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そろそろ10歳
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パーティー会場である大公邸から、王都のテトラディル侯爵邸へ帰り着き、送ってくださったアレクシス様を見送った途端、父に捕獲され、書斎へ連れてこられました。お説教タイムなのは明白なので、父が書斎のソファに腰かけると同時に、頭を下げます。
「申し訳ございませんでした」
長い脚を組んで、深く長いため息をついてから、父が口を開きました。
「とりあえず座りなさい」
促されるまま向かいのソファに腰かけます。真っ青な顔の侍女が震える手で父と、私の前に紅茶の入ったカップを置きました。
いつもチェリかクラウドに入れてもらうので、そういえば他の侍女たちは皆、こんな反応だったなと懐かしく思います。パーティー会場では予想通り何も口にすることがなかったので、ありがたくいただきましょう。父も気持ちを落ち着けるためか、紅茶に口をつけていました。
おや? 今日の父は、乗り物酔いをしている様子がありませんね。
『どうやらあの行動が目を惹いてしまったようだな。お前の父は公爵たちが興味を持ってしまったことが心配で、乗り物に酔う余裕もないようだ』
オニキスは屋敷に着いた時から姿を現し、今は私の足元に寝そべっています。私の足に後頭部を押し付けるようにして、やれやれと言いた気な様子で見上げられました。
あはっ。さすがに私もやりすぎたかなと思っていますよ。でもあの状況で美少女を見捨てられるほど、悪役にはなり切れていないのです。
侍女と家令が部屋を出て、二人きりになったところで、父が口を開きました。
「やってくれたな、カーラ。トリステン公爵が目を輝かせるのを初めて見たぞ」
え。安定の無表情だったと思ったのですが、メンタリスト父には別の何かが見えたのでしょうか。つい父から目をそらすと、またため息をつかれました。
「毎日鍛錬をしているのは知っていたが、カーラがあそこまで暗器を扱えるとは思わなかった。公爵たちの前で目立つことをして・・・お前はいったい何を目指しているんだ?」
ええ。私もびっくりですよ。鉄扇の基本をチェリに教えてもらっただけで、たいして練習もせず、ぶっつけ本番でいけましたからね。ゲーム補正って恐ろしい!
それにしても止めを刺しに行かなくてよかった。
「領民を守るには、強く在るべきだと思うのです!」
戦う美少女至上主義は隠す方向で。下手すると、同性愛者だと思われかねません。
あれ? でもそれって、私にとっては好都合だったりする?
同性を性的にどうこうしたいという欲求はありませんが、可愛い女の子を鑑賞するのが好きなのは確かです。たぶん前世の容姿コンプレックスが原因だと思いますが。
「本音を言え」
「・・・」
何も語らずやり過ごすのは無理そうです。ここは私に実害がなく、インパクトのある事を告げるべきですね。これ以上突っ込まれると、隠していることが芋ずる式にばれてしまいそうですし。前世の記憶があるとか、転移できるとかを明かしたくはないです。
ならば私の密かな嗜好を言ってしまうべきでしょう。
うむ。これで父が離れていくならそれもよしです。本音で語ってみます。
「好みの美少女が襲われていましたので、ついやってしまいました。強く在ろうとするのはただの趣味です」
「・・・」
父硬直。
わざと誤解されるような言い方をして、性癖的にはノーマルだと明かしませんでした。
たっぷり数分は固まっていたと思います。何度かまばたきをした後、父がゆっくりとした呼吸を繰り返しました。落ち着こうとしているようですね。
「お前が助けたのはテスラ侯爵令嬢だ。そうか・・・好みなのか・・・」
「ちなみにレイチェル様は、私の好みど真ん中ですよ」
顔が。と、心の中で付け足しました。
隠していることはあっても、嘘はついていないので、父も疑ってはいないようです。ついでとばかりに追い打ちをかけておきました。にっこり笑ってみせれば、目をそらす父。
よし。なんとなくうやむやにできそうです。
「夜の女神になりたくないのも本当ですが、同年代の異性に興味がないのも本当です」
これも本音です。だって私の同年代って10歳前後ですよ。精神年齢38歳の私には、背徳感が半端なさ過ぎて恋愛対象にはなりえません。考えただけでも鳥肌ものです。
ちょっと遠い目で窓の外を眺めていた父が、はっと我に返ったようにこちらを向きました。
「特殊な性癖を持つものは貴族連中にもそれなりにいる。同性愛者であるくらいでは、婚約を退けることはできない。お前は女だからな。男がその気になれば、どうとでもできる」
生々しい話ですね、父。ですが負けませんよ!
「そう易々とやらせはしません」
にいっと悪役風に笑って見せると、父がため息をつきました。
「お前を襲おうものなら、寝首をかかれそうだな」
「その前に襲わせませんよ」
転移でとんずらします。
父は何度目かのため息をつくと、両手で顔を覆いソファの背もたれに深く沈みました。面倒ばかりで申し訳ないです。でも婚約した後の方が面倒なのは確実なので、譲る気はありませんけど。
「私の意に添わぬことをすると、消されそうで怖いということにしてください」
私を悪役にしてしまえば手っ取り早いので、そう提案しました。父の顔を覆っていた手が、ゆっくりと下ろされます。露わになった父の顔は怒気に満ちていました。
「何故そうも他者を遠ざける?」
「夜の女神に近付いたところで、いいことなどありませんから」
「私まで遠ざけようとしたのはなぜだ」
おわー。ばれてる。
恐るべしメンタリスト父。しかたがない。本音で答えましょう。
「そうすれば心置きなく嫌われ者になれるからですよ」
父の顔が泣きそうに歪みました。立ち上がってテーブルに両手を付き、私の顔を覗き込みます。
「もう少し私を信用しろ。何をそう怖れている?」
私の思考を探ろうとする紫紺の瞳。オニキスにも読ませたことがない、深い奥底にある私の芯を見通すかのような。
ミロン公爵もですが、父もまた苦手な部類の人間です。顔をそらそうとした私の頭を、父ががしっとつかみました。
「目をそらすな。言え。何をそう怖れる?」
怖い。私を見つめる父の目ではなく、怖れを口にしてしまうことが。
一度口にしてしまえば、私はまた不安に取りつかれてしまうかもしれない。
誰も信用しない。したくない。
私の心に誰も入れたくない。だって・・・またいなくなったら、今度こそ耐えられない。
「カーラ、カーラ! 悪かった。言いたくなければ言わないでいい!」
いつの間にテーブルを乗り越えたのか、父が私の前に膝立ちになっておろおろしていました。オニキスがソファに乗って、私の頬を伝う涙を舐めとっています。
『父君、問答はここまでにしていただきたい』
姿を見せているらしいオニキスに向かって、父が頷きました。そして申し訳なさそうに私を見ます。
「すまない。どうもお前と話していると、お前がまだ10歳だということを忘れてしまう」
ぎくりとしました。一瞬で涙が引っ込みます。焦りを読まれないように、両手で顔を覆いました。
「お前の従者を呼ぼう」
うまくいったようで、指の隙間から盗み見た父はもう私を見ておらず、扉の外に控える家令に向かって声をかけていました。ほっと胸を撫で下ろし、心配そうに私を見るオニキスの背を撫でます。
呼ばれて書斎に入ってきたクラウドは、父に一礼すると、迷うことなく私を抱き上げました。高くなった視界に驚いて、クラウドの首にしがみつきます。
「おろしてください! 歩けます!」
私の主張は通らず、父に向かって会釈したクラウドが部屋を出て行こうとします。抱えられたままの私に向かって、父は言いました。
「おやすみ。カーラ」
「・・・おやすみなさい。お父様」
クラウドを止める気がない父に落胆しながら、私は書斎から連れ出されました。
「申し訳ございませんでした」
長い脚を組んで、深く長いため息をついてから、父が口を開きました。
「とりあえず座りなさい」
促されるまま向かいのソファに腰かけます。真っ青な顔の侍女が震える手で父と、私の前に紅茶の入ったカップを置きました。
いつもチェリかクラウドに入れてもらうので、そういえば他の侍女たちは皆、こんな反応だったなと懐かしく思います。パーティー会場では予想通り何も口にすることがなかったので、ありがたくいただきましょう。父も気持ちを落ち着けるためか、紅茶に口をつけていました。
おや? 今日の父は、乗り物酔いをしている様子がありませんね。
『どうやらあの行動が目を惹いてしまったようだな。お前の父は公爵たちが興味を持ってしまったことが心配で、乗り物に酔う余裕もないようだ』
オニキスは屋敷に着いた時から姿を現し、今は私の足元に寝そべっています。私の足に後頭部を押し付けるようにして、やれやれと言いた気な様子で見上げられました。
あはっ。さすがに私もやりすぎたかなと思っていますよ。でもあの状況で美少女を見捨てられるほど、悪役にはなり切れていないのです。
侍女と家令が部屋を出て、二人きりになったところで、父が口を開きました。
「やってくれたな、カーラ。トリステン公爵が目を輝かせるのを初めて見たぞ」
え。安定の無表情だったと思ったのですが、メンタリスト父には別の何かが見えたのでしょうか。つい父から目をそらすと、またため息をつかれました。
「毎日鍛錬をしているのは知っていたが、カーラがあそこまで暗器を扱えるとは思わなかった。公爵たちの前で目立つことをして・・・お前はいったい何を目指しているんだ?」
ええ。私もびっくりですよ。鉄扇の基本をチェリに教えてもらっただけで、たいして練習もせず、ぶっつけ本番でいけましたからね。ゲーム補正って恐ろしい!
それにしても止めを刺しに行かなくてよかった。
「領民を守るには、強く在るべきだと思うのです!」
戦う美少女至上主義は隠す方向で。下手すると、同性愛者だと思われかねません。
あれ? でもそれって、私にとっては好都合だったりする?
同性を性的にどうこうしたいという欲求はありませんが、可愛い女の子を鑑賞するのが好きなのは確かです。たぶん前世の容姿コンプレックスが原因だと思いますが。
「本音を言え」
「・・・」
何も語らずやり過ごすのは無理そうです。ここは私に実害がなく、インパクトのある事を告げるべきですね。これ以上突っ込まれると、隠していることが芋ずる式にばれてしまいそうですし。前世の記憶があるとか、転移できるとかを明かしたくはないです。
ならば私の密かな嗜好を言ってしまうべきでしょう。
うむ。これで父が離れていくならそれもよしです。本音で語ってみます。
「好みの美少女が襲われていましたので、ついやってしまいました。強く在ろうとするのはただの趣味です」
「・・・」
父硬直。
わざと誤解されるような言い方をして、性癖的にはノーマルだと明かしませんでした。
たっぷり数分は固まっていたと思います。何度かまばたきをした後、父がゆっくりとした呼吸を繰り返しました。落ち着こうとしているようですね。
「お前が助けたのはテスラ侯爵令嬢だ。そうか・・・好みなのか・・・」
「ちなみにレイチェル様は、私の好みど真ん中ですよ」
顔が。と、心の中で付け足しました。
隠していることはあっても、嘘はついていないので、父も疑ってはいないようです。ついでとばかりに追い打ちをかけておきました。にっこり笑ってみせれば、目をそらす父。
よし。なんとなくうやむやにできそうです。
「夜の女神になりたくないのも本当ですが、同年代の異性に興味がないのも本当です」
これも本音です。だって私の同年代って10歳前後ですよ。精神年齢38歳の私には、背徳感が半端なさ過ぎて恋愛対象にはなりえません。考えただけでも鳥肌ものです。
ちょっと遠い目で窓の外を眺めていた父が、はっと我に返ったようにこちらを向きました。
「特殊な性癖を持つものは貴族連中にもそれなりにいる。同性愛者であるくらいでは、婚約を退けることはできない。お前は女だからな。男がその気になれば、どうとでもできる」
生々しい話ですね、父。ですが負けませんよ!
「そう易々とやらせはしません」
にいっと悪役風に笑って見せると、父がため息をつきました。
「お前を襲おうものなら、寝首をかかれそうだな」
「その前に襲わせませんよ」
転移でとんずらします。
父は何度目かのため息をつくと、両手で顔を覆いソファの背もたれに深く沈みました。面倒ばかりで申し訳ないです。でも婚約した後の方が面倒なのは確実なので、譲る気はありませんけど。
「私の意に添わぬことをすると、消されそうで怖いということにしてください」
私を悪役にしてしまえば手っ取り早いので、そう提案しました。父の顔を覆っていた手が、ゆっくりと下ろされます。露わになった父の顔は怒気に満ちていました。
「何故そうも他者を遠ざける?」
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おわー。ばれてる。
恐るべしメンタリスト父。しかたがない。本音で答えましょう。
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父の顔が泣きそうに歪みました。立ち上がってテーブルに両手を付き、私の顔を覗き込みます。
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ミロン公爵もですが、父もまた苦手な部類の人間です。顔をそらそうとした私の頭を、父ががしっとつかみました。
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怖い。私を見つめる父の目ではなく、怖れを口にしてしまうことが。
一度口にしてしまえば、私はまた不安に取りつかれてしまうかもしれない。
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私の心に誰も入れたくない。だって・・・またいなくなったら、今度こそ耐えられない。
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ぎくりとしました。一瞬で涙が引っ込みます。焦りを読まれないように、両手で顔を覆いました。
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