40 / 288
第六章 法術のススメ
第40話 チュートリアル:熱き決闘者たち
しおりを挟む
「ふぅ……」
息を吐く。バトルルームの入り口にSF映画でよくあるレーザー型の扉がある。抵抗なくそこを通る拍子に俺の体全体ピッタリに透明なバリアが張り巡らされた。
これはダメージバリア。このバリアの耐久値が無くなると割れ、負けとなる。ちなみに原理は知らない。詳しい人に聞いた方がいいだろう。
進むと鼻が効いた。独特の匂い。薬品ぽいし人の汗も混じってるようだ。正直あまり良い匂いではないが、その分バトルした人たちの血が通ってるように思えた。
透明なバトルルームの中から見る景色はなかなかにヤバい。まわりに観客がいるしカメラもいくつも起動している。もしかしたら俺の闘いが動画サイトに載るかもしれない。
「……あちゃ~」
ただでさえテレビに映って勇次郎呼ばわり。あ、勇次郎はネットか。今なお観客に注目されているし、マジで引きこもりたかった。モンハンの童貞拗らせマガニャンを周回してる方が百倍マシだ。
さて、バトル場だが、円型に広がった百メートル。床も専用のマットが敷かれており滑りにくそうだ。
そして俺の相手が入場してきた。
互いに認識し合うとアナウンスが鳴る。
《READY……》
レディの音声でオーラ剣を出し腰を低くして構える。向こうの腕が光ると、肩まで覆ったガントレットアームが装着された。アレが武器らしい。
しゃべり声が聞こえなくなり誰かの息を飲む音が俺には聞こえた。
二秒も満たない開始の間。そして――
《FIGHT!!》
お互いに駆けだした。
俺は自信に満ち溢れた相手の顔を見て、少し事の経緯を思い出してみる。
「俺の名前は不動 優星。チームファイブドラゴンと言うサークルのリーダーだ」
「え、あ、花房 萌です」
思わずどもってしまった。ぐいぐい来ると思ったら意外と紳士的だ。髪の毛は逆立っているけど、聞き取りやすい声で好印象だ。
「すまない。君みたいな有名人と出会ってしまったからには、考えるより先に行動してしまった」
「あはは……。俺は有名になんて成りたくなかったですけど」
「巷では勇次郎と言われているのに、君自身はソレとかけ離れた性格の様だな」
ハハハと目を補足して笑う顔は悪い人の形相じゃない。俺の目に狂いが無ければ不動さんは良い人だ。
「おい、ファイブドラゴンの不動が勇次郎に声かけてるぞ」
「本当だ」
小声でも聞こえてきた。俺が気づいた素振りを見せると、不動さんは困った様に眉を曲げて、向こうで話そう、と言ってきた。
俺は静かに後をついて行った。
俺はめっちゃ嫌で断りたかったけど、周りの視線が俺に射貫く。逃げるんじゃないだろなと射貫く。まぁ俺の被害妄想かもしれなが。
「最上位のヤマトサークルや銀獅子サークルの様な上位のサークルとは言わないが、俺たちファイブドラゴンは中堅を自負している」
隅の方に移動すると不動さんがそう言った。
「聞いたことないって顔してるな」
すんません。
「いいんだよ、事実だし。……チームでの連携は正直他のサークルには引きをとらない思っている。今は個人の力を伸ばしている期間なんだ」
「だから俺とバトルしたいと」
「話が早くて助かる」
笑顔になる不動さん。たぶんだけど、イイ感じの対戦相手を探していて見つからず、ちょうど俺が現れたからしめたもんだと。
俺も笑顔になる。次のアクションは握手を求める程だ。
「嫌です!」
「そうか、それはありがた……えええええ!?」
口を大きく開いた驚き顔は当然だろう。あのいい雰囲気でまさか断ってくるなんて思いもしなかっただろう。
「な、なぜ……!?」
「俺ってほら、陰キャゲーマーなんで目立ちたくないんですよ今は勇次郎なんて言われてますけどアレは不可抗力で仕方ないと諦めてるんですだからもうこれ以上有名になりたくないんですすみませんね!」
どうだこの最高に陰キャじみた早口。もはや何言ってるか分からんだろう。
「そ、そうか。どうやら説得は意味をなさないようだ」
「すみません」
「呼び止めてすまなかった。今度あったら近況でも話そう」
そう言って微笑んでくる。諦めてくれてよかった。これで先に不動さんが離れていくと、変な噂は流れないと思う。
「あ! 優星ー!」
手を軽く上げて会釈。俺も頭を下げようとした時、不意にこちらに向けて声が聞こえた。
何だと下げかけた頭を上げて声の方に目を向けると、赤いぴっちりライダースを着こなすクール系美人がマシュマロを揺らして走ってくるではないか。
「アキラじゃないか。今日は来ないはずじゃ」
「優星に逢いたかったから。ここなら顔出してると思って」
「スマホに連ら……マナーモードだった」
「だから来たの」
アキラと呼ばれた女性は優星さんの両手を握ると愛おしそうに親指で摩り、顔もどこかほんのり赤い。
これはいわゆるアレか。リア充というやつか……。
「ああ、紹介しよう。サークルメンバーのアキラだ」
「! アキラです」
「どうも、花房です」
アキラさんは俺の顔を見て驚いた表情をした。どうやらアキラさんも俺を知ってるんだろう。俺が知らない俺を知ってる人が多すぎる……。これだから有名人は嫌だ。
しかもアキラさん、優星さんを見る眼は恋する女子全開なのに対し、俺を見る眼は虚無すぎて怖いんだが。
「これからどうするの?」
「もう帰ろうかなとな。ホイールをいじりたい」
「じゃあ私も行こうかな……」
俺に背を向けてイチャイチャとイチャつく二人。大人の二人はこれから決闘(意味深)をするに違いない。
俺はその姿がどうしようもなく、どうしようもなく。
「気が変わりました不動さん!」
「ん?」
「俺とバトルしませんか」
ムカつくんだよなぁ俺ってば。
ぶつかり合うお互いの得物。拳と剣。オーラ剣が細かな破片を撒き散らしながら拳を斬りはらい、刺々しいメリケンサックが何もかも砕く意思があるように打ち込まれる。
「ッ」
「おおお!」
激しい武器のぶつけ合い。ギャラリーは目を摩って見間違うほどの微弱な空間の揺れを見て慄くが、等本人たちはまだ序章。小手調べだと言わんばかりのせめぎ合い。
だが気合いが無いわけではない。
「あいつら……」
「笑ってやがる」
楽しむ。バトルを楽しむ。本来は笑って挑むものではなく緊張感が張ったバトルのはずが、萌と優星は自然と笑みがこぼれた。
「ッハ!」
「!」
大きく斬り掛かるモーション。その隙を見逃さず、優星は萌の腹部に拳を打ちバリアにダメージを負わせた。
双方とも距離をとって息を整える。
(学生より場数を踏んで自信はあったが、どうやら花房くんは一味も二味も違う……!)
感心する優星。このバトルルームを利用するのは無論学生もいる。自然と切磋琢磨する学生たちを見る事になるが、やはりまだぎこちなさを拭えない。その感想は他のギャラリーも同意見だ。
中には光るセンスがある学生もいるが、この学生、通称勇次郎は明らかに強者。
「ファイブドラゴンの奴は息が上がってるな。猛烈な打ち込みをしたから当然か」
「バカ。勇次郎を見てみろ」
「……おいおい。息が上がるどころか汗一つかいてないぞ!」
ギャラクシーがざわつく。戦慄して冷や汗をかく者、口元を抑えて驚愕する者、メガネを整えてデータをとる者。様々な様子を見せるが、注目の的である勇次郎がオーラ剣を引っ込めた。
「中堅だって謙遜しちゃって優星さん。スピードとパワーは西田さんと引けを取らないじゃないですかぁ」
「そうか? 君は西田メンバーの戦闘を間近でみた存在。どうやらお眼鏡にかなったようだな」
優星は腰を低くする。首に巻かれた白の長いスカーフをなびかせ臨戦態勢。
「そんな強い優星の胸をお借りしますね」
萌は立ちながら軽いストレッチをし、脚に力を入れた。
「じゃあ二幕と行きましょうかッ!」
駆ける勇次郎。蹴られたマットがくぼみ、聞いたことの無い音を立てた。
(早い――)
考えるより先に反射で拳を避けた。聞こえてきた拳が風を切る音。尋常じゃないパワーとスピードを兼ね備えてると本能で分かってしまう。
「ック!?」
メリケンサックでマットを打ち、その衝撃で距離を広げる優星。
「どうやら俺の、俺たちの絆が試されるバトルになるらしい……!」
優星は久々の強者に当たり、拳を強く握りこんだ。
