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第5章 ぼっちの俺がリア充みたいな夏休みを過ごしてるのは気のせいか?
第36話 ああ、私が取ろうとしてるポーズは全裸の方が際立つから
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楽しかった夏休みもいよいよ残すところ実質後二日となった今日、俺は朝から椅子に座ったまま微動だにせずじっとしていた。
美術の課題である人物画をアリスが描いていてそのモデルを俺がやっているのだ。だからさっきからずっと同じ姿勢を維持し続けているわけだが、これが想像していた以上に大変でとにかく苦痛だった。
「……なあ、今の進捗はどんな感じだ?」
「後ちょっとで下書きが完成するってところかな」
「オッケー、もう少し頑張るわ」
この課題の面倒なところは実物を見ながら描かなければならない事だ。絵のモデルに負担がかかり描いている側も無駄にプレッシャーを感じてしまうため、はっきり言って良い事が全然無いと思う。
「なんで写真見て描くのは駄目なんだろうな」
「それは美術の先生が授業の時に散々説明してたじゃん」
「勿論それは分かってるけどあまりにもこの体勢が怠いからさ」
「本当に後少しだからもうちょっとだけ我慢して」
美術教師曰く、写真には細かい色や影は写らないため実際に見た実物とは違ってくるらしい。だから写真を見ながら描くのは禁止との事だが、ただの素人にそこまで求める必要があるのだろうか。
そんな事を思いながら頑張って体勢を保っているうちにようやく下書きが完成したらしくアリスが満足そうな顔で口を開く。
「拓馬、見て下書きが描けたよ」
「……なあ、これは一体誰だ?」
「えっ、拓馬だけど」
「いやいや、これはあまりにも違い過ぎるだろ。どこかのイケメン俳優かと思ったぞ」
アリスが見せてきた人物画の下書きは俺に全く似てなかった。絵が下手という事は全く無くむしろ結構上手い部類に入ると思うのだが、問題なのは俺をあまりにも美化し過ぎている事だ。
「こんなに目はパッチリしてないし、鼻もそんなに高く無いから」
「えー、私的にはそっくりだと思うんだけどな」
「もし本気で言ってるなら眼科に行った方が良いレベルだと思う」
下書きがこれなら俺があんなに頑張って同じ体勢を維持し続ける必要は無かったのでは無いだろうか。そんな事を思いつつも一応さっきと同じポーズをとってアリスが清書するのをひたすら待つ。
結局完成した人物画も相変わらず美化されていて別人になっていたがアリスは満足そうにしていた。それから昼食を挟み、今度は俺がアリスの人物画を描く番となる。
「それで私はどうすればいい?」
「うーん、どうしようかな?」
どんなポーズを取って貰うか考え始めていると、アリスは何か思いついたらしくニコニコしながら口を開く。
「ねえ、拓馬。良いポーズが思いついたんだけど」
「実際に見て判断してから決めたいからとりあえずやってみてくれ」
「うん、分かった」
そう言い終わったアリスは突然着ていた服を脱ぎ始める。
「ち、ちょっと待て。いきなり何しようとしてるんだ!?」
「えっ、ポーズを取ろうとしてるだけだけど?」
「なんで服を脱ぐ必要があるんだよ」
「ああ、私が取ろうとしてるポーズは全裸の方が際立つから」
ニヤニヤしながら平然とそう言い放った。いやいや、学校の美術の課題が同級生のヌードデッサンとかいくらなんでもやば過ぎるだろ。当然ポーズも見るまでも無く却下だ。
「せっかくいい案だと思ったのにな」
「……どこがだよ」
アリスは脱ぎかけていた服を直しながら不満そうな表情を浮かべていた。間違いなく頭は良いはずなのに時々知性をかけらも感じられないような事をするよな。
気を取り直してポーズを決めた俺は早速下書きを始める。とりあえず顔から描く事にした俺はアリスをじっくりと見るわけだが、改めて見ると本当によく整った顔立ちだ。
金髪翠眼色白で目がパッチリしていて鼻も高く横顔のEラインも綺麗で、とにかく本当に全てが完璧だった。なんで俺なんかを好きになったのか本当に謎だ。
「さっきから手が全然動いてないけど大丈夫?」
「……あっ、ごめん」
アリスの顔に見惚れていたせいでいつの間にか下書きを描く手が止まっていたらしい。
「もしかして私に見惚れてたとか?」
「ち、違うから」
「そっかそっか、見惚れてたんだ」
慌てて誤魔化す俺だったがアリスにはバレバレだったようだ。しばらく描き続けてようやく下書きが完成したため早速お披露目をする。
「下書き出来たぞ」
「えっ、凄い。めちゃくちゃクオリティ高いじゃん」
「だろ、結構な自信作だし」
自分で言うのもあれだが俺の絵は割と上手いと思う。昔から絵を描くのが好きだった俺は漫画家になりたいと思っていた時期もあったりする。まあ家族も含めて誰にも話した事は無いが。
「じゃあ清書をするからまたさっきと同じポーズをとってくれ」
「うん、ちゃんと美人に仕上げてよ」
「分かった分かった」
そう適当に答えたが手を抜くつもりはこれっぽっちも無い。俺はてきぱきと清書をこなしていき人物画を完成させた。アリスからもめちゃくちゃ好評だったため満足だ。
これで課題を全て終える事が出来たので夏休みにやり残した事は無いだろう。明後日から始まる後期補習がとにかく憂鬱で仕方ないがそこは頑張るしかない。
美術の課題である人物画をアリスが描いていてそのモデルを俺がやっているのだ。だからさっきからずっと同じ姿勢を維持し続けているわけだが、これが想像していた以上に大変でとにかく苦痛だった。
「……なあ、今の進捗はどんな感じだ?」
「後ちょっとで下書きが完成するってところかな」
「オッケー、もう少し頑張るわ」
この課題の面倒なところは実物を見ながら描かなければならない事だ。絵のモデルに負担がかかり描いている側も無駄にプレッシャーを感じてしまうため、はっきり言って良い事が全然無いと思う。
「なんで写真見て描くのは駄目なんだろうな」
「それは美術の先生が授業の時に散々説明してたじゃん」
「勿論それは分かってるけどあまりにもこの体勢が怠いからさ」
「本当に後少しだからもうちょっとだけ我慢して」
美術教師曰く、写真には細かい色や影は写らないため実際に見た実物とは違ってくるらしい。だから写真を見ながら描くのは禁止との事だが、ただの素人にそこまで求める必要があるのだろうか。
そんな事を思いながら頑張って体勢を保っているうちにようやく下書きが完成したらしくアリスが満足そうな顔で口を開く。
「拓馬、見て下書きが描けたよ」
「……なあ、これは一体誰だ?」
「えっ、拓馬だけど」
「いやいや、これはあまりにも違い過ぎるだろ。どこかのイケメン俳優かと思ったぞ」
アリスが見せてきた人物画の下書きは俺に全く似てなかった。絵が下手という事は全く無くむしろ結構上手い部類に入ると思うのだが、問題なのは俺をあまりにも美化し過ぎている事だ。
「こんなに目はパッチリしてないし、鼻もそんなに高く無いから」
「えー、私的にはそっくりだと思うんだけどな」
「もし本気で言ってるなら眼科に行った方が良いレベルだと思う」
下書きがこれなら俺があんなに頑張って同じ体勢を維持し続ける必要は無かったのでは無いだろうか。そんな事を思いつつも一応さっきと同じポーズをとってアリスが清書するのをひたすら待つ。
結局完成した人物画も相変わらず美化されていて別人になっていたがアリスは満足そうにしていた。それから昼食を挟み、今度は俺がアリスの人物画を描く番となる。
「それで私はどうすればいい?」
「うーん、どうしようかな?」
どんなポーズを取って貰うか考え始めていると、アリスは何か思いついたらしくニコニコしながら口を開く。
「ねえ、拓馬。良いポーズが思いついたんだけど」
「実際に見て判断してから決めたいからとりあえずやってみてくれ」
「うん、分かった」
そう言い終わったアリスは突然着ていた服を脱ぎ始める。
「ち、ちょっと待て。いきなり何しようとしてるんだ!?」
「えっ、ポーズを取ろうとしてるだけだけど?」
「なんで服を脱ぐ必要があるんだよ」
「ああ、私が取ろうとしてるポーズは全裸の方が際立つから」
ニヤニヤしながら平然とそう言い放った。いやいや、学校の美術の課題が同級生のヌードデッサンとかいくらなんでもやば過ぎるだろ。当然ポーズも見るまでも無く却下だ。
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「……どこがだよ」
アリスは脱ぎかけていた服を直しながら不満そうな表情を浮かべていた。間違いなく頭は良いはずなのに時々知性をかけらも感じられないような事をするよな。
気を取り直してポーズを決めた俺は早速下書きを始める。とりあえず顔から描く事にした俺はアリスをじっくりと見るわけだが、改めて見ると本当によく整った顔立ちだ。
金髪翠眼色白で目がパッチリしていて鼻も高く横顔のEラインも綺麗で、とにかく本当に全てが完璧だった。なんで俺なんかを好きになったのか本当に謎だ。
「さっきから手が全然動いてないけど大丈夫?」
「……あっ、ごめん」
アリスの顔に見惚れていたせいでいつの間にか下書きを描く手が止まっていたらしい。
「もしかして私に見惚れてたとか?」
「ち、違うから」
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慌てて誤魔化す俺だったがアリスにはバレバレだったようだ。しばらく描き続けてようやく下書きが完成したため早速お披露目をする。
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「だろ、結構な自信作だし」
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「うん、ちゃんと美人に仕上げてよ」
「分かった分かった」
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