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第五章 泡沫の葛藤
第27話 チュートリアル:海
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「じゃーん! どうだ男子諸君!」
場所を確保してから十分後くらい、水着姿の瀬那と花田さんが登場した。
「「おお~」」
清潔感ある水色の水着。上下セットの様で、下もそうだが、肩まで被うフリルが付いていて可愛らしい。細身でウエストも無駄なくくびれていて、鍔の長い麦わら帽子でより一層に可愛さが引き立っている。
「「ふつくしい……」」
「えへへ、ありがとう二人とも。……少し恥ずかしいけど」
いやぁ女神降臨ですわぁ。流石花田さんだ、学園一のマドンナは伊達じゃないな。周りの男の人たちも目が離せなくなっている。
何だろうなぁ、ビーチに現れた天使的な感じだ。神々しいんだよなぁ。
「ちょっと! 私の水着姿も見なさいよ!」
腰に手を当てた瀬那が不機嫌そうに顔を膨らせている。
しかたがないので見てみよう。
「ど、どう? 似合ってるでしょ」
瀬那の健康的な褐色肌に似合う白のビキニ。長い谷間を作る胸元、支えている水着の悲鳴が聞こえそうだ。下の水着は締め付けが強いのか、太もものお肉がほんのり……。
というか、全体的に水着のサイズが小さいのでは……?
「太った?」
「バカ! バカバカ!! 萌のバカァ! 太ってないの成長したの!!」
それを太ったの言うのでは……。肩たたきの要領で俺を叩かないで欲しい。
「ごめんごめん!」
「謝んなーー!」
まぁ俺が悪いわなぁ。流石にさっきのコメントは自分でも無いわ。これだから彼女の一人もできないんだよ俺って。
「でも、俺は好きだぞ」
「すッ!?」
「俺のアドバイスでビキニにしてくれたんだよな。見立て通りバッチリ似合ってる。……ありがとな、気を遣わせて」
顔を赤くしてそっぽを向いている。やっぱり褒められるのは慣れていないか。黒ギャル陽キャの瀬那って、こういうギャップがあるから褒めがいがある。
「別に萌のアドバイスを聞いて選んだ訳じゃないし、可愛いから選んだだけだし! 勘違いしないでよね!」
「そ、そすか」
まさかこの時代にツンなセリフを言われるとは思わなんだ……。ある意味貴重だ。
「でもサイズが合ってないのは私も予想外。これ試着した時はぴったしだったんだよ?」
そう言いながら水着の紐を指で摘まむ瀬那。伸ばされた紐を離すと元に戻り、その衝撃で瀬那の胸部が揺れる。
俺はすぐに目をそらした。
「瀬那、写真撮ろうよ!」
「あ! 撮ろ撮ろ!」
隣のカップルが太陽の様な笑顔で迫ってきた。瀬那がスマホをかざし、シャッターチャンスの準備に入った。
「いっぱい思い出作ろうね!」
「もちろん! 先ずは記念の一枚だ!」
いちゃつくカップル。内心穏やかではないが、何故陰キャな俺が海で写真を撮るという陽キャな事に参加させられたのか……。
クラスの月野が俺の事を陽キャとか言ってたけど、写真を撮るのが嫌な時点で俺は陽キャじゃない。
「萌画角に入ってない、見切れてるって!」
「こ、こう?」
瀬那に叱咤され少し三人に寄る。
「笑顔笑顔!」
「ハ、ハハハ……うお!」
「イェーイ!!」
カメラのシャッター音が鳴った。写真には笑顔でピースしている大吾と花田さん。ウィンクしている瀬那に、その瀬那に無理やり引き寄せくっつかれ、驚きと困惑、笑顔が混じった俺が映っている。
「キャー冷たい!」
海に足をつける花田さん。
「俺も続くぞー!」
浮き輪を所持した大吾が飛び込む。浅かったようで尻もちをつき、花田さんが笑っている。
それそれ! と海水をかけあうカップル。他の知らないカップルも同じような事をしているのに、なぜかあの二人のイチャつきは見ていて腹が立つ。いや、正確にはリア充している大吾に腹が立つ。
「いーなぁ蕾は彼氏と遊べてー」
マットに座って眺めている瀬那が羨ましがっている。
「瀬那って今彼氏いないの?」
「今って何よ。私彼氏いた事ないし」
「え!? ギャルなのに彼氏いた事ないの!?」
「はあ? 驚きすぎでしょ!」
そんな事あり得るのか……? だって黒ギャルパリピだぞ……。容姿に関してはグラドル顔負けなのにどうして……。
「……まぁ試しの関係で彼女はいたことあるケド」
「……」
どういうことだってばよ。急に百合要素入れてくれるのはやめようね! いったいっ全体何がどうしてギャルが百合るのか。そこの所スゲー気になる。
「もう! この話無しで! 海の家にあるリンスタ映えのアイス食べに行こ!」
「海に入らないの?」
「海に入るよりリンスタ映えがメインだから私。海水浴は熱々カップルに任せて、私たちはこっち! 蕾には言ってあるし!」
まぁ海で遊ぶという狂気に浸るより、瀬那について行っていろいろ巡る方がはるかにマシだろう。俺に断る理由はなかった。
スマホでリンスタを確認しながら移動。目当ての店に入るが、人気店なのか少し行列ができていた。
「スマホ決済で」
かざして決済。海の家でもスマホ決済できるのは流石人気店だ。
「え、いいの萌」
「たまにはカッコつけさせてくれ。バイト代多く貰ったし」
「……ありがと」
自己満を行使して席に着く。店員に持ってこられたアイスは確かにデカくインパクトがあるアイス。瀬那の言う通り一人前で正解だ。
「イェーイ!」
パシャリと一枚。ショート動画も漏れなく。
さて、このそびえ立つアイスを二人で食べるわけだが……。
「一緒に食べるけどその、いいの?」
「間接なんて気にしないって! 美味しそうー!」
確かにこの夏日でアイスは絶対美味しだろうが、俺は机に乗せられている瀬那のスライムが気になりすぎる。アイスはガラス容器にありカップに乗ってないが瀬那のカップは如何なものか……。
おっと、煩悩退散。
ペロリと二人でアイスを平らげ、次の店へ移動。
野郎共が瀬那に視線を送るたびに俺はガルル! と威嚇する。もちろん瀬那に気づかれない程度に。
わかる、わかるよ。歩を進める度に震度5だし男の気持ちはわかる。でも瀬那はチームだし友達。変な奴が付かない様にするのが友だちの役目だ。
「フルーツの盛り合わせでーす」
「お~」
パシャリと一枚。
「はい萌、あーん」
「……」
フォークで刺したフルーツを俺にくれるようだ。
「ほら、あーん」
「……自分で食べるって」
「リンスタに投稿する写真だって。本土にいる友達に、私元気だよって伝えるためじゃん。さっきも四人で撮ったでしょ」
元気アピールなら力こぶ出してフンスカやってる画像を投稿した方が早いような気もする。
い、いや。こんな考えだから俺は未だに彼女が居た事ないんだ。少しは慣れない事をしてもいいかもしれない。
「わかったよ。……あー」
「ん!」
声と共にシャッター音がなる。スマホをいじってるので投稿したのだろうか……。
「よし! フルーツ食べて次の映えへ!」
「はいよー」
盛り合わせを平らげて次の店へ。
撮っては食べ、撮っては食べ、オシャンティーな食べ物を次々と食べた。
「リンスタ映えってさ、もっと綺麗な景色とか凄い物撮ったとかじゃないのか? 俺やってないから知らんけど」
「友達はみんなそうだけど、私は食べ物が多いかなぁ。だって美味しいし、幸せになれるじゃん!」
口元にクリームを付けながらそう言った。
「……だから太っ――」
「あ゛ん? なんか言ったー?」
「いやなにも言ってないです」
目が笑っていない笑顔を向けられた。
そう思っていると、俺と瀬那のスマホに連絡が入り、瀬那がすぐに操作する。一分も満たない交信をし、パクパクと急いで食べ始めた。
「んー。んんー」
「飲み込んでから話して」
「ん。蕾たちがお腹すいたって。私たちの場所分からないから買ってきてーてさ」
自分のスマホで時間を見ると、少し正午を過ぎた所だ。俺と瀬那は食べてるから空いてないが、大吾たちは腹ペコなのだろう。
「ん?」
グループメッセージに大吾から連絡が届いた。
《焼きそばorオムそばでよろ》
「はぁ、パシってこいと」
売ってるかどうかも分からないのを注文されても困る。無かったらてきとうに買っておこう。
「焼きそばなら通りすぎた店で売ってたね」
「ぜんぜん気づかなかった。さすが瀬那」
リンスタ映えに関する食の眼力は凄いのかもしれない。
俺もそそくさと食べ、焼きそば屋に向かった。
こじんまりした屋台風な店で、ソースの良い匂いが辺りに漂っている。
「いらっしゃ……」
「あれ、月野じゃん!」
タオルを頭に巻いている大将が店番をしていたが、よく見るとクラスの月野だった。
「お前何してんだよ……」
「バイトだよバイト。遊ぶ金稼いでる」
店番してるしそれもそうか。
「あ! 月野も写真撮ろうよ!」
「別にかまわんが……」
「イェーイ!」
写真には笑顔の瀬那と腕を組む月野。そしてジト目の俺がそこにはあった。
「宣伝しとくね!」
そう言って慣れた手つきでスマホをいじっている。
「……花房、お前も大変だな」
「わかってくれるか大将」
月野がいろいろと察してくれたのだろうか、濃い眉毛をハノ字にして俺を見た。
「で、注文は?」
腕組みする月野に、オーダーされたものを伝えた。
場所を確保してから十分後くらい、水着姿の瀬那と花田さんが登場した。
「「おお~」」
清潔感ある水色の水着。上下セットの様で、下もそうだが、肩まで被うフリルが付いていて可愛らしい。細身でウエストも無駄なくくびれていて、鍔の長い麦わら帽子でより一層に可愛さが引き立っている。
「「ふつくしい……」」
「えへへ、ありがとう二人とも。……少し恥ずかしいけど」
いやぁ女神降臨ですわぁ。流石花田さんだ、学園一のマドンナは伊達じゃないな。周りの男の人たちも目が離せなくなっている。
何だろうなぁ、ビーチに現れた天使的な感じだ。神々しいんだよなぁ。
「ちょっと! 私の水着姿も見なさいよ!」
腰に手を当てた瀬那が不機嫌そうに顔を膨らせている。
しかたがないので見てみよう。
「ど、どう? 似合ってるでしょ」
瀬那の健康的な褐色肌に似合う白のビキニ。長い谷間を作る胸元、支えている水着の悲鳴が聞こえそうだ。下の水着は締め付けが強いのか、太もものお肉がほんのり……。
というか、全体的に水着のサイズが小さいのでは……?
「太った?」
「バカ! バカバカ!! 萌のバカァ! 太ってないの成長したの!!」
それを太ったの言うのでは……。肩たたきの要領で俺を叩かないで欲しい。
「ごめんごめん!」
「謝んなーー!」
まぁ俺が悪いわなぁ。流石にさっきのコメントは自分でも無いわ。これだから彼女の一人もできないんだよ俺って。
「でも、俺は好きだぞ」
「すッ!?」
「俺のアドバイスでビキニにしてくれたんだよな。見立て通りバッチリ似合ってる。……ありがとな、気を遣わせて」
顔を赤くしてそっぽを向いている。やっぱり褒められるのは慣れていないか。黒ギャル陽キャの瀬那って、こういうギャップがあるから褒めがいがある。
「別に萌のアドバイスを聞いて選んだ訳じゃないし、可愛いから選んだだけだし! 勘違いしないでよね!」
「そ、そすか」
まさかこの時代にツンなセリフを言われるとは思わなんだ……。ある意味貴重だ。
「でもサイズが合ってないのは私も予想外。これ試着した時はぴったしだったんだよ?」
そう言いながら水着の紐を指で摘まむ瀬那。伸ばされた紐を離すと元に戻り、その衝撃で瀬那の胸部が揺れる。
俺はすぐに目をそらした。
「瀬那、写真撮ろうよ!」
「あ! 撮ろ撮ろ!」
隣のカップルが太陽の様な笑顔で迫ってきた。瀬那がスマホをかざし、シャッターチャンスの準備に入った。
「いっぱい思い出作ろうね!」
「もちろん! 先ずは記念の一枚だ!」
いちゃつくカップル。内心穏やかではないが、何故陰キャな俺が海で写真を撮るという陽キャな事に参加させられたのか……。
クラスの月野が俺の事を陽キャとか言ってたけど、写真を撮るのが嫌な時点で俺は陽キャじゃない。
「萌画角に入ってない、見切れてるって!」
「こ、こう?」
瀬那に叱咤され少し三人に寄る。
「笑顔笑顔!」
「ハ、ハハハ……うお!」
「イェーイ!!」
カメラのシャッター音が鳴った。写真には笑顔でピースしている大吾と花田さん。ウィンクしている瀬那に、その瀬那に無理やり引き寄せくっつかれ、驚きと困惑、笑顔が混じった俺が映っている。
「キャー冷たい!」
海に足をつける花田さん。
「俺も続くぞー!」
浮き輪を所持した大吾が飛び込む。浅かったようで尻もちをつき、花田さんが笑っている。
それそれ! と海水をかけあうカップル。他の知らないカップルも同じような事をしているのに、なぜかあの二人のイチャつきは見ていて腹が立つ。いや、正確にはリア充している大吾に腹が立つ。
「いーなぁ蕾は彼氏と遊べてー」
マットに座って眺めている瀬那が羨ましがっている。
「瀬那って今彼氏いないの?」
「今って何よ。私彼氏いた事ないし」
「え!? ギャルなのに彼氏いた事ないの!?」
「はあ? 驚きすぎでしょ!」
そんな事あり得るのか……? だって黒ギャルパリピだぞ……。容姿に関してはグラドル顔負けなのにどうして……。
「……まぁ試しの関係で彼女はいたことあるケド」
「……」
どういうことだってばよ。急に百合要素入れてくれるのはやめようね! いったいっ全体何がどうしてギャルが百合るのか。そこの所スゲー気になる。
「もう! この話無しで! 海の家にあるリンスタ映えのアイス食べに行こ!」
「海に入らないの?」
「海に入るよりリンスタ映えがメインだから私。海水浴は熱々カップルに任せて、私たちはこっち! 蕾には言ってあるし!」
まぁ海で遊ぶという狂気に浸るより、瀬那について行っていろいろ巡る方がはるかにマシだろう。俺に断る理由はなかった。
スマホでリンスタを確認しながら移動。目当ての店に入るが、人気店なのか少し行列ができていた。
「スマホ決済で」
かざして決済。海の家でもスマホ決済できるのは流石人気店だ。
「え、いいの萌」
「たまにはカッコつけさせてくれ。バイト代多く貰ったし」
「……ありがと」
自己満を行使して席に着く。店員に持ってこられたアイスは確かにデカくインパクトがあるアイス。瀬那の言う通り一人前で正解だ。
「イェーイ!」
パシャリと一枚。ショート動画も漏れなく。
さて、このそびえ立つアイスを二人で食べるわけだが……。
「一緒に食べるけどその、いいの?」
「間接なんて気にしないって! 美味しそうー!」
確かにこの夏日でアイスは絶対美味しだろうが、俺は机に乗せられている瀬那のスライムが気になりすぎる。アイスはガラス容器にありカップに乗ってないが瀬那のカップは如何なものか……。
おっと、煩悩退散。
ペロリと二人でアイスを平らげ、次の店へ移動。
野郎共が瀬那に視線を送るたびに俺はガルル! と威嚇する。もちろん瀬那に気づかれない程度に。
わかる、わかるよ。歩を進める度に震度5だし男の気持ちはわかる。でも瀬那はチームだし友達。変な奴が付かない様にするのが友だちの役目だ。
「フルーツの盛り合わせでーす」
「お~」
パシャリと一枚。
「はい萌、あーん」
「……」
フォークで刺したフルーツを俺にくれるようだ。
「ほら、あーん」
「……自分で食べるって」
「リンスタに投稿する写真だって。本土にいる友達に、私元気だよって伝えるためじゃん。さっきも四人で撮ったでしょ」
元気アピールなら力こぶ出してフンスカやってる画像を投稿した方が早いような気もする。
い、いや。こんな考えだから俺は未だに彼女が居た事ないんだ。少しは慣れない事をしてもいいかもしれない。
「わかったよ。……あー」
「ん!」
声と共にシャッター音がなる。スマホをいじってるので投稿したのだろうか……。
「よし! フルーツ食べて次の映えへ!」
「はいよー」
盛り合わせを平らげて次の店へ。
撮っては食べ、撮っては食べ、オシャンティーな食べ物を次々と食べた。
「リンスタ映えってさ、もっと綺麗な景色とか凄い物撮ったとかじゃないのか? 俺やってないから知らんけど」
「友達はみんなそうだけど、私は食べ物が多いかなぁ。だって美味しいし、幸せになれるじゃん!」
口元にクリームを付けながらそう言った。
「……だから太っ――」
「あ゛ん? なんか言ったー?」
「いやなにも言ってないです」
目が笑っていない笑顔を向けられた。
そう思っていると、俺と瀬那のスマホに連絡が入り、瀬那がすぐに操作する。一分も満たない交信をし、パクパクと急いで食べ始めた。
「んー。んんー」
「飲み込んでから話して」
「ん。蕾たちがお腹すいたって。私たちの場所分からないから買ってきてーてさ」
自分のスマホで時間を見ると、少し正午を過ぎた所だ。俺と瀬那は食べてるから空いてないが、大吾たちは腹ペコなのだろう。
「ん?」
グループメッセージに大吾から連絡が届いた。
《焼きそばorオムそばでよろ》
「はぁ、パシってこいと」
売ってるかどうかも分からないのを注文されても困る。無かったらてきとうに買っておこう。
「焼きそばなら通りすぎた店で売ってたね」
「ぜんぜん気づかなかった。さすが瀬那」
リンスタ映えに関する食の眼力は凄いのかもしれない。
俺もそそくさと食べ、焼きそば屋に向かった。
こじんまりした屋台風な店で、ソースの良い匂いが辺りに漂っている。
「いらっしゃ……」
「あれ、月野じゃん!」
タオルを頭に巻いている大将が店番をしていたが、よく見るとクラスの月野だった。
「お前何してんだよ……」
「バイトだよバイト。遊ぶ金稼いでる」
店番してるしそれもそうか。
「あ! 月野も写真撮ろうよ!」
「別にかまわんが……」
「イェーイ!」
写真には笑顔の瀬那と腕を組む月野。そしてジト目の俺がそこにはあった。
「宣伝しとくね!」
そう言って慣れた手つきでスマホをいじっている。
「……花房、お前も大変だな」
「わかってくれるか大将」
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