息を吐く。バトルルームの入り口にSF映画でよくあるレーザー型の扉がある。抵抗なくそこを通る拍子に俺の体全体ピッタリに透明なバリアが張り巡らされた。
これはダメージバリア。このバリアの耐久値が無くなると割れ、負けとなる。ちなみに原理は知らない。詳しい人に聞いた方がいいだろう。
進むと鼻が効いた。独特の匂い。薬品ぽいし人の汗も混じってるようだ。正直あまり良い匂いではないが、その分バトルした人たちの血が通ってるように思えた。
透明なバトルルームの中から見る景色はなかなかにヤバい。まわりに観客がいるしカメラもいくつも起動している。もしかしたら俺の闘いが動画サイトに載るかもしれない。
「……あちゃ~」
ただでさえテレビに映って勇次郎呼ばわり。あ、勇次郎はネットか。今なお観客に注目されているし、マジで引きこもりたかった。モンハンの童貞拗らせマガニャンを周回してる方が百倍マシだ。
さて、バトル場だが、円型に広がった百メートル。床も専用のマットが敷かれており滑りにくそうだ。
そして俺の相手が入場してきた。
互いに認識し合うとアナウンスが鳴る。
《READY……》
レディの音声でオーラ剣を出し腰を低くして構える。向こうの腕が光ると、肩まで覆ったガントレットアームが装着された。アレが武器らしい。
しゃべり声が聞こえなくなり誰かの息を飲む音が俺には聞こえた。
二秒も満たない開始の間。そして――
《FIGHT!!》
お互いに駆けだした。
俺は自信に満ち溢れた相手の顔を見て、少し事の経緯を思い出してみる。
「俺の名前は不動 優星。チームファイブドラゴンと言うサークルのリーダーだ」
「え、あ、花房 萌です」
思わずどもってしまった。ぐいぐい来ると思ったら意外と紳士的だ。髪の毛は逆立っているけど、聞き取りやすい声で好印象だ。
「すまない。君みたいな有名人と出会ってしまったからには、考えるより先に行動してしまった」
「あはは……。俺は有名になんて成りたくなかったですけど」
「巷では勇次郎と言われているのに、君自身はソレとかけ離れた性格の様だな」
ハハハと目を補足して笑う顔は悪い人の形相じゃない。俺の目に狂いが無ければ不動さんは良い人だ。
「おい、ファイブドラゴンの不動が勇次郎に声かけてるぞ」
「本当だ」
小声でも聞こえてきた。俺が気づいた素振りを見せると、不動さんは困った様に眉を曲げて、向こうで話そう、と言ってきた。
俺は静かに後をついて行った。
俺はめっちゃ嫌で断りたかったけど、周りの視線が俺に射貫く。逃げるんじゃないだろなと射貫く。まぁ俺の被害妄想かもしれなが。
「最上位のヤマトサークルや銀獅子サークルの様な上位のサークルとは言わないが、俺たちファイブドラゴンは中堅を自負している」
隅の方に移動すると不動さんがそう言った。
「聞いたことないって顔してるな」
すんません。
「いいんだよ、事実だし。……チームでの連携は正直他のサークルには引きをとらない思っている。今は個人の力を伸ばしている期間なんだ」
「だから俺とバトルしたいと」
「話が早くて助かる」
笑顔になる不動さん。たぶんだけど、イイ感じの対戦相手を探していて見つからず、ちょうど俺が現れたからしめたもんだと。
俺も笑顔になる。次のアクションは握手を求める程だ。
「嫌です!」
「そうか、それはありがた……えええええ!?」
口を大きく開いた驚き顔は当然だろう。あのいい雰囲気でまさか断ってくるなんて思いもしなかっただろう。
「な、なぜ……!?」
「俺ってほら、陰キャゲーマーなんで目立ちたくないんですよ今は勇次郎なんて言われてますけどアレは不可抗力で仕方ないと諦めてるんですだからもうこれ以上有名になりたくないんですすみませんね!」
どうだこの最高に陰キャじみた早口。もはや何言ってるか分からんだろう。
「そ、そうか。どうやら説得は意味をなさないようだ」
「すみません」
「呼び止めてすまなかった。今度あったら近況でも話そう」
そう言って微笑んでくる。諦めてくれてよかった。これで先に不動さんが離れていくと、変な噂は流れないと思う。
「あ! 優星ー!」
