしてきた。
クラスメートの女の子たちの悲鳴で教室内が一気に騒がしくなった。
やめて~バカップルだと思われるでしょ!
みんな見ているのに!
「エリーは今日も可愛いな」
耳元でルフィの低音ボイスで甘く囁かれると胸がキュッてなるんだからね!みんなのいる場所では本当にやめてよ~
「予鈴はとっくに鳴ったぞ全員席に着け」
担任の声で私も席に着いたけれど、ルフィのせいできっと顔が赤くなっているわ!
わざとね!
ルフィの口の端が上がっているもの!
516
あなたにおすすめの小説
記憶を失くした悪役令嬢~私に婚約者なんておりましたでしょうか~
Blue
恋愛
マッツォレーラ侯爵の娘、エレオノーラ・マッツォレーラは、第一王子の婚約者。しかし、その婚約者を奪った男爵令嬢を助けようとして今正に、階段から二人まとめて落ちようとしていた。
走馬灯のように、第一王子との思い出を思い出す彼女は、強い衝撃と共に意識を失ったのだった。
悪役令嬢に転生したと気付いたら、咄嗟に婚約者の記憶を失くしたフリをしてしまった。
ねーさん
恋愛
あ、私、悪役令嬢だ。
クリスティナは婚約者であるアレクシス王子に近付くフローラを階段から落とそうとして、誤って自分が落ちてしまう。
気を失ったクリスティナの頭に前世で読んだ小説のストーリーが甦る。自分がその小説の悪役令嬢に転生したと気付いたクリスティナは、目が覚めた時「貴方は誰?」と咄嗟に記憶を失くしたフリをしてしまって──…
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
私が嫌いなら婚約破棄したらどうなんですか?
きららののん
恋愛
優しきおっとりでマイペースな令嬢は、太陽のように熱い王太子の側にいることを幸せに思っていた。
しかし、悪役令嬢に刃のような言葉を浴びせられ、自信の無くした令嬢は……
「君以外を愛する気は無い」と婚約者様が溺愛し始めたので、異世界から聖女が来ても大丈夫なようです。
海空里和
恋愛
婚約者のアシュリー第二王子にべた惚れなステラは、彼のために努力を重ね、剣も魔法もトップクラス。彼にも隠すことなく、重い恋心をぶつけてきた。
アシュリーも、そんなステラの愛を静かに受け止めていた。
しかし、この国は20年に一度聖女を召喚し、皇太子と結婚をする。アシュリーは、この国の皇太子。
「たとえ聖女様にだって、アシュリー様は渡さない!」
聖女と勝負してでも彼を渡さないと思う一方、ステラはアシュリーに切り捨てられる覚悟をしていた。そんなステラに、彼が告げたのは意外な言葉で………。
※本編は全7話で完結します。
※こんなお話が書いてみたくて、勢いで書き上げたので、設定が緩めです。
全てを捨てて消え去ろうとしたのですが…なぜか殿下に執着されています
Karamimi
恋愛
侯爵令嬢のセーラは、1人崖から海を見つめていた。大好きだった父は、2ヶ月前に事故死。愛していた婚約者、ワイアームは、公爵令嬢のレイリスに夢中。
さらにレイリスに酷い事をしたという噂まで流されたセーラは、貴族世界で完全に孤立していた。独りぼっちになってしまった彼女は、絶望の中海を見つめる。
“私さえいなくなれば、皆幸せになれる”
そう強く思ったセーラは、子供の頃から大好きだった歌を口ずさみながら、海に身を投げたのだった。
一方、婚約者でもあるワイアームもまた、一人孤独な戦いをしていた。それもこれも、愛するセーラを守るため。
そんなワイアームの気持ちなど全く知らないセーラは…
龍の血を受け継いだワイアームと、海神の娘の血を受け継いだセーラの恋の物語です。
ご都合主義全開、ファンタジー要素が強め?な作品です。
よろしくお願いいたします。
※カクヨム、小説家になろうでも同時配信しています。
『お前の顔は見飽きた!』内心ガッツポーズで辺境へ
夏乃みのり
恋愛
「リーナ・フォン・アトラス! 貴様との婚約を破棄する!」
華やかな王宮の夜会で、第一王子ジュリアンに突きつけられた非情な宣告。冤罪を被せられ、冷酷な悪役令嬢として追放を言い渡されたリーナだったが、彼女の内心は……「やったーーー! これでやっとトレーニングに専念できるわ!」と歓喜に震えていた!
婚約破棄で、おひとり様になれるはずだったのに!?
パリパリかぷちーの
恋愛
主人公ルシアン・ヴァイオレットは、「悪役令嬢」として振る舞う孤独愛好家の公爵令嬢。念願だった第一王子アランとの婚約破棄を言い渡されると、内心では歓喜し、大都会の喧騒から逃れて森の奥の廃墟同然の別荘へと引きこもる。ルシアンの目的は、誰にも邪魔されない至高の静寂ライフを満喫することだった。
しかし、彼女の理想郷にはすでに先客がいた。それは、無口で無愛想だがハイスペックな謎の男、キース。実は彼は、王国の裏社会を統べる『影の英雄』と呼ばれる辺境伯であり、ルシアンの孤高の姿に心奪われた重度の隠れファンだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる