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第二十章 漏れ出す者
第256話 チュートリアル:ダイゴ×ハジメ
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「やいやーい! がり勉がり勉!!」
「ガリガリのがり勉だー!」
「ううぅ!」
今日も今日とて、ボクは暴力を受けていた。
手とか、脚とかで暴力を受けているんじゃない。
言葉の暴力。
たとえそれがどんなに些細な棘のある言葉でも、棘は棘で変わりない。
彼らが言う通り、鶏ガラでも取れるんじゃないかと思うほどボクはガリガリで、所に言ういじめの対象。
何かと付けて、彼らはボクをいびってくるんだ。
そして何かと付けて、彼がボクの前に飛び出した。
「なにしてんだお前らッ!!」
「またお前か!」
「今日こそこらしめてやる!」
「のぞむところだ!!」
ボクと違って健康に育った彼が、決まった様にケンカし、ボクを守ってくれる……。
「ダイゴ、大丈夫?」
「いてて触んなよ!!」
パシっとボクの手を払うダイゴ。
擦り傷から血が……。
申し訳なさでいっぱいなボクの表情を見たのか、ダイゴが横目でにらんできた。
「つかさ、ハジメはザコだろ。俺がそばにいなきゃダメだからな!」
「う、うん……」
「世話の焼けるダチだ。俺から離れるなよ!!」
その言葉を、十年たった今でも昨日の様に覚えている。
内気の性格なボクはゲームハードの進化と共に成長し、ガリガリだった体は正常値に成り、身長は平均を超える程に成長した。
昼下がりな五限目は自習。
高校生活を謳歌している思春期真っ盛り。自習ともなればチンパンな学生が騒ぐのも仕方ないとも言える。つまりは今、陽キャたちが楽しく騒いでいる訳で……。
そんな中ボクは陰キャ童貞。陽キャには交わらない。一応用意されたプリントを配られたけど、既に回答を書き終えて暇を持て余している。
窓際の一番後ろ。教室から見える空に鳥が飛んでいる。それをぼーっと眺めていると。
「――ジメくん。ねえハジメくんってば!」
「え、あ、な、何?」
急に声をかけられてビクつくボク。声のする方に振り向くと、隣の席のセナさんがプリントを摘まんでヒラヒラさせていた。
「これってさぁー。できたら誰に渡せばいいの?」
隣席のセナさんは、このクラスでカースト一位。普通に陽キャである。しかもスタイル抜群で男女ともに人気がある人。そんな人が陰キャの俺によく話しかけてくる。今みたく。
「あ、ハジメくんもまだ提出してないんだー」
「え、あ、いや、その――」
毎度毎度、毎回毎回、彼女に話しかけられるとボクはしどろもどろになってしまう。緊張で胃がキリキリする……。
うわうわ言っているボク。そんなボクに笑顔で待っているセナさん。ゆっくりでいいよ、と言いたげなところに、騒がしいスペースからヒョイと顔を出してきた人が居た。
「プリントだすのか? なら教壇に置いとけばいーよー」
陽キャの化身――ダイゴだ。
「――ムー」
小さく一瞬だけ膨れたセナさん。
「俺もまだ出してないんだ。良ければ一緒に出しとこか?」
「ううん大丈夫だよ心配ありがとねー」
早口を並べながらそそくさと席から離れたセナさん。教壇に向かうセナさんの背中を追ってしまうボクらだった。
「……」
「……? なに?」
「いや……別に……」
視線を感じてダイゴに顔を向けたけど、素っ気なく塩対応してきて、そのままダイゴは陽キャたちの中に帰って行った。
「……はぁ」
いつからだろう、ダイゴがボクに素っ気なくなったのは……。
一番古い記憶で言うと、ちょうど中学二年の時だったかも。
幼稚園から高校二年の今まで、奇跡的に同じクラスなのがボクたちだったり。幼馴染と言っても差し支えない関係……。それは親も認めるし、ボクの友人も認める程だ。
でも、心なしか、幼馴染という関係に物足りなさを感じている事は、誰にも言えない秘め事だったり……。
時間は過ぎていき、放課後。
教室を出て帰路する生徒や友人と遊びに行く生徒たちもチラホラ散見する中、授業のまとめをノートに書き記した後、ボクも帰り支度をしていた。
そんな折。
「あ、あのさ」
「?」
隣席のセナさんが声をかけてきた。
「ハジメくんってこの後ヒマ? 暇だったら私と遊びに行かない?」
なんと、クラスのマドンナから遊びの誘いを受けた。
陽キャ気質なセナさん。心なしか頬が火照っているのはメイクの具合によるものだと思う。
千載一遇のチャンス。この誘いに乗れば、セナさんとの距離を縮めれるの間違いなしだ。
だがしかし。
「ごめんセナさん。実はツカサたちと遊ぶ約束してて……」
眉をハノ字にして極力申し訳なさそうに断った。
一瞬悲しそうな顔をし、すぐに笑顔になるセナさん。その表情にチクリと心を痛んでしまう。
「なーんだ先約があるのは仕方ないね! じゃあ、また今度誘ってもいい?」
「う、うん」
「やったー! じゃあまた明日ー!」
屈んできた拍子にふわりと漂って来たセナさんの香り。鼻腔がくすぐられ、ボクは頬を染めてしまった。
そして元気よく手を振ってきて、友人のギャルたちに混ざりどこかに行ってしまった。
「……ん?」
「――フン」
視線を感じて顔を向けると、不貞腐れた顔のダイゴがボクを見ていた。
(なんだろう……)
何か用があるのか。そう思っていたら、合った視線を外してそそくさと教室を出て行った。
(なんだよ……。用があるなら話しかけろよ……)
煮えつかないダイゴの態度に苛立ちを覚えてしまう。
「おいハジメ。お前なにやってんだよぉ~」
「そうですぞ! せっかくセナ殿がわざわざお誘いをしてくれたと言うのに!」
「急に話しかけてきたと思ったら、何だシンタロウとツカサかぁ」
俺の友達であるシンタロウとツカサがニヤつきながら話しかけてきた。
「いいか? 誰がどう誘って来ようと、友達を蔑ろにする趣味はないんだ」
「おおぉ……」
「ボクは二人のこと大好きだから」
「は、ハジメ殿……」
チー牛の二人に頬を染められるボク。友達として同然の事を言ったまでだけど、少しだけむズ痒い。
「とりあえずゲーセンにでも行く?」
「「イクイク!!」」
ゲーセンで遊んだ。
格ゲーの鋼拳でしきりに遊んだ後、普通に夕方に解散。そのまま寄り道せず家に帰ってきた。
「ただいまー」
おかえりー。と台所の母さんの声が聞こえてきた。
「……ん?」
靴を脱いでいると、母さんの靴の他に見覚えのあるシューズがあるのを確認。
それと同時に、リビングから母さんがひょっこり顔を出してきた。
「そうそう、ダイゴくんがハジメの部屋で待ってるわよ?」
「靴で分かったよ」
「ダイゴくん久しぶりに来たし、このままお夕飯食べて貰って。もうダイゴくんの分も用意してあるから」
「わかった。伝えとく」
靴を脱いで脱衣所へ。手お洗って二階の階段に足を運んだ。母さんにはいつも通り振舞ったけど、ボクの部屋にダイゴが居ると思うと、嬉しくて鼻血が出そうだった。
心なしかウキウキ気分で階段を昇っている。
――浮かれている。
自己分析の結果だけど、まさに的を射ている。
そして自分の部屋のドア前で止まり、ニヤつく顔を真顔に整える。
――ガチャ。
ドアを普通に開けた。
「何だよダイゴ。久しぶりに――」
普通を装ったボク。そんなボクが見た物は。
「――スー……」
愛用しているボクのパジャマを息いっぱいに嗅いでいるダイゴの姿だった。
「ガリガリのがり勉だー!」
「ううぅ!」
今日も今日とて、ボクは暴力を受けていた。
手とか、脚とかで暴力を受けているんじゃない。
言葉の暴力。
たとえそれがどんなに些細な棘のある言葉でも、棘は棘で変わりない。
彼らが言う通り、鶏ガラでも取れるんじゃないかと思うほどボクはガリガリで、所に言ういじめの対象。
何かと付けて、彼らはボクをいびってくるんだ。
そして何かと付けて、彼がボクの前に飛び出した。
「なにしてんだお前らッ!!」
「またお前か!」
「今日こそこらしめてやる!」
「のぞむところだ!!」
ボクと違って健康に育った彼が、決まった様にケンカし、ボクを守ってくれる……。
「ダイゴ、大丈夫?」
「いてて触んなよ!!」
パシっとボクの手を払うダイゴ。
擦り傷から血が……。
申し訳なさでいっぱいなボクの表情を見たのか、ダイゴが横目でにらんできた。
「つかさ、ハジメはザコだろ。俺がそばにいなきゃダメだからな!」
「う、うん……」
「世話の焼けるダチだ。俺から離れるなよ!!」
その言葉を、十年たった今でも昨日の様に覚えている。
内気の性格なボクはゲームハードの進化と共に成長し、ガリガリだった体は正常値に成り、身長は平均を超える程に成長した。
昼下がりな五限目は自習。
高校生活を謳歌している思春期真っ盛り。自習ともなればチンパンな学生が騒ぐのも仕方ないとも言える。つまりは今、陽キャたちが楽しく騒いでいる訳で……。
そんな中ボクは陰キャ童貞。陽キャには交わらない。一応用意されたプリントを配られたけど、既に回答を書き終えて暇を持て余している。
窓際の一番後ろ。教室から見える空に鳥が飛んでいる。それをぼーっと眺めていると。
「――ジメくん。ねえハジメくんってば!」
「え、あ、な、何?」
急に声をかけられてビクつくボク。声のする方に振り向くと、隣の席のセナさんがプリントを摘まんでヒラヒラさせていた。
「これってさぁー。できたら誰に渡せばいいの?」
隣席のセナさんは、このクラスでカースト一位。普通に陽キャである。しかもスタイル抜群で男女ともに人気がある人。そんな人が陰キャの俺によく話しかけてくる。今みたく。
「あ、ハジメくんもまだ提出してないんだー」
「え、あ、いや、その――」
毎度毎度、毎回毎回、彼女に話しかけられるとボクはしどろもどろになってしまう。緊張で胃がキリキリする……。
うわうわ言っているボク。そんなボクに笑顔で待っているセナさん。ゆっくりでいいよ、と言いたげなところに、騒がしいスペースからヒョイと顔を出してきた人が居た。
「プリントだすのか? なら教壇に置いとけばいーよー」
陽キャの化身――ダイゴだ。
「――ムー」
小さく一瞬だけ膨れたセナさん。
「俺もまだ出してないんだ。良ければ一緒に出しとこか?」
「ううん大丈夫だよ心配ありがとねー」
早口を並べながらそそくさと席から離れたセナさん。教壇に向かうセナさんの背中を追ってしまうボクらだった。
「……」
「……? なに?」
「いや……別に……」
視線を感じてダイゴに顔を向けたけど、素っ気なく塩対応してきて、そのままダイゴは陽キャたちの中に帰って行った。
「……はぁ」
いつからだろう、ダイゴがボクに素っ気なくなったのは……。
一番古い記憶で言うと、ちょうど中学二年の時だったかも。
幼稚園から高校二年の今まで、奇跡的に同じクラスなのがボクたちだったり。幼馴染と言っても差し支えない関係……。それは親も認めるし、ボクの友人も認める程だ。
でも、心なしか、幼馴染という関係に物足りなさを感じている事は、誰にも言えない秘め事だったり……。
時間は過ぎていき、放課後。
教室を出て帰路する生徒や友人と遊びに行く生徒たちもチラホラ散見する中、授業のまとめをノートに書き記した後、ボクも帰り支度をしていた。
そんな折。
「あ、あのさ」
「?」
隣席のセナさんが声をかけてきた。
「ハジメくんってこの後ヒマ? 暇だったら私と遊びに行かない?」
なんと、クラスのマドンナから遊びの誘いを受けた。
陽キャ気質なセナさん。心なしか頬が火照っているのはメイクの具合によるものだと思う。
千載一遇のチャンス。この誘いに乗れば、セナさんとの距離を縮めれるの間違いなしだ。
だがしかし。
「ごめんセナさん。実はツカサたちと遊ぶ約束してて……」
眉をハノ字にして極力申し訳なさそうに断った。
一瞬悲しそうな顔をし、すぐに笑顔になるセナさん。その表情にチクリと心を痛んでしまう。
「なーんだ先約があるのは仕方ないね! じゃあ、また今度誘ってもいい?」
「う、うん」
「やったー! じゃあまた明日ー!」
屈んできた拍子にふわりと漂って来たセナさんの香り。鼻腔がくすぐられ、ボクは頬を染めてしまった。
そして元気よく手を振ってきて、友人のギャルたちに混ざりどこかに行ってしまった。
「……ん?」
「――フン」
視線を感じて顔を向けると、不貞腐れた顔のダイゴがボクを見ていた。
(なんだろう……)
何か用があるのか。そう思っていたら、合った視線を外してそそくさと教室を出て行った。
(なんだよ……。用があるなら話しかけろよ……)
煮えつかないダイゴの態度に苛立ちを覚えてしまう。
「おいハジメ。お前なにやってんだよぉ~」
「そうですぞ! せっかくセナ殿がわざわざお誘いをしてくれたと言うのに!」
「急に話しかけてきたと思ったら、何だシンタロウとツカサかぁ」
俺の友達であるシンタロウとツカサがニヤつきながら話しかけてきた。
「いいか? 誰がどう誘って来ようと、友達を蔑ろにする趣味はないんだ」
「おおぉ……」
「ボクは二人のこと大好きだから」
「は、ハジメ殿……」
チー牛の二人に頬を染められるボク。友達として同然の事を言ったまでだけど、少しだけむズ痒い。
「とりあえずゲーセンにでも行く?」
「「イクイク!!」」
ゲーセンで遊んだ。
格ゲーの鋼拳でしきりに遊んだ後、普通に夕方に解散。そのまま寄り道せず家に帰ってきた。
「ただいまー」
おかえりー。と台所の母さんの声が聞こえてきた。
「……ん?」
靴を脱いでいると、母さんの靴の他に見覚えのあるシューズがあるのを確認。
それと同時に、リビングから母さんがひょっこり顔を出してきた。
「そうそう、ダイゴくんがハジメの部屋で待ってるわよ?」
「靴で分かったよ」
「ダイゴくん久しぶりに来たし、このままお夕飯食べて貰って。もうダイゴくんの分も用意してあるから」
「わかった。伝えとく」
靴を脱いで脱衣所へ。手お洗って二階の階段に足を運んだ。母さんにはいつも通り振舞ったけど、ボクの部屋にダイゴが居ると思うと、嬉しくて鼻血が出そうだった。
心なしかウキウキ気分で階段を昇っている。
――浮かれている。
自己分析の結果だけど、まさに的を射ている。
そして自分の部屋のドア前で止まり、ニヤつく顔を真顔に整える。
――ガチャ。
ドアを普通に開けた。
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