手を軽く上げて会釈。俺も頭を下げようとした時、不意にこちらに向けて声が聞こえた。
何だと下げかけた頭を上げて声の方に目を向けると、赤いぴっちりライダースを着こなすクール系美人がマシュマロを揺らして走ってくるではないか。
「アキラじゃないか。今日は来ないはずじゃ」
「優星に逢いたかったから。ここなら顔出してると思って」
「スマホに連ら……マナーモードだった」
「だから来たの」
アキラと呼ばれた女性は優星さんの両手を握ると愛おしそうに親指で摩り、顔もどこかほんのり赤い。
これはいわゆるアレか。リア充というやつか……。
「ああ、紹介しよう。サークルメンバーのアキラだ」
「! アキラです」
「どうも、花房です」
アキラさんは俺の顔を見て驚いた表情をした。どうやらアキラさんも俺を知ってるんだろう。俺が知らない俺を知ってる人が多すぎる……。これだから有名人は嫌だ。
しかもアキラさん、優星さんを見る眼は恋する女子全開なのに対し、俺を見る眼は虚無すぎて怖いんだが。
「これからどうするの?」
「もう帰ろうかなとな。ホイールをいじりたい」
「じゃあ私も行こうかな……」
俺に背を向けてイチャイチャとイチャつく二人。大人の二人はこれから決闘(意味深)をするに違いない。
俺はその姿がどうしようもなく、どうしようもなく。
「気が変わりました不動さん!」
「ん?」
「俺とバトルしませんか」
ムカつくんだよなぁ俺ってば。
ぶつかり合うお互いの得物。拳と剣。オーラ剣が細かな破片を撒き散らしながら拳を斬りはらい、刺々しいメリケンサックが何もかも砕く意思があるように打ち込まれる。
「ッ」
「おおお!」
激しい武器のぶつけ合い。ギャラリーは目を摩って見間違うほどの微弱な空間の揺れを見て慄くが、等本人たちはまだ序章。小手調べだと言わんばかりのせめぎ合い。
だが気合いが無いわけではない。
「あいつら……」
「笑ってやがる」
楽しむ。バトルを楽しむ。本来は笑って挑むものではなく緊張感が張ったバトルのはずが、萌と優星は自然と笑みがこぼれた。
「ッハ!」
「!」
大きく斬り掛かるモーション。その隙を見逃さず、優星は萌の腹部に拳を打ちバリアにダメージを負わせた。
双方とも距離をとって息を整える。
(学生より場数を踏んで自信はあったが、どうやら花房くんは一味も二味も違う……!)
感心する優星。このバトルルームを利用するのは無論学生もいる。自然と切磋琢磨する学生たちを見る事になるが、やはりまだぎこちなさを拭えない。その感想は他のギャラリーも同意見だ。
中には光るセンスがある学生もいるが、この学生、通称勇次郎は明らかに強者。
「ファイブドラゴンの奴は息が上がってるな。猛烈な打ち込みをしたから当然か」
「バカ。勇次郎を見てみろ」
「……おいおい。息が上がるどころか汗一つかいてないぞ!」
ギャラクシーがざわつく。戦慄して冷や汗をかく者、口元を抑えて驚愕する者、メガネを整えてデータをとる者。様々な様子を見せるが、注目の的である勇次郎がオーラ剣を引っ込めた。
「中堅だって謙遜しちゃって優星さん。スピードとパワーは西田さんと引けを取らないじゃないですかぁ」
「そうか? 君は西田メンバーの戦闘を間近でみた存在。どうやらお眼鏡にかなったようだな」
優星は腰を低くする。首に巻かれた白の長いスカーフをなびかせ臨戦態勢。
「そんな強い優星の胸をお借りしますね」
萌は立ちながら軽いストレッチをし、脚に力を入れた。
「じゃあ二幕と行きましょうかッ!」
駆ける勇次郎。蹴られたマットがくぼみ、聞いたことの無い音を立てた。
(早い――)
考えるより先に反射で拳を避けた。聞こえてきた拳が風を切る音。尋常じゃないパワーとスピードを兼ね備えてると本能で分かってしまう。
「ック!?」
メリケンサックでマットを打ち、その衝撃で距離を広げる優星。
「どうやら俺の、俺たちの絆が試されるバトルになるらしい……!」
優星は久々の強者に当たり、拳を強く握りこんだ。
328
あなたにおすすめの小説
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる