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第十五章 階段を上る
第157話 チュートリアル:人の所業
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~~むかしむかし、ある所に、心を壊され、すべてを奪われた青年が居ました。
雨がふる湖畔で呆然と立ち尽くす青年。彼には家が無いのです。綺麗な青い髪は雨で濡れ、光を失った瞳は雨で鎮火した焼き崩れた家を見ていました。
「……直さないと」
――バキッバキッ
怒り、悲しみ、無力感。様々な感情が湧く中、青年はトボトボと歩き、自前の斧で木を切るのです。
魔術を行使した結果、数日で元通りの家が建っていました。
しかし、暖炉の温かみは彼の心を温めてくれません。
ひたすら虚しさを感じる日々が過ぎていくのでした。
雪がユラユラと降る冬の季節。
青年は決意します。
「女神様、どうか無事で」
湖畔周辺しか知らない青年は、意を決して外の世界へと脚を踏み入れるのです。
山あり谷あり。季節がめくるめく変わり、地方によって寒暖差が激しい事を学び、強盗、窃盗、暴力と、世の中は綺麗ごとだけで回っていないとも学びます。
純粋だった青年の心は見る見るうちに荒み、ヒマワリの様な笑顔とは程遠い顔つきへと変わっていきました。
――カランコロン♪
旅をして数年。
魔法使い、格闘家、忍者というこの世界では当たり前の少ない情報が実る筈も無く、あても無く名も知らない村に辿り着いた青年。
のどの渇きを潤しに、村の酒場へと足を運びました。
「主人、飲みものを」
「何が欲しい」
「水かミルクか。無ければ絞った果汁でもいい」
「果汁ね。お待ちを」
そこそこ人が居る酒場。寂れた村だが夜の酒場はどこも陽気なんだと青年は思った。
「よう兄ちゃん。ここらじゃ見ない顔だな」
先にカウンターに座ってい短い無精ひげを生やした飲んだくれが青年に絡んできます。
鬱陶しいと睨むと、飲んだくれの目と合います。
「――お前は……」
「ッッ!!」
――ドンガラガッシャン!!
誰も付いていないテーブルに無精ひげの男が突き飛ばされました。
何事だ。
飲んでいた客たちが驚きます。
「フー! フー! フー! フー!」
風の魔術を手に発動させ、興奮する青年。
「――これも運命か」
それも当然のこと。
無精ひげの男は、女神様と最初に戦った勇者の男だったのです。
「毎日酒に溺れて過ごすだけ。もうこの世に未練なんて無い……」
――殺せよ。
勇者は望みました。青年に殺されることを。
「――お前……」
しかし青年は魔術を仕舞うのです。
果敢に挑むあの勇ましい勇者が、青年と同じすべてを奪われた目をしていたからです。
「お前……なんの真似だ」
「主人。壊したテーブルは弁償する。それと、この男に酒を」
店の隅に移動した二人。
方や酒を、方や絞った果汁を飲んでいます。
「――俺はこの村出身なんだ」
勇者はポツポツと語ります。
曰く。
勇者として見出され、国王の命により魔王退治に向かう事に。
国王の側近の一人であるふくよかな女性が濁声でこう言いました。
「旅には仲間が必要だねぇ」
宛がわれたのは筋肉隆々の格闘家。寡黙な忍者。優しく微笑む魔法使いでした。
魔物と闘い時には苦戦し、補い合う。野宿で見たみんなの寝顔は安らかなもの。
「だがどうだ」
魔王討伐は方便でそもそも魔王なんていない。女神との戦闘から目を覚ませば仲の良かった仲間たちは勇者を無視。国王にまで蔑ろにされ、王都から追放。
「家も金も、仲間も。すべて奪われ、騙されていた」
――もう、誰も信じらんねぇ。
「騎士道精神なんて所詮は一対一を正当化する戯言だ。今じゃ俺が勇者だなんて誰も思っちゃいない」
酒をグイっと飲み干すと、勇者は頭を下げる。
「すまない。お前たちの平穏を奪った俺を許さないでくれ」
この二人の会話を聞いていた酒場の全ての者が下を向き、やるせない気持ちになったのです。
――許さないでくれ。
その言葉を聞いて青年は果汁を飲み干し、コップをテーブルに置いた。
「私は女神様を襲ったお前を、お前らを許すつもりは微塵も無い」
「……」
「確かにお前を見た瞬間、一矢報いる思いで殺す気だった。しかしどうだ、何の因果かお前も私と同じ目をしている」
「……」
「私と同じ目をしている者を殺す程、私は理性を失ってはいない」
許さない。しかし殺す気も無い。青年の言葉は勇者の心に染み渡ります。
俯き震える勇者は――
「――すまない」
かすれた声でそう呟くのでした。
心を壊せれた者同士、二人は一緒に旅をするのです。
雨の日も、風の日も、歩みを止める事はありません。
「ここか」
「そうだ」
大陸一広大な領地を持つの王都。
ここに勇者の使命を使わせた王はもちろん、かの魔法使いや格闘家、忍者、そして連れ去られた女神様がいるのです。
「待ってろよクソ野郎ども」
勇者は吐き捨てる様にそう言いました。
王都というだけあり、青年一行は酔う程の人混みに吞まれます。
ここへ来たのは奪還と復讐。
二人の光の無い瞳が王都の城を見上げます。
「宿を取るぞ。残念ながら王都にある俺の家は没収されてるんでな」
「どこでもいい」
二人は宿を取り、作戦会議がてらに夕食を取りに行きます。
ガヤガヤと賑わう市場。
「――あいつは王都一デカい魔法省のトップだ。ご対面するには工夫が必要だ」
「――格闘家と忍者はどうだ」
決まった事は特になく、二人は食事を食事を済ませます。
しかし、勇者は提案しました。
「俺たちだけじゃ無理だ。仲間が居る」
青年は問いました。
誰も信じられないんじゃなかったのか。と。
勇者は首を縦に振り肯定。
「だから奴隷を買う。奴隷は奴隷紋の影響で所有者の言う事を聞かなければならないからだ」
勇気に満ち、騎士道精神があったあの頃の勇者はもういません。
「奴隷か。あまり感心しない選択だが、致し方ないな。……金はあるのか」
「奴隷を買う金はない」
「……私に出せと言うのか」
「ああ。当然だろ」
「……」
釈然としないが仕方ないと青年は渋々肯定するのでした。
しかし、この選択が思いもよらない選択だと思い知らされるのです。
「ヒヒヒ。いらっしゃい旅のお方」
「奴隷を買いに来た」
「日常業務用から戦闘用、愛玩用と揃い踏みでございますヒヒヒ」
「中を見ても?」
「ええどうぞ~」
闇市の奥にある奴隷商。気分は乗らないですが、青年と勇者は毅然とした態度で店へと入ったのです。
鉄格子の中には目に光の無い者ばかり。皆首に鉄の輪が付けられ、自由がないといった印象。男も女も、子供も、皆が生気を無くしています。
「――どの様な奴隷をお探しで?」
「体格があり力もある奴隷が――」
「……」
勇者と奴隷商のやり取りが遠くに聞こえる青年。一刻も早く、この悲惨な場所から出て行きたい思いでした。
ある、一つの鉄格子の部屋を通り過ぎようとした時――
「――」
青年は自然とその奴隷と目が合いました。
「――――女神―――さま――」
青年の瞳孔は揺れ、心臓が爆発しそうになります。
青年の様子がおかしい事に気が付いた勇者は奴隷商との会話を切り上げ、青年の側へと歩み寄りました。
そこで青年がみたものを勇者も見る事になります。
「ッッ~~!!」
身体に布が巻かれた状態で床に置かれていました。
「――酷ぇことしやがるッッッ。人の所業かよッッッ!!」
勇者は歯を剥き出して歯軋りをしながら怒りを覚えるのです。
そっと奴隷商が憐れむ様に言います。
「あくまで噂程度ですが、元々は王族が管理した女神だったと聞きます。しかし女神が協力的で無いとの理由で拷問されたあげく、薬に犯され体も……。使い物にならなくなったと挙句は悪趣味な貴族に引き取られ、四肢が切断された状態で私のところへと売り飛ばされてきた次第です」
光の無い瞳は青年を見ていましたが、認識しているとは言い難いと取れます。
「心身ともに破壊されつくした状態。今はもう、糞尿を垂れ流すだけの肉の――」
「黙れデブッ! 殺すぞッッッ!!」
「――口が過ぎました」
しばらく無言が続きますが、青年は月明かりが射した女神に向けてこう言いました。
「女神様……帰りましょう……」
こうして三人は、湖畔へと戻るのでした~~
雨がふる湖畔で呆然と立ち尽くす青年。彼には家が無いのです。綺麗な青い髪は雨で濡れ、光を失った瞳は雨で鎮火した焼き崩れた家を見ていました。
「……直さないと」
――バキッバキッ
怒り、悲しみ、無力感。様々な感情が湧く中、青年はトボトボと歩き、自前の斧で木を切るのです。
魔術を行使した結果、数日で元通りの家が建っていました。
しかし、暖炉の温かみは彼の心を温めてくれません。
ひたすら虚しさを感じる日々が過ぎていくのでした。
雪がユラユラと降る冬の季節。
青年は決意します。
「女神様、どうか無事で」
湖畔周辺しか知らない青年は、意を決して外の世界へと脚を踏み入れるのです。
山あり谷あり。季節がめくるめく変わり、地方によって寒暖差が激しい事を学び、強盗、窃盗、暴力と、世の中は綺麗ごとだけで回っていないとも学びます。
純粋だった青年の心は見る見るうちに荒み、ヒマワリの様な笑顔とは程遠い顔つきへと変わっていきました。
――カランコロン♪
旅をして数年。
魔法使い、格闘家、忍者というこの世界では当たり前の少ない情報が実る筈も無く、あても無く名も知らない村に辿り着いた青年。
のどの渇きを潤しに、村の酒場へと足を運びました。
「主人、飲みものを」
「何が欲しい」
「水かミルクか。無ければ絞った果汁でもいい」
「果汁ね。お待ちを」
そこそこ人が居る酒場。寂れた村だが夜の酒場はどこも陽気なんだと青年は思った。
「よう兄ちゃん。ここらじゃ見ない顔だな」
先にカウンターに座ってい短い無精ひげを生やした飲んだくれが青年に絡んできます。
鬱陶しいと睨むと、飲んだくれの目と合います。
「――お前は……」
「ッッ!!」
――ドンガラガッシャン!!
誰も付いていないテーブルに無精ひげの男が突き飛ばされました。
何事だ。
飲んでいた客たちが驚きます。
「フー! フー! フー! フー!」
風の魔術を手に発動させ、興奮する青年。
「――これも運命か」
それも当然のこと。
無精ひげの男は、女神様と最初に戦った勇者の男だったのです。
「毎日酒に溺れて過ごすだけ。もうこの世に未練なんて無い……」
――殺せよ。
勇者は望みました。青年に殺されることを。
「――お前……」
しかし青年は魔術を仕舞うのです。
果敢に挑むあの勇ましい勇者が、青年と同じすべてを奪われた目をしていたからです。
「お前……なんの真似だ」
「主人。壊したテーブルは弁償する。それと、この男に酒を」
店の隅に移動した二人。
方や酒を、方や絞った果汁を飲んでいます。
「――俺はこの村出身なんだ」
勇者はポツポツと語ります。
曰く。
勇者として見出され、国王の命により魔王退治に向かう事に。
国王の側近の一人であるふくよかな女性が濁声でこう言いました。
「旅には仲間が必要だねぇ」
宛がわれたのは筋肉隆々の格闘家。寡黙な忍者。優しく微笑む魔法使いでした。
魔物と闘い時には苦戦し、補い合う。野宿で見たみんなの寝顔は安らかなもの。
「だがどうだ」
魔王討伐は方便でそもそも魔王なんていない。女神との戦闘から目を覚ませば仲の良かった仲間たちは勇者を無視。国王にまで蔑ろにされ、王都から追放。
「家も金も、仲間も。すべて奪われ、騙されていた」
――もう、誰も信じらんねぇ。
「騎士道精神なんて所詮は一対一を正当化する戯言だ。今じゃ俺が勇者だなんて誰も思っちゃいない」
酒をグイっと飲み干すと、勇者は頭を下げる。
「すまない。お前たちの平穏を奪った俺を許さないでくれ」
この二人の会話を聞いていた酒場の全ての者が下を向き、やるせない気持ちになったのです。
――許さないでくれ。
その言葉を聞いて青年は果汁を飲み干し、コップをテーブルに置いた。
「私は女神様を襲ったお前を、お前らを許すつもりは微塵も無い」
「……」
「確かにお前を見た瞬間、一矢報いる思いで殺す気だった。しかしどうだ、何の因果かお前も私と同じ目をしている」
「……」
「私と同じ目をしている者を殺す程、私は理性を失ってはいない」
許さない。しかし殺す気も無い。青年の言葉は勇者の心に染み渡ります。
俯き震える勇者は――
「――すまない」
かすれた声でそう呟くのでした。
心を壊せれた者同士、二人は一緒に旅をするのです。
雨の日も、風の日も、歩みを止める事はありません。
「ここか」
「そうだ」
大陸一広大な領地を持つの王都。
ここに勇者の使命を使わせた王はもちろん、かの魔法使いや格闘家、忍者、そして連れ去られた女神様がいるのです。
「待ってろよクソ野郎ども」
勇者は吐き捨てる様にそう言いました。
王都というだけあり、青年一行は酔う程の人混みに吞まれます。
ここへ来たのは奪還と復讐。
二人の光の無い瞳が王都の城を見上げます。
「宿を取るぞ。残念ながら王都にある俺の家は没収されてるんでな」
「どこでもいい」
二人は宿を取り、作戦会議がてらに夕食を取りに行きます。
ガヤガヤと賑わう市場。
「――あいつは王都一デカい魔法省のトップだ。ご対面するには工夫が必要だ」
「――格闘家と忍者はどうだ」
決まった事は特になく、二人は食事を食事を済ませます。
しかし、勇者は提案しました。
「俺たちだけじゃ無理だ。仲間が居る」
青年は問いました。
誰も信じられないんじゃなかったのか。と。
勇者は首を縦に振り肯定。
「だから奴隷を買う。奴隷は奴隷紋の影響で所有者の言う事を聞かなければならないからだ」
勇気に満ち、騎士道精神があったあの頃の勇者はもういません。
「奴隷か。あまり感心しない選択だが、致し方ないな。……金はあるのか」
「奴隷を買う金はない」
「……私に出せと言うのか」
「ああ。当然だろ」
「……」
釈然としないが仕方ないと青年は渋々肯定するのでした。
しかし、この選択が思いもよらない選択だと思い知らされるのです。
「ヒヒヒ。いらっしゃい旅のお方」
「奴隷を買いに来た」
「日常業務用から戦闘用、愛玩用と揃い踏みでございますヒヒヒ」
「中を見ても?」
「ええどうぞ~」
闇市の奥にある奴隷商。気分は乗らないですが、青年と勇者は毅然とした態度で店へと入ったのです。
鉄格子の中には目に光の無い者ばかり。皆首に鉄の輪が付けられ、自由がないといった印象。男も女も、子供も、皆が生気を無くしています。
「――どの様な奴隷をお探しで?」
「体格があり力もある奴隷が――」
「……」
勇者と奴隷商のやり取りが遠くに聞こえる青年。一刻も早く、この悲惨な場所から出て行きたい思いでした。
ある、一つの鉄格子の部屋を通り過ぎようとした時――
「――」
青年は自然とその奴隷と目が合いました。
「――――女神―――さま――」
青年の瞳孔は揺れ、心臓が爆発しそうになります。
青年の様子がおかしい事に気が付いた勇者は奴隷商との会話を切り上げ、青年の側へと歩み寄りました。
そこで青年がみたものを勇者も見る事になります。
「ッッ~~!!」
身体に布が巻かれた状態で床に置かれていました。
「――酷ぇことしやがるッッッ。人の所業かよッッッ!!」
勇者は歯を剥き出して歯軋りをしながら怒りを覚えるのです。
そっと奴隷商が憐れむ様に言います。
「あくまで噂程度ですが、元々は王族が管理した女神だったと聞きます。しかし女神が協力的で無いとの理由で拷問されたあげく、薬に犯され体も……。使い物にならなくなったと挙句は悪趣味な貴族に引き取られ、四肢が切断された状態で私のところへと売り飛ばされてきた次第です」
光の無い瞳は青年を見ていましたが、認識しているとは言い難いと取れます。
「心身ともに破壊されつくした状態。今はもう、糞尿を垂れ流すだけの肉の――」
「黙れデブッ! 殺すぞッッッ!!」
「――口が過ぎました」
しばらく無言が続きますが、青年は月明かりが射した女神に向けてこう言いました。
「女神様……帰りましょう……」
こうして三人は、湖畔へと戻るのでした~~
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