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第3章 絶対に負けられない勝負を挑まれた結果
第14話 もし拓馬が望むなら口には出せないあんな事やこんな事もやってあげるよ
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アリスとシャイニングサンシティへ遊びに行ってからあっという間に三週間が経過していた。
「拓馬、おはよう」
「おはよう」
当たり前のように部屋の中にいるアリスに挨拶した後、俺はいつも通りダイニングで朝食を食べて洗面所で寝癖を直し、そして自室に戻ってから着替え始める。
まだアリスが部屋にいたがもう既に全裸を見られているため、もはや着替えを見られる事くらい全く気にならない。
着替え終わって戸締りを済ませた後、いつものように腕を組みながら学校に向かい始めているとアリスが口を開く。
「拓馬って意外と筋肉付いてるんだね」
「こう見えても体を動かすのは結構好きだからな、一応スポーツテストも小学生の頃からずっとA判定だし」
基本的にどんなスポーツでもそれなりに出来る俺は筋肉も人並み以上についているのだ。
「それなら運動系の部活に入っても活躍出来そうな気はするけど何で帰宅部なの?」
「ぼっちの俺が運動部なんかに入ってやっていけると思うか?」
言うまでもなくそんなの無理に決まっている。ぼっちと体育会系は相性が最悪だ。もし入っても一週間くらいで音を上げる自信しかない。
「……なんかごめん」
「おい、そんなガチトーンで謝るなよ。悲しくなってくるだろ」
アリスはまるで可哀想なものを見るような目を俺に向けていた。これ以上この話題を追求されるのは流石に堪えるためアリスに話題を振る。
「そういうアリスこそどこか部活には入らないのか? 運動神経とかめちゃくちゃ良さそうじゃん」
アリスがうちの学校に転校してきてから四週間が経つわけだが、彼女は未だに帰宅部だった。クラスメイト達から色々と勧誘されているはずだが、何故がどこの部活にも所属していないのだ。
「よくそう言われるけど、実は運動がめちゃくちゃ苦手なんだよね」
「えっ、マジ!?」
ハーフで身長の高いアリスに対して勝手にスポーツが得意そうというイメージを持っていたため正直かなり意外だった。
「まあ、私の場合はそもそも部活自体に入る気が無いんだけど」
「それは何でだ?」
「だって部活に入ったら拓馬と一緒に過ごす時間が減っちゃうでしょ?」
そんなアリスの言葉を聞いて俺は不覚にもドキッとさせられた。すると俺の様子に気付いたアリスは意地悪な笑みを浮かべる。
「あっ、ひょっとして今ドキドキした?」
「そ、そんな事はないと思うけど」
「それなら何でそんなに目が泳いでるのかな?」
「いやいや、別に泳いでないから」
恥ずかしくなって慌てて誤魔化そうとする俺だったが、アリスにはバレバレだったらしい。一瞬で嘘を見抜かれた俺が黙り込んでいるとアリスはニヤニヤしながら口を開く。
「そっか、拓馬は私と一緒に過ごせて嬉しいんだ」
結局俺は学校に到着するまで上機嫌な様子のアリスからひたすらこのネタで揶揄われ続けた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「そう言えば後二週間で期末テストだよね」
「もうそんな時期か」
昼休み中庭のベンチでいつものようにお弁当を食べていると突然アリスがそんな事を言い始めた。一週間後の今月末にテストの範囲が発表され、更にその一週間後の七月頭から期末テストの本番が始まるという流れになっている。
「あっ、そうだ。テストの成績で私と勝負しない? 負けた方が相手の命令を何でも一つ聞くってルールでさ」
「命令を何でも一つ聞くってのはちょっとな……」
アリスがどんな無茶振りをしてくるか分からないため首を縦に振るのはちょっと怖かった。するとアリスは挑発的な笑みを浮かべる。
「なるほど、拓馬は私に勝つ自信無いんだね。だから勝負を断るんだ」
「いやいや、別に負けるとはこれっぽっちも思ってないけど」
アリスの言葉にカチンときてしまった俺は、そう言葉を口にした。俺はこう見えても前回の中間テストで学年四位の成績を叩き出しており、正直勉強はかなり得意な方だ。
流石に日英ハーフで帰国子女のアリスと英語で勝負するのは無謀だが、それ以外の科目に関しては全然勝てると思っている。
「なら勝負するって事でいいよね?」
「ああ、受けて立つぞ」
「じゃあ決まりだね」
半ばアリスの挑発に乗るような形にはなってしまったがテストの順位で勝負する事が決定した。
「あっ、ちなみにもし私が負けたらエッチな内容の命令でも全然オッケーだから。もし拓馬が望むなら口には出せないあんな事やこんな事もやってあげるよ」
「お、俺はそんな事に興味なんてないし……」
「別に強がらなくても良いじゃん、拓馬も健全な男子高校なんだから」
アリスが揶揄ってくるような表情をしている事を考えると、俺のついた嘘はバレバレだったらしい。まあ、男子高校生でエロい事に興味がない人間なんてまずいないため一瞬でバレてしまうのは当然だろう。
「まあ、でも私達の未来のためにやって欲しい命令があるから私も絶対に負ける気は無いけど」
そう口にしたアリスは先程までとは打って変わってめちゃくちゃ真剣な表情をしていた。アリスの言う私達の未来のためにやって欲しい命令が一体何なのかは分からない。
だがもし俺が負けてしまえば何か取り返しのつかない事になりそうな予感がプンプンした。絶対に負けてはならない戦いになりそうだ。
「拓馬、おはよう」
「おはよう」
当たり前のように部屋の中にいるアリスに挨拶した後、俺はいつも通りダイニングで朝食を食べて洗面所で寝癖を直し、そして自室に戻ってから着替え始める。
まだアリスが部屋にいたがもう既に全裸を見られているため、もはや着替えを見られる事くらい全く気にならない。
着替え終わって戸締りを済ませた後、いつものように腕を組みながら学校に向かい始めているとアリスが口を開く。
「拓馬って意外と筋肉付いてるんだね」
「こう見えても体を動かすのは結構好きだからな、一応スポーツテストも小学生の頃からずっとA判定だし」
基本的にどんなスポーツでもそれなりに出来る俺は筋肉も人並み以上についているのだ。
「それなら運動系の部活に入っても活躍出来そうな気はするけど何で帰宅部なの?」
「ぼっちの俺が運動部なんかに入ってやっていけると思うか?」
言うまでもなくそんなの無理に決まっている。ぼっちと体育会系は相性が最悪だ。もし入っても一週間くらいで音を上げる自信しかない。
「……なんかごめん」
「おい、そんなガチトーンで謝るなよ。悲しくなってくるだろ」
アリスはまるで可哀想なものを見るような目を俺に向けていた。これ以上この話題を追求されるのは流石に堪えるためアリスに話題を振る。
「そういうアリスこそどこか部活には入らないのか? 運動神経とかめちゃくちゃ良さそうじゃん」
アリスがうちの学校に転校してきてから四週間が経つわけだが、彼女は未だに帰宅部だった。クラスメイト達から色々と勧誘されているはずだが、何故がどこの部活にも所属していないのだ。
「よくそう言われるけど、実は運動がめちゃくちゃ苦手なんだよね」
「えっ、マジ!?」
ハーフで身長の高いアリスに対して勝手にスポーツが得意そうというイメージを持っていたため正直かなり意外だった。
「まあ、私の場合はそもそも部活自体に入る気が無いんだけど」
「それは何でだ?」
「だって部活に入ったら拓馬と一緒に過ごす時間が減っちゃうでしょ?」
そんなアリスの言葉を聞いて俺は不覚にもドキッとさせられた。すると俺の様子に気付いたアリスは意地悪な笑みを浮かべる。
「あっ、ひょっとして今ドキドキした?」
「そ、そんな事はないと思うけど」
「それなら何でそんなに目が泳いでるのかな?」
「いやいや、別に泳いでないから」
恥ずかしくなって慌てて誤魔化そうとする俺だったが、アリスにはバレバレだったらしい。一瞬で嘘を見抜かれた俺が黙り込んでいるとアリスはニヤニヤしながら口を開く。
「そっか、拓馬は私と一緒に過ごせて嬉しいんだ」
結局俺は学校に到着するまで上機嫌な様子のアリスからひたすらこのネタで揶揄われ続けた。
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「そう言えば後二週間で期末テストだよね」
「もうそんな時期か」
昼休み中庭のベンチでいつものようにお弁当を食べていると突然アリスがそんな事を言い始めた。一週間後の今月末にテストの範囲が発表され、更にその一週間後の七月頭から期末テストの本番が始まるという流れになっている。
「あっ、そうだ。テストの成績で私と勝負しない? 負けた方が相手の命令を何でも一つ聞くってルールでさ」
「命令を何でも一つ聞くってのはちょっとな……」
アリスがどんな無茶振りをしてくるか分からないため首を縦に振るのはちょっと怖かった。するとアリスは挑発的な笑みを浮かべる。
「なるほど、拓馬は私に勝つ自信無いんだね。だから勝負を断るんだ」
「いやいや、別に負けるとはこれっぽっちも思ってないけど」
アリスの言葉にカチンときてしまった俺は、そう言葉を口にした。俺はこう見えても前回の中間テストで学年四位の成績を叩き出しており、正直勉強はかなり得意な方だ。
流石に日英ハーフで帰国子女のアリスと英語で勝負するのは無謀だが、それ以外の科目に関しては全然勝てると思っている。
「なら勝負するって事でいいよね?」
「ああ、受けて立つぞ」
「じゃあ決まりだね」
半ばアリスの挑発に乗るような形にはなってしまったがテストの順位で勝負する事が決定した。
「あっ、ちなみにもし私が負けたらエッチな内容の命令でも全然オッケーだから。もし拓馬が望むなら口には出せないあんな事やこんな事もやってあげるよ」
「お、俺はそんな事に興味なんてないし……」
「別に強がらなくても良いじゃん、拓馬も健全な男子高校なんだから」
アリスが揶揄ってくるような表情をしている事を考えると、俺のついた嘘はバレバレだったらしい。まあ、男子高校生でエロい事に興味がない人間なんてまずいないため一瞬でバレてしまうのは当然だろう。
「まあ、でも私達の未来のためにやって欲しい命令があるから私も絶対に負ける気は無いけど」
そう口にしたアリスは先程までとは打って変わってめちゃくちゃ真剣な表情をしていた。アリスの言う私達の未来のためにやって欲しい命令が一体何なのかは分からない。
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