174 / 288
第十六章 強く激しく
第174話 チュートリアル:白菜かけますね
しおりを挟む
『チュートリアル:ランニングマシンで一番長く走ろう!』
「ッフッフッフ」
「――ックハ! もう限界だッ」
隣の黒鵜さんがランニングマシンからずり落ちるように走るのを止めた。両手を太ももで支える姿勢。肩で大きく空気を吸い息も絶え絶えで汗をかきすぎて顔テカテカしている。
「まったく体力の無い男だ」
「はあッはあッくそ言っとけ惹句ッ」
「ッフッフッフ――」
「ほらドンドン距離が離されてるぞッ!」
「俺ならすぐに追いついてみせるさ」
「なら見せてくれよッ。ほら」
「仕方あるまい。ッフ――」
ランニングマシンに乗った惹句さん。最初はスローで走っていたけど、徐々に速度を上げて行き全力ダッシュになった。
「ッフ! 学生の花房には負けられんな! このキングがすぐに追いついてみせるぞ!!」
体力に自信があるのか、全速力で走りながらもニヒルな顔を俺に向けてくる惹句さん。
俺は毎朝走り込んでるいつものペースで走ってる。
「うおおおおおおお!! キングは一人!! この俺だああああああ!!」
絶叫しながら全速力。メーターの数値が物凄い速さで距離を稼いでいた。
迸る汗。鈍く鳴る靴音。ランニングマシンの駆動音。
一緒にトレーニングを開始し小一時間弱。
ディフェンスに定評のある池上以上に筋力と持久力に定評のある俺。筋肉に負荷をかけるため重しを重ねに重ねたダンベルを持ち上げる俺を見たファイブドラゴンの面々。
高校生の俺に負けてられないと黒鵜さんを始めとした惹句さん、流美さんが俺以上の重りを重ね対抗して来たことから、この競い合いは始まった。
まぁ三人が勝手に始めた事だけど。俺と優星さんは危ないから張り合ってはいけない旨を伝えたけど、どうやら煽りに聞こえたらしくさらにムキになる始末。
「三人とも無理はダメよ?」
ライダースーツ姿から普段着に着替えたアキラさんの忠言に耳を貸さず無理をする三人。
案の定筋力では勝ち目がないと断念した結果、体力勝負なら自信があると言って俺に挑戦状を叩きつけてきた。
ここにはランニングマシンが三台あって、真ん中に俺、右に優星さん、左に今走る惹句さんの並び。
「ふぅー。花房くん体力オバケかよ!! インチキ体力もいい加減にしろ!!」
「黒鵜体力無いね」
「一番体力の無い流美に言われたかねぇよ!?」
会話の通り、先鋒の流美さん。中堅の黒鵜さん。大将の惹句さんと続き連投。隣の優星さんは無理のないペースで走ってる印象だ。
「うおおおおおおお!!」
まぁムキになってるのはもう仕方ないとして、惹句さんは大丈夫なのだろうか。確かに全速力で走り続けメーターに刻まれる俺との距離をグングン縮めてるけど、明らかにオーバーな速度だ。心なしかマシンの軋む音も聞こえている。
そんなことを思っていると――
――ッガタ!!
「うお――」
ランニングマシンが少し変な挙動をし、全速力で走っていた惹句さんがバランスを崩した。
そして。
――ドンガラガッシャン!!
カタパルトタートルと化したランニングマシンに射出された惹句さん。ショートムービーで見た事のある顔面強打の仕打ちに俺含む全員が驚いた。
「惹句!!」
無理のないペースで走ってた優星さんが項垂れる惹句さんにすぐさま駆け寄った。
デンデデ♪
『チュートリアル:ランニングマシンで一番長く走ろう!』
『チュートリアルクリア』
『クリア報酬:速+』
ランニングマシンで長く走ろうと言うのは距離なのか時間なのか曖昧だったからひたすら走ったけど、どちらにせよ優星さんが中断したおかげでチュートリアルをクリアした。
「ふぅ」
ゆっくりスピードを落としてランニングマシンを止めた。
俺も心配をして惹句さんに寄ろうかと思ったけど、振り向いたらすでに立っていた。
強打した鼻を赤くさせて。
「フン! アクシデントが起きなければ俺が勝っていた!!」
「この分だと大丈夫そうね」
「惹句は頑丈だからな」
「心配して損した」
「コーヒー飲ませたら回復するだろ」
「……」
なんだろうこの投げやり感。これがチームファイブドラゴンのいつものやり取り感なのか……。
「……惹句さんが無事で何よりです」
「気を遣わせたな花房!」
腕を組んで仁王立ちする惹句さん。元キングと同じくキングらしい風格を感じた。
少しだけ。
場所は変わり事務所にある浴場前の脱衣所。
「――ぬわああああん疲れたもおおおおん」
「チカレタ」
「今日はッすげーキツカッタぞ~」
上から黒鵜さん、惹句さん、流美さん。
「……」
ネットミームでお馴染みな迫真空手部を彷彿とさせる言動だ。
三人がグチグチ言いながら汗まみれのジャージを脱ぐ。優星さんと俺は静かに脱ぐ。
「脱ぐの早いなぁ」
「気持ち悪いからな」
「……」
割れた腹筋。盛り上がる筋肉。露わになっていく鍛え抜かれた肉体。別に野郎の裸に興味は無いけど、みんなでシャワーとか修学旅行ぶりでなんだかワクワクしてしまう。
「花房くん、早くしろよ」
「あ、はい」
もたもたしてるのを見かねたのか、黒鵜さんが心配を口にして先にシャワーを浴びに行った。その後ろにファイブドラゴンの面々も連なる。
遅れて俺のシャワー室に入った。
中はそこそこ広く、シャワーヘッドが五つ。俺もシャワーを浴びる。
「白菜かけますね」
シャワーを浴びる流美さんがなぜそう言ったのか分からない。きっと空耳だろう。
「シャワールーム広いだろ?」
「そ、そうスね」
シャワーを被り蟹頭を忘却の彼方へ追いやった優星さんが俺に声を掛けてきた。
「俺たちは元々バイク仲間で、地方の温泉巡りをするバイカーなんだ。だから浴槽の増築は厳しかったから、シャワーだけでも増築したんだ」
「そうだったんですね」
やっぱシャワーが気持ちいいのは世界共通なんだよなぁ。疲れた体や、トレーニング後の汗まみれの体を流すのは最適だ。
「……?」
ふと、ファイブドラゴンの面々が俺に注目してるのに気づいた。俺はどうしたんだと顔に表す。
「……凄いカラダだな」
「!?」
優星さんの言葉で俺は自分の体を隠す様に縮こまる。
「アレだね。芸術的ってやつ」
「無駄な筋肉は付いていない。ダビデ像を思わせる黄金長方形だ」
「インチキ筋肉」
「う、ウス」
喜んでいいのか尻すぼみするのかどっちなんだ。
そんなことを思っていると、不意に惹句さんが腰に手を当て堂々の出で立ち。
「しかし!! 俺がキングなのは間違いないッッ!!」
「!?」
思わず凝視してしまうぶらぶらと揺れるアレ。
「どれほど美しい筋肉であろうと! 俺のスカーライトに比べれば造作もないことッ!!」
「!?」
筋力、持久力、体力、自信があるそれらを鑑みても明らかに決着は明白だ。
さすがは欧米の血を受け継いだ人。νガ○ダム以上に伊達じゃない。
「それでマウント取るのはインチキだろうが!!」
「すまない。それと同じ小さい声で聞き取れない」
「お前ぶっ殺すぞ!?」
黒鵜さん。キレる。
不本意ながら、勝手にランキングを付けようと思う。
一位 惹句さん。
同率二位(たぶん) 優星さん。俺。
四位 流美さん。
五位 黒鵜さん。
ナニとは言わないがナニだからナニだ。
大きさうんぬんが目立つけど、大きさより愛が勝ると俺は信じてる。
「ッフッフッフ」
「――ックハ! もう限界だッ」
隣の黒鵜さんがランニングマシンからずり落ちるように走るのを止めた。両手を太ももで支える姿勢。肩で大きく空気を吸い息も絶え絶えで汗をかきすぎて顔テカテカしている。
「まったく体力の無い男だ」
「はあッはあッくそ言っとけ惹句ッ」
「ッフッフッフ――」
「ほらドンドン距離が離されてるぞッ!」
「俺ならすぐに追いついてみせるさ」
「なら見せてくれよッ。ほら」
「仕方あるまい。ッフ――」
ランニングマシンに乗った惹句さん。最初はスローで走っていたけど、徐々に速度を上げて行き全力ダッシュになった。
「ッフ! 学生の花房には負けられんな! このキングがすぐに追いついてみせるぞ!!」
体力に自信があるのか、全速力で走りながらもニヒルな顔を俺に向けてくる惹句さん。
俺は毎朝走り込んでるいつものペースで走ってる。
「うおおおおおおお!! キングは一人!! この俺だああああああ!!」
絶叫しながら全速力。メーターの数値が物凄い速さで距離を稼いでいた。
迸る汗。鈍く鳴る靴音。ランニングマシンの駆動音。
一緒にトレーニングを開始し小一時間弱。
ディフェンスに定評のある池上以上に筋力と持久力に定評のある俺。筋肉に負荷をかけるため重しを重ねに重ねたダンベルを持ち上げる俺を見たファイブドラゴンの面々。
高校生の俺に負けてられないと黒鵜さんを始めとした惹句さん、流美さんが俺以上の重りを重ね対抗して来たことから、この競い合いは始まった。
まぁ三人が勝手に始めた事だけど。俺と優星さんは危ないから張り合ってはいけない旨を伝えたけど、どうやら煽りに聞こえたらしくさらにムキになる始末。
「三人とも無理はダメよ?」
ライダースーツ姿から普段着に着替えたアキラさんの忠言に耳を貸さず無理をする三人。
案の定筋力では勝ち目がないと断念した結果、体力勝負なら自信があると言って俺に挑戦状を叩きつけてきた。
ここにはランニングマシンが三台あって、真ん中に俺、右に優星さん、左に今走る惹句さんの並び。
「ふぅー。花房くん体力オバケかよ!! インチキ体力もいい加減にしろ!!」
「黒鵜体力無いね」
「一番体力の無い流美に言われたかねぇよ!?」
会話の通り、先鋒の流美さん。中堅の黒鵜さん。大将の惹句さんと続き連投。隣の優星さんは無理のないペースで走ってる印象だ。
「うおおおおおおお!!」
まぁムキになってるのはもう仕方ないとして、惹句さんは大丈夫なのだろうか。確かに全速力で走り続けメーターに刻まれる俺との距離をグングン縮めてるけど、明らかにオーバーな速度だ。心なしかマシンの軋む音も聞こえている。
そんなことを思っていると――
――ッガタ!!
「うお――」
ランニングマシンが少し変な挙動をし、全速力で走っていた惹句さんがバランスを崩した。
そして。
――ドンガラガッシャン!!
カタパルトタートルと化したランニングマシンに射出された惹句さん。ショートムービーで見た事のある顔面強打の仕打ちに俺含む全員が驚いた。
「惹句!!」
無理のないペースで走ってた優星さんが項垂れる惹句さんにすぐさま駆け寄った。
デンデデ♪
『チュートリアル:ランニングマシンで一番長く走ろう!』
『チュートリアルクリア』
『クリア報酬:速+』
ランニングマシンで長く走ろうと言うのは距離なのか時間なのか曖昧だったからひたすら走ったけど、どちらにせよ優星さんが中断したおかげでチュートリアルをクリアした。
「ふぅ」
ゆっくりスピードを落としてランニングマシンを止めた。
俺も心配をして惹句さんに寄ろうかと思ったけど、振り向いたらすでに立っていた。
強打した鼻を赤くさせて。
「フン! アクシデントが起きなければ俺が勝っていた!!」
「この分だと大丈夫そうね」
「惹句は頑丈だからな」
「心配して損した」
「コーヒー飲ませたら回復するだろ」
「……」
なんだろうこの投げやり感。これがチームファイブドラゴンのいつものやり取り感なのか……。
「……惹句さんが無事で何よりです」
「気を遣わせたな花房!」
腕を組んで仁王立ちする惹句さん。元キングと同じくキングらしい風格を感じた。
少しだけ。
場所は変わり事務所にある浴場前の脱衣所。
「――ぬわああああん疲れたもおおおおん」
「チカレタ」
「今日はッすげーキツカッタぞ~」
上から黒鵜さん、惹句さん、流美さん。
「……」
ネットミームでお馴染みな迫真空手部を彷彿とさせる言動だ。
三人がグチグチ言いながら汗まみれのジャージを脱ぐ。優星さんと俺は静かに脱ぐ。
「脱ぐの早いなぁ」
「気持ち悪いからな」
「……」
割れた腹筋。盛り上がる筋肉。露わになっていく鍛え抜かれた肉体。別に野郎の裸に興味は無いけど、みんなでシャワーとか修学旅行ぶりでなんだかワクワクしてしまう。
「花房くん、早くしろよ」
「あ、はい」
もたもたしてるのを見かねたのか、黒鵜さんが心配を口にして先にシャワーを浴びに行った。その後ろにファイブドラゴンの面々も連なる。
遅れて俺のシャワー室に入った。
中はそこそこ広く、シャワーヘッドが五つ。俺もシャワーを浴びる。
「白菜かけますね」
シャワーを浴びる流美さんがなぜそう言ったのか分からない。きっと空耳だろう。
「シャワールーム広いだろ?」
「そ、そうスね」
シャワーを被り蟹頭を忘却の彼方へ追いやった優星さんが俺に声を掛けてきた。
「俺たちは元々バイク仲間で、地方の温泉巡りをするバイカーなんだ。だから浴槽の増築は厳しかったから、シャワーだけでも増築したんだ」
「そうだったんですね」
やっぱシャワーが気持ちいいのは世界共通なんだよなぁ。疲れた体や、トレーニング後の汗まみれの体を流すのは最適だ。
「……?」
ふと、ファイブドラゴンの面々が俺に注目してるのに気づいた。俺はどうしたんだと顔に表す。
「……凄いカラダだな」
「!?」
優星さんの言葉で俺は自分の体を隠す様に縮こまる。
「アレだね。芸術的ってやつ」
「無駄な筋肉は付いていない。ダビデ像を思わせる黄金長方形だ」
「インチキ筋肉」
「う、ウス」
喜んでいいのか尻すぼみするのかどっちなんだ。
そんなことを思っていると、不意に惹句さんが腰に手を当て堂々の出で立ち。
「しかし!! 俺がキングなのは間違いないッッ!!」
「!?」
思わず凝視してしまうぶらぶらと揺れるアレ。
「どれほど美しい筋肉であろうと! 俺のスカーライトに比べれば造作もないことッ!!」
「!?」
筋力、持久力、体力、自信があるそれらを鑑みても明らかに決着は明白だ。
さすがは欧米の血を受け継いだ人。νガ○ダム以上に伊達じゃない。
「それでマウント取るのはインチキだろうが!!」
「すまない。それと同じ小さい声で聞き取れない」
「お前ぶっ殺すぞ!?」
黒鵜さん。キレる。
不本意ながら、勝手にランキングを付けようと思う。
一位 惹句さん。
同率二位(たぶん) 優星さん。俺。
四位 流美さん。
五位 黒鵜さん。
ナニとは言わないがナニだからナニだ。
大きさうんぬんが目立つけど、大きさより愛が勝ると俺は信じてる。
91
あなたにおすすめの小説
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる