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第十五章 階段を上る
第158話 チュートリアル:それは一つの物語
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~~むかしむかし、あるところに、綺麗な湖畔の側で暮す夫婦が居ました。
窓から朝日が差す快晴。
「よっと」
橋で釣りをしている青年。今日も大量だとヒマワリの様な笑顔で笑うのです。
「ただいまー女神様ー」
ドアを開け家に入った青年。暖炉の近くにあるソファに見えるのは綺麗な金髪の頭部です。それを確認した青年は微笑み、台所へと脚を運ぶのです。
「今日も大量だ。湖畔の魚は新鮮でいなくなることは無いって未だに信じられないよ。凄い魔術だ。私にはとても真似できない」
テキパキと魚をさばいていく青年。声をかけた相手からは返事は返ってこないのを承知で報告するのでした。
「さささ、骨を完全に取り除いた魚のスープだ。白身は柔らかくて細かくしてある。スープも栄養満点だ」
ソファの前に丁度いい高さの机があり、普段はそこで食事を取るのです。
「あ~あ。そんなに美味しそう? ふふ、涎が出てる」
半開きの口もとを布で拭く青年。今日は機嫌が良いんだと微笑むのです。
「はいはい、よっと、体支えるからねぇ」
布に包まれた体を赤子を持つように抱える青年。
「あーん」
小さなスプーンで掬ったスープ。
それを半開きの口にそっと流し込み、噛む行為をする事しかできない口を動かしてそれを飲みました。
その行為を数分続けた後、もう少しで食べ終えるといった時にそれは起こりました。
――ポロ……
「ぁ」
数える程しか残っていない歯の一つが抜け、ポロリと布に落ちました。
そんな事気にも留めないと半開きの口を動かす女神様。
光の無い眼は一点を見て微動だにしません。
抜けた歯をテーブルに置き、青年はスープを与え続けます。
「どう、女神さま……」
「――」
「おいしい……ですか……――ック」
青年の頬に、一筋の涙が流れるのでした。
そんな生活を季節を跨いで送っていた青年のもとに、来客が訪れます。
「よう、元気か」
扉の開場口を支え柱に立つ者が一人。
「久しぶりだな、勇者」
「ああ。久しぶり」
因縁はあれど、青年が友人と呼べるただ一人の存在が訪ねてきました。
紅茶を出す青年。
勇者はそれを口にすると、ほっと一息つきました。
「夫婦生活は順調なのか?」
勇者は座る彼と彼の隣に居るソファに支えられた彼女を見てそう質問しました。
「ああ。凄く仲が良いよ。ねぇ? 女神様」
「――」
青年は女神様に問いかけますが当然返事はありません。ただひたすら、虚無を見つめるのです。
「――ほら、女神様もそう言ってるだろ」
屈託ない笑顔。
「――お前」
――大丈夫か。
勇者は首元まで出そうになった言葉を無理やり飲み込みました。
「……どうやら俺が心配する必要が無いくらい、順風満帆のようだ」
「何だっけか。女神様が言っていた『んほんほ夫婦生活』と言うものだ。……幸せだよ……私たちは……」
「……そうか」
そう言って口元を緩ませた勇者は紅茶を飲むでした。
――じわぁ……
「おっと! オシメを替えなきゃな。すまないが勇者、席を外してくれないか」
「わかった」
――バタン。
「スー――」
勇者は外に出て深く息を吸いました。
家の中では青年がオシメを替える奔走が響いています。その音を聞いていると勇者は、脳裏に四肢が無い女神の姿が浮かぶのです。
「……うぅ」
責任を感じるのは当然でした。
もっと視野を広く持てばこんな事にはなっていなかったと後悔するばかりでした。
目頭を押さえて震える勇者。
悔いても悔やみきりません。
「――入っていいぞ。勇者」
「――ああ」
勇者は席に着くと、おもむろに小袋をテーブルに置きました。
「……なんだこれは」
「別大陸で栽培されている貴重な茶葉だ。今日はこれを届けに来た」
「何が貴重なんだ。ふむ、香りは良いが……」
「茶葉の女神が人間に与えた物だそうだ。飲むと優しい思い出が蘇ると言われている」
「……そうか」
眉唾で疑いがありますが、女神が与えた物と聞いた青年は、すぐに茶葉を使った紅茶を作るのでした。
出来上がった紅茶は三つ。
二人はゆっくりとカップを傾け、紅茶を飲むのでした。
「――舌に蕩ける旨味。噂に違《たが》いない優しい味だな」
「おいしい……」
舌に蕩け、鼻を通っていい香りがくすぐります。
――心がポカポカする。
いい物を貰ったと青年は喜びます。
「ほら女神様。今日は勇者が持って来た美味しい紅茶が飲めるよ」
「――」
赤子の様に抱きかかえた女神様。青年は小さなスプーンで、紅茶をゆっくりと飲ませるのでした。
「そう、美味しいか」
「――」
女神様は何も言いません。何も言えません。
しかし、青年には喜んでいると見えるのでした。
勇者もその光景に心が温まり、優しい笑顔になりました。
――――――く――ん
「? なんだって?」
青年は勇者に顔を向け、怪訝な顔をして問いました。
「――」
しかし勇者は目を見開いたまま微動だにしません。
――――く――ん
唇を震わす勇者。
――く――く――ん
「――」
静止。
聞き覚えのある小さな小さなかすれる声。
青年の心臓が潰れる程躍動します。
そして。
「――ボ――ク――く――ん」
聞こえました。聞こえてしまいました。
二度と聞けないと思っていた愛しい人の声が。
「めが、み……さま……」
青年は目を合わせました。ハッキリと光を宿した目を合わせました。
「――女神さまッッッ!! ――女神さまああああああああ!!!!」
抱き寄せる体。
泣きじゃくる青年。
乞う様な青年の嗚咽が響き渡り、勇者も堪えきれず口元を手で覆い涙を流すのです。
「女神さま! 女神さまぁああ!!」
初めて会った思い出。
共に過ごした幼少期。
救ってくれた雄姿。
肌を交わった夜。
そして、ヒマワリの様に笑った笑顔。
紅茶の影響か、目を瞑って涙を流す青年の脳裏に優しみが湧き出てきます。
「もうッ! 離さない!! 女神さまを一人にしないッッ!! あなたが大好きだからあああああ!!」
涙が止まらない。
止められない。
爆発した感情をあらわにし、優しく女神を抱きかかえるのでした。
そして女神様は、青年の耳元でこう言いました。
「――ボク――くん――わた――し――を」
――――――殺して。
「ぇ」
いつの間にか愛する者が手から離れ、ソファに置かれていました。
そして青年の右手には黄金に輝く金の斧が握られていました。
(体が――動かない!!)
否。正確には動いていました。しかしそこには青年の意志はありません。
――ブオッ!!
両手で斧を握って振り上げます。
反射した金の斧に女神の微笑みが映りました。
「やめてくれ女神様!! こんな事したくない!! あなたを殺したくない!!」
青年の必死な叫びは女神に届きません。
「女神の力か!! ――っぐあ!?」
青年を止めようとした勇者に目に見えない力が襲い掛かります。勇者は壁に激突し、体の自由を奪われました。
「嫌だ嫌だ嫌だ!! こんなのやめてくれ女神さまっ!! ボクはあなたと暮らしたいだけなんだ!! あなたと添い遂げたいだけなんだ!!」
涙を流して訴えるも、女神様の力は強大。抗う事は出来ず、遂には体が力むのでした。
微笑む女神様。
「うわああああああああああああ――」
振り上げられた金の斧が、振り落とされたのです。
――ザクッ!!
床を破壊した斧。
金の斧は、女神様を捕らえる事はありませんでした。
「はあッ! はあッ! はあッ!」
女神様の力より、青年の想いが強かったからです。
ばたりとソファに崩れる青年。息も絶え絶えで、光を宿した目の女神様の無事を心から想った青年でした。
「――」
微笑みを崩さない女神様。
「――ボク――くん――」
先の騒動が無かったかのように、青年に聞こえる声量で、こう言いました。
「――キス――して――」
青年は応えます。
「うん――」
二人はそっと、口づけをしました。
勇者はその目で見ました。
一糸纏わぬ姿の女神が、青年を両手で抱く姿を。
「――――女神さま?」
女神の顔は、安らかでした。
窓から朝日が差す快晴。
「よっと」
橋で釣りをしている青年。今日も大量だとヒマワリの様な笑顔で笑うのです。
「ただいまー女神様ー」
ドアを開け家に入った青年。暖炉の近くにあるソファに見えるのは綺麗な金髪の頭部です。それを確認した青年は微笑み、台所へと脚を運ぶのです。
「今日も大量だ。湖畔の魚は新鮮でいなくなることは無いって未だに信じられないよ。凄い魔術だ。私にはとても真似できない」
テキパキと魚をさばいていく青年。声をかけた相手からは返事は返ってこないのを承知で報告するのでした。
「さささ、骨を完全に取り除いた魚のスープだ。白身は柔らかくて細かくしてある。スープも栄養満点だ」
ソファの前に丁度いい高さの机があり、普段はそこで食事を取るのです。
「あ~あ。そんなに美味しそう? ふふ、涎が出てる」
半開きの口もとを布で拭く青年。今日は機嫌が良いんだと微笑むのです。
「はいはい、よっと、体支えるからねぇ」
布に包まれた体を赤子を持つように抱える青年。
「あーん」
小さなスプーンで掬ったスープ。
それを半開きの口にそっと流し込み、噛む行為をする事しかできない口を動かしてそれを飲みました。
その行為を数分続けた後、もう少しで食べ終えるといった時にそれは起こりました。
――ポロ……
「ぁ」
数える程しか残っていない歯の一つが抜け、ポロリと布に落ちました。
そんな事気にも留めないと半開きの口を動かす女神様。
光の無い眼は一点を見て微動だにしません。
抜けた歯をテーブルに置き、青年はスープを与え続けます。
「どう、女神さま……」
「――」
「おいしい……ですか……――ック」
青年の頬に、一筋の涙が流れるのでした。
そんな生活を季節を跨いで送っていた青年のもとに、来客が訪れます。
「よう、元気か」
扉の開場口を支え柱に立つ者が一人。
「久しぶりだな、勇者」
「ああ。久しぶり」
因縁はあれど、青年が友人と呼べるただ一人の存在が訪ねてきました。
紅茶を出す青年。
勇者はそれを口にすると、ほっと一息つきました。
「夫婦生活は順調なのか?」
勇者は座る彼と彼の隣に居るソファに支えられた彼女を見てそう質問しました。
「ああ。凄く仲が良いよ。ねぇ? 女神様」
「――」
青年は女神様に問いかけますが当然返事はありません。ただひたすら、虚無を見つめるのです。
「――ほら、女神様もそう言ってるだろ」
屈託ない笑顔。
「――お前」
――大丈夫か。
勇者は首元まで出そうになった言葉を無理やり飲み込みました。
「……どうやら俺が心配する必要が無いくらい、順風満帆のようだ」
「何だっけか。女神様が言っていた『んほんほ夫婦生活』と言うものだ。……幸せだよ……私たちは……」
「……そうか」
そう言って口元を緩ませた勇者は紅茶を飲むでした。
――じわぁ……
「おっと! オシメを替えなきゃな。すまないが勇者、席を外してくれないか」
「わかった」
――バタン。
「スー――」
勇者は外に出て深く息を吸いました。
家の中では青年がオシメを替える奔走が響いています。その音を聞いていると勇者は、脳裏に四肢が無い女神の姿が浮かぶのです。
「……うぅ」
責任を感じるのは当然でした。
もっと視野を広く持てばこんな事にはなっていなかったと後悔するばかりでした。
目頭を押さえて震える勇者。
悔いても悔やみきりません。
「――入っていいぞ。勇者」
「――ああ」
勇者は席に着くと、おもむろに小袋をテーブルに置きました。
「……なんだこれは」
「別大陸で栽培されている貴重な茶葉だ。今日はこれを届けに来た」
「何が貴重なんだ。ふむ、香りは良いが……」
「茶葉の女神が人間に与えた物だそうだ。飲むと優しい思い出が蘇ると言われている」
「……そうか」
眉唾で疑いがありますが、女神が与えた物と聞いた青年は、すぐに茶葉を使った紅茶を作るのでした。
出来上がった紅茶は三つ。
二人はゆっくりとカップを傾け、紅茶を飲むのでした。
「――舌に蕩ける旨味。噂に違《たが》いない優しい味だな」
「おいしい……」
舌に蕩け、鼻を通っていい香りがくすぐります。
――心がポカポカする。
いい物を貰ったと青年は喜びます。
「ほら女神様。今日は勇者が持って来た美味しい紅茶が飲めるよ」
「――」
赤子の様に抱きかかえた女神様。青年は小さなスプーンで、紅茶をゆっくりと飲ませるのでした。
「そう、美味しいか」
「――」
女神様は何も言いません。何も言えません。
しかし、青年には喜んでいると見えるのでした。
勇者もその光景に心が温まり、優しい笑顔になりました。
――――――く――ん
「? なんだって?」
青年は勇者に顔を向け、怪訝な顔をして問いました。
「――」
しかし勇者は目を見開いたまま微動だにしません。
――――く――ん
唇を震わす勇者。
――く――く――ん
「――」
静止。
聞き覚えのある小さな小さなかすれる声。
青年の心臓が潰れる程躍動します。
そして。
「――ボ――ク――く――ん」
聞こえました。聞こえてしまいました。
二度と聞けないと思っていた愛しい人の声が。
「めが、み……さま……」
青年は目を合わせました。ハッキリと光を宿した目を合わせました。
「――女神さまッッッ!! ――女神さまああああああああ!!!!」
抱き寄せる体。
泣きじゃくる青年。
乞う様な青年の嗚咽が響き渡り、勇者も堪えきれず口元を手で覆い涙を流すのです。
「女神さま! 女神さまぁああ!!」
初めて会った思い出。
共に過ごした幼少期。
救ってくれた雄姿。
肌を交わった夜。
そして、ヒマワリの様に笑った笑顔。
紅茶の影響か、目を瞑って涙を流す青年の脳裏に優しみが湧き出てきます。
「もうッ! 離さない!! 女神さまを一人にしないッッ!! あなたが大好きだからあああああ!!」
涙が止まらない。
止められない。
爆発した感情をあらわにし、優しく女神を抱きかかえるのでした。
そして女神様は、青年の耳元でこう言いました。
「――ボク――くん――わた――し――を」
――――――殺して。
「ぇ」
いつの間にか愛する者が手から離れ、ソファに置かれていました。
そして青年の右手には黄金に輝く金の斧が握られていました。
(体が――動かない!!)
否。正確には動いていました。しかしそこには青年の意志はありません。
――ブオッ!!
両手で斧を握って振り上げます。
反射した金の斧に女神の微笑みが映りました。
「やめてくれ女神様!! こんな事したくない!! あなたを殺したくない!!」
青年の必死な叫びは女神に届きません。
「女神の力か!! ――っぐあ!?」
青年を止めようとした勇者に目に見えない力が襲い掛かります。勇者は壁に激突し、体の自由を奪われました。
「嫌だ嫌だ嫌だ!! こんなのやめてくれ女神さまっ!! ボクはあなたと暮らしたいだけなんだ!! あなたと添い遂げたいだけなんだ!!」
涙を流して訴えるも、女神様の力は強大。抗う事は出来ず、遂には体が力むのでした。
微笑む女神様。
「うわああああああああああああ――」
振り上げられた金の斧が、振り落とされたのです。
――ザクッ!!
床を破壊した斧。
金の斧は、女神様を捕らえる事はありませんでした。
「はあッ! はあッ! はあッ!」
女神様の力より、青年の想いが強かったからです。
ばたりとソファに崩れる青年。息も絶え絶えで、光を宿した目の女神様の無事を心から想った青年でした。
「――」
微笑みを崩さない女神様。
「――ボク――くん――」
先の騒動が無かったかのように、青年に聞こえる声量で、こう言いました。
「――キス――して――」
青年は応えます。
「うん――」
二人はそっと、口づけをしました。
勇者はその目で見ました。
一糸纏わぬ姿の女神が、青年を両手で抱く姿を。
「――――女神さま?」
女神の顔は、安らかでした。
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