38 / 49
第6章 今年の学園祭は色々と忙しくなりそうだ
第37話 本当にプロポーズしちゃえばいいんだよ、そしたら嘘じゃなくなるから
しおりを挟む
「……アリスおはよう」
「おはよう、拓馬。朝からまるで死んだ魚見たいな目をしてるけど、どうしたの?」
キッチンで朝食を作っていたアリスはそんな事を聞いてきた。絶対分かってて聞いてきてるだろと思いつつも俺は答える。
「そんなの今日から面倒な後期補習が始まるからに決まってるじゃん」
「あっ、やっぱり」
「それ以外他に考えられないだろ」
楽しかった夏休みは実質昨日で終わりを迎え、今日からまた学校へ行かなければならない。薬指に着けているペアリングやら花火大会のプロポーズやらの件で本当に行くのが憂鬱だ。
そんな話をしながら俺は朝食の準備を手伝い始める。アリスと同棲を始めてから半月以上が経過したわけだが、この生活にもだいぶ慣れてきていた。
それからしばらくして準備が終わり、二人でダイニングテーブルに着いて朝食を食べ始める。
「そう言えば九月に入って少ししたら学園祭だよね」
「ああ、だからしばらくの間は学園祭の準備期間になってる」
今日から始まる後期補習中に決めなければならない内容をクラス全体で話し合い、夏休み明けの一週間で本格的な準備を始めるというのが準備期間の流れだ。
「うちの高校の学園祭は二日間って聞いたけど、具体的にはどんな事をするの?」
「一年生が教室展示で二年生が演劇、三年生が模擬店をそれぞれ担当する事になってる」
「って事は私達は演劇をしなくちゃなんだね」
「そうそう、まあどうせ俺は裏方になるだろうけど」
何の劇になるかは分からないが俺がキャスティングされる可能性は極めて低いに違いない。万が一選ばれたとしてせいぜい脇役だろう。
「せっかくの学園祭なんだし、二人でいっぱい楽しもう」
「ああ、そうだな」
去年の学園祭は適当に教室展示のシフトに入り、それ以外の時間は図書館で読書や授業の予習などをするだけという青春も何もない思い出すだけで非常に悲しくなるものだった。
だが今年はアリスがいるためそんな事にはならないだろう。むしろ色々と振り回されて忙しくなる未来が容易に想像できる。
「……もうこんな時間か、そろそろ家を出ないと」
「本当だ、ちょっとゆっくりし過ぎちゃったね」
後期補習の初日から遅刻は絶対にしたくない。俺とアリスは大急ぎで朝食を済ませて学校に向かい始めるのだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「マジで疲れた……」
「ずっと質問責めだったもんね」
「皆んな容赦無く色々と聞いてき過ぎだろ。正直今すぐ家に帰りたい気分だ」
昼休みになった現在、俺は疲れ過ぎてぐったりしていた。予想していた通り陽キャグループのメンバー達が花火大会のプロポーズの件をあちこちでベラベラ話しまくってくれたせいで朝から本当に大変だったのだ。
その上アリスが俺と同棲し始めた事を暴露したり薬指に着けたペアリングを見せびらかしたりしたもんだからちょっとした騒ぎにまで発展してしまった。
「俺がアリスにプロポーズしたって割とガチで信じる奴まで現れたし、これからどうする気だ?」
「全てを解決できる素晴らしい名案が一つあるんだけど聞きたい?」
「……なんかめちゃくちゃ嫌な予感しかしないけど、とりあえず教えてもらおうか」
「本当にプロポーズしちゃえばいいんだよ、そしたら嘘じゃなくなるから。私はいつでもウェルカムだし」
うん、聞くんじゃなかった。それは流石に本末転倒ではないだろうか。
「とにかく今後はもう少し自重してくれ……まあ、もう既に色々と手遅れになってる気しかしないけど」
「分かった、一応前向きに検討してみるよ」
「頼むぞ」
ニヤニヤした顔で政治家のような言い回しをするアリスに俺は正直不安しか感じなかったが、ひとまず信じる事にした。それから俺達は昼食を食べながら学園祭について話し始める。
「この後ある話し合いって何を決めるの?」
「とりあえず学園祭のクラスリーダー決めと演劇の題材を話し合う感じになると思う」
ちなみにクラスリーダーは内申点に大きく加点されるため、それ狙いで立候補する人もそれなりに多い。だからクラスリーダーの争奪戦に発展する事もあるらしい。
「そっか、ちなみに拓馬はクラスリーダーに立候補しないの? 推薦狙ってるならありだと思うけど」
「クラスで全く人望の無いぼっちの俺に務まると思うか?」
「うん、どう考えても無理だろうね」
「分かってるならわざわざ聞いてくるなよ、めちゃくちゃ悲しくなるだろ」
ニコニコしている事を考えると絶対わざと聞いてきたに違いない。アリスはそんなに俺を虐めて楽しいのだろうか。
「……そういうアリスはクラスリーダーへの立候補はどうするんだ? 絶対向いてると思うけど」
「私はパスかな、別に内申点とかには興味ないし。それに推薦入試なんかに頼らなくても大学受験は大丈夫だと思うから」
「まあ、アリスの場合はそれを言えるだけの成績だしな」
夏休み前にあった期末テストではぶっちぎりで学年一位だったわけだし、入試本番で何か致命的なミスさえしなければどこでも入れそうな気がする。本当に羨ましい限りだ。
「おはよう、拓馬。朝からまるで死んだ魚見たいな目をしてるけど、どうしたの?」
キッチンで朝食を作っていたアリスはそんな事を聞いてきた。絶対分かってて聞いてきてるだろと思いつつも俺は答える。
「そんなの今日から面倒な後期補習が始まるからに決まってるじゃん」
「あっ、やっぱり」
「それ以外他に考えられないだろ」
楽しかった夏休みは実質昨日で終わりを迎え、今日からまた学校へ行かなければならない。薬指に着けているペアリングやら花火大会のプロポーズやらの件で本当に行くのが憂鬱だ。
そんな話をしながら俺は朝食の準備を手伝い始める。アリスと同棲を始めてから半月以上が経過したわけだが、この生活にもだいぶ慣れてきていた。
それからしばらくして準備が終わり、二人でダイニングテーブルに着いて朝食を食べ始める。
「そう言えば九月に入って少ししたら学園祭だよね」
「ああ、だからしばらくの間は学園祭の準備期間になってる」
今日から始まる後期補習中に決めなければならない内容をクラス全体で話し合い、夏休み明けの一週間で本格的な準備を始めるというのが準備期間の流れだ。
「うちの高校の学園祭は二日間って聞いたけど、具体的にはどんな事をするの?」
「一年生が教室展示で二年生が演劇、三年生が模擬店をそれぞれ担当する事になってる」
「って事は私達は演劇をしなくちゃなんだね」
「そうそう、まあどうせ俺は裏方になるだろうけど」
何の劇になるかは分からないが俺がキャスティングされる可能性は極めて低いに違いない。万が一選ばれたとしてせいぜい脇役だろう。
「せっかくの学園祭なんだし、二人でいっぱい楽しもう」
「ああ、そうだな」
去年の学園祭は適当に教室展示のシフトに入り、それ以外の時間は図書館で読書や授業の予習などをするだけという青春も何もない思い出すだけで非常に悲しくなるものだった。
だが今年はアリスがいるためそんな事にはならないだろう。むしろ色々と振り回されて忙しくなる未来が容易に想像できる。
「……もうこんな時間か、そろそろ家を出ないと」
「本当だ、ちょっとゆっくりし過ぎちゃったね」
後期補習の初日から遅刻は絶対にしたくない。俺とアリスは大急ぎで朝食を済ませて学校に向かい始めるのだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「マジで疲れた……」
「ずっと質問責めだったもんね」
「皆んな容赦無く色々と聞いてき過ぎだろ。正直今すぐ家に帰りたい気分だ」
昼休みになった現在、俺は疲れ過ぎてぐったりしていた。予想していた通り陽キャグループのメンバー達が花火大会のプロポーズの件をあちこちでベラベラ話しまくってくれたせいで朝から本当に大変だったのだ。
その上アリスが俺と同棲し始めた事を暴露したり薬指に着けたペアリングを見せびらかしたりしたもんだからちょっとした騒ぎにまで発展してしまった。
「俺がアリスにプロポーズしたって割とガチで信じる奴まで現れたし、これからどうする気だ?」
「全てを解決できる素晴らしい名案が一つあるんだけど聞きたい?」
「……なんかめちゃくちゃ嫌な予感しかしないけど、とりあえず教えてもらおうか」
「本当にプロポーズしちゃえばいいんだよ、そしたら嘘じゃなくなるから。私はいつでもウェルカムだし」
うん、聞くんじゃなかった。それは流石に本末転倒ではないだろうか。
「とにかく今後はもう少し自重してくれ……まあ、もう既に色々と手遅れになってる気しかしないけど」
「分かった、一応前向きに検討してみるよ」
「頼むぞ」
ニヤニヤした顔で政治家のような言い回しをするアリスに俺は正直不安しか感じなかったが、ひとまず信じる事にした。それから俺達は昼食を食べながら学園祭について話し始める。
「この後ある話し合いって何を決めるの?」
「とりあえず学園祭のクラスリーダー決めと演劇の題材を話し合う感じになると思う」
ちなみにクラスリーダーは内申点に大きく加点されるため、それ狙いで立候補する人もそれなりに多い。だからクラスリーダーの争奪戦に発展する事もあるらしい。
「そっか、ちなみに拓馬はクラスリーダーに立候補しないの? 推薦狙ってるならありだと思うけど」
「クラスで全く人望の無いぼっちの俺に務まると思うか?」
「うん、どう考えても無理だろうね」
「分かってるならわざわざ聞いてくるなよ、めちゃくちゃ悲しくなるだろ」
ニコニコしている事を考えると絶対わざと聞いてきたに違いない。アリスはそんなに俺を虐めて楽しいのだろうか。
「……そういうアリスはクラスリーダーへの立候補はどうするんだ? 絶対向いてると思うけど」
「私はパスかな、別に内申点とかには興味ないし。それに推薦入試なんかに頼らなくても大学受験は大丈夫だと思うから」
「まあ、アリスの場合はそれを言えるだけの成績だしな」
夏休み前にあった期末テストではぶっちぎりで学年一位だったわけだし、入試本番で何か致命的なミスさえしなければどこでも入れそうな気がする。本当に羨ましい限りだ。
0
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
【完結】メインヒロインとの恋愛フラグを全部ブチ壊した俺、サブヒロインと付き合うことにする
エース皇命
青春
《将来ヤンデレになるメインヒロインより、サブヒロインの方が良くね?》
16歳で自分が前世にハマっていた学園ドラマの主人公の人生を送っていることに気付いた風野白狼。しかしそこで、今ちょうどいい感じのメインヒロインが付き合ったらヤンデレであることを思い出す。
告白されて付き合うのは2か月後。
それまでに起こる体育祭イベント、文化祭イベントでの恋愛フラグを全てぶち壊し、3人の脈ありサブヒロインと付き合うために攻略を始めていく。
3人のサブヒロインもまた曲者揃い。
猫系ふわふわガールの火波 猫音子に、ツンデレ義姉の風野 犬織、アニオタボーイッシュガールの空賀 栗涼。
この3人の中から、最終的に誰を選び、付き合うことになるのか。てかそもそも彼女たちを落とせるのか!?
もちろん、メインヒロインも黙ってはいない!
5人の癖強キャラたちが爆走する、イレギュラーなラブコメ、ここに誕生!
※カクヨム、小説家になろうでも連載中!
【完結】かつて憧れた陰キャ美少女が、陽キャ美少女になって転校してきた。
エース皇命
青春
高校でボッチ陰キャを極めているカズは、中学の頃、ある陰キャ少女に憧れていた。実は元々陽キャだったカズは、陰キャ少女の清衣(すい)の持つ、独特な雰囲気とボッチを楽しんでいる様子に感銘を受け、高校で陰キャデビューすることを決意したのだった。
そして高校2年の春。ひとりの美少女転校生がやってきた。
最初は雰囲気が違いすぎてわからなかったが、自己紹介でなんとその美少女は清衣であるということに気づく。
陽キャから陰キャになった主人公カズと、陰キャから陽キャになった清衣。
以前とはまったく違うキャラになってしまった2人の間に、どんなラブコメが待っているのだろうか。
※小説家になろう、カクヨムでも公開しています。
※表紙にはAI生成画像を使用しています。
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
けるたん
青春
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」
「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」
「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」
県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。
頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。
その名も『古羊姉妹』
本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。
――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。
そして『その日』は突然やってきた。
ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。
助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。
何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった!
――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。
そう、彼女は嘘で塗り固められた虚乳(きょにゅう)の持ち主だったのだ!
意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。
士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。
こうして古羊芽衣の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。
が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。
彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。
※【カクヨム】にて編掲載中。【ネオページ】にて序盤のみお試し掲載中。【Nolaノベル】【Tales】にて完全版を公開中。
イラスト担当:さんさん
幼馴染に告白したら、交際契約書にサインを求められた件。クーリングオフは可能らしいけど、そんなつもりはない。
久野真一
青春
羽多野幸久(はたのゆきひさ)は成績そこそこだけど、運動などそれ以外全般が優秀な高校二年生。
そんな彼が最近考えるのは想い人の、湯川雅(ゆかわみやび)。異常な頭の良さで「博士」のあだ名で呼ばれる才媛。
彼はある日、勇気を出して雅に告白したのだが―
「交際してくれるなら、この契約書にサインして欲しいの」とずれた返事がかえってきたのだった。
幸久は呆れつつも契約書を読むのだが、そこに書かれていたのは予想と少し違った、想いの籠もった、
ある意味ラブレターのような代物で―
彼女を想い続けた男の子と頭がいいけどどこかずれた思考を持つ彼女の、ちょっと変な、でもほっとする恋模様をお届けします。
全三話構成です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる