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第十七章 傀儡の影
第194話 チュートリアル:家柄
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高層ビルの遥か上階。ガラス張りの窓から一望できる夜の賑わいを見せるニューヨークの街並み。
大多数の人間はここから見える美しい光景に美麗の溜息をつくが、限られた成功者の一人である彼――エッジ・エクストラスには見慣れた光景だった。
黒服から送られてきた画像に愉悦を感じ気分が良いエッジ。口にするウイスキーの味、香りはいつもより濃く感じ、計画通りの一塩だと美酒に酔う。
――パチ
《――こんばんは。ご用件は何でしょう》
フィンガースナップを鳴らすと、部屋のどこからか機械じみた音声が発せられる。
「撫子大和に繋いでくれ」
《撫子大和に繋ぎます》
テレテレと独特な音で電話を繋いだエッジ。数秒後、通信が繋がりデスクの上に半透明のディスプレイが出現した。
ディスプレイにはヤマトサークルの長――大和撫子が無表情で映る。
「こんばんは撫子。いや、そっちは昼頃か」
ニューヨークの街並みを見下ろしていたエッジはディスプレイに顔を向けて笑顔を見せた。
《要件はなんだ》
「おいおい何度も言ってるだろ? 君は事を急ぎ過ぎる。近況でも報告しあって――」
《切るぞ》
「まて待て! 一応年上だしもうちょっと労わってよ!」
《……》
淡々と無表情を貫き通す撫子。エッジとのやり取りはこれがデフォルト。切るとは言った撫子だが、西田とエルフェルトの両名を襲ったマリオネットルーラーの件が近かった事もあり、笑顔のエッジに静観を選択。
「――ンク」
グラスに入った酒をグッと飲み干すと、デスクにグラスを置き撫子を見た。
「撫子、僕の勝ちだ」
唐突の勝利宣言。気前よくグラスに酒を注ぎ再び手に取った。
いったい何のことを言っている。無表情にも関わらず無言の回答をする撫子。
《……》スー
しかし暫くすると覚えがあったのか、ため息を鼻に通し目を瞑ってしまった。
その顔を見たエッジは高笑いするのを我慢し、なんとか口元を歪ませる程度に止めた。
「負けを認めるかい」
《……負けを認めるも無い。お前が勝手に盛り上がり一人相撲をしていたに過ぎん。悪趣味が過ぎるな、エッジ》
瞑っていた瞼を開き無表情を見せる撫子。
「気付いてるかい? それって負け惜しみって言うんだけど」
《言っていろ。一人で慰めるのが得意なんだろ》
「それ地味に傷つくんだけど……」
言葉による予想外の反撃を貰ったエッジ。メディアや西田とエルフェルトには見せない対等な者同士の会話。それができる数少ない友人が彼女だった。
エッジは端末を操作して送信ボタンを押す。
光より劣る速さで送られた画像は撫子の端末へ。受信した画像を見下す様に見る。
《……朗報だな。信彦に春が来たか》
「それはエルフェルトにも言える事だ。どうだい撫子。お似合いのカップルだと思わないかい」
そう問われた撫子は送られてきた三つの画像を再確認。
《……もったいない事だ。エルフェルトなら信彦以上の男を射止める事ができた。それを吊り橋効果が功を成し体まで許すとはな》
「もうちょっと部下に優しくしてもいいんじゃないかな……。もしかしたら僕の義弟になるかもだし……」
部下の西田に対してあまりにも冷たすぎる言葉を放つ撫子。その彼女にドン引きし可哀想だと思ったエッジは一応の擁護をした。
《でだ。大和家と同じ家柄の問題で混血の配合を押し示したエクストラス家だが、首尾はどうなっている》
「問題ないよ……。滝つぼへ転落さしたエルフェルトを迷いなく庇う。呼吸の止まったエルフェルトに対し完璧な蘇生を施した。力量も申し分なく胆力もあるし伸びしろもある。ノブヒコ・ニシダはエクストラス家の血を混じるに値する」
笑顔だった表情が変化し鋭い眼つきになるエッジ。
「もっともマリオネットルーラーの襲撃は予想外だったけどね」
そう。傀儡君主カルーディの襲撃は予想外。
元々はエルフェルトに対し相応の相手を宛がえ、エクストラス家の繁栄を築かせるエッジの策略。その相手に選ばれたのが撫子の部下である西田だった。
崖の先端を崩させ、彼の行動を計った。
すべてはエルフェルトの兄であるエッジ・エクストラスの謀略だったが、彼の眼が離れた時にカルーディが現れた。
まったくの予想外にエッジは焦りを感じた。
《エルフェルトも災難だな。私も一枚嚙んでいるとは言え、性格の悪い兄が居て心労を察する》
「妹思いと言って欲しいな。家柄もあり二十五にも成って男の影すら見せないんだ。こうなれば兄の僕が手助けをしないとね」
《エルフェルトには大きなお世話かも知れんな。……だが浮足立った信彦にはいい薬だ。落ち着きが無くて敵わん》
ダンジョン探索のやらかしや戦闘での他サークルの備品破損。書類不備や遅刻などなどキリがないと頭を押さえる撫子。渋々ながらもエッジの提案に乗った彼女だが、今回のカップル誕生に少なからず心が躍った。
「まぁ僕としては今日の一発で懐妊したら万々歳なんだけどなぁ。身籠れば口うるさい父上を黙らせることもできるし、エルフェルトを前線から遠ざけられる」
《信彦はバカだが繊細なところもある。エルフェルトを想って理性的に付き合うはずだ》
「そんな事だろうと思って彼が財布に忍ばせていたコンドームに穴を開けておいた♪ 僕に余念はない」
《……》
清々しいまでのクズ行動に頭を抱える撫子。
「でもまっ、エクストラスに勧誘してもミスターノブヒコはヤマトサークルからは離れないだろうね。頑固っぽいし」
《当然だろう。暴れていたバカを私が拾ってやったんだ。感謝してもしきれ――》
ここで撫子。エッジを睨む。
《貴様、信彦を誘ったな……》
「サークルには誘ってないよ。鞍替えしろって勘違いして怒らせてしまったけどね」
《……当然だ。あのバカはバカなりに恩を仇で返すバカではない。日ノ本の魂を宿した日本人なのだ》
無表情を貫く彼女だが、心なしか言葉が弾んでいるのを察したエッジ。相変わらず無表情を貫く女性だと思っていたが、ちゃんと笑えるんだと感心した。
「――あ、撫子も覚悟しておいた方がいい」
《……何の話だ》
「これからこの画像三枚に加え送っていない画像を含めニューヨーク、日本のメディアにばら撒く。外堀を埋めるんだ」
《ここにもバカがいたか。そっちと違い日本のメディアは粘着質なんだ。悪い事は言わん止めておけ》
少しばかり早口なのは焦っている証拠だとエッジは考察。効いていると思い思わずニヤついた。
「いいや送るね! もう決めた事なんだ。僕は慣れたものだけど、義弟と妹、キミは忙しい日が続くかもぉ」
《おいエッジ。止せ――》
「通話終了」
《終了します》
言いかけの撫子を遮りプツリと通話を切った。
「撫子からの着信をしばらく拒否しろ。僕を馬鹿にした報いだ♪」
《撫子大和からの着信を拒否します》
「よっと」
デスクに備え付けられた椅子に深々と座る。脚はデスクに乗せさっそく端末を操作。
「いやぁ忙しくなるなぁ~」
言葉とは裏腹にエッジは楽しそうに頬を緩めるのだった。
翌日。
朝を告げる小鳥のさえずり。
「――……」
小さな声を聞いた西田は回復しないなんとも言い難い脱力感を感じながら目を覚ました。共有するシルクの掛け布団。それを辿って隣の彼女を見た。
「スー……スー……」
寝息を立てるエルフェルト。普段はキリッとした顔立ちだが、寝ている表情はどこか幼げを残していた。
「……」
愛おしい。
寝ている彼女の頬を親指で撫でる西田。その光景を破けた抜け殻が横で見ていた。
予想外のアクシデントに見舞われつつも事を成した二人。溶けあう程求めあった結果、力尽きる様に眠りについた。
「――んん」
長いまつ毛を羽ばたかせ瞼を開けるエルフェルト。
「ごめん。起こした?」
「ううん」
もぞもぞと動いたエルフェルトは西田に顔を近づかせ鼻を触れ合う。
「――もうワインはいらない?」
彼女の質問に彼は答えた。
「――嗜むなら今からでも」
二人の唇が重なる。
しかし二人は知らない。
これから大忙しになると。
大多数の人間はここから見える美しい光景に美麗の溜息をつくが、限られた成功者の一人である彼――エッジ・エクストラスには見慣れた光景だった。
黒服から送られてきた画像に愉悦を感じ気分が良いエッジ。口にするウイスキーの味、香りはいつもより濃く感じ、計画通りの一塩だと美酒に酔う。
――パチ
《――こんばんは。ご用件は何でしょう》
フィンガースナップを鳴らすと、部屋のどこからか機械じみた音声が発せられる。
「撫子大和に繋いでくれ」
《撫子大和に繋ぎます》
テレテレと独特な音で電話を繋いだエッジ。数秒後、通信が繋がりデスクの上に半透明のディスプレイが出現した。
ディスプレイにはヤマトサークルの長――大和撫子が無表情で映る。
「こんばんは撫子。いや、そっちは昼頃か」
ニューヨークの街並みを見下ろしていたエッジはディスプレイに顔を向けて笑顔を見せた。
《要件はなんだ》
「おいおい何度も言ってるだろ? 君は事を急ぎ過ぎる。近況でも報告しあって――」
《切るぞ》
「まて待て! 一応年上だしもうちょっと労わってよ!」
《……》
淡々と無表情を貫き通す撫子。エッジとのやり取りはこれがデフォルト。切るとは言った撫子だが、西田とエルフェルトの両名を襲ったマリオネットルーラーの件が近かった事もあり、笑顔のエッジに静観を選択。
「――ンク」
グラスに入った酒をグッと飲み干すと、デスクにグラスを置き撫子を見た。
「撫子、僕の勝ちだ」
唐突の勝利宣言。気前よくグラスに酒を注ぎ再び手に取った。
いったい何のことを言っている。無表情にも関わらず無言の回答をする撫子。
《……》スー
しかし暫くすると覚えがあったのか、ため息を鼻に通し目を瞑ってしまった。
その顔を見たエッジは高笑いするのを我慢し、なんとか口元を歪ませる程度に止めた。
「負けを認めるかい」
《……負けを認めるも無い。お前が勝手に盛り上がり一人相撲をしていたに過ぎん。悪趣味が過ぎるな、エッジ》
瞑っていた瞼を開き無表情を見せる撫子。
「気付いてるかい? それって負け惜しみって言うんだけど」
《言っていろ。一人で慰めるのが得意なんだろ》
「それ地味に傷つくんだけど……」
言葉による予想外の反撃を貰ったエッジ。メディアや西田とエルフェルトには見せない対等な者同士の会話。それができる数少ない友人が彼女だった。
エッジは端末を操作して送信ボタンを押す。
光より劣る速さで送られた画像は撫子の端末へ。受信した画像を見下す様に見る。
《……朗報だな。信彦に春が来たか》
「それはエルフェルトにも言える事だ。どうだい撫子。お似合いのカップルだと思わないかい」
そう問われた撫子は送られてきた三つの画像を再確認。
《……もったいない事だ。エルフェルトなら信彦以上の男を射止める事ができた。それを吊り橋効果が功を成し体まで許すとはな》
「もうちょっと部下に優しくしてもいいんじゃないかな……。もしかしたら僕の義弟になるかもだし……」
部下の西田に対してあまりにも冷たすぎる言葉を放つ撫子。その彼女にドン引きし可哀想だと思ったエッジは一応の擁護をした。
《でだ。大和家と同じ家柄の問題で混血の配合を押し示したエクストラス家だが、首尾はどうなっている》
「問題ないよ……。滝つぼへ転落さしたエルフェルトを迷いなく庇う。呼吸の止まったエルフェルトに対し完璧な蘇生を施した。力量も申し分なく胆力もあるし伸びしろもある。ノブヒコ・ニシダはエクストラス家の血を混じるに値する」
笑顔だった表情が変化し鋭い眼つきになるエッジ。
「もっともマリオネットルーラーの襲撃は予想外だったけどね」
そう。傀儡君主カルーディの襲撃は予想外。
元々はエルフェルトに対し相応の相手を宛がえ、エクストラス家の繁栄を築かせるエッジの策略。その相手に選ばれたのが撫子の部下である西田だった。
崖の先端を崩させ、彼の行動を計った。
すべてはエルフェルトの兄であるエッジ・エクストラスの謀略だったが、彼の眼が離れた時にカルーディが現れた。
まったくの予想外にエッジは焦りを感じた。
《エルフェルトも災難だな。私も一枚嚙んでいるとは言え、性格の悪い兄が居て心労を察する》
「妹思いと言って欲しいな。家柄もあり二十五にも成って男の影すら見せないんだ。こうなれば兄の僕が手助けをしないとね」
《エルフェルトには大きなお世話かも知れんな。……だが浮足立った信彦にはいい薬だ。落ち着きが無くて敵わん》
ダンジョン探索のやらかしや戦闘での他サークルの備品破損。書類不備や遅刻などなどキリがないと頭を押さえる撫子。渋々ながらもエッジの提案に乗った彼女だが、今回のカップル誕生に少なからず心が躍った。
「まぁ僕としては今日の一発で懐妊したら万々歳なんだけどなぁ。身籠れば口うるさい父上を黙らせることもできるし、エルフェルトを前線から遠ざけられる」
《信彦はバカだが繊細なところもある。エルフェルトを想って理性的に付き合うはずだ》
「そんな事だろうと思って彼が財布に忍ばせていたコンドームに穴を開けておいた♪ 僕に余念はない」
《……》
清々しいまでのクズ行動に頭を抱える撫子。
「でもまっ、エクストラスに勧誘してもミスターノブヒコはヤマトサークルからは離れないだろうね。頑固っぽいし」
《当然だろう。暴れていたバカを私が拾ってやったんだ。感謝してもしきれ――》
ここで撫子。エッジを睨む。
《貴様、信彦を誘ったな……》
「サークルには誘ってないよ。鞍替えしろって勘違いして怒らせてしまったけどね」
《……当然だ。あのバカはバカなりに恩を仇で返すバカではない。日ノ本の魂を宿した日本人なのだ》
無表情を貫く彼女だが、心なしか言葉が弾んでいるのを察したエッジ。相変わらず無表情を貫く女性だと思っていたが、ちゃんと笑えるんだと感心した。
「――あ、撫子も覚悟しておいた方がいい」
《……何の話だ》
「これからこの画像三枚に加え送っていない画像を含めニューヨーク、日本のメディアにばら撒く。外堀を埋めるんだ」
《ここにもバカがいたか。そっちと違い日本のメディアは粘着質なんだ。悪い事は言わん止めておけ》
少しばかり早口なのは焦っている証拠だとエッジは考察。効いていると思い思わずニヤついた。
「いいや送るね! もう決めた事なんだ。僕は慣れたものだけど、義弟と妹、キミは忙しい日が続くかもぉ」
《おいエッジ。止せ――》
「通話終了」
《終了します》
言いかけの撫子を遮りプツリと通話を切った。
「撫子からの着信をしばらく拒否しろ。僕を馬鹿にした報いだ♪」
《撫子大和からの着信を拒否します》
「よっと」
デスクに備え付けられた椅子に深々と座る。脚はデスクに乗せさっそく端末を操作。
「いやぁ忙しくなるなぁ~」
言葉とは裏腹にエッジは楽しそうに頬を緩めるのだった。
翌日。
朝を告げる小鳥のさえずり。
「――……」
小さな声を聞いた西田は回復しないなんとも言い難い脱力感を感じながら目を覚ました。共有するシルクの掛け布団。それを辿って隣の彼女を見た。
「スー……スー……」
寝息を立てるエルフェルト。普段はキリッとした顔立ちだが、寝ている表情はどこか幼げを残していた。
「……」
愛おしい。
寝ている彼女の頬を親指で撫でる西田。その光景を破けた抜け殻が横で見ていた。
予想外のアクシデントに見舞われつつも事を成した二人。溶けあう程求めあった結果、力尽きる様に眠りについた。
「――んん」
長いまつ毛を羽ばたかせ瞼を開けるエルフェルト。
「ごめん。起こした?」
「ううん」
もぞもぞと動いたエルフェルトは西田に顔を近づかせ鼻を触れ合う。
「――もうワインはいらない?」
彼女の質問に彼は答えた。
「――嗜むなら今からでも」
二人の唇が重なる。
しかし二人は知らない。
これから大忙しになると。